仮面ライダーバーサ   作:キャメル16世

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前回のあらすじ

マグマ団アジトへと侵入してきたアクア団
そこにはレンの姿も!

レン「…変身」

ライトもレンと闘うことを決意する

しかし、逃げ出すアクア団から、レンを呼び戻す事は出来なかった…



第三十五話「メガシンカの謎」

アクア団が退却し、約1時間が経った

マグマ団員は負傷した団員を手当したり、死体の処理に手こずっていた

 

俺もその中の何人かの顔を見た

でも皆、とても満足そうに死んでいた

 

ライト「…どうしてこんな事に…」

 

きっとマツブサの事を信じているのだろう

マツブサなら、この世界を変えられると

マツブサにしか、出来ないと

 

これじゃまるで洗脳だ

 

ライト「……っ」

俺は自然と怒りの感情が湧いてきた

 

俺は足を動かした

 

ふと上を見ると、アジトの屋上で、日に照らされているマツブサを見つけた

後ろで手を組み、いつまでも日を見ていた

 

ライト「……」

 

俺はアジトにある上り階段を登った

最上階の扉を開くと、屋上に出た

 

マツブサ「……」

ライト「……マツブサっ!」

マツブサ「……」

マツブサは振り返ると、鋭い眼差しを俺に向けた

 

ライト「……ここで、ずっと見てたのか?」

マツブサ「……」

ライト「…部下達が血を流しながら戦ってる中、何してたんだよ…」

マツブサ「……私は、この世界の終わりを見たい」

ライト「…終わり?」

マツブサ「…私は人類の発展と進化の為に、この世界を変える。だが、それはこの世界の終わりを示している。大地を広げ、世界を終わらせる。そして更なる進化のために人類は復興する。それこそが、終わりの大地だ」

ライト「…終わりの、大地…」

マツブサ「……仮面ライダーよ、お前達が我々の手中の中である事を忘れるな。ものの1秒でも我々に楯突こうなら、このマツブサ、容赦はせぬぞ」

ライト「…俺の仲間を、人質に取るのか?」

マツブサ「……いいや、お前の仲間じゃない」

ライト「……?」

マツブサ「……分かるだろう?お前が失って1番悲しむものを…」

マツブサは不敵な笑みを浮かべた

 

ライト「……まさかっ!」

マツブサ「…無能な人間は不要だ。今後邪魔になるからな」

ライト「……なんて事を…」

マツブサ「…世界は変わる。勿論、良い方にな」

ライト「……それは、あんたにとって都合の良い世界だ。この世界は、あんたの所有物じゃない!」

マツブサ「…いいや、これからなるのさ。私のモノに……フッフッフッ……ハッハッハハハハ!」

ライト「……」

俺は笑うマツブサを見て改めて決意した

 

絶対に、止めてみせると

 

             *

 

カズマ「…そうか、レンが…」

メガミ「……」

メグ「……」

ライト「……」

カズマ「…でも、お前から話してくれてありがとう、メグ」

メグ「……私、お兄ちゃんの事、理解してるつもりだった。でも、今のお兄ちゃんが何を考えてるのか、全然分からない…」

メグは自身の両腕の二の腕をさすった

 

メグ「……怖いよ」

ライト「……レンと戦って分かった。多分だけど、レンはまだ迷ってる。でも、決意し始めている。それに、マツブサと話したんだけど、本気だった」

俺はマツブサとの会話の詳細を述べた

 

カズマ「…急がないと、本当に取り返しのつかない事になるな」

メガミ「……」

すると、メガミは椅子から立ち上がり、部屋から出て行ってしまった

 

ライト「……メガミ…」

メグ「…最近のメガミちゃん、元気ないんだ。当たり前だけど」

ライト「……」

レンの事だろう

いくら心が強いメガミでも、今回の事は刺さるのだろう

 

ライト「……」

俺はふと思い出す

ニビ科学博物館の件の時、レンはメガミの事を強いと言った

変身もしていないメガミの事を

 

ライト「……レンにとっての強さって、もしかして…」

メグ「…ん?どうしたの?ライト君?」

ライト「…え?あ、いや…なんでもない…。俺、様子見てくるよ」

カズマ「…あぁ、任せたぞ」

ライト「…うん」

俺は部屋を出た

アジト内をくまなく探したが、メガミは見つからなかった

 

どこいったんだろう

 

俺はアジトを出て、街を歩いてみる事にした

 

             *

 

メガミ「……」

もうすぐ夕方だというのに、町は賑わっていた

 

ミナモシティという、ホウエン地方の観光地に当たる所らしい

マグマ団のアジトは、ミナモシティの外れの海の近くにある

 

アクア団という人達は、そこから侵入してきたのだろう

 

メガミ「……」

でも今は考えたくない

今は、もう……

 

……

私は、どうすればいいのでしょう?

 

メガミ「……お母様……お父…様…」

 

 

気が付けば、辺りは暗くなっていた

私は高台のベンチに座り夜空を見上げて、今更ながら確認した

高台の近くには海があり、波打ちの音が聞こえる

 

帰らないと

 

そう思うが、体が動かない

動く気力がない

 

ずっと、このままでも良いのかもしれないと思った

 

このまま何も変わらなければ…

それが一番平和なのに…

 

メガミ「……」

 

それじゃあ、未来はどうなるの?

 

このまま何も変わらなかったら、未来も変わる筈がない

 

そうだ、私は未来を帰る為にこの時代に来たんだ

 

???「元気が無いのかい?お嬢さん?」

メガミ「…へ?」

私は上を見ていた顔を正面に変えた

 

そこには緑髪で稲妻のような形のもみあげ

白いニット帽の様なものに

ノースリーブで大きな切れ込みの入って襟が少し大きく、マントがある衣装

肌の露出が多く、三連のブレスレットや緑色のショールなど、装飾品を纏った青年が立っていた

 

メガミ「…貴方は?」

ミクリ「私の名はミクリ、水のイリュージョ二ストさ!」

メガミ「…水の、イリュージョ二スト?」

ミクリと名乗る青年は高らかに言った

 

ミクリ「君、名前は?」

メガミ「…私は、メガミと申します」

ミクリ「ん〜、メガミか!いい名前だね!」

メガミ「…ど、どうも…」

ミクリ「元気が無いなら、私のイリュージョン、少しだけ見て行くかい?」

メガミ「…え?」

すると、ミクリさんは私の座っていたベンチを通り越して、フェンスを飛び越え、海にダイブした

 

メガミ「え!?」

後を追う私

フェンスを覗くと、人の姿は見えなかった

 

すると、ザブーーン!と私の頭を超えるほどの大きい水しぶきが立ち、潮水が顔に数滴掛かった

水しぶきの中には、フライボードに乗ったミクリさんが手を広げて笑顔で夜空を見ていた

その姿はとても幻想的で、魅了された

ミクリさんはその場で一回転や水面からのジャンプなど、様々な演技を見せてくれた

 

すると、ミクリさんがいる側のフェンスに、続々と人が集まってきた

 

皆、口を揃えて言った

 

「ミクリさんだ!」

「この町にも来たんだ!」

 

メガミ「……」

私は唖然としていた

 

最後はド派手に、大きな水しぶきが立ち、それを見ていた人達はミクリさんに向かって大きな拍手をしていた

私も追うように拍手をする

 

まだフライボードで空中にいるミクリさん

すると、私の元へとやって来て、手を差し伸べた

 

私をエスコートするように、ミクリさんは優しい目をしていた

 

私はそれに応えるように手を取った

 

ミクリさんは私の手を握り、引き寄せ、私と一緒にフライボードで宙を移動した

 

 

高台にある灯台よりも高い位置

 

そこからミクリさんと私は夜景を見ていた

人々がうごめき、活気のある町

みんな笑顔だった

 

そして何より、視界一面に広がる夜景に、私は心惹かれた

 

自然と笑顔になる

 

ミクリ「…やっと笑ってくれた」

メガミ「…え?」

ミクリ「だって君、ずっと暗そうな顔してたから」

メガミ「……私…」

ミクリ「…私はね、君のような人を見かけると、黙ってられないんだ。だからよくお節介って言われるんだけど、それでも私は、それが一番正しい事だと信じてる。だってほら、やっぱり笑顔の君の方が綺麗だ」

メガミ「……」

ミクリさんは私を見て言う

嬉しくないわけない

だけど…

 

メガミ「…私、帰ります」

ミクリ「…そうかい、でも、もう大丈夫みたいだね」

メガミ「はい!お陰様で、ありがとうございます!」

ミクリ「…うん、やっぱりそっちの方が良い」

 

すると、下の方から私を呼ぶ声がする

 

下を見ると、ライトさんが叫んでいた

 

ミクリ「…お仲間が来たみたいだね」

メガミ「…はい、私の大切なお友達です」

 

ライトさんの元に降りた私は、ミクリさんにお礼を言い、ライトさんには謝罪をした

ライトさんは気にしてないの一点張りだった

やっぱり優しい

 

 

ミクリ「……」

お友達、ねぇ

どうやら、彼がいる限り、彼女の笑顔は守られそうだ

 

すると、私の携帯が鳴った

 

ミクリ「…なんだい?久しぶりじゃないか……あぁ、君が興味がありそうな話があるよ」

私は彼らが左腕につけていた腕輪に着いていた虹色の石を見ながら言った

 

ミクリ「……大丈夫、きっと君も気に入るよ」

 

             *

 

ライト「俺達にメール?」

それは、一通のメールだった

 

カズマ「あぁ、朝起きたらメールが届いてたんだ。宛先は不明。ただ、ムロタウンの北西にある「石の洞窟」に来て欲しいとの事だ。しかも僕達全員で」

メガミ「宛先不明?ちょっと怖いですね…」

メグ「お父さんなんかやらかしたんじゃない?」

カズマ「馬鹿言うな!僕はここ数日アジトから足を運んでないんだぞ?」

ライト「…とにかく、行ってみよう」

俺は謎の自信があり、この人に会ってみようと思った

 

ミナモシティからは少し離れている為、数時間かけてモロタウンまで向かった

 

ムロタウンは離島にある小さな町だった故、渡し船に乗り、現地まで行った

海辺には沢山の釣り人がいて、のんびりした雰囲気だった

 

カズマ「……ここか」

ムロタウンを歩くと、小さな洞窟の入口を見つけた

大分整備はされているようだが、それでも充分暗かった

 

石の洞窟の最深部

大きく拡がった空間に、1人の男がいた

 

銀色の髪と目をし、少々個性的な髪型をしている。

首元に赤いアスコットタイを着けており、紫のギザギザのラインが入った黒のスーツを着ている

腕には鉄製の輪っかのようなものが付いていて人差し指と薬指には指輪をはめていた

 

???「…君達は……この壁画を見て、何を感じる?…数千年の昔、原子の頃、その力を持ってボク達人間の大いなる脅威となっていた伝説の生き物……その力の凄まじさが、壁画を見ているだけで伝わってくるよ」

その男の視線の先、洞窟の奥の壁をじっと見ていた

理由は多分、その壁に描かれた壁画だ

 

2体の怪獣が争うところが描かれている

一方は陸を二足歩行で歩き、手のような前足に、「Ω」の文字が入っている

側の火山は噴火しており、その怪獣自身も炎を吐いている

 

一方は海の上を飛び、翼のような前足には、「α」の文字が入っている

辺りの海は荒れ、大きな波を作っている

 

2体は向き合うように描かれ、同時に争っているように見える

 

2体の真ん中には、遠くで彗星のように飛ぶ三角形の何か

 

もしかしてこの2体……

 

ライト「……もしかしてこれが、『グラードン』と、『カイオーガ』?」

ダイゴ「…その通り。失礼、ボクの名前はダイゴ、珍しい石に興味があって、あちこち旅をしているんだ」

振り向いたダイゴは再び視線を壁画に向けた

 

ダイゴ「…一説では、はるか昔、この2体が戦ったことにより、現在の陸と海が出来たと言われているんだ。その2体は今もこのホウエンのどこかに眠っていると言われ、その絶大な力を押さえ込んでいるらしい」

カズマ「……貴方、何者なんだ?なんでポケモンの事をそこまで知ってる?」

ダイゴ「ボクは珍しい石に興味があるだけだよ、その結果、この2体のポケモンに巡り会った」

メガミ「…珍しい石って、宝石とか、ですか?」

ダイゴ「いいや、今も君達が身につけているだろう?」

ライト「……っ」

珍しい石って、キーストーン、基、メガストーンの事か

 

ダイゴ「これもはるか昔、500年前、この地球に沢山いたポケモン達は皆、光る柱によって「石」に変えられてしまった。そして、突如として闇のポケモンが現れ、人間達を襲った」

ポケヤミーの事だ

 

ダイゴ「…しかし、そんな中、一人の人間が、異形の姿となって闇のポケモンと戦った。闇のポケモンは全滅し、再び世界に平和が訪れた」

仮面ライダーの事だ

俺達では無い、500年前の仮面ライダー

本当に実在したのか?

 

ダイゴ「…ボクが注目したのは、キーストーンと石となったポケモン達が共鳴する事で起こる現象、「メガシンカ」に興味を持った」

そんな事まで知ってるのか

 

ライト「…そういえば、考えた事もなかったけど、メガシンカってなんなんだ?俺達仮面ライダーでしか出来ないことなのか?」

カズマ「メガシンカは謎が多い。それは僕にも分からない…」

ダイゴ「そう。でも少なくとも、500年前の時代では、仮面ライダーとしてではなく、ポケモン自身がメガシンカするというんだ。ポケモンとそのパートナーである人間との深い絆が、ポケモンの姿を大きく変える。それが本来の「メガシンカ」。しかし、ポケモンがメガストーンとなった事で、人間との融合を果たし、新たなメガシンカが生まれたんだ」

メグ「…それが、仮面ライダー…」

1呼吸置くと、メガミが言葉を発した

 

メガミ「…そもそも、どうして貴方は私達の事を知ってるのですか?」

そう、ダイゴが俺達を呼び出した理由

俺達を知った理由

俺達はそれを知る権利がある

 

ダイゴ「…まぁ、それは追追分かる事だよ」

結局、話を逸らすダイゴからは、何も聞き出せなかった

 

カズマ「…マグマ団とアクア団は、こんな危険なポケモンを操ろうとしているのか…」

ダイゴ「…結局、僕が1番強くて凄いんだけどね」

ライト「…え?あ、はい…そうですね…」

訳が分からない発言をしたダイゴは暫くすると、出口の方をじっと見ていた言った

 

ダイゴ「…どうやら、君達の出番みたいだよ?」

ライト「…え?」

出口を見ると、鬼のような形相の丸い体に角が生えたポケヤミー

と言うよりそいつは体がなく、頭だけのポケヤミーだった

途端に冷気が走る

小さな口だが、言葉を発した

 

『また人間が入り込んで来たのか!……まぁいい、どうせ俺様の獲物には変わりない!』

と、浮遊しながらこちらに向かってくる

 

ライト「ここにもポケヤミーが!行くぜ!皆!」

メガミ「はい!」

メグ「うん!」

ライト・メガミ・メグ「「「変身!」」」

 

バシャーモ!!

ババッバッバッババッバッバシャーモ!

バッバッバシャーモ!!

 

タブンネ!

タブンネ!タブンネ!タ・タ・タブンネ!

 

ディアンシー!

ディ!ディアン!ディ!ディアン!ディアンシー!

 

俺達は仮面ライダーに変身し、俺は速攻蹴りを入れる

 

『仮面ライダーか!丁度いい、お前達の肉もたんまりと楽しませてもらう!』

俺は気付いた

俺は確かに蹴りを入れたが、ダメージが入っていない

 

ライト「何っ!」

『俺様の氷は頑丈なんだ。そう簡単には砕けん!』

と、俺は油断していた

ポケヤミーは俺の足を噛み、俺は足から血を流した

 

ライト「がっ!」

『ガハハっ!俺様は『オニゴーリ』!俺様の氷を砕けるかな?』

メガミ「ライトさん!」

ライト「……」

くそ、こおりタイプのポケヤミーなら、ほのう技が効くのに、足がこんなんじゃ攻撃できない

どうしたら……

 

ダイゴ「ライト君!」

ライト「……?」

ダイゴ「困っているようだね!コレを使いたまえ!」

と、ダイゴさんは俺に何かを投げた

ダイゴさんが投げたのはメガストーンだった

俺の手の内に収まると、メガストーンは封印が熔け、水色に金と白の模様が入ったその姿を顕にした

 

ダイゴ「それはボクが最初に見つけたメガストーンだ!役に立つと信じてるよ!」

ライト「はい!ありがとうございます!」

俺はメガドライバーの《バシャーモナイト》とそれを入れ替えた

 

セット!

メガシンカ!ヘンシーン!

 

ライト「フォルムチェンジ!」

 

メタグロス!

クロス!クロス!メ・タ・グ・ロ・ス〜!

 

全身は青色に近い水色に変化

胸部に金色のX字型のアーマーが装着され、肘と膝に下向きに短めの鉄の角が生える

背中から大きな4本の鉄のアームが生え、鉄の爪が発達する

これは《メタグロスアーム》と名付けよう

 

ライト「鉄腕の戦士!仮面ライダーバーサ!メタグロスフォルム!」

『小賢しい!さっさと俺様の獲物になれ!』

突進してくる『オニゴーリ・ヤミー』

俺は上部2本の《メタグロスアーム》で押さえ込み、下部2本の《メタグロスアーム》を地面に食い込ませ、衝撃を抑える

 

ライト「コメットパンチ!」

そのまま上部右の《メタグロスアーム》で『オニゴーリ・ヤミー』の顔面を殴る

まぁ顔面しかないのだが

 

ライト「アームハンマー!」

そして4本のアームを密集させ、一撃を放つ

 

『ぐうっ!』

ライト「よし!メグ!一緒に行こう!」

メグ「う、うん!」

 

メガシンカ!ヒッサーツッ!

メタグロス!

クロスアームドクラッシュ!

 

レジェンド!ヒッサーツッ!

ディアンシー!

グラビティオペレーション!

 

ライト「はっ!」

俺は高く飛び立ち、ポケヤミーの真上まで移動する

 

メグ「グラビティオペレーション!」

メグはポケヤミーの動きを封じ、ポケヤミーは困惑していた

 

ライト「クロスアームドクラッシュ!」

俺は4本の《メタグロスアーム》を展開し、ポケヤミーに向かって落下

当たるスレスレのところで《メタグロスアーム》を一気に収束させポケヤミーの氷は砕け、爆発した

 

爆発の中からメガストーンが飛び出てくる

封印は解けていなかった

 

ダイゴ「エクセレント!流石仮面ライダーの皆だね!」

俺達は変身を解除し、俺達は石の洞窟を後にした

 

ライト「……」

俺は気になっていた

あの壁画に描かれていた三角の正体が

 

ライト「…あの、あの壁画の三角形の正体って何なんですか?」

ダイゴ「あぁ、それはきっと、『レックウザ』だよ」

ライト「レックウザ?」

ダイゴ「…彼も超古代生物の1匹、宇宙に近いオゾン層に住むと言われる彼は、とても欲深かった。だから、同じく欲深い人間を好んだ」

ライト「…欲深い人間?」

ダイゴ「…君は、かつて天下統一を目標にし、戦国時代に名を馳せた男の名前を知ってるか?」

ライト「…織田、信長…」

ダイゴ「…そう。そんな偉大な野望を持つ物はその時代で信長しかいなかった。そしてレックウザは、信長を選んだ」

メグ「確か、ヒガナも自分の事、ノブナガって…」

確かにそうだ

ヒガナと信長

何か関係があるのか?

 

カズマ「でも何故、レックウザがあの壁画に?」

ダイゴ「レックウザは、かつての2匹の争いを静めたとも言われているポケモンだ。だから、あの壁画にもいたんじゃないかな?でも詳しい事は分かっていなくてね、これは憶測なんだ」

ライト「……」

 

ヒガナと信長とレックウザ

新たに出てきた謎は、深まるばかりだった

 

もう一つ気になったのが…

 

ライト「…欲深い、人間…」

 

その言葉が、どうも頭から離れなかった

そしてどこからともなく、視線が感じられた

 

もしかしたら、宇宙から、だったのかもしれない

 

To be continued




次回予告

シーキンセツに眠ると言われる珍しい石を調査する為、ダイゴと共にライト達はシーキンセツへと向かう
そこで、ダイキンセツホールディングスの闇が次々と明らかになる

ダイゴ「ここには、様々な人の怨念が詰まってるんだ」

ライト「…あれ?…いつの間に…」

第三十六話「シーキンセツの闇」
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