仮面ライダーバーサ   作:キャメル16世

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前回のあらすじ

ブラインとの一波乱が過ぎ去り、今度はマグマ団が遂に動き出した
マグマ団員はグランドライザーでグランドトルーパーに変身!
ライト達の脅威となった

一方、アクア団員もオーシャンライザーでオーシャントルーパーへと変身
レンとの最終決戦が始まった

ライトやカズマの言葉により、レンが覚醒!
仮面ライダーメガレジェンへと覚醒したレンは、ライトと共に、脅威に立ち向かう!



第四十一話「覚醒のレジェン!終わりの始まり」

ライト「…待ってるからな…レン」

レン「……」

あいつは戦いを終えた後、俺を置いて現場に向かって行った

 

レン「……くっそぉ!」

俺は地面を殴り、荒れていた

 

なぜ負けた!

この俺が!

 

レン「……」

あいつ程度の人間に負けたようでは、俺には存在価値など無い

ここで死ぬのが得策か?

 

そうだ、俺に勝ったところで、あいつがアクア団の連中の野望を止められるわけが無い

 

もう終わりなんだ、この世界は…

 

俺は全てに脱力した

そして俺に残ったものは無かった

 

レン「……メグ…結局俺は、何も成し得ない、クソみたいな人間だったよ…」

カズマ「…そんな事ないぞ」

俺は驚いて前を見た

親父が遠くから歩いて来ていた

 

レン「……親父」

カズマ「…レン…僕は、お前を仮面ライダーに選んだ事を、誇りに思ってる。僕達家族と、そして色んな人々を救ったんだ。例えそれが力の為だったとしても、お前は勝ちを信じて戦い続けた」

レン「……」

カズマ「…でも今のお前は、敗北を知った…ライトと同じだ。レンは敗北を知って、どう思った?」

レン「……あいつを、越えたいと思った…だが、俺には何が足りない?」

柄にも無いことを言ってしまった

 

カズマ「…それは、弱さだ」

レン「…っ!」

カズマ「自分の弱さを知れば、人は強くなれる」

レン「……」

カズマ「…今のお前なら大丈夫だ」

親父はキーストーンが埋め込められたデバイスを俺に手渡した

 

カズマ「…レン…お前には夢があるか?」

レン「……」

俺は首を横に振る

 

カズマ「…ならば見つけろ、お前の夢を」

レン「……見つける?」

カズマ「…夢が見つかれば、強くなれる。同時に、人生が楽しくなる!…それは、ライトを見てれば自ずと分かることだろ?」

レン「……あいつは、いつも楽しそうだった…親父や、メグや、メガミと話すあいつは、いつも楽しそうで、同時に親父達も楽しそうだった……そんな中、だんだん俺の存在価値が無くなって行った気がした…俺は、それが怖かったんだ…」

俺は瞳に涙を浮かべる

 

レン「…だから俺は、あいつを恨んだ、妬んだ!…そうでもしなきゃ、俺は俺を保つことが出来なかった……だがあの日、あいつに殴られた時、俺はいらない存在だと悟った」

カズマ「……ライトが一度でも、お前を諦めた事があるか?」

レン「…っ!?」

カズマ「…あいつは、いつだって全力なんだ。夢に対しても、家族に対しても…そんなアイツが、お前を諦めるわけないだろ…お前はあいつにとって、いや、僕達にとって、家族なんだから……レン、お前が戦う理由を思い出せ…お前は、一体何の為に戦うんだ?」

レン「……っ!」

俺はキーストーンコネクターを強く握ると、ライトが走り去った方向に走った

 

             *

 

俺は忘れていた

俺が仮面ライダーを志した理由を…

 

レン「…俺は、伝説となる!」

俺は、皆を守る為に仮面ライダーになったんだ!

 

ホムラ「姿が変わったからといってなんだと言うのだ!?」

ウシオ「裏切りは許さん!」

ウシオとホムラが迫ってくる

 

レン「行くぜ!相棒!」

ライト「あぁ!」

俺はライトと息を合わせ攻撃を避け、俺はウシオを、ライトはホムラの相手をした

 

ウシオ「貴様!なぜアクア団を裏切った!?」

レン「…俺は俺の道を行くと言っただろ!…その道が、最終的にここに辿り着いただけだ!お前達はただの通過点でしかない!」

ウシオ「ぬおっ!」

新たな進化をした俺はウシオを圧倒していた

 

レン「俺の、俺達の旅はまだまだ続く…俺はその旅を、あいつと共にしたいと思ったんだ!」

俺は右手を前にかざした

 

レン「サイコキネシス!」

以前よりもはるかに強化されたサイコキネシスは、ウシオを圧倒した

 

ウシオ「ぐおっ!」

レン「はぁぁぁ!」

俺はウシオの左頬にパンチをした

 

ウシオ「ぐっ…おのれ!オーシャントルーパーズよ!行け!」

無数のアクア団員が攻めてくる

 

レン「…はぁぁぁ!」

俺はその軍勢に突っ込み、アクア団員を無双した

 

レン「サイコカッター!」

アクア団員「うわぁぁぁ!」

レン「…ふっ!はっ!」

アクア団員「ぐへっ!」

レン「…はどうだん!」

アクア団員「ぐわぁぁ!」

レン「……」

粗方のアクア団員は倒した

あとはウシオと残りの奴らだけだ

 

ウシオ「…お、おのれ…」

レン「…俺は世界を守るヒーローなんかじゃない…その素質があるのは、ライト(あいつ)だ。だったら俺は、あいつの夢を見守っていたい…あいつの物語を見てみたい…ライトは、俺に夢と希望を与えてくれた、俺にとってのヒーローなんだよ!」

俺はレジェンスロットをスライドする

 

リード!

レジェンド!メガ!ヒッサーツッ!

 

レン「…あいつの夢は終わらせないっ!」

 

ミュウツー!Y!

Legendary Awakening!

 

俺は高く飛び上がり、紫色のオーラを放つ

 

ウシオ「…くっ!お前達!殺れ!」

アクア団員「「「「ふっ!」」」」

アクア団員はオーシャンライザーのデバイス部分を押し引いた

 

オーシャン!アタック!

 

アクア団員「「「「はぁぁ!」」」」

アクア団員が一斉に水のオーラを俺に向かって放つ

 

レン「レジェンダリーアウェイクニング!」

念波を脚に集中させ、アクア団員に向かってキックを放つ

水のオーラは簡単に消え、その集団を俺は鎮圧した

 

ウシオ「うっ…おのれ!」

レン「……」

メグ「お兄ちゃん!!」

レン「…メグ」

メグ「…おかえり!」

レン「……あぁ、一緒に行くぞ!」

メグ「うん!」

 

リード!

レジェンド!メガ!ヒッサーツッ!

レジェンド!ヒッサーツッ!

 

ミュウツー!Y!

Legendary Mega Evolution!

 

ディアンシー!

ジュエリーホリーグロー

 

ウシオ「おのれ!」

 

オーシャン!インパクト!

 

ウシオはオーシャンライザーを押し引き、俺とメグは体制を構える

 

ウシオは両腕の牙に水のオーラを纏わせこちらに向かって来た

 

レン「レジェンダリーメガエボルーション!」

メグ「ジュエリーホリーグロー!」

俺は両手の間に波動で出来た紫色の砲弾を生成し、メグは両手の間にピンク色のダイヤのようなものを生成した

 

レン「はぁぁぁ!」

メグ「はぁぁぁ!」

両手を前に突き出して、強化版のサイコブレイクを放った

メグも無数のダイヤをウシオに向かって放つ

 

ウシオ「ぬおっ!ぐわぁぁ!」

俺達の攻撃に直撃したウシオは爆発しながら変身が解除された

 

レン「……よし」

メグ「…やったね!お兄ちゃん!」

レン「あぁ」

 

             *

 

ライト「はぁぁぁ!」

ホムラ「くっ!」

ライト「せいなるほのう!」

ホムラ「ぬっ!ぐわっ!」

俺の攻撃を受けたホムラは転げ倒れた

 

ホムラ「くっ!何故だ!何故これほどの力を!」

ライト「…今の俺にはな、今のあんたには無いものを持ってる!」

ホムラ「……っ」

ライト「…それは仲間だ!信じ合える仲間がいるから、俺は強くなれる!お前らみたいなのは友情でも信頼でもない!ただ従わされている存在だ、そんなものに、俺が負ける筈がない!」

俺は飛び立つ

 

ライト「ゴッドバード!」

ホムラ「ぐわぁ!」

ライト「ふっ!」

降り立った俺は、周りを見渡した

レンとメグがウシオを撃破していた

あっちは順調のようだ

 

ホムラ「はぁ、はぁ…」

ライト「あとはお前らだけだ、マグマ団!」

ホムラ「俺達は負けない…世界を終わらせるまで!」

ライト「っ!」

マグマ団員達がホムラを取り囲む

なんのつもりだ?

 

メガミ「ライトさん!」

ライト「メガミ!よし、この陣営を片付けるぞ!」

メガミ「はい!」

 

メガシンカ!ヒッサーツッ!

ホウオウ! タブンネ!

 

エターナルエクスプロージョン

 

エンゼルウィングス

 

俺達は高く飛び上がり、キックを放つ

 

ライト「エターナルエクスプロージョン!」

メガミ「エンゼルウィングス!」

マグマ団員「「「「うわぁぁぁ!」」」」

ホムラ「くっ!おのれ…!」

向かい合うようにキックを放ち、ホムラの周りにいたマグマ団員を一掃した

 

レン「ライト!」

ライト「レン!よし、行くぜ!」

レン「あぁ、俺達の(ちから)、見せてやる!」

ホムラに向かって俺達は走った

 

ホムラ「くっ!」

ホムラはグランドライザーの銃口から燃える岩石を飛ばしてくるが、俺達には当たらなかった

 

ライト・レン「「はっ!」」

俺達のダブルライダーキックを決め込む

 

ホムラ「ぐっ!…ここで負ける訳には、行かないのだ!」

 

グランド!インパクト!

 

ホムラは無数の燃える岩石を空へと飛ばした

それは、隕石のように落ちてくる

 

ライト「なっ!」

レン「サイコキネシス!」

それをサイコキネシスで止め、ホムラに向かって放った

 

ホムラ「なにっ!?」

ダメージを受けるホムラ

地面に膝を付き、ほとんど戦闘不能となっていた

 

ライト「……」

レン「……」

俺とレンは徐々にホムラに迫って行った

 

その瞬間だった

 

ライト「…っ!」

レン「何だ!?」

ホムラ「ぎょえ!?」

 

空から何かが物凄い勢いで降ってきた

というか落ちてきた

その衝撃で砂埃が発生し、その正体が分からなかった

 

地面にはクレーターが出来上がり、確実にとてつもない物が落ちてきたに違いない

 

段々と砂埃が晴れてきて、見えたのは青い線で「α」の文字

 

まさか…

 

ライト「…っ!」

レン「…あれは…!」

砂埃が晴れたそこに居たのは

全身が藍色をし、青い線が浮かび上がり、黄色い複眼に大きく発達した前腕と爪

踵から飛び出す4本のヒレのようなもの

胸部には、特殊な字体の「A」の文字

腰には、ドライバーが装着されており、藍色の球体と、青と赤、そして白のメガストーンがはめられていた

それは、石の洞窟の壁画に描かれていた、「カイオーガ」を彷彿とさせる見た目だった

 

???「……」

レン「…お前、まさか…」

ライト「…アオギリ、なのか?」

アオギリ「…いかにも、俺様が世界を始まりへと導き、海の覇者となった存在…」

突然、大雨が降り始めた

 

アオギリ「…俺様の名は…仮面ライダー…アニマス!」

ライト「…仮面ライダー…アニマス…」

レン「…まさか、「カイオーガ」の力を、手に入れたのか…?」

アオギリ「…そうさ、お前らが醜い争いをしている間に、俺様は「カイオーガ」の力を、手に入れた!」

アオギリは手を上へ掲げた

すると、雨粒が集まり、いくつもの水の塊が出来上がった

 

アオギリ「…今、全てが終わり…全てが始まる……はぁぁぁ!」

アオギリが手を俺達に向けると

水の塊から水のビームが飛び出し、俺達に命中した

 

ライト「がはっ!」

レン「ぐわっ!」

アオギリ「…レン…お前には失望した…だがな、もうそれもいい…」

レン「…なにっ…」

アオギリ「…ウシオ、行くぞ…」

ウシオ「…わ、分かった、兄ぃ…」

アオギリとアクア団は消えるようにそこから去って行った

ホムラはいつの間にか居なくなっていた

 

雨は止んだが、俺達の気は晴れなかった

 

             *

 

カズマ「かんぱぁぁい!」

メグ「カンパーイ!」

メガミ「か、カンパーイ…」

ライト「……」

レン「……」

カズマ「…ほらほら!どうした2人とも!」

ライト「…だって、今はこんなことしてる場合じゃ…」

レン「その通りだ、アオギリがカイオーガの力を手に入れてしまった…このままじゃ、本当に世界が大変な事になる」

カズマ「…こんな時、だからじゃないか?」

ライト「え?」

カズマ「…世界が危険、そんな事は分かってる…だけどな、こうしてまた5人が揃って、美味しい飯を食える!…今まではそれが当たり前だと思ってた…でも、今は違う…だからこそ、今は美味しく食べて!騒いで!いざって時に備えるのが、得策だと、僕は思うよ?」

メグ「うんうん!お兄ちゃんも帰ってきた事だし、今夜くらいはいいんじゃない?」

メガミ「そうですよ!こんな事、滅多に無いですから!」

ライト「…皆が、そう言うんなら…」

レン「…仕方ない、今夜だけだぞ?」

カズマ「そう来なくっちゃ!でも主役はお前だけどな、レン!」

レン「…まぁ、今まで悪かった…これからは、お前達と一緒に、皆の夢を守る為に戦うよ…」

ライト「…あのレンが…」

メグ「そういう事を言うようになったんだねっ…!私嬉しいっ!」

レン「…や、やめろ!恥ずかしい!」

メガミ「でもほんと、ビックリです」

レン「…親父に気付かされた…ライト」

ライト「…ん?」

レン「…俺を、諦めないでいてくれて、ありがとう」

ライト「…お、おう…こちらこそ…」

レン「…ふっ」

ライト「…今、笑った?」

レン「……」

ライト「…笑っ…たよな?今笑ったよな!?」

レン「…ああ、もう、うるさい!」

ライト「……」

レン「…笑った」

ライト「……」

カズマ「…ぷっ…くくく」

メグ「…んふふ」

メガミ「…ふふ」

ライト「…へっ…」

レン「……ふっ」

俺達は盛大に笑い、パーティーを楽しんだ

 

 

レン「……」

皆が寝静まり、静かになった夜に、俺は夜空が綺麗に見える所に来ていた

 

メガミ「…眠れませんか?」

レン「…メガミ…」

メガミ「…ここ、星が綺麗に見えますね…」

レン「……すまなかったな、色々と」

メガミ「…え?…私は…」

レン「いいんだ、ただの自己満足だ…」

メガミ「…そう、ですか…」

レン「…これもただの自己満足だが…聞いてくれるか?」

メガミ「はい、何ですか?」

俺は立ち上がり、メガミに体を向けた

 

レン「…どうやら俺は、お前が好きみたいだ」

メガミ「……え」

レン「……」

メガミ「えぇぇぇえぇえ!!?」

レン「お、落ち着け!」

メガミ「…レンさんが…私を?」

レン「…安心しろ、俺は別にお前と付き合いたい訳じゃない。それに、お前にも、本命の相手がいるだろ?」

メガミの顔が赤くなる

 

レン「…全く、ライトも隅に置けない奴だな」

メガミ「ラララ、ライトさんにはその話は…」

レン「言うわけないだろ?…言っておくが、あいつは言葉にしないと分からない超鈍感野郎だぞ?いや、言葉にしても分からない可能性もある」

メガミ「……」

レン「…俺が言いたいのは、お前にも、自分らしく生きて欲しいって事だ。俺は俺に正直に生きる、だから今告白した…だから後悔はない…未練もない……お前は、後悔なく生きて欲しい」

メガミ「……」

メガミは頭を下ろした

 

メガミ「…ありがとうございます…」

レン「……」

メガミ「…私は、ライトさんが好きです…」

レン「…だろうな」

メガミ「……でも、告白はしません」

レン「な!何故だ!」

メガミ「…私、人を好きになったのって、これが初めてで…」

レン「……」

メガミ「…この気持ちをどう処理したら良いのか、どう向き合えば良いのか、わかりませんでした…」

レン「……」

メガミ「…でも、これだけは分かります。好きな人には、幸せになって欲しい」

レン「…っ」

メガミ「…好きだからこそ、ライトさんには幸せになって欲しいんです…私は世界中の皆の幸せを願っていますが…やはり、1番幸せになって欲しいのは…ライトさんなんです…」

レン「…そうか、だからお前は、あいつが選んだ道を尊重したいと…」

メガミ「はい!ライトさんが誰を選ぶかは、ライトさんの自由ですから!」

レン「…そうか、お前がそれでいいなら、それでいい」

メガミ「…はい!」

レン「……」

まぁ、ライトが選ぶのは、十中八九お前だろうがな

 

メガミ「…なにか?」

レン「…いや、何でもない。寝るぞ…明日は…」

メガミ「マグマ団アジトに行くんですよね」

レン「…あぁ、決戦の日が近付いてきてる…」

 

             *

 

赤いサイレンが点滅し、サイレン音が所狭しと鳴り響く

 

監視カメラの映像を、手持ちのモニターで確認するホムラ

4人の侵入者(仮面ライダー)共がグランドトルーパーズを撃破する瞬間を目撃する

 

ホムラ「ウヒョヒョ!侵入者は第1層をブレイク!」

マツブサがマグマ団員を率いり、足を運んでいた

 

ホムラ「第2層へ入ったとの報告が」

マツブサ「……」

足を運んだ先は潜水艇がある場所

 

そこにはカガリが待ち伏せていた

 

マツブサ「…カガリ」

カガリ「……行くんだ…リーダーの夢を叶いに…」

マツブサ「…うむ…これよりマグマ団は!海底洞窟へ向けて出発する!」

マツブサがマグマ団員に呼びかける

 

ホムラ「そこの下っ端達!スタンバイ!」

マグマ団員「「「「はっ!」」」」

マグマ団員達が潜水艇に乗り込む

続けてカガリも乗り込もうとするが

 

マツブサ「……待て」

カガリ「…っ?」

マツブサ「…カガリ…お前はここに残れ」

カガリ「……え?」

マツブサ「……侵入者はもうすぐここに来る。お前は奴らを、ここから1ミリたりとも進めるな」

カガリ「……うん、分かった…リーダーマツブサ」

カガリはにこやかに言う

 

マグマ団員「侵入者!第4層を突破しました!」

マツブサが潜水艇に乗り込む

 

ホムラ「リーダーマツブサ、ささ、ズズズズいーと…」

マツブサ「……っ」

マツブサは振り返り、カガリを見た

 

カガリ「…祈ってる、人類の発展…」

マツブサ「…作戦完了後、また会おう」

マツブサとホムラが潜水艇に乗り込み、潜水艇の重いドアが閉じる

 

カガリ「……変えて…世界を…リーダーマツブサ…」

 

             *

 

ライト「…海底洞窟?」

レン「…カイオーガやグラードンが封印されているのは、海底洞窟にある…だがしかし、カイオーガの封印がとかれたと言うことは…」

ライト「…グラードンの封印も、簡単に解かれる可能性があるって事か!」

メグ「それってやばくない!?」

メガミ「…急がないと」

 

             *

 

マグマ団員「推進機関、全て異常なし!」

マグマ団員「全通信回路オープン。総受信状態良好です!」

マグマ団員「レーダーシステム、異常なし!」

マグマ団員「艦種ドリル管制システム、異常なし!」

ホムラ「…リーダーマツブサ…発進準備!オールクリーン!」

マツブサ「…機関!始動!」

潜水艇がある所に水が張られる

 

 

カガリ「…綺麗…赤いサイレン…」

カガリは点滅するサイレンを見た

 

カガリ「…見えるよ…夢叶うビジョン…」

カガリに見えた物

それは、見たことも無い怪物が、マツブサ達を襲う瞬間だった

 

カガリ「っ!」

水を張る水道管から水の量が減って行った

 

カガリ「……なに?…このビジョン…っ」

カガリは横に振り返った

 

ライト「…カガリさん!」

レン「……」

メグ「……」

メガミ「……」

カガリ「…あはっ!やっぱり来た…でも残念…終わっちゃったよ?潜水艇の改造…」

ライト「…っ!」

横にあったのは、巨大な潜水艇だった

先端には3個のドリルが装填してあり、もう発射されそうな雰囲気だった

 

メガミ「見てあのドリル!あれなら海底洞窟の封印だって、イチコロだよっ!」

ライト「…まさか、あれで海底洞窟に突っ込むつもりか!」

すると、潜水艇は動き出し、海底洞窟に向けて行ってしまった

 

ライト「あっ!」

レン「…まずい!」

カガリ「…残るボクのお仕事…キミを止めること…」

メガミ「……」

カガリ「……でも…今はただ…したい……キミと…エンゲージしたいっ…」

カガリはグランドライザーを腕に填めて変身した

 

グランド!ラーイズ!

バクーダ!

We are! Team MAGMA!

 

カガリ「……キミを…アナライズしたいっ!…うふっ!」

その眼光は、確実に俺を捉えていた

不敵に笑うカガリは、嬉しそうだった

 

メガミ「……ライトさん、レンさん…先を急いでください…」

メグ「ここは私達が食い止めるから!」

ライト「…でも!」

メガミ「…いいんです!…ライトさん…この世界をお願いします…」

ライト「……分かった、行こう!レン!」

レン「…あぁ、メグ!無茶はするなよ!」

メグ「うん!お兄ちゃん達こそ!」

俺はメガミとメグを置いて先を急ぐ事にした

 

 

カガリ「…な〜に?キミなんかお呼びじゃないんだけど…」

メガミ「私もお呼びじゃありません!!」

カガリ「……っ」

メガミ「黙って聞いていれば…ライトさんとエンゲージとか…アナライズとか…意味分かって言ってるんですか!?それ!!」

メグ「メガミちゃん落ち着いて!顔が真っ赤だよ!?」

カガリ「……」

メガミ「…ライトさんは、この世界を救う英雄になるんです!…邪魔はさせません!」

カガリ「…いいや、リーダーマツブサこそ、この世界の英雄だよ…」

メガミ「変身!」

メグ「へ、変身!」

カガリ「…邪魔はキミ達だよ!」

2人に攻撃を仕掛けるカガリ

 

メガミ「はぁっ!」

メグ「やぁっ!」

ライトさん…必ずや…世界を…

 

             *

 

ライト「…って、やばい!俺泳げるメガストーン持ってねぇ!」

レン「《ギャラドスナイト》は違うのか?」

ライト「…いや、あれはなんか…俺がキレてないと使えないみたいで…」

レン「…はぁ全く…ほら、餞別だ」

ライト「わわっ」

レンは俺に封印が解かれていないメガストーンを渡して来た

 

レン「アオギリから貰ったものだが、何かの役に立つかもな」

ライト「…あぁ、サンキュ!」

俺はメガストーンに気持ちを送った

 

頼む!今、お前の力が必要だ!

俺に力を貸してくれ!

 

すると、思いが通じたのか、メガストーンは光り輝き、封印が解けた

それはアクア団のウシオが使っていた、《サメハダー》の物と似ていた

 

ライト「フォルムチェンジ!」

 

サメハダー!

サメ!サメ!ハダ!ハダ!サーメハーダー!

 

俺は見た目が紺色になり、黄色い線が入る

まるで「オーシャントルーパー」みたいなカラーリングだ

背中にはスクリューが付いている

手には青の剣に、白い牙みたいなのがギザギザに付いてる、《サメハダーブレード》が握られていた

 

ライト「魚雷の戦士!仮面ライダーバーサ!サメハダーフォルム!」

レン「よし!後を追うぞ!」

ライト「あぁ!ダイビング!」

俺は水に潜り、レンはメガレジェンへと変身し、体にシールドを纏わせマグマ団の後を追った

 

             *

 

マツブサ「……」

ライト「マツブサ!」

レン「…っ」

マツブサ「…来たか、仮面ライダー」

ライト「……」

マツブサがいたのは、洞窟の最深部だった

近くにはマグマがあるのか?すごく暑い

 

マツブサ「…見ろ!あれを!」

ライト「…っ!」

レン「あれは!」

俺とレンは仰天した

マツブサが視線を送らせた先には、全長3メートルくらいの怪物が、まるで石像のようになって佇んでいた

 

ライト「…あれが…グラードン…」

レン「…封印されたままの姿なのか?」

マツブサ「…そう、そして…今こそその封印が解かれるのだ!」

マツブサが持っていたのは「べにいろのたま」

それをグラードンに向けて投げ込んだ

 

ライト「やめろ!」

レン「そうはさせるか!はどうだん!」

レンが「べにいろのたま」に向けて攻撃するが、謎の攻撃によって相殺された

 

レン「なにっ!」

すると、「べにいろのたま」は紅色に光り輝き、同時に石像のようになったグラードンの体にヒビが生じ、その肉体が崩壊した

残ったのは、赤と灰色のメガストーン

 

《グラードンストーン》と「べにいろのたま」はマツブサの手元へと戻って行った

 

マツブサ「……ははは!遂に手に入れた!グラードンの力!」

ライト「……」

レン「……っ」

マツブサ「…これも、お前の協力のおかげだ…」

レン「……?」

ライト「…一体…誰の事だ…?」

マツブサ「……アオギリ」

アオギリ「…へっ!」

ライト「なに!」

レン「アオギリ!?」

俺達の背後に、変身したアオギリが立っていた

 

レン「…そうか、今の攻撃、貴様か!」

ライト「…でもなんで…っ!」

すると、洞窟の奥の方に闇のオーラが発生した

 

ライト「……ヒガナ!」

ヒガナ「……ふふ」

そこに居たのはヒガナだった

何故ここにヒガナが?

というか、何故アオギリとマツブサが協力関係に!?

 

ヒガナ「…よくやったよ、君達…」

マツブサ「…ふっ」

アオギリ「ははっ!」

ライト「……っ」

レン「…何が、どうなってんだ…」

 

3人の不敵な笑い声が、洞窟内で響いた

 

To be continued




次回予告

グラードンの力を手に入れ、仮面ライダーへと変身するマツブサ!

マツブサ「…世界は終わり行く、私の手によって…」

実はマツブサとアオギリには、壮絶な過去があった!

アオギリ「この世界にはな!失っちゃいけねぇもんがあんだよ!」

ヒガナ「これがゲンシカイキの力…思う存分楽しませてくれ!」

第四十二話「終わり行く世界 ゲンシカイキの力!」
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