ポケットモンスター 縮めてポケモン
かつてこの星に生息していた不思議な不思議な生き物。
空に、海に、森に、世界中の至る所でその姿を見ることが出来た
中には人間達と共に生きる者も
「ガーディ、かみつく!」
ガゥ!と相手のマダツボミに一撃をくらわした
ここ最近うちの村にポケモンが来る数が頻繁になっている気がする
うちの村は民家が約10戸 と小さな村なのに
ここ最近になってマダツボミやガラガラ、その他のポケモン達が群れでこの村を襲ってきている
しかしこのマダツボミ、進化した訳でもないのに異様に強い
俺のガーディの体力が消耗しているのもあるがそれにしても打たれ強い
普段のマダツボミならとっくに倒しているはずだ
それに、この村を襲う理由はなんだ?
見るからにこの村自体に用があるわけでは無さそうだ
さっきも農作業をしていたら急に襲っきた
「ひのこ!」
ガーディの口から小さな火の塊が現れ、マダツボミに向かって放った
マダツボミはその場で倒れ、目を渦巻き状にしている
戦闘不能になった証拠だ
「大丈夫か?ガーディ」
『バゥバゥ』
「あぁ、お前もゆっくり休め」
俺はガーディを家まで運び、布団に寝かしつけた
整理するとこうだ
ポケモン達がこの村を襲ってきはじめたのは約2ヶ月ほど前
丁度、室町時代が終わったあたりからだ
そこからポケモン達がこの村を襲ってきている
今は安土桃山時代、ということは
「大元は、織田信長将軍、ということか?」
この日本を武力で天下統一しようとする織田信長将軍
その力は絶大で一つの戦争を一瞬で終わらせたこともあるとか
彼の相棒は黒いレックウザで一度奴が出たら誰にも止められないらしい
恐ろしい男だ
きっとあの男の考えだ領土拡大のためにポケモンを使ったのだろう
そこからしばらくしてからだった
俺はまた農作業をしていたが
襲ってきたのだ、今度はポケモンではなく、光の柱のようなものが地面から放射されていて、的確にポケモンに向かって来ている
これも信長将軍の仕業か?
「ガーディ!かえんほうしゃ!」
『バゥバゥバーーーゥ!』
ガーディの渾身の一撃が出たがやむなくガーディはその光の柱に取り込まれた
「ガーディ!」
静かだった、とてつもなく静かで怖かった
光の柱が消えたあとガーディの姿はなかった、しかし、
直径三寸程の球状の石がそこには落ちていた
山吹色と淡い白色の石だ
「ガーディ?」
それを拾うと、少しだけ温もりを感じる、ガーディの温もりだ
それからというもの、町中のポケモン達がガーディ同様
石になっていたという
城下町も、安土城のポケモンも
この町から、いや、多分この世界からポケモンは絶滅した
そこからしばらくしてからのことだった
闇に染ったポケモンが現れたのは
奴らは突然現れ、今度は人間を襲いはじめた
大人から小さな子供まで、奴らは無差別に人間を殺して行った
反撃を目論む人間達、戦える者総動員で奴らに立ち向かったが生きて帰ってきたものはいなかった
「村長!このままだとこの村が襲われるのも時間の問題です!今すぐ村の者全員で逃げましょう!」
俺は村長にこんな相談をした
「いいや、全員で動いたら奴らが気づいて全滅するのが目に見える、待機だ」
確かにそうかもしれない、でも、このまま奴らに怯えながら生活するのか?
いつまでも続くこの地獄の中で生きていくのか?
俺は嫌だ、いつか、ガーディ達がいた頃の時代に戻れると、信じている
持てるものは持った
数日間分の食料、武器、そして、
「行くよ、ガーディ」
俺は求める、いつまでも平和を、幸せを、
俺は村を飛び出し、暗闇に染る森の中を走っていた
その時だった
『ビャァァァ!』
月の明かりに逆光しながらも分かった
奴らが現れた
闇に染ったオニスズメ、体は全体的に黒くなり、目が真っ赤に染まっている
奴らの特徴に当てはまっている
「くっ」
くそっここまでか
俺が反射で目を閉じた瞬間だった
「変身」
その声の直後、周りが熱くなり、どさっという音がした
そっと目を開けると、そこには焦げた地面に木々、倒れたオニスズメ、そして、
「あっ、あんた」
紅色の足に、腕から出た炎の帯、胸部に生えた羽毛に、真っ白の二本の鶏冠を持った二足歩行の者が立っていた
「かっ、仮面ライダー、か?」
そいつは何も言わずに目にも止まらぬ速さでその場を去った
そいつの名は「仮面ライダー」
人知れず人間を守る者、正体は人間と言われているが、ポケモンと同等の力を引き出し奴らに対抗出来る唯一無二の存在と言われている
またの名を「熱き炎の戦士」
結局村に戻った俺は、村のみんなに仮面ライダーについて話した
そこから何年かの月日を得て、
奴らは全くと言っていいほど姿を表さなくなった
ようやくこの世界に平和が訪れた、ただ一つ心残りがあるとするなら
「やったな、ガーディ」
ポケモン達は元には戻らなかった
でも、ガーディはいつまでも温かかった
俺は、いつまでもガーディと一緒だった
その後、仮面ライダーを見たものは現れなかったが、世界を救った英雄として今も尚語り継がれている
初めまして、今作からハメルーンにて小説の投稿をさせて頂く、キャメル16世と申します。
自分自身これが初めて書く物語ですので情報が不十分だったり、不適切な部分も多々あると思われますが、どうか御支援いただけると幸いです。
今回私が書く物語のテーマはズバリ、仮面ライダー×ポケモンです!
以前から物語の構成は立てており、いつか形にしたいなと思っていたので
実現出来て良かったです
投稿に関しましては、不定期になると思いますので、ご了承ください
なるべく週一で投稿したいと思っています
というわけで、これからもどうぞよろしくお願いいたします