仮面ライダーバーサ   作:キャメル16世

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前回のあらすじ

仮面ライダーデビルとの戦いの中で、ライトはスピアーフォルムへと進化!
ダルスも超本気の姿へと進化するが、デビルの悪夢の攻撃が勃発する

しかし、デビルの悪夢を乗り越え、反撃に挑むライト達であったが…

ブラインに捕らえられたメガミは、ブラインの手によりメガストーンにされてしまった…

そして!そのメガストーンで、ブラインは仮面ライダーサマエルへと進化した!



第三十九話「二人の愛!ライト、決死の告白!」

ブライン「崇めよ!讃えよ!我こそが!この世界の全知全能の神!仮面ライダーサマエルだ!」

仮面ライダーサマエルへと変身を遂げたブラインは、俺達を見下した

 

ライト「……くっ…よくも…メガミを…」

 

メガミが、死んだ

 

守れなかった

 

救えなかった

 

よくも……

 

ライト「……お前だけは…絶対に許さない!!」

ブライン「……ふっ」

ライト「……変身っ!」

俺は再び仮面ライダーへと変身し、サマエルを見据える

 

ライト「はぁぁぁぁ!」

無闇に突っ込んだ俺

殴り掛かるも、目にも留まらぬ速さで反撃された

 

ライト「ぐわっ!」

ブライン「ふははは!その程度か?」

ライト「…くそっ!」

ダルス「落ち着け!波山ライト!」

俺に声をかけるダルス

 

ライト「うるさいっ!」

しかし、俺はその声を無視した

 

ライト「あいつは俺を怒らせた!何がなんでも!俺があいつを倒す!」

俺の懐が光る

メガストーンが飛び出し、俺はそれを思いっきり掴む

 

セット!

メガシンカ!ヘンシーン!

 

ライト「フォルムチェンジ!」

 

ギャラドス!

ギャラ!ドス!ドスドス!ギャラドス!

 

俺の体はみるみる変化し、巨大魚のような見た目となる

背中には大きな2つの背鰭があり、額からは3つに枝分かれした黒い角が生える

全身は青と赤の硬いアームが装着され、腰には黄色いマントが着いた

手には巨大魚を彷彿とさせる顔面が着いている槍のようなものを持っており、白い髭がとぐろを巻くように持ち手部分に巻きついている

矛先は3つに別れていて、黒い

名付けて、《ギャラドストライデント》

 

ライト「激怒の戦士!仮面ライダーバーサ!ギャラドスフォルム!」

ダルス「……怒りの力で進化したか…しかし…」

ブライン「……」

ライト「……うぉぉぉお!」

俺は《ギャラドストライデント》を構え、ブラインに突撃する

 

ブライン「…ふっ!」

それをまるでたかったハエを払うかのように、俺をなぎ倒した

 

ライト「がっ!」

ブライン「…今のお前のその様子では私には勝てない」

ライト「舐めるな!アクアテール!」

俺は《ギャラドストライデント》に水のオーラを纏わせ、ぶん回しながらブラインに攻撃しようとした

 

ブライン「ふっ、甘いな」

ブラインは《ギャラドストライデント》を掴み、止めた

 

ライト「…っ!」

ブライン「……ふんっ!」

ブラインは右手に悪のオーラを纏わせ、俺の胸にパンチした

 

ライト「だぁぁ!」

吹き飛ばされる俺、地面に仰向けで伏せていた

 

ライト「……くっ」

ブライン「…どうした?私を倒すのではなかったのか?」

ライト「…くっ……あぁぁぁあ!」

 

メガシンカ!ヒッサーツッ!

ギャラドス!

オーシャンストリーム!

 

ライト「オーシャンストリーム!」

俺が飛び立つと、下半身が魚のように変化

さらに身体全体が水に覆われる

尾ビレを使い、泳ぎながら水の軌道をブラインを囲うように作り上げる

 

ブライン「……っ」

ライト「はぁぁぁぁあ!」

最後に上から大量の水と一緒に、《ギャラドストライデント》をブラインに向けて放つ

攻撃は見事に命中し、確かに攻撃は成功した

 

ライト「よしっ」

しかし…

 

ブライン「いやしのはどう」

ブラインは自身を癒しのベールに包むと、あっという間に先程の傷が癒えた

 

ライト「…な、何…」

ブライン「…私はアリスの力を使う事が出来る…貴様の攻撃など効かん!」

ライト「……っ」

ブライン「どうだ?これで私は不死身も同然、貴様の攻撃など!痛くも痒くもないのだ!」

ライト「…ぐっ!」

超高速で俺の首を掴み、後ろにあった木に叩きつける

 

ライト「がはっ!」

ブライン「貴様もすぐに、あの娘の元に送ってやろう…」

ライト「…っ!」

ブラインは《デビルドライバー》の上部のボタンを押し込んだ

 

Samael! Special Move !

Samael Finish !!

 

ブラインは全身に悪のオーラを纏わせ、それを右手に集中させる

 

ブライン「…はぁっ!」

ライト「がっ!」

悪のオーラを、一気に俺の体内へと流し込んでくるブライン

それに伝導して、後ろの木から発火現象が起き、燃え盛る

 

ライト「がぁぁぁあ!」

ブライン「…ふふははは…ふはははははは!」

ライト「がぁぁぁあ!あぁぁぁあ!」

最後に全身に衝撃が走り、俺は変身が解けてしまい、意識を失ってしまった

 

             *

 

気付いたら、俺は病院のベッドの上にいた

 

目が覚めた時には、もう次の日の朝だった

 

ダルス「……起きたか」

ライト「……ダルス…」

ダルス「…命に別状は無いそうだ。俺の応急処置が効いて良かった」

ライト「……ブラインは?」

ダルス「……あの後…」

 

 

ライト「……」

ブライン「…くくくっ…ふはははははは!」

ダルス「……」

ブライン「…さぁ、次はお前の番だ、ダルス」

ダルス「……っ!」

ブライン「ふふふ……ん?」

ブラインが気が付くと、変身が解け、《デビルドライバー》から《メガミストーン》が飛び出した

 

ブライン「…ふぅ、まだ力のコントロールが出来ていないか…ダルスよ、お前はいずれ死ぬ事になるだろう…私の手によってな…」

ブラインはそう言うと、一瞬にして消え去った

 

ダルス「……っ」

俺は波山ライトの元に駆け寄り、脈を確認した

……

弱っているが、微かに残っている

こいつはまだ生きている

俺は応急処置を済ませ、病院へ運ぶ為に抱え込む

 

ダルス「……?」

俺はそこに落ちていたとある石を見つけた

虹色のような、色々のような、まるでプラチナのような輝きをしていた

俺はそれを拾うと、急いで病院へと向かった

 

 

ダルス「……それがこれだ」

ダルスは右手に収まっているメガストーンを取り出し、俺に見せた

 

ライト「……これは…」

ダルス「…あの女の一部だろう」

そう、メガミが死んだ時、2つのメガストーンが残っていた

それは《タブンネナイト》と《サーナイトナイト》ではなく、これと、《メガミストーン》だったのだ

 

ライト「…これは、メガミなのか?」

ダルス「…分からない…だが、生きていない事は確かだ…」

ライト「……そうか…」

ダルス「……っ!」

ダルスに着信が入る

 

ダルス「…なんだ」

アマモ『ダルス!そっちで何やってんの!?』

ダルス「…どうした、アマモ」

アマモ『どうしたもこうしたも無いよ!今未来が大変な事になってんの!?』

ダルス「…何?」

アマモ『ポケヤミーとは違う、なんか悪魔みたいな奴らがうじゃうじゃといるんだよ!』

ダルス「…どういう事だ…まさか、あいつが過去への介入を果たしたせいで、未来に干渉が生じてしまったのか!?」

ライト「…どういう意味だ?」

ダルス「…あいつがこの時代に来たことによって、そして、仮面ライダーサマエルへと進化を遂げたことによって、未来は、あいつによって支配された、という事だ」

ライト「何っ!?」

ダルス「…アマモ、すぐにそちらに向かう。足止めを頼んだぞ!」

アマモ『今やってるよ!』

ダルス「…波山ライト、俺は一度未来へと帰る。しかし、ブラインはまだこの時代にいる。お前に、あいつを止められるか?」

ライト「…わかんねぇよ、もう」

ダルス「……」

アマモ『ダルス!早く!』

ダルス「……波山ライト、お前が、お前を信じないでどうする?」

ライト「…え?」

ダルスは走り去り、病室を後にした

 

ライト「……」

1人になった俺は、窓の外を見ていた

ヒマワキシティでは、今も消火活動が続いている

 

カズマ「ライト!」

メグ「ライト君!」

俺の病室に走り込んできた叔父さんとメグ

 

何があったのかと、叔父さんに聞かれた

俺は全てを話した

 

カズマ「…そんな…メガミが…」

メグ「……メガミちゃん…」

ライト「……ごめん、俺が力不足のせいで…」

カズマ「…ライトは、悪くない」

メグ「そうだよ…自分を責めないで…」

ライト「……」

俺は頭を静かに横に振った

 

俺は、正直絶望していた

 

 

夜、俺は病院を抜け出し、どこかの公園のベンチに座っていた

 

ライト「……はぁ…」

すると、前方から誰かが歩いてくる気配がした

 

レン「……」

ライト「……レン…」

レン「…こんなところで油を売っているとはなぁ…」

レンはレジェンドライバーを構えながら向かってきた

 

ライト「…丁度いい、ここで殺してくれ」

レン「……っ」

俺がそう言うと、レンは立ち止まった

 

レン「……ここで決着をつけようと思ったが、お前がその様子じゃ、倒そうにも倒せん」

ライト「……」

レン「……何があった」

ライト「……メガミが………死んだ」

レン「…っ!?」

ライト「……守れなかった…」

レン「…相手は?」

ライト「……未来から来た、ブラインって奴で、メガミの父親だ」

レン「……そうか」

レンはそう言うと、体の向きを変え、歩き出した

 

ライト「何処に行くんだ?」

レン「…決まっている、そいつの元だ」

ライト「……でも、あいつは…」

レン「…強いんだろうな、だが、関係ない」

ライト「……」

レン「…俺は俺の道を行く、俺が潰したいものは、何がなんでもぶっ潰す!」

ライト「……レン…」

レン「…貴様は、悔しくないのか?」

ライト「……悔しいさ…めちゃくちゃ悔しいさ!」

俺はベンチに拳を叩き付けた

 

ライト「……でも…怖いんだ……死ぬのが…」

レン「……」

レンは俺の左頬を殴った

 

ライト「…っ!」

レン「…貴様の覚悟はその程度か!!」

ライト「……っ」

レン「…俺は戦う、死を背負ってもな…」

レンはそのまま歩いて行ってしまった

 

ライト「……」

俺はダルスから預かったメガストーンを見つめた

 

ライト「……メガミ…」

俺は一体、どうすれば…

 

「…私は…」

 

ライト「……」

 

「本当は自由になりたかっただけなのかもしれません…」

 

ライト「……自由に…」

俺の中で、何かが変わったのが分かった

 

             *

 

ブライン「ふはははははは!この力も完全に使いこなした!今の私に!勝てる者などいない!」

レン「…そいつはどうかな?」

ブライン「…何者だ?」

レン「…名乗る必要な無い…変身っ」

仮面ライダーレジェンへと変身した俺

 

ブライン「…そうか、確かに名乗る必要など無い。今から貴様は死ぬのだからな!」

黒いオーラを飛ばしてくるブライン

 

地面がえぐられる中、俺はブラインに向かって走って行った

 

レン「サイコカッター!」

ブライン「ふっ、そんな攻撃など効かん!」

レン「…だろうな、だったら!はどうだん!」

俺は連続ではどうだんを打つ

不規則に向かうはどうだんはブラインを翻弄していた

 

ブライン「ふっ、はっ!」

レン「サイコキネシス!」

俺はそのはどうだんをサイコキネシスでブラインに手繰り寄せた

 

レン「…よし」

ブライン「…ふははっ…この程度か?」

レン「…やはり、タダでは行かないか…」

メグ「お兄ちゃん!」

レン「…メグ」

メグ「私も行くよ!変身!」

レン「……よし、一気に決めるぞ」

メグ「うん!」

 

リード!

レジェンド!ヒッサーツッ!

ミュウツー!

ジーンディストラクション!

 

リード!

レジェンド!ヒッサーツッ!

ディアンシー!

グラビティオペレーション!

 

レン「ジーンディストラクション!」

メグ「グラビティオペレーション!」

レン「はっ!」

メグ「ふっ!」

俺は高く飛び上がり、メグはブラインに向かって手を添え、重力を操作する

 

ブライン「ぬっ!…ふははっ!いいぞ!もっと来い!」

レン「はぁぁ!」

紫のオーラを纏い、ブラインにキックを放つ

 

レン「……っ!」

 

Samael! Special Move !

Samael Finish !!

 

ブライン「ふははは!…はぁっ!」

レン「ぬわっ!」

メグ「きゃぁっ!」

ブラインの後ろ回し蹴り攻撃と、その衝撃波により、俺とメグは変身が解けてしまった

 

レン「……くっ」

メグ「……っ」

ブライン「…はぁ、つまらん。実につまらん」

レン「…くっ…貴様…絶対に…許さん…」

メグ「……お兄ちゃん…」

レン「……」

メグ「……もしかして、あの人の事、考えてるの?」

レン「…うるさい、俺はもう、あの日のような事は繰り返させない。俺は屈しない!」

メグ「……お兄ちゃん…」

ブライン「…ふっ!これで私の邪魔をする者はいない。この世界を、思う存分楽しんでやる!……この世界は!私のモノだ!」

空に向かって高々と叫ぶブライン

 

ライト「……そうはさせるか!」

すると、向こうから歩いてくるあいつの姿があった

 

ブライン「……貴様、生きていたのか…」

ライト「……俺は正直、死ぬのが怖いよ」

ブライン「……」

ライト「…だけどな、死ぬのが怖いから、痛みがわかるから、皆を守りたいって思うんだ!」

レン「……」

ライト「…俺は生きる!…もっと!自由に生きてみせる!」

ブライン「……」

ライト「…それに、失って始めて気付いた。この大切な気持ちに…」

ライトは右手の中に入っていたメガストーンを見つめる

白金のような、虹色のメガストーン

 

ライト「たとえ俺が間違った選択をしたとしても!俺は、後悔しない生き方をするだけだ!…だから言うよ……メガミ!俺は!お前の事が!……お前の事を、家族のように思ってるぞぉ!!」

レン「……」

メグ「……え、えぇ〜」

ライト「……メガミ、一緒にあいつを倒そう!」

すると、メガストーンが光りだし、ライトの全身をくるくると回る

 

そして、メガリングのキーストーンに触れると、そこから眩い光が立ち上り、光が止むと、真っ黒だったはずのメガリングが、真っ白になっていた

 

ライト「…メガミの力を、魂を宿したメガリング、その名も!《メガミリング》!」

ネーミングセンスはともかく、ライトは意気揚々と言った

 

ブライン「…まさか、そちらの方にはアリスの魂が微かに残っていたのか…?」

ライト「……メガミの夢は!俺が受け継ぐ!…その前に!あんたを倒す!」

俺は《バシャーモナイト》をメガドライバーにセットした

 

セット!

メガシンカ!ヘンシーン!

 

ライト「……変身っ!」

 

ライトは《メガミリング》の《メガミキーストーン》を押し込んだ

 

バシャーモ!

エンゼル! フュージョン!

燃える癒し! 自由の戦士! 異色のコンビ!

フューチャリング!バ〜サ〜!

 

仮面ライダーバーサの面影を残しつつ、全身の羽毛が白色に、赤色の部分は多少残っていて、黄色い線も入っている

腰からは白いマントが付く

まるで自由の女神のようだった

 

ライト「自由の戦士!仮面ライダー!フューチャリングバーサ!」

ブライン「……っ」

ライト「…俺が皆を、癒してみせる!」

仮面ライダーフューチャリングバーサが、ここに誕生した

 

             *

 

ライト「……」

ブライン「……」

ライト「……はぁぁぁあ!」

ブライン「…はぁぁぁあ!」

互いにぶつかり合う俺達

さながらそれは、天使と悪魔の戦いだった

 

ブライン「波山ライト!貴様はつくづく私の気に障る男だな!」

ライト「俺はただ…守りたい物を守りたいだけだ!」

ブライン「ぐはっ!」

少しながら、俺が押している

 

ライト「ほのうのパンチ!」

俺は両腕に炎を宿し、ブラインに向かう

 

ブライン「あくのはどう」

ブラインも両腕に悪のオーラを纏い、俺に向かってくる

 

ライト「はぁぁ!」

ブライン「はぁぁあ!」

拳がぶつかり合う

そして、互いに弾き合う

 

ライト「くっ!ブレイズキック!」

俺は今度は両足に炎を宿し、蹴り技を連続で繰り出す

 

ブライン「ふんっ!」

ブラインは押されながらもガードしていた

 

ライト「チャームボイス!」

ブライン「ハイパーボイス!」

衝撃波がぶつかり合う

 

俺もメガミの力を使うことが出来る

 

ライト「はぁぁ!」

ブライン「ぬっ!」

押し負けたブライン

 

ブライン「…な、何故だ!なぜ神である私が!こんな男ごときにぃ!」

ライト「…あんたは神でもなんでもない!ただの独裁者だ!」

ブライン「…神に!逆らうなぁ!」

ブラインは《デビルドライバー》の上部のボタンを押し込む

 

Samael! Special Move !

Samael Finish !!

 

ライト「…っ!」

 

メガミ、見ていてくれ

 

俺は《メガミキーストーン》を2回押し込む

 

フューチャリング!ヒッサーツッ!

バシャーモ!

エンゼルフューチャリングフィニッシュ!

 

ブライン「サマエルフィニッシュ!」

ライト「エンゼルフューチャリングフィニッシュ!」

俺とブラインは高く飛び上がり、ブラインは漆黒の翼を広げキックを放ち、俺は純白の翼2枚と、紅色の翼2枚、合計4枚の翼を広げ、ブラインにキックを放つ

 

ライト「はぁぁぁぁあ!」

ブライン「ふぉぁぁぁあ!」

ライト「……悪意に満ちたあんたは、愛情ってもんを知らないだろ…」

ブライン「…あ、愛情…だとぉ!?」

ライト「…あぁそうだ!…これが!俺達の(ちから)だ!はぁぁ!」

最後には、俺がブラインの胸を突っ切り、ブラインは変身が解け地面に落下した

俺も変身を解き、地面に着地した

 

ブライン「ぐわぁぁあ!」

ライト「……はぁ…はぁ」

ブライン「……」

地面に仰向けになるブライン

 

ブライン「…かハッ…はは…ははははは」

ライト「…はぁ…はぁ…」

ブライン「…ようやく、目が覚めたようだよ」

ライト「……っ」

俺はブラインを見る

ブラインは何かが吹っ切れたように、清々しい表情だった

 

ブライン「…私は、力が欲しかった。絶対なる力が」

ライト「……」

ブライン「…しかし、結果的に私は、悪魔に魂を売ってしまったようだ」

ライト「……」

ブライン「……そのせいで、アリスまで…」

ライト「……罪は消せない、今更後悔したって、メガミは帰ってこない」

ブライン「……そうとも限らない」

起き上がるブライン

手には《メガミストーン》が握られていた

 

ブライン「元々《メガミストーン》と、《メガミキーストーン》はアリスの一部だ、その2つをそのドライバーにセットすれば、奇跡が起こるかもしれん」

すると、ブラインは淡い光を発し始めた

 

ライト「…っ!」

ブライン「…私も、とうとうあの世に行くらしい」

ライト「……」

ブライン「……ライト君よ」

ライト「……」

ブライン「……もし、アリスが戻ったら、こう伝えてくれ…「愛してる」と…」

ライト「……ブライン…」

ブライン「…娘を、そして、この世界を頼んだぞ…」

そう言うと、ブラインは淡い光に包まれて消えてしまった

 

ライト「………」

レン「……」

メグ「ライト君!」

ライト「…ありがとう、2人が足止めしてくれたおかげで、俺も覚悟が出来たよ」

レン「……ふっ!」

レンはそのまま歩き出した

 

ライト「……レン!」

レン「……」

ライト「……次会ったら、絶対決着付けような!」

レン「……」

レンは頷くことも無く歩いて行ってしまった

 

メグ「お兄ちゃんなら大丈夫だよ、それより!」

ライト「……あぁ」

俺はメガドライバーに、《メガミストーン》をセットした

 

セット!

メガシンカ!ヘンシーン!

 

ライト「……メガミ、戻って来てくれ」

 

俺は《メガミキーストーン》を強く押し込んだ

 

スペシャル!

エンゼル!フュージョン!

スペシャル!ラーイズ!

 

本当にこれで何かが起こるのだろうか

 

ライト「…っ!」

メグ「っ!」

《メガミストーン》、そして《メガミキーストーン》が強く光りだし、俺達の斜め上のところに移動した

 

まるで磁石のように2つがくっ付くと、光が人の形を作った

白に光るそのシルエットは、正しく…

 

その人影はゆっくりと地面に降り立ち

光が晴れた

 

メガミは目を閉じていたが、やがて目を開き、俺達を見た

 

ライト「…メガミ」

メガミ「…ライトさん…私は、一体…」

ライト「……メガミっ!」

俺は思わずメガミを抱き寄せた

 

ライト「……」

メガミ「えっ!?ちょっ…ライトさん!?」

ライト「……おかえり!」

メガミ「……はい…た、ただいま…?」

メグ「……くふっ…もぉ、ライト君!メガミちゃんが困ってるでしょっ!」

ライト「…あ、あぁ…そうだな…」

俺はメガミの背中に回していた腕を解いた

 

メガミは困惑の表情を浮かべていたが、やがて笑顔になった

 

 

レン「……ふっ」

ことの経緯を見守り、俺はアクア団のアジトに戻る事にした

しかし、アクア団アジトであんな事が起きていたなんて…

 

             *

 

アオギリ「……」

あの日から、3日が経った

 

アオギリ「……っ」

俺もやっと、覚悟が出来たぜ

 

椅子から勢いよく立ち上がり、部屋のドアを開ける

 

イズミ「…っ!」

外にはイズミがいた

壁によりかかり、俺を見て驚いていた

 

イズミ「アオギリっ!」

アオギリ「……イズミ…始めるぞ…」

俺の右手には、「あいいろのたま」が握られていた

 

 

マツブサ「……さぁ、終わらせようか」

カガリ「……?」

マグマ団アジトにて自身の部屋に座っている私

私は、まるで何かを待っていたかのように発した

カガリは不思議そうに見ている

 

マツブサ「……」

私の手元には、「べにいろのたま」が置かれていた

 

 

マツブサ「…全てを」

アオギリ「…全てを」

 

To be continued




次回予告

アクア団とマグマ団!いよいよ最後の戦いが始まる!
伝説のポケモン!カイオーガとグラードンの真実とは!?

レンとの最終決戦!勝つのはどっちだ!?

第四十話「大戦の幕開け」
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