仮面ライダーバーサ   作:キャメル16世

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前回のあらすじ

弐ノ階へと足を踏み入れたライト達
暗闇の中、行動を別々にする中、ライトはライボルトフォルムとなってポケヤミーを圧倒
参ノ階ではメグが
『貴様を骨抜きにしてやる!』
肆ノ階ではレンが
『一つ…喜びは世界を狂わし、二つ…悲しみは生き物を狂わし、三つ…怒りは人を狂わせる!』
伍ノ階ではメガミとカズマが
『レディースアンドジェントルマン!』
陸ノ階はライトとヒビキが
『翽戦隊!トリンジャー!』
各階で戦うライト達
そこでは壮絶な戦いが繰り広げられていた!



第二十四話「不死の鳥 ホウオウ 降臨」

『シャァァァ!』

メグ「はぁっ!」

『バルジーナ・ヤミー』は、空中から飛びかかってくる攻撃が主

だけど、それが手強い!

 

メグ「わっ!」

『へへへ!どうだ!吾輩の力は!』

メグ「へっ!そうでも!パワージェム!」

『へへへ!そんな攻撃は吾輩には効かぬ!』

ビームを飛びながら躱すポケヤミー

 

『シャァァァ!』

また攻撃してくる

私は身構え、体勢を整えるため、足を踏み込んだ

だけど

 

『シャァァァ!』

メグ「くっ!」

砂場のせいで、足が上手く踏み込められない

私は砂場を転がった

 

『へへへ!無様だな!小娘よ!』

メグ「くっ……、まだまだ!」

私は立ち上がり、手を前に構える

 

メグ「ダイヤストーム!」

無数のダイヤを出現させ、ポケヤミーに向かって飛ばす

しかし、やはりポケヤミーは攻撃を躱す

飛び道具は使えない

そうなれば!

 

私は今度は地面に手を置く

 

メグ「ストーンエッジ!」

地面から巨大な岩石が飛び出し、ポケヤミーを攻撃する

しかし

 

『どうした?届いてないぞ?』

メグ「…くっ」

 

やばい、為す術なし……

 

 

レン「三頭のポケヤミーか、珍しいのがいるもんだ」

『あ!ねぇねぇ今褒められた?』

『違うよ、きっと彼は僕達を貶したんだ、とほほ…』

『どうでもいい!今の俺は不機嫌だ!行くぞ!』

レン「……やかましい奴らだ」

 

『ケェェェ!』

レン「真っ向勝負か、いいだろう。はどうだん!」

俺は手の内にエネルギー弾を出現させ、真っ向に走ってくる『ドードリオ・ヤミー』に放った

 

『ケェ!』

レン「なっ!」

ポケヤミーはそれを躱し、俺の真後ろまで飛んできた

翼はない

脚力の問題か

 

レン「サイコカッター!」

尻尾を靡かせ、閃光を放つ

 

『ケケケ!』

レン「何っ!」

奴は再び俺の攻撃を躱した

後ろを向いていたはずなのに、何故だ?

いや、違う

正しくは奴は後ろを向いていない

後ろを向いていたのはひとつの頭だけだ

ほかの二頭は、こちらを視界に入れていた

だから、躱せたのだ

 

レン「厄介だな」

『あ!今のは褒めたでしょ!』

『厄介って言われたぁ!とほほ…』

『うるせぇ!お前ら!』

レン「……厄介だな…」

ペースが乱れる

どうやら、俺と奴とは、相性が悪いらしい

 

 

まな板に横たわっているネギをリズム良く切っていく

 

対戦相手である『カモネギ•ヤミー』は、人参や玉ねぎを切っていた

一体何を作るのだろう

 

料理をするのは、これが初めてではない

でも、なんなの?

このとてつもない緊張感

今にも包丁を落としてしまいそう

 

私は司会者である『カモネギ•ヤミー』を見る

このポケヤミー、一体何を考えているの?

もし、私がこの勝負に負けたら、カズマさんはどうなるの?

 

もし、もしカズマさんに何かあれば、私は

皆に顔向け出来ない…

 

ネギを切っていた私の手が止まる

 

カズマ「……メガミ…」

 

思い出して、私が何故、料理を始めたのか……

 

 

メガミ「レンさん、おはようございます」

レン「メガミか、早いな」

メガミ「そうですか?いつも通りですよ」

レン「……そうか」

メガミ「はい!」

レン「……」

メガミ「……」

レンさんは料理をしていた手を再び動かし、会話が終わってしまった

 

時々思う

レンさんはもしかして、私の事が嫌いなのかなって

目が合ってもすぐに逸らされるし、会話もろくに続かない

 

何か、レンさんと意気投合できる話題はないか……

 

と、レンさんは何かを掬ったお玉の中身を小皿に移し、それを飲んだ

 

レン「……まぁまぁだな」

メガミ「…なんですか?それは」

レン「これか?今日はなめこの味噌汁にしようと思う」

メガミ「味噌汁、ですか。私、食べた事ありません」

レン「そうか、それじゃあ…」

と、レンさんはさっきと同じ小皿に、再び味噌汁をよそり、私に渡してきた

 

レン「味見だ、試してみろ」

メガミ「……はい…ゴクッ…!」

私は驚いた

美味しい

こんなに少ない量で、しっかりと味がついたお汁に、なめこのヌメヌメ感が少しだけ伝わってきた

 

レン「どうだ?」

メガミ「……お、美味しい、です…」

思わずカタコトになってしまう

 

レン「…そうか」

私はレンさんを見た

レンさんは少しだけ笑っていた

表情には出てはいないが、心の奥で喜んでいるのがわかる

 

……そうだ

 

私は思い至って、レンさんに話しかけた

 

メガミ「レンさんは、何故料理をするのですか?」

少ししてから、レンさんは答えてくれた

 

レン「…キッカケは、お袋だ」

メガミ「……レンさんの、お母様…ですか」

レン「うちのお袋は、天真爛漫な人でな、何かと俺に進めてきた。親父もそうだ」

メガミ「……」

レン「ある時、お袋が体調を崩してな、暫く入院する事になった。その時、お袋が言った──」

 

 

ユイ「ごめんね、レン」

レン「気にしないで、ママ」

ユイ「明日から学校だって言うのに、ほんっと使えない女ね…」

レン「大丈夫だよ!小学校位1人でも大丈夫!」

ユイ「でも…、お弁当はどうするの?」

俺の母校である常磐小学校は、給食制ではなく、持参制だったため、本来はお袋が弁当を作るはずだった

 

レン「じゃあ、僕が作るよ!」

ユイ「…えっ?」

レン「僕がお弁当を作って、ママにも食べさせてあげる!」

ユイ「…そう!楽しみにしてるわね!」

レン「うん!」

そして俺は、家に帰って親父と一緒に弁当作りに励んだ

 

料理は初めてだった

弁当も、最初は色彩がなく、茶色ばっかになってしまった

 

暫くして、お袋が退院した

そこから、お袋に色々なことを教えて貰った

そして、お袋に最初に教えて貰った料理が、味噌汁だった

 

ユイ「味噌汁はね、ママにとっても大切な料理なの。この料理のおかげで、あの人(カズマ)とも結婚出来たのよ?」

 

その後も、俺は色々な料理を教えて貰った

 

 

レン「そして、俺が旅に出る前、お袋がこれを渡してくれた」

レンさんが渡してきたのは、1冊のノートだった

 

メガミ「「これを読めば貴方も☆5コック!ユイのレシピノート!」?」

そこには、そういう風に、黒マジックで書いてあった

中にはぎっしりと料理のレシピが書いてあった

 

そして、1番左のページには、味噌汁のレシピ

 

メガミ「……凄い…」

レン「俺はそれを熟読して、今では完璧に覚えている。それはお前にやる」

メガミ「え!?良いんですか?」

レン「あぁ、またその気になったら教えてやる」

メガミ「はい!ありがとうございます!」

レン「……」

 

私は、それから料理を猛特訓した

でも、まだ誰にも食べさせてはいない

 

レン「何故味見だけなんだ?普通に美味しいぞ」

メガミ「普通じゃダメなんです!とびきり美味しくなければ!」

レン「何故そこまで求める?」

メガミ「……1番に食べて欲しい人がいるので…」

レン「……そうか」

 

私が料理をする理由、それは──

 

 

とびきり美味しい料理を、あの人に1番に食べさせたい!

 

メガミ「…私は!負けない!」

私は残りのネギを全て切り刻み、ステイさせる

 

お湯を沸かし、出汁をとり、ステイさせていたネギを入れる

味噌を溶き、少しだけ火を通す

 

茶碗に移し、完成

 

 

『さぁ!両者とも完成したそうです!では見ていきましょう!』

司会者の『カモネギ・ヤミー』が淡々と喋る

『カモネギ•ヤミー』とカズマさんの目の前には、クロッシュが二つずつ並んでいる

 

『では!カモネギ選手から!』

『……ギャモッ』

対戦相手の『カモネギ•ヤミー』がクロッシュの蓋を開ける

 

カズマ「…ネギ、カレー?」

皿の上には、ご飯と共にキラキラしているルーが乗っかっているカレーと、その上には、図太いネギが乗っかっている

 

『これはまた斬新ですね!では!』

司会者の『カモネギ•ヤミー』とカズマさんは同時にネギカレーを口に運ぶ

 

カズマ「なるほど、カレーのピリッとした要素を、ネギのほんのり甘い要素で緩和させているのか。これは以外にも上手いな」

好評のネギカレー。対戦相手の『カモネギ•ヤミー』は誇らしげにしている

 

『それではお次!メガミ選手!』

メガミ「……はい」

私はクロッシュの蓋を開ける

 

カズマ「……味噌汁?」

『ネギの味噌汁ですか!では!』

同時に口に運ぶ2人

 

カズマ「これは!一見質素に見える外見だが、中にはたっぷりのネギが。そして、そのネギがお味噌の味を引き出している!」

『ん〜〜!』

カズマ「まさに!ユイの味だ!」

メガミ「…はい!」

良かった、気付いてくれた

私はあの日から、この、味噌汁だけを特訓し続けていた

まさかここで成果が出るとは…

 

『さぁ!それではジャッジに移ります!カズマさん!判定をどうぞ!』

カズマ「え!?僕!?」

正直、どちらも美味かった

ネギが少しだけ苦手な僕でも、楽々食べれるくらいには…

これはネギ料理の真剣勝負

でも、僕は…

 

カズマ「申し訳ないが!僕は少しだけ!私情を挟む!美味かったのは!メガミ!君の料理だ!」

メガミ「……!」

『…ギ、ギャモッ!!』

『勝者はメガミ選手でした!それでは!また次回お会いしましょう!さようなら〜〜』

と、2体の『カモネギ•ヤミー』は突然爆発した

 

メガミ「…やった!」

カズマ「あぁ、やったな!メガミ!」

メガミ「はい!」

 

伍ノ階 突破

 

 

メグ「やっ!はっ!」

『へへへ!全然届いてないぞ?小娘!』

メグ「ぐぬぬ!こうなったら!フォルムチェーンジ!」

 

レジェンド!ヘンシーン!

ボルケニオン!

ボル!ボル!ボルケニオン!

 

メグ「爆熱の戦士!仮面ライダービジオン!ボルケニオンフォルム!」

 

私の身体は赤色に変色し、鋼鉄の身体に。爪は黄色に

背中から2本の太いアームが出ており、真ん中で繋がっている

アームの中には水が入っている

 

『姿が変わったからなんだと言うのだ!?』

メグ「今に見てなさい!」

私はアームを2つとも床につけると、叫んだ

 

メグ「スチームバースト!」

すると、床の砂は一気に舞い、辺りを砂嵐にさせた

 

『なっ!なんなんだ!』

 

レジェンド!ヒッサーツッ!

ボルケニオン!

トランセンデンスホットエアー

 

メグ「トランセンデンスホットエアー!」

私は2本のアームを『バルジーナ・ヤミー』に向けた

 

メグ「……ぶっ飛べっ!」

アームの先から大量の熱風が飛び出し、ポケヤミーを包む

次に見えたのは、全身骨になったポケヤミーだった

ポケヤミーは灰のように散っていった

 

メグ「ゴホッゴホッ…ちょっとやりすぎたかな?」

 

参ノ階 突破

 

 

『ケェェェ!』

レン「お前らと遊んでいる暇はない。すぐに終わらせるぞ」

俺は懐からひとつのメガストーンを取り出す

 

ドロップ!

リード!レジェンド!ヘンシーン!

 

レン「……フォルムチェンジ」

 

サンダー!ファイアー!フリーザー!

トライ!フュージョン!

サーファーイザー!

 

レン「大空の戦士!仮面ライダーレジェン!サファイザーフォルム」

全身の色が3色に変色する

真ん中は黄色がかった白に、右は黄色と黒に、左は水色に変化した

右肩には黄色と黒の嘴が長い鳥の頭部が、左肩には、頭から氷が飛び出している鳥の頭部が、胸には、頭から炎が飛び出している鳥の頭部がある

東部は、色が三等分され、右がギザギザして、真ん中が燃え盛り、左は氷がつんつんしている

 

これは3匹の伝説のポケモン

サンダー、ファイアー、フリーザーの3匹の力が融合したものだ

電気、炎、氷の技を同時に使え、現状最強の力だ

 

『ケェ!?』

レン「伝説は、ここから始まる」

ただし、遊んでいる暇はない

この力を扱うには、俺はまだまだ実力が足りない

 

レジェンド!トライ!ヒッサーツッ!

サファイザー!

エレクトリックフレイムブリザード

 

レン「エレクトリックフレイムブリザード!」

俺は全身に、炎、電気、氷を纏わせ、高く飛び立つ

すると背中から6本の翼が飛び出た

それぞれ電気と炎と氷を纏わせている

 

レン「…はっ!」

足を思い切り突き出し、『ドードリオ・ヤミー』にキックを放つ

 

『ゲェェェェ!』

『ドードリオ・ヤミー』は断末魔を吐きながら消え去った

 

レン「…ふぅ」

変身を解く俺

これに慣れるのも、時間がかかりそうだ

 

肆ノ階 突破

 

 

ライト「くっ!ぬっ!」

ファイアロー・ヤミー『フィーー!!』

ケンホロウ・ヤミー『フョーー!!』

ムクホーク・ヤミー『ホーー!!』

ウォーグル・ヤミー『ギャァーー!!』

オオスバメ•ヤミー『ゴォーー!!』

五体の猛攻撃を俺は何とか躱していた

だが…

 

ライト「がっ!」

そういう訳には行かない

 

オオスバメ•ヤミー『ははっ!どうだ!』

ライト「…くそっ!」

俺が攻撃しようとしても、スズの塔の半分がこの階

つまり、5階分の高さがある

鳥である奴らは、その中を自由自在に飛び回れるが、あいにく俺には、2階分までしか飛べない脚力しかない

バシャーモも鳥の筈だけど、この鶏冠。何となくわかる

仕方がない

 

俺が、もっと高く飛べたら…

 

ファイアロー・ヤミー『どうだ!不法侵入者め!』

ケンホロウ・ヤミー『安易に立ち入るからそんな目に遭うのだ!』

ムクホーク・ヤミー『悪党に相応しい最期を向かわせてやる!』

ウォーグル・ヤミー『派手になっ!』

ライト「俺は……」

オオスバメ•ヤミー『ふふ、はぁーーっ!』

 

俺は……

 

ライト「悪党じゃねぇ!正義のヒーローだ!」

すると、俺の懐からメガストーンが飛び出した

そのメガストーンは『オオスバメ•ヤミー』を攻撃し、俺の元に帰ってきた

 

ライト「これは…」

これは、二ビ科学博物館の館長がくれた……

 

ライト「……よし!行くぜ!」

俺はそのメガストーンをメガドライバーにセットした

 

セット!

メガシンカ!ヘンシーン!

 

ライト「フォルムチェンジ!」

 

ピジョット!

ピ!ジョット!ピ!ジョット!ピジョット!

 

俺の身体は白とオレンジ色に変色し、腕が翼のように変形した

翼の先は青色になっている

かろうじて手はある

短めの黄色とピンクの鶏冠の中に、一筋だけ長いピンク色の鶏冠がある

目元が黒くなり、立派な嘴が生える

 

ライト「飛翔の戦士!仮面ライダーバーサ!ピジョットフォルム!」

俺は新たな進化をした

 

ファイアロー・ヤミー『むっ!何だそれは!』

ポケヤミー達は俺を警戒し、上へと飛び立った

 

俺はそれを見て、手の内に弓矢のような武器を出現させた

 

弓は翼のように羽毛があり、先が青色

矢はあるのではなく、生成するようだ

名付けて、《ピジョットアロー》

 

俺は《ピジョットアロー》を構え、思い切り弦を引く

狙いを定め生成した矢を放った

 

ライト「エアスラッシュ!」

ウォーグル・ヤミー『ぐおっ!』

矢は『ウォーグル・ヤミー』に命中し、『ウォーグル・ヤミー』は墜落しながら爆発した

 

ファイアロー・ヤミー『ウォーグル!』

ムクホーク・ヤミー『大丈夫だ!相手はまだ地面にいる!そこを叩けば……』

ケンホロウ・ヤミー『なら俺が行く!』

ライト「……来た!」

急降下してくる『ケンホロウ・ヤミー』

これでは間に合わない

だが、俺はこんな程度ではない!

 

ケンホロウ・ヤミー『フョーー!』

ライト「…っ!つばさでうつ!」

俺は弓に力を込めて叩いた

脳天を叩かれた『ケンホロウ・ヤミー』は爆発した

 

これ意外と使えるな

 

オオスバメ•ヤミー『まだだ!』

今度は『オオスバメ•ヤミー』が攻撃を仕掛ける

 

オオスバメ•ヤミー『ゴァーー!』

嘴に力を込めてつついてきた

 

《ピジョットアロー》でそれを塞いだ俺

 

ライト「オウムがえし!」

俺は嘴に力を込めて、奴と同じ攻撃をした

 

連続で攻撃を受け、『オオスバメ•ヤミー』は爆発した

 

ムクホーク・ヤミー『むっ!あとは我々だけか…』

ファイアロー・ヤミー『ぐぬぬ…』

まだ上空にいる2体のポケヤミー

 

俺は腕をばたつかせ、飛び立った

 

ライト「飛んだ!」

『ムクホーク・ヤミー』の目の前に来た俺

 

ムクホーク・ヤミー『なっ!』

ライト「ぼうふう!」

俺は翼をひたすらにばたつかせ、暴風を生み出した

『ムクホーク・ヤミー』はスズの塔の壁に押さえつけられ、その風圧に負けた

 

ライト「あとはお前だけだ!」

ファイアロー・ヤミー『おのれ!』

空中戦

激しい戦いが繰り広げられた

 

ライト「はっ!これで決める!」

 

メガシンカ!ヒッサーツッ!

ピジョット!

バード!フライングショット!

 

ライト「バードフライングショット!」

俺は床に降り立ち、《ピジョットアロー》を構え、弦をめい一杯引き、矢にエネルギーを溜め込む

 

ファイアロー・ヤミー『させるか!』

急降下してくる『ファイアロー・ヤミー』

俺は限界まで引き寄せ、弦を放った

 

ライト「はっ!」

矢は『ファイアロー・ヤミー』を貫き、奴はその場で爆発した

 

ライト「…よし!」

変身を解除し、ヒビキさんの所に戻る

 

ヒビキ「やったね!ライト君!」

ライト「はい!」

 

陸ノ階 突破

 

 

レン「そうか、陸ノ階より上はなかったか」

ライト「あぁ、でもその代わり、早めに頂上に行けそうだよ」

カズマ「そうだな、何事もポジティブに考えよう」

メグ「うん!」

メガミ「そうですね」

ヒビキ「……」

ライト「どうかしました?ヒビキさん」

ヒビキ「え?あぁ、いや。なんでもないよ」

ライト「…そうですか。…さぁ!頂上に行きましょう!」

ヒビキ「……う、うん!」

俺達は頂上に続くハシゴを見つけ、それを登って行った

ハシゴを登りきると、そこからは空が見えた

夕日に照らされた雲はオレンジ色になっていた

階段があり、そこを登りきると、スズの塔の相輪が金色に輝いていた

 

レン「……何も無いな」

少し開けた頂上だが、そこには何も無かった

 

ヒビキ「やっぱり、いなかったんだよ、鳳凰も……」

ライト「……?」

俺は気付いた

夕日に照らされ、さっきまで気付かなかったが

虹色の羽が光っていた

 

俺は虹色の羽を取り出し、夕日と被せる

すると虹色の羽は虹色に輝きだし、虹色の光を出現させた

その光の先は、相輪のてっぺん

なんとそこには…

 

カズマ「おいおい、嘘だろ…」

メグ「こんな事有り得るの?」

メガミ「……っ!」

ライト「ま、まさか…」

レン「……!!」

 

ヒビキ「……鳳凰、君なのかい?」

黄金色に輝く鳥がいた

身体は真っ赤色で、黄色い尻尾が特徴的だった

体長はおよそ約4メートル

夕日を見つめている

 

『………ショオォーー!』

夕日からこちらに視線を変えたホウオウは、俺達の真上まで飛んできた

 

ヒビキ「……」

ヒビキさんは手を差し伸べホウオウに触ろうとする

だが、その手はホウオウをすり抜けた

ホログラムでは無い

まさか、これは

ホウオウが見せている、幻覚?

 

ライト「ホウオウが、本当にいるなんて……」

カズマ「この姿、この気配。間違いない、ホウオウはポケモンだったんだ!」

レン「…俺には分かる。この気配…伝説のポケモンだな」

伝説のポケモン、ホウオウ

その瞳は、ヒビキさんをじっと目詰めていた

 

ヒビキ「ホウオウ。僕は、君に会いたくてしょうがなかった。だから、こうして僕の目の前に姿を現してくれて、ありがとう。僕の夢が、1つ叶ったよ」

ホウオウは、ヒビキさんを見ている

 

ヒビキ「みんな、信じてくれないだろう。だけど僕は!君をまだまだ追い続けるよ。いつかまた、君が姿を現してくれるまで…」

『………ショオォーー!』

叫ぶホウオウ

するとホウオウは虹色と黄金色に輝きながら、メガストーンの形へと姿を変えた

ホウオウはやはりポケモンだったようだ

 

ホウオウストーンはヒビキさんの手元へと降り立ち、手の中へと収まった

 

 

世間を騒がせた鳳凰の正体

それは伝説のポケモン、ホウオウである事が証明された

スズの塔を後にした俺達は、ウツギ研究所へと帰還した

 

スズの塔は今も尚、輝き続けている

 

To be continued




次回予告

ホウオウストーンを入手したライト
変身しようとするが、何故か出来ない!?

ついに、あいつが動き出す…
ヒビキ「お楽しみは!ここからだよ!」
『ギャアァーース!』

第二十五話「危機迫る!ジョウトの運命!」
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