仮面ライダーバーサ   作:キャメル16世

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前回のあらすじ

ライト達の前に現れた黒いサトシ
闇の力で変身した彼の力は圧倒的だった
しかし、レンとメグが兄妹の力で黒いサトシを圧倒
サトシとライトが話す中で、ライトは仲間と共に戦うことを決める
そしてカズマは、サトシに1つの提案をし…?


第十四話「仲間と共に!雨の中で」

夜が明けて目が覚めると、既に状況は悪化していた

大雨が降っているにも関わらず、辺りの家々は火事になり

森林も燃えている

 

ライト「サトシ…、もうこんなことやめてくれ!」

犯人すぐに黒いサトシだとわかった

黒いサトシを探しながら、俺はそう呟いた

 

カズマ「ライト、あんまり先走るなよ」

メガミ「いざとなれば、私達もいますから!」

メグ「頑張ろうね!ライト君!」

レン「………」

ライト「あぁ!あいつを止める!」

雨の中、俺達は走って行った

 

 

「君も、戦ってみないか?…仮面ライダーとして」

 

サトシは、昨夜カズマに言われた事を思い出していた

サトシは今、ライト達とは別行動をとっている

 

サトシ「仮面ライダー、かぁ」

サトシの手にはプロトメガドライバーが握られていた

 

『ピカァ?』

サトシ「なぁ、どう思うピカチュウ?俺、戦えるのかな?」

『ピカァ!ピカピカ!』

ピカチュウはサトシに頭を擦りつけている

 

サトシ「あはっ、なんだよっ」

ポケモン達は、いつも俺に優しい

色んな地方を回って

色んなやつに会って

色んなポケモンに会って、ゲットして

その度に友達になった

仲間になった

 

今度は別の世界に来た

面白いやつに出会った

これは、偶然か?運命か?

いや、違う

これは、結果だ

俺が選んだ道の結果だ

ポケモンマスターを目指したのも

ピカチュウを相棒に選んだのも

道中だったんだ

じゃあここは?終着点?

いいや、ここも道中だ

俺の旅はまだまだ続くんだ

そしていつか、ポケモンマスターになる!

ポケモン達と、一緒に!

仲間と一緒に!

 

すると、ゲッコウガが光りながら宙に浮いた

どうやら俺の思いが通じたようだ

 

サトシ「ゲッコウガ…」

『ピカ!』

サトシ「ピカチュウ…、よし!行こう!ライトの所に」

 

 

黒いサトシ『………』

ライト「………」

対立する2人、雨の音だけが、辺りに広がる

俺は結局レン達とは別行動をとり、今に至る

 

黒いサトシ『…なぁライト、この雨は、いつになったら止む?』

ライト「…さぁな」

黒いサトシ『…俺も見たいよ、青空を』

ライト「…あぁ、俺もだ。きっと晴れるさ」

黒いサトシ『…どうしたら晴れると思う?』

ライト「……俺がお前を止めることが出来たら、かな?」

俺はメガドライバーを構える

 

黒いサトシ『…いいや、違うな、俺がお前を殺す事が出来たら、だ』

黒いサトシはマスタードライバーを構える

 

メガドライバー

マスタードライバー

 

ライト「……変身!」

黒いサトシ『…闇変化』

 

俺は仮面ライダーバーサへ、黒いサトシは仮面ライダーダークフロンズへと変身した

 

ライト「……はぁ!」

黒いサトシ『……ふっ!』

ほぼ同時に攻撃を仕掛けた2人

 

ライト「ニトロチャージ!」

黒いサトシ『つじぎり!』

炎を纏って突っ込む俺、対して黒いサトシは両手に水色の短剣を持って構えていた

黒いサトシがそれを振りかざした時

 

ライト「かそく!」

俺は特性[かそく]を使い黒いサトシの背後に回り込んだ

 

黒いサトシ『何!?』

ライト「…はぁ!」

俺は黒いサトシにキックを決めた

 

黒いサトシ『くっ』

黒いサトシは一度は地面に叩きつけられたもの、すぐに体勢を直し攻撃してきた

 

黒いサトシ『ハイドロポンプ!』

両手から水を噴射させて攻撃する

 

ライト「ふっ!」

攻撃をガードしつつも、ダメージは激しい

俺は水を払うと、黒いサトシに突っ込む

 

ライト「とびひざげり!」

俺の膝が黒いサトシのみぞおちに激しく入る

 

黒いサトシ『ぐはぁ!』

弾き飛ばされた黒いサトシ

2人とも、息を切らしていた

 

黒いサトシ『…どうしてだ?どうしてこの短期間でそこまで成長した?』

ライト「…わかったんだ、俺は、過去のことを振り返らない!」

黒いサトシ『…ふっ、俺の事は忘れるってか?』

ライト「違う!お前の事は忘れない、絶対に!その上で、俺はその過去を乗り越える!」

黒いサトシ『……』

ライト「復讐に囚われたお前とは違う!」

黒いサトシ『……黙れ!』

黒いサトシは背中に手を回し、みずしゅりけんを手にした

 

黒いサトシ『みずしゅりけん!』

みずしゅりけんが俺に向かって飛んでくる

 

俺は身構えたが、その必要は無くなった

 

サトシ「ピカチュウ!10万ボルト!」

『ピカピカ!チュウ!』

そのみずしゅりけんに向かって電撃が流れたのだ

10万ボルトに直撃したみずしゅりけんは粉砕された

 

ライト「サトシ!」

サトシ「ライト!大丈夫か?」

『ピッカッ!』

ライト「…ありがとう」

メグ「おーい!ライトくーん!」

遠くの方からメグの声がした

その方に向くとメグ、レン、メガミに叔父さんと全員集合していた

 

カズマ「ライト、ここにいたのか」

メガミ「怪我はありませんか?」

メグ「加戦しようか?」

レン「……」

ライト「……みんな…」

今の俺には、仲間がいる

だから、この戦いは負けられない

 

ライト「…あぁ、頼む!」

俺とメグ、レンそしてサトシが前線に立つ

 

ライト「…サトシ?」

サトシ「俺も戦うよ、ライト」

ライト「え?」

サトシ「俺の夢はポケモンマスターになること!そのためにはまずはリーグ優勝!…だけど、バトルを自分でしたこともないやつが、ポケモン達に偉そうに指図は出来ないと思うんだ」

ライト「は、はぁ…」

サトシ「俺はまだ道の途中にいる、この枝分かれした道に、だったら俺は、その道、全て通ってやる!」

ライト「…サトシ」

サトシ「俺はマサラタウンのサトシ!相棒はピカチュウ!ポケモンマスターになる為に!俺も戦う!」

強く胸を張ったサトシ

懐からメガドライバーを取り出し、腰に装着させた

 

メガドライバー

 

レン「…それは!?」

サトシ「カズマさんが貸してくれたんだ、これでゲッコウガの力を解放出来るって」

レン「……親父…?」

レンの殺気を感じた叔父さんは遠くで手を合わせて謝っていた

 

レン「…はぁ、行くぞ」

メグ「うん!」

 

レジェンドライバー

 

レン「ミュウツー、俺に従え」

メグ「行くよ、ディアンシー」

 

レン・メグ「「変身!」」

 

ミュウツー!

ミュウ!ツー!ミュウ!ツー!ミュウ!ツー!ツー!

 

ディアンシー!

ディ!ディアン!ディ!ディアン!ディアンシー!

 

レン「伝説の戦士!仮面ライダーレジェン!」

メグ「幻の戦士!仮面ライダービジオン!」

 

サトシ「ゲッコウガ!君にきめた!」

サトシはゲッコウガストーンをメガドライバーの中央にセットした

 

セット!

キズナヘンゲ!

キ・ズ・ナ!キ・ズ・ナ!

 

サトシ「キズナ変化(へんげ)!」

サトシは中央にハマったゲッコウガストーンを押し込んだ

 

ゲッコウガ!

キズナ!カタメ!

Let's Kamen Rider!

 

サトシは水の渦に囲まれながら姿を変え、黒いサトシとシルエットは同じだが、色が違く

全身は青色になり、体の所々に手裏剣のマークが入っている

やはり何処と無くサトシの雰囲気が残っている

ピンク色のスカーフが雨風に靡いている

 

サトシ「絆の戦士!仮面ライダーフロンズ!」

 

 

メガミ「カズマさん、これは一体……」

カズマ「僕がサトシに聞いたんだ。仮面ライダーとして戦わないかって」

メガミ「サトシさんは、なんと?」

カズマ「もちろん困惑してたさ、ドライバーもサトシの自由にしてたからな」

メガミ「でも、来てくれたんですね」

カズマ「あぁ、あいつなりのなにかの心境の変化でもあったんだろう」

メガミ「…はい」

カズマ「人が何かの選択をする、決断をする、それは(まさ)しく、進化だ」

メガミ「……進化」

ここからだ、ここからだぞ、サトシ、ライト、そして…

僕はメガミに目をやる

メガミ…

 

メガミの持つメガストーンが激しく共鳴していた

 

 

レン「さぁ、伝説の始まりだ」

メグ「これが本物の幻よ!」

サトシ「俺達の絆、見せてやる!」

ライト「……燃えるぜ!」

 

4人の仮面ライダーが並び立ち、サトシ君に立ちはだかる

 

これは、手助けした方がいいかな?

 

???「ってことで、後はよろしくね」

『承知致しました』

犬のようなポケヤミー

全身は黒く、腹部と口は赤い

背面は骨がむき出しになっているよう

そして立派な2本の角

まさに、地獄の番犬だ

そう言うと、『ヘルガー・ヤミー』は現世に向かって行った

 

……そろそろ潮時かな?

 

 

『ぐおぉぉぉ!』

突如現れたポケヤミーに俺達は戸惑っていた

 

ライト「なんでポケヤミーがいきなり!」

レン「あっちは俺達に任せろ、お前達はあいつを」

ライト「あぁ!わかった!」

レンとメグはポケヤミーの方へ

俺とサトシは黒いサトシを睨んだ

 

黒いサトシ『ちっ、余計な事を…』

 

ライト「行けるか?サトシ!」

サトシ「あぁ!もちろん!な!ピカチュウ!」

『ピカピカ!』

ピカチュウはほっぺの電気袋に電気を貯める

 

ライト「よし!行くぞ!ほのうのパンチ!」

サトシ「ピカチュウ!エレキボール!俺!いあいぎり!」

『ピカピカ!チュッ!』

黒いサトシ『くっ』

ピカチュウのエレキボールが黒いサトシに命中した後

俺のほのうのパンチと、サトシのいあいぎりによって黒いサトシは吹き飛ばされた

しかし、黒いサトシも負けてはいない

 

黒いサトシ『ハイドロポンプ!』

両手から水を噴射してきた

 

サトシ「みずのはどう!」

サトシは水の渦を噴射した

 

攻撃が相殺された瞬間

俺は黒いサトシの目の前まで迫っていた

 

黒いサトシ『くっ!何!?』

ライト「ブレイズキック!」

上空に弾き飛ばされた黒いサトシ

 

黒いサトシ『みずしゅりけん!』

すると今度は空から無数のみずしゅりけんを放った

 

サトシ「ピカチュウ!アイアンテール!俺!みずしゅりけん!」

サトシもそれに対抗する

ピカチュウは落ちてくるみずしゅりけんをアイアンテールで去なしていた

サトシはみずしゅりけんで相殺していた

 

一方、レンとメグは…

 

レン「行くぞ!メグ!」

メグ「うん!」

『あの方の(めい)により、お前達を排除する!』

レン「やれるものならやってみろ!サイコカッター!」

三日月形の念波が『ヘルガー・ヤミー』に向かって放たれる

 

しかし、『ヘルガー・ヤミー』に当たった瞬間サイコカッターは消滅した

 

レン「何!?まさか、お前もあくタイプのポケヤミーか…」

『その通り、俺にはエスパータイプは通用しない』

レン「ちっ、厄介だな」

メグ「でもあくタイプなら、いわタイプの技は効くよね!」

そう言うと飛び出したメグ

 

メグ「ストーンエッジ!」

地面に強く手を置いたメグ

すると地面からエネルギーを纏った岩が次々と飛び出し、『ヘルガー・ヤミー』に直撃した

 

『ぬうぉ!』

メグ「お兄ちゃん!今だよ!」

レン「あぁ!」

俺はレジェンスロットからミュウツーストーンを取り出し、白と黄色と緑のストーンを差し込んだ

 

ドロップ!

リード!レジェンド!ヘンシーン!

 

レン「フォルムチェンジ」

俺は側面のボタンを押す

 

レジギガス!

レ・ジ!レ・ジ!レ・ジ・ギ・ガ・ス!

 

全身が白に変色した後、黒く模様が入る肩や手首、胸部には黄色い装飾

足首と背中の一部には緑の苔のような装飾

 

レン「大地の戦士、仮面ライダーレジェン、レジギガスフォルム」

『姿が変わったからなんだと言うのだ!』

『ヘルガー・ヤミー』は、なんの警戒もせず、俺に突っ込んできた

 

『がふっ!』

俺は突っ込んできた『ヘルガー・ヤミー』を片手で握り、そのまま上に掲げた

 

レン「にぎりつぶす!」

俺が手に力を入れると、手の中で『ヘルガー・ヤミー』は爆発した

俺はそのまま奴を投げ飛ばした

 

『ガル!』

メグ「ダイヤストーム!」

すかさずメグが追撃をする無数のピンク色のダイヤを奴にぶつけていた

 

『ガルルルル!』

奴はまだ怯んでいなかった

手強い…

 

 

サトシ「ピカチュウ!でんこうせっか!俺、つばめがえし!」

ピカチュウとサトシは息を合わせながら素早く移動する

なら俺も!

 

ライト「かそく!」

俺もサトシとピカチュウに着いて行った

 

黒いサトシ『くっ』

俺達の素早さに翻弄される黒いサトシ

 

サトシ「はぁ!」

『ピッカッ!』

2人の同時攻撃、そして

 

ライト「とびひざげり!」

俺のとびひざげりでダメージを与えた、と思ったが

 

俺が蹴ったのは緑色のぬいぐるみだった

 

ライト「しまった!」

黒いサトシ『…はぁ!』

俺は背後から蹴られ、吹き飛ばされた

 

ライト「うぉ!」

『ピカチュ!』

ライト「あぁ、大丈夫だ、ピカチュウ」

『ピーカー⤵︎ ︎』

心配そうに見つめるピカチュウ

 

サトシ「ライト!大丈夫か?」

ライト「あぁ!心配ご無用!」

俺とサトシは黒いサトシを見る

黒いサトシは大分体力を消耗している様子だった

 

黒いサトシ『…はぁ、はぁ………来い!』

 

腕を広げて煽る黒いサトシ

余裕は無さそうだ、このままやれば、いける!

 

サトシ「はぁぁぁぁ!」

ライト「はぁぁぁぁ!」

 

 

レン「ヘビーボンバー!」

足を大きく振りかざす俺

しかし、『ヘルガー・ヤミー』は軽々とそれを避ける

この姿は、攻撃力が大きい分、素早さは小さい

 

だから相手を引きつける他ない

 

メグ「パワージェム!」

宝石を出現させ、そこからビームを放つメグ

だが、なかなか当たらない

意外とすばしっこい奴だな

 

長期戦に持っていかれるとまずい

ここは早めに決着をつけなくちゃな

 

レン「メグ!一気に行くぞ!」

メグ「わかった!」

 

リード!

レジェンド!ヒッサーツッ!

 

レジギガス!

ディアンシー!

 

アースガーディアンブロー

グラビティオペレーション

 

レン「アースガーディアンブロー!」

メグ「グラビティオペレーション!」

メグが両手を奴に向けると、奴の周囲の重力が重くなった

 

『なっ、なんだ!これは!』

身動きが取れなくなった『ヘルガー・ヤミー』

 

俺は奴の懐に入り、渾身の一撃を見舞ってやった

 

レン「これで終わりだ」

『ぬわぁぁぁ!』

奴は断末魔を吐いて消滅した

すると1つのメガストーンが飛んできた

封印が解かれていない

あれはメガシンカポケモンのポケヤミーだったのか

これは収穫だ

 

俺はメグに親指を立てる

メグもそれに対し、俺に親指を立てた

 

 

ライト「サトシ!一気に行くぞ!」

サトシ「あぁ!ピカチュウも行くぞ!」

『ピッカッ!』

 

俺はキーストーンを2回押し込み、サトシはゲッコウガストーンを1回押し込んだ

 

メガシンカ!ヒッサーツッ!

 

キズナ!ヒッサーツッ!

 

バシャーモ!

バーニングドライブ!

 

ゲッコウガ!

絆!巨大水手裏剣!

 

ライト「バーニングドライブ!」

サトシ「絆巨大水手裏剣!」

『ピカピカ!チュウゥゥゥ!』

 

俺は空高く飛び上がり、サトシは背中のみずしゅりけんを点に掲げた

するとみずしゅりけんはどんどんと巨大化していった

 

サトシがそれを黒いサトシに投げた瞬間

俺は黒いサトシに向かってキックを放った

 

ピカチュウは渾身の10万ボルトを放った

 

3人の攻撃をどれも直撃した、はずだった

しかし

 

黒いサトシ『…ぬうぁぁぁ!!』

黒いサトシは回転し俺達を薙ぎ払った

 

サトシ「うわ!」

ライト「ぐっ!」

『ピカッ!』

倒れる俺達

 

黒いサトシ『………』

もうこいつはフラフラだ

本当はもう、戦える気力など無いはずだ

なのにどうして…

 

黒いサトシ『……俺は、誓った…』

ライト「…?」

黒いサトシはドライバーの突起物を押し込んだ

 

マスターヒッサーツ!

 

黒いサトシ『……お前を…殺すと…』

 

ゲッコウガ!

邪悪水手裏剣!

 

黒いサトシ『……うぉぉぉ!』

黒いサトシは自暴自棄になり、俺に襲いかかってきた

 

大きな紫色のみずしゅりけんを振りかざしながら、俺に向かって走ってきている

このままだと危険だ、離れなきゃ

離れて反撃しなきゃ

なのに

どうしても体が動かない

あいつのあの目を見ていると、いてもたってもいられない

その憎しみと、怒りと、哀しみに包まれたその瞳から、目が離せない

 

動け!俺!

 

まるで、時間が止まったかのようだった

そのスローモーションの景色には、俺を庇うサトシがいた

 

あいつの攻撃をもろに受けて、身体からは火花が散っている

 

サトシ「ぐはぁ!」

後ろに倒れ込むサトシ

 

ライト「サトシ!」

俺はそんなサトシを抱き抱えた

 

黒いサトシ『…は、あぁぁぁぁぁあ!』

黒いサトシは何故かその場から逃げ出した

 

変身が解けたサトシ、服や体はボロボロだった

意識も朦朧としている様子で、薄目だった

 

ライト「サトシ!しっかりしろ!」

『ピーカー!』

俺も、いつの間にか変身が解けていた

 

サトシ「…ライ…ト」

ライト「あぁ、ここにいる!だから…」

サトシ「…あいつを…止めてくれ…」

ライト「…へ?」

サトシ「……あいつは…俺は、本当は怖いんだ…、ライトを殺すのが……」

ライト「…何を言って…」

サトシ「…助けて…やって欲しい」

ライト「…どうしてこんなこと…」

サトシ「…へへ、言っただろ?」

ライト「…え?」

サトシ「……俺は、ポケモンや、仲間の為なら……、なんでもするって……」

そのままサトシは、目を閉じた

 

ライト「サトシ?…サトシィィ!」

『ピカァ』

ピカチュウも、状況を把握したらしい

 

カズマ「サトシ!」

メガミ「サトシさん!」

2人も駆け付けてきてくれた

 

カズマ「メガミ、治療は出来るか?」

メガミ「やれるだけの事はやってみます!」

メガミが、サトシの傷口に手を添える

メガミが目を閉じると、サトシとメガミは白に近いピンク色のオーラに包まれた

 

サトシはまだ目を開けない

 

ライト「………」

俺は立ち上がり、サトシから離れるようにその場を去ろうとした

 

カズマ「待てライト!何処へ行くつもりだ!」

ライト「……あいつを探す、探して、止める!」

俺は走り出した

誰も、俺を止めなかった

 

いつまでたっても、この雨は止みそうになかった

 

To be continued




次回予告

カントー地方編完結!
黒いサトシとライトの最終決戦
この戦いを見逃すな!
そして、新たな冒険の幕が上がる!

第十五話「キミにきめた!晴れた空に」
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