仮面ライダーバーサ   作:キャメル16世

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前回のあらすじ

シーキンセツの謎を暴く為、ライト達はダイゴと共に探索をする
しかし、その中にあったのは、かつて「ダイキンセツホールディングス」だった会社の闇がそこかしこに散らばっていた
シーキンセツの従業員108名の魂が宿っているポケモン、『ミカルゲ』が現れ、ライト達に襲いかかる

シーキンセツの謎は消えないままだったが、ダイゴは真実を見つける為、ライト達と別れた

ダイゴ「…ライト君。君は、世界の真実を見つけたとしても、決して目を背けてはいけないよ?」

一方未来では、とある男がタイムマシーンを使って何処かに行くようだ



第三十七話「未来からの刺客!悪夢の始まり」

『ウルトラホール、展開シマス』

???「…待ってろよ…アリス…」

前方数百メートル先にウルトラホールが展開し、私はタイムマシーンをフルスピードで発進させた

 

ダルス「よせ!過去への介入は許されないぞ!」

外にいるはずのダルスが、無線で言ってきた

 

???「…ダルス!貴様に分かるか!私の気持ちが!」

ウルトラホールまで数十メートル

 

ダルス「…よせ!お前が過去へ行けば!過去は大変な事に成りうる!」

???「それでも私は向かう!私の理想の為に!!」

ウルトラホールに入り、無線は切れた

 

目指すは、500年前

 

そこに、あの娘はいる

 

???「…アリス、今行くからな…!」

 

             *

 

ライト「…ふぁぁぁあ」

大きなあくびをしながら歩く俺

シーキンセツの一件が終わったあと、俺達は再びマグマ団アジトに戻っていた

あまり単独行動をとると、奴ら、とことん怪しむからな

 

カガリ「…………」

ライト「うわっ!カガリさん!?」

噂をすれば、曲がり角にカガリさんがもたれかかっていた

 

俺は足の怪我も相まって、躓いてしまった

結果、俺は慣性の法則に負け、カガリさんを押し倒してしまった

 

ライト「わわっ!ごめんなさい!」

カガリ「……」

カガリさんの表情は相変わらず無表情だったが、確実に怒っていた

 

俺は体制を立て直し、カガリさんに手を差し伸べる

カガリさんは俺の手を握る事無く立ち上がった

 

カガリ「……キミ、昨日は何処に行っていたの?」

ライト「…え?あぁ、ある男性に呼ばれて、ちょっとだけ調査に…」

カガリ「……ほんと?」

ライト「…は、はい。証拠もあります」

カガリ「……ならいい、キミ、あまりリーダーマツブサに余計な事しないで。今リーダーマツブサは大事な時なの、邪魔だけはしないで」

ライト「…そう言えば、「あいいろのたま」が盗られたんですよね?大丈夫なんですか?」

カガリ「…分からない…、リーダーマツブサはその事については話してくれない」

ライト「…そう、ですか…。まぁでも、アクア団も動いてないようだし、暫くは安泰か…?」

カガリ「……」

カガリさんは歩きだし、俺を通り過ぎた

 

ライト「……」

カガリさんは、マツブサの事、どう思ってるんだろう

でも多分、本気で信頼してるんだろう

彼女も、マツブサの洗脳から解いてやらないと

 

俺の新たな目的ができた

 

俺が皆のところに戻ると、メガミが起きていた

 

ライト「…おはよう、メガミ!」

メガミ「ライトさん!おはようございます!」

元気ははつらつな笑顔を見せるメガミ

日光が刺して、更に神々しく見える

 

途端に、メガミのウエディングドレス姿を思い出す

 

……

なんか、変な気分だ

 

メガミ「…ライトさん?どうかしました?」

ライト「え?あ、いや!何でもない何でもない!」

なんなんだ、この気持ち

胸が、ドクドクする

顔が熱くなる

 

俺、まだ疲れが取れてないみたいだ

 

ライト「……ふぅ」

メガミ「…ライトさん、少し、お話があるのですが、宜しいでしょうか?」

ライト「……え?」

 

             *

 

レン「……」

椅子に座り、淡々とそれを見つめる

手をこねくり回し、起動を観察する

 

カチンッ

と音がなり、なじりあっていた金属が分解された

 

レン「…簡単すぎるな、もっと難しいのは無いのか?」

ウシオ「うっ!これが1番難しい筈なのに…」

レン「ふっ、こんな程度の知恵の輪、誰の為になるんだ?」

ウシオ「うっ!俺っちは解けなかったのに…」

レン「…ふっ!」

ウシオは俯き、何処かへ行ってしまった

 

朝の頭の体操には丁度いい

少しだけ頭が冴えた気がする

 

レン「……」

マグマ団との戦いから一日が明け、今日を迎えた

 

「あいいろのたま」は取り戻したみたいだが、肝心のアオギリ本人は、あの日から人が変わったように部屋に引きこもってしまった

 

理由は不明だ

戦いに敗れた訳では無い

かと言って戦死者を供養している訳でもない

 

一体あの時、何があったんだ

 

レン「……っ」

イズミ「……あら、仮面ライダーの坊や」

アオギリと会おうとしたと思ったら、アオギリの部屋のドアにイズミが横たわっていた

 

レン「…アオギリに用がある」

イズミ「今はダメよ、なんだか昨日からやけにシリアスになっちゃって…」

レン「…それを究明するんだ」

イズミ「無理よ、私にすら話さないんだもの。アオギリには、アオギリの問題があるのよ」

レン「……」

俺は諦めてその場から離れた

 

ふと、俺は横目でイズミを見た

イズミは目を閉じ、何かを願うように立っていた

 

レン「……そうか、あいつはきっと、アオギリの事が……」

 

俺はアクア団のアジトを少しだけ離れ、街に出た

日が登り、太陽が眩しかった

 

誰もいない、静かだった

 

朝というものは嫌いじゃない

一日の始まりを教えてくれる

 

???「いっちに!さんっし!ごーろく!しっちはっち!」

と、少し開けた場所で、男がラジオ体操をしていた

しかもひとりで

 

???「…ん?君も一緒にするかい?」

レン「…いや、遠慮しておく」

???「そんな事言わないで!朝の体操も気持ちいいものだよ?」

レン「くだらないな、そんな感情的なもの、なんの役に立つ?」

???「…くだらなくなんかないよ。だってさ…」

男は空を見上げた

まだ登りたての太陽に手をかざしていた

 

???「今日はこんなにいい天気なんだもん」

レン「……天気…」

???「ほら、見てみ?空が笑ってるように見えない?」

レン「……あんた、名前は?」

ミクリ「…ん?ミクリ、知らなかったかな?」

レン「…いや、覚えておく」

俺はミクリと名乗る男のそばを離れ、アクア団のアジトへと戻った

 

ミクリの思考が、あいつのものと似ていたことが、どうも気がかりだった

 

             *

 

メガミ「ライトさん!こっちですよ!」

ライト「あぁ!分かってる!」

俺はメガミに連れ出され、カイナシティへと連れていかれた

何やら買いたいものがあるらしく、俺はそれに付き合わされる形となった

 

人が溢れる中に飛び込んだ彼女は、とても素敵な笑顔でいた

引かれる右手は、彼女の左手がしっかりと掴んでいる

 

そんな中、道端で

これまたいかついヤンキーに絡まれている少女を見つけた

髪色は空色で、地味な格好をしていて、丸メガネをかけていた

 

ヤンキーA「お嬢ちゃん可愛いじゃん!」

ヤンキーB「俺達と遊ぼうぜぇ!」

???「……や、やめてください…」

少女は下を向き、困っている様子だった

 

本当は助けたいところだが、実を言うと、俺はあんな感じのヤンキーが本当に苦手で

なかなか近付きがたかった

 

俺が(すまん!)と、心で思っていた途端、メガミが彼らに向かって威勢よく放った

 

メガミ「ちょっとそこ!」

ヤンキーA「あぁ?」

ヤンキーB「なんだテメェ!!」

ヤンキー達は振り返り、メガミにメンチを切る

 

あまりの体格差に、俺は(まずい!)と思った

 

すると、メガミは右手を振りかざし、ヤンキーAにビンタを喰らわした

 

ヤンキーA「いっ!テメェなにしやがんだ!」

メガミ「女の子を無理やり連れ回そうとするなんて最低です!」

ヤンキーB「あぁ!?」

メガミ「なんですか?ヤりますか?はっきり言いますけど、私、強いですよ?」

ライト「……」

 

なんて鋭い眼光なんだ

遠くで見ているはずの俺も鳥肌が立つ

 

ヤンキーA「…クソっ!覚えてろよ!」

ヤンキーB「お、覚えてろよ!」

メガミ「……ふぅ」

ヤンキーが逃げ出し、メガミは深呼吸をする

 

メガミ「…怖かったァ〜」

ヘタレ混むメガミを、少女が受け止めた

 

メガミ「…あ、ありがとうございます…」

???「いえ!こちらこそ!本当にありがとうございました!」

メガミ「私は当然の事をしたまでですよ」

???「…あの!お名前、聞いても良いですか?」

メガミ「私は、メガミと申します。貴方は?」

ルチア「私は!ルチアと言います!…メガミ…さん…」

メガミ「はい」

ルチア「……あの、急なんですけど、「お姉様」って呼んでいいですか?」

メガミ「……え?」

 

 

結局その日は、朝から夕方までずっとメガミといた

 

ちなみにルチアと名乗った少女は急ぎの用事があるらしく、メガミの承諾も得ないまま何処かへ行ってしまった

 

市場を回ったり

釣りをしたり

映画を見たり

食べ歩きなんかしながら過ごした

 

お昼に差し掛かる頃、俺達は人だかりが出来ていることに気付き、その場に行った

 

そこには、青を基調としたヘソ出し仕様のアイドル衣装を身に纏っている少女が、ステージにあがり、皆に手を振っていた

髪型は特徴的なポニーテールで、髪飾りをしている

首回りや腕や足首には白い綿が付いている

 

マイクを持った少女は手を振りながら言った

 

ルチア「キラキラ~!くるくる~? 『突然の出会い!ミラクル☆アイドルスカウト!』 って感じだね! 今日はルチアのイベントライブに来てくれてありがとう!」

スピーカーから大音量で流れる音声に、観客は歓声を上げる

 

客は少女の事を「ルチアちゃん!」と呼んでいた

 

俺は絶句した

メガミは驚いていた

 

すると、ルチアはこちらに気付いたのか、こちらに手を振ってきた

 

ルチア「…あ!お姉様!」

メガミ「え、えぇ〜!?」

ルチア「来てくださったのですね!私!このホウエンでアイドルをしてるんです!」

メガミ「…あ、あぁ…」

ルチア「私!お姉様が笑顔になれるように、精一杯歌いますね!」

メガミ「……うん!」

メガミは大きく頷いた

 

ルチア「…それでは聞いてください…『アピール☆ラブ』!」

 

ルチアが歌い始め、観客を魅了する

しかし、彼女の目線はメガミを捉えていた

 

俺もメガミを横目で見る

 

メガミは嬉しそうだった

手拍子を軽くしながらルチアの歌声を聞いていた

 

ライト「……」

メガミ「……」

ライト「…メガミってさ、すげぇよな」

メガミ「…え?」

ライト「…なんて言うか、最初から気付いてはいたけど、改めて、メガミが強いって事が分かったよ」

メガミ「私がですか?そんな事ないですよ。戦いじゃ、全然戦力には…」

ライト「…違うよ、メガミの強いとこは、そこじゃない」

メガミ「……」

ライト「…俺には分かる、そういう所では、メガミは最強だな!」

メガミ「……あの、実は私、ライトさんに話しておきたい事がありまして…」

ライト「……そういえばそうだったな、何の話だ?」

メガミ「…はい……私の…父の話です」

 

             *

 

ルチア「……皆!今日はありがとう!お姉様も!」

メガミ「うん!じゃあね!」

ルチアは歌い終わると、満足そうに舞台裏に帰って行った

メガミは最後まで手を振っていた

 

ライト「……メガミの、お父さん…」

メガミ「…はい、私の父は、私の時代では大富豪だったんです」

ライト「…それは、メガミは貴族の娘だって…」

メガミ「…はい、でも──」

 

             *

 

私の父、ブライン・グリュシュ・クラットは、この時代では1番の大富豪でした

しかし、その傲慢さ故に、自分の資産を手放したくなかったようなのです

 

その結果、お金が必要な人達は生活が難しくなり、どんどん人口も減って行った

 

メガミ「……」

ブライン「……」

こんなに豪華な料理なのに、まるで手が付かない

とても美味しそうなお肉

でもこれが、あの子達にも食べさせる事が出来たなら…

 

ブライン「…どうした?食べないのか?」

ステーキを口に運びながら、父は問いかけた

 

メガミ「…あ、いえ……」

ブライン「…アリスよ、私達は神に選ばれたんだよ。生きろと」

メガミ「…え?」

父は真っ直ぐこちらを見詰めていた

 

ブライン「お金があると言うことは、幸せがあるという事だ。私達は凡人では無い。だからもっと自信を持て!私達には、生き抜く権利があるんだ」

メガミ「……そんな権利、私にはいりません…」

ブライン「……なんだと?」

私は椅子から立ち上がり、父に向かって言った

 

メガミ「…生き抜く権利なら!皆にだってある筈です!どうして私達だけがこんなに楽をしているんですか!?皆はあんなに苦しんでいるのに!……私は、この時代に生まれた事を後悔しています。……ですが、同時に誇らしくもあります!何故なら、皆の、人間の底力を見れたからです!」

ブライン「……」

メガミ「私が町に忍び込んだ時の事です。人々は、お互いに協力する事で生き長らえる事が出来ていたんです!……お金が無いなら、折半しよう。食べ物がないなら、自力で調達しよう。寒いのならば、寄せ合って寝よう。不安ならば、話し合おう。と!」

ブライン「……」

メガミ「皆笑顔でした。…少なくとも、私やお父様よりは……皆!光を失ってはいませんでした!」

ブライン「……いいや、この世界は闇に頬むられてから以来、光を失った。お前も、私も、人々も。無理をして笑っているだけだ」

メガミ「…どうしてお父様は、他の人達と幸せを共有出来ないのですか?」

父は机を思い切り叩き、私を睨み、怒鳴った

 

ブライン「お前は何も分かっていない!私がどれだけお前の為に努力しているか!これは私の幸せの為じゃぁない!アリス!お前の為なんだそ!」

メガミ「…私の?」

ブライン「…そうだ。生きるっていうのはな、美味いってことなんだ。美味しいものを何不自由なく食べれる。それだけで良いじゃないか?」

メガミ「……だから、他の者の幸せを捨てろと?」

ブライン「…私は私の幸せを捨てている。だがな、アリス。お前はお前の幸せを捨てるなよ?」

メガミ「…だったら私は、生きる為に幸せになるんじゃない!幸せになる為に生きます!」

ブライン「……アリス…」

メガミ「…今は自分の幸せを捨てても!いずれは幸せになってみせます!」

ブライン「…待て、アリス、何をするつもりだ?」

メガミ「…皆の幸せを、守りに…救いに行きます!」

 

             *

 

メガミ「その翌日、私は屋敷から逃げ出し、この時代に来ました。そして、皆さんと出会いました」

ライト「…そうだったのか…」

メガミ「私の父は、強欲で、傲慢で、周りの事が見えていませんでした。…それでも、私の事を1番に思ってくれて…でも、それがダメだったんです」

ライト「…ダメって?」

メガミ「…私は…本当は自由になりたかっただけなのかもしれません……」

 

すると、遠くの方で爆発する音が聞こえた

ヒマワキシティの方向だ

 

ライト「メガミ!」

メガミ「はい!」

俺はメガミと共にヒマワキシティへと向かった

 

             *

 

気が生い茂り、住民はみなツリーハウスで過ごしている町

 

しかし、その一部はなぎ倒され、森の中に空間が出来ていた

 

そこに、彼がいた

 

白い洋風な、タキシードの様な服を着て、赤いマフラーとマントを着た金髪の男

 

あの時から、何も変わっていないその姿に

私は呆気を取られた

 

ブライン「…くそっ、やはり少し乱暴にし過ぎたか」

メガミ「…お父様!?」

私の声に驚き、父は勢い良くこちらに振り向いた

 

ブライン「……アリス…」

メガミ「…ど、どうしてお父様が、この時代に…」

ブライン「……あぁ、会いたかったぞ、アリス…」

メガミ「…お父様?」

ブライン「…あ、あぁ、すまない…」

お父様は、少しだけしょんぼりとした表情をした

 

ブライン「……」

ライト「…貴方が、メガミのお父さん?」

メガミ「あ!紹介します、彼が私の父の、ブライン・グリュシュ・クラットです!」

ブライン「…っ!誰だ貴様は!」

私の背後から現れたライトさんを、お父様は警戒した

 

ライト「お、落ち着いて下さい!俺はメガミの仲間の波山ライトって言います」

ブライン「…仲間?」

メガミ「お父様、私がこの時代に来てから、この時代では沢山の事が起きました。ポケヤミー達が現れ、人間達を襲って来ています」

ブライン「…まさか、あの怪物共が、この時代にも?」

メガミ「はい、ですが…」

私はライトさんへ手を向けた

 

メガミ「ライトさんが、仮面ライダーとなって戦ってくれているおかげで、この世界は平和を保っています」

ブライン「……仮面…ライダー…?」

ライト「…メガミ、多分この人、この時代に来たばっかじゃないかな?反応がメガミとそっくりだ」

メガミ「あ、そっか。ごめんなさいお父様、この時代については、また詳しくお話します」

ブライン「……いいや、その必要は無い」

メガミ「…え?」

ブライン「…アリス、未来に帰るぞ」

 

             *

 

アマモ「……」

私を置いてあいつを追うだなんて…

ダルスの奴〜!

 

アマモ「…私も行きたがっだァァ!」

 

             *

 

メガミ「…未来に、帰る?」

ブライン「そうだ。お前がこの時代にいる意味は無い」

すると、メガミの腕をブラインが掴んだ

 

ライト「ちょっとお父さん!それはいくらなんでも!」

ブライン「……こんな男に誑かされおって…、帰ったらお仕置が必要のようだな…」

メガミ「…っ!ライトさんの事を悪く言わないで下さい!彼は幾多もの危機を乗り越えてきた人なんです!ライトさんは、私が1番に尊敬する人なんです!」

ブライン「……この時代に来てから、おかしくなってしまったらしいな、アリス」

メガミ「…っ」

ブラインはメガミの腕を更にガシッと掴んだ

 

メガミ「…ど、どうしてしまったのですか!?お父様!前はこんな人では無かった筈です!」

ブライン「うるさい!私が何をしようと、私の勝手だ!」

メガミ「…っ!」

ライト「…ちょっと!嫌がってるじゃないですか!離してください!」

ブライン「…全て、貴様が悪い!」

すると、ブラインは俺に鋭い眼光を向けて来た

 

ブライン「…仮面ライダーと言ったな?それが貴様の呼び名か?」

ライト「…そ、そうだ!」

ブライン「…だったら、私の呼び名は、なんだと思う?」

ライト「…え?えっと…」

ブライン「…答えは…『悪魔(デビル)』だ」

ブラインはメガミの手を乱暴に離す

 

メガミ「っ!」

メガミは倒れてしまった

 

ブラインは懐から真っ黒なデバイスを取り出した

左右に窓が空いており、上部にボタンがある

 

ブライン「貴様は未来について何も知らないだろう、未来のテクノロジーの事も…」

ライト「…まさかそれは!」

ブライン「…ハハッ!未来のテクノロジーは!最高だ!」

ブラインはそのドライバーらしきものを腰に装着した

 

デビルドライバー!

 

左サイドから真っ黒なベルトが出てきて、ブラインの腰を一周する

 

ブライン「……その娘は私のモノだ!貴様なんぞに渡してたまるか!!」

 

ブラインは黒に白と赤のメガストーンを取り出し、ドライバーの右側面にある溝にセットする

右の窓から、メガストーンが見えた

 

デビルサイドアップ!

Loading...

 

待機音が流れ、ブラインは右手を左頬に近づけた

 

ブライン「……変身っ」

 

ドライバーの上部のボタンを押し込んだ

 

ダークライ!

Fear!Hopeless!Arrogance!

 

KAMEN!RIDER!DEVIL!

The door of the demon world has been opened.

 

ブラインの体は真っ黒に変化した後、首元が赤くなり、牙のようになる

肩や腰からは、不気味な黒いオーラを放ち、頭部は白く変色し長く伸びる

左目だけが覗く形となり、青い目に赤い瞳孔が開く

 

ブライン「悪夢の戦士!仮面ライダーデビル!」

ライト「…へ、変身した…」

ブライン「…お前に最高の悪夢を見せてやろう!」

ブラインはそう叫ぶのと同時に、黒い砲弾を放った

俺は呆気に取られ、変身出来ずにいた

 

まずい!

そう思うのもつかの間、1人の影が、俺の前に立ちはだかる

爆発が起こり、煙が経つ

 

ライト「……っ!」

ブライン「…ちっ、また貴様か!」

煙の中にいた人物は、ダルスだった

 

ライト「……ダルス!」

ダルス「…やはり来て正解だったな」

ライト「…ダルス、まさかあの人を追って?」

ダルス「…あぁ…手を貸してやる、波山ライト。お前にここで死なれては困るからな」

ライト「…あぁ、助かる!でもメガミを連れていくのは無しな!」

俺はメガドライバーを装着した

 

ダルス「分かっている。俺はこの男に用があるからな」

ダルスはウルトライザーを構えた

 

ライト「行くぜ!相棒!」

ダルス「これより、任務を遂行する」

 

メガシンカ!ヘンシーン!

 

リロード!

レッツ!ウルトライダー!

 

ライト「変身!」

ダルス「銃装!」

 

To be continued




次回予告

ダルスと共闘し、仮面ライダーデビルに挑む2人
ダルスは新たな力を使い、デビルを翻弄する

メガミ「…これは、私が始めた親子喧嘩なんです」
メガミの選択はいかに…

ライト「あんたの好き勝手にさせてたまるか!」
ブライン「悪魔の力を!思い知れ!」
メガミ「ライトさん!」

第三十八話「悪魔(デビル)の悪夢!メガミの決意!」
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