イナイレップーケン   作:つヴぁるnet

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ホモの寛大な後押し(高評価)にて盛り上がって来ました。
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ではどうぞ


第2話 〜 漫遊寺その2

〜 漫遊寺 〜

〜 夕方 〜

 

 

 

漫遊寺に黒い流星が落ちてきた。 あの速度で地面に衝突すれば周りに被害を及ぼすので俺は止めることにした。

 

なんとかボールの威力を殺し、地面に直撃を回避させたのだ。 その代わり俺が放った暴風により周りの生徒は吹き飛ばされていた。 …あれ? これって俺が受け止めなくても被害変わらないのでは? ……って、思ったけど漫遊寺の正門を黒い流星によって壊させるのは流石に見逃せないため、俺のやったことは正解に近いらしい。

 

あと黒い流星だが、それは黒いサッカーボールであり、ニュースにも報道されてたのと一致する。 つまり、この黒いサッカーボールは宣戦布告の合図だろう。

 

つまり、原作通りにこのまま進むなら『イプシロン』って連中が漫遊寺に来るだろう。 その前に雷門も一日早くこちらに来るだろう。 原作ゲームのチャプターで言うならばチャプター3か4くらいか? 彼らにとって序盤が終わった辺りだろう。

 

さて、俺は先輩として漫遊寺(中学)のサッカーメンバーと話し合いに入った。

 

この黒いサッカーボールが落ちてきたのなら尚更だ。

 

しかし…

 

 

 

「いえ、試合はしません」

 

 

 

やはり原作通り、漫遊寺キャプテンの影田は試合拒否を申し出るようだ。

 

横に綺麗な姿勢で正座してるほかのメンバーも大半は頷く。

 

 

「いや影田、あいつらは精神論でお話が通じない連中だ。 どのみち試合はやることになるぞ」

 

 

「いえ、それはないでしょう。 邪念を持たず、心を無にして語りかければ彼らも応えてくださる」

 

 

「俺はそうは思わない。 あいつらは侵略者だ、もし試合拒否を申し出るならこの学校を破壊して脅すだろう。 その時、周りの生徒に被害が起こるようなら俺は嫌だぞ?」

 

 

「「!!」」

 

 

ざわざわ…

ざわざわ…

 

 

「エイリア学園は無残に学校破壊を繰り返す非道な連中であるのは日本中で有名だ。 どこかで俺たちのように話し合いを試みた学校もあるだろう。 だけどそれすらも打ち砕き、人々を恐怖に陥れた。 そんな連中に対して、話が通じると思うか?」

 

 

「そ、それは……いや、しかし! 破和土先輩もこの漫遊寺に通い、今も漫遊寺の高校にも通われている聖者だ! なら邪念を持たず無に話せばなんだって通じ合うことも…!!」

 

 

「俺はたしかに漫遊寺に通い続けどんなに辛い訓練も耐えた聖者だろうな。 でも俺は少なからず現実主義だ。 そのため漫遊寺の聖者視点…では無く、俺からしたらその精神論は手遅れだ。 エイリア学園にそれは通じない。 なら俺たちは侵略者に対して怒りと裁きの心も持たないとダメだぞ」

 

 

「くっ……先輩はそう言うのですか…」

 

 

「影田、あんたのその姿勢は素晴らしい物だ。 曲げることなく突き通すその姿勢は漫遊寺にして褒められる心構えだから、俺は君を尊重するよ。 でも、綺麗な言葉も、視線も、精神も、通じない事だってある。 その時、漫遊寺の聖者として鎮めるのではなく怒りを持って裁きも必要なんだ」

 

 

「!」

 

 

「アイツらに漫遊寺の裁きを叩き込め。 人々を苦しめた怒りを、漫遊寺の聖者を目指すお前たちがやるんだ! エイリア学園に!」

 

 

「「「!!!」」」

 

 

 

それから話を終え、彼らの決断は試合を承ることになった。 原作とは違って断らずに受け止める選択技だ。 もう既に軽く原作崩壊だな。 てかそもそも漫遊寺が一度断ると黒いサッカーが漫遊寺の建物を破壊しまう流れに陥る。 だからそれを防げるなら防がないと。 悪いけど彼らの考えと、俺が"聖者"である事を利用させてもらった。

 

まぁそれでも結果的に試合するから遅かれ早かれなので構わないでしょう。

 

それよりもそんな漫遊寺はこれまでない大事な一戦となる。 そのため彼らは早速試合前の訓練に入り、重要な一戦のために最大の力を込めれるように断食もし始めた。

 

流石にそれは大変よろしくないので俺はそこだけは止めに入り、断食をやめさせた。

 

なので「やるなら滝に打たれて体を引き締めなさい」と先輩の俺のアドバイスによりメンバー全員は滝に打たれようと向かった。

 

あとで京都の白味噌で作った熱々のお味噌汁とおにぎりを多量に作ってあげよう。

 

滝に打たれて凍えた体に温まる食は良いだろう。

 

 

 

「じゃ、兄ちゃん、俺も滝に打たれてくる」

 

 

「お前は首が折れるからやめとけ」

 

 

「なっ! 前は滝に打たれても耐えたぞ!……少し首筋が痛んだけど…」

 

 

「そんなに打たれたいなら夕弥は軽く俺が打ち込でやる」

 

 

「げっ!?」

 

 

「ほら、ついてこい。 お前の『旋風陣』を更に強化する」

 

 

「アレを更にか!?」

 

 

「そうだよ、あくしろよ」

 

 

 

少し嫌そうに渋々と後ろをついてくる夕弥を連れ、サッカーボールを持ってグラウンドの真ん中に来た。

 

 

 

「夕弥の扇風機はエイリア学園にとって隠し球になる」

 

 

「扇風機じゃなくて旋風陣だ! てか扇風機が隠し球ってどんな扇風機だよ!?」

 

 

「んー、そうだな。 ……このグラウンドの芝生を剥がすくらいか?」

 

 

「それもう扇風機を超えたハリケーンだろ…」

 

 

「お、そうだな。 てな訳でハリケーン並みの旋風陣を作るとするか」

 

 

「それ旋風陣の名前に収まらないぞ兄ちゃん」

 

 

「じゃあ暴風陣に改名しようか」

 

 

「ハリケーン並みの旋風陣を作ること前提で勝手に改名されても困るから!!」

 

 

 

夕焼けに照らされたオレンジのフィールドは俺たちの長い影を作り上げる。

 

サッカーボールの影も縦長く伸びていた。

 

 

 

「でも兄ちゃん、オイラの旋風陣なら漫遊寺のどんな奴からでも奪い取れる程だぜ? 先輩達からもな。 なんなら二人同時でも奪い取れる」

 

 

「たしかに、その旋風陣は敵を止めるのに充分な力を持ってる。 おそらくエイリアの奴らも止めれると思うぞ」

 

 

Sランク技だし当たり前だよなぁ?

 

 

 

「え? なら…」

 

 

「俺がやりたいのは敵の強力なシュートを止めれるほどに強化が必要だ。 少なからずシュートの威力くらいは旋風陣で殺させないとな?」

 

 

「でも、宇宙人のシュートだぜ? オイラの技で止めれるかな…」

 

 

「できる。 俺の弟ならできる」

 

 

「!!」

 

 

「俺は黒い流星を止めたんだぞ? 殺人的な速度で突っ込んでくる重たい流星を」

 

 

「いやいや!? それは兄ちゃんだから止めれるんだよ!! だって、兄ちゃん、めちゃくちゃ強いし」

 

 

「そりゃ『聖者』って呼ばれるくらいだし強くて当然だ」

 

 

「いや、オイラが言いたいのは…」

 

 

「夕弥は強い兄の弟なんだぜ? なら問題ないさ。 ほら、口動かすくらいなら足を動かすぞ。 なーに、ただ旋風陣をアホみたいに強くするだけだ。 やることは簡単だろ?」

 

 

 

それから夕弥とみっちりと必殺技の練習した。

 

ちなみにシュートするのは俺だ。

 

結構キツ目にシュートして夕弥を追い込んでやった。

 

 

 

「『烈風拳』!!」

 

 

 

イナイレ3のミラージュショットのようにサッカーボールをつま先で踏みつけ、その場で逆回転させる。 そして烈風拳をサッカーボールに当てる。 すると烈風拳の波の中にサッカーボールは入り込み、力強く地上を突き進む。 しかもボールの回転が加えられてるため、波は激しく轟く。

 

威力は『ツインブースト』を参考にしてくれ。

 

 

 

「くっ、旋風陣!!」

 

 

 

烈風拳(シュート技)は旋風陣によって威力を完全に殺し、夕弥の足元に落ち着いた。

 

 

 

「って、烈風拳はブロック技じゃねーのかよ!?」

 

 

「基本ブロック技だな。 まぁ烈風拳の汎用性は高いからな。 だからただのシュートの威力を上げるためにも使う。 他にもドリブルしながら烈風拳は打てるぞ? なんなら敵のシュートが低空ならぶつけて止めれる。 あと甘いパスすらも烈風拳ぶつけてカットしてやれるな」

 

 

「えぇ…(困惑)」

 

 

「もし威力足りないなら重ねてやる」

 

 

「そ、それって『ダブル烈風拳』のことだよね?」

 

 

「そうだよ(肯定)」

 

 

「やっぱり兄ちゃんおかしいぜ…」

 

 

「申し訳ないが、わざわざ『シュート技』『ブロック技』『ドリブル技』『キャッチ技』って四つの概念に囚われてやる必要ないから。 ディフェンスのブロック技だってな、フォワードのシュート技に活かすこともできる」

 

 

「だから、それは兄ちゃんが…」

 

 

「なんなら夕弥の旋風陣をシュート技に使うことだってできるぞ? 些か『スピニングシュート』と被るが回転速度は旋風陣が上だ。 蹴る時の調整は大変だけど、うまくサッカーボールを蹴り切る事が出来るなら『クン・フー・ヘッド』よりも強いシュートになるさ」

 

 

「いや、まぁ、威力×《回転》=すごいシュートの数式は分からないことは無いけど……あくまでそれって理論上の話だよね?」

 

 

「まぁそうだな。 あとは度重なる試行回数によって真実と成功が決まる。 俺はこの漫遊寺で鍛え続けたから出来たまで……さッ!」

 

 

 

見せしめとして俺は烈風拳を走らせると、やや遠くに倒れてるベンチにぶつけた。 するとベンチはコロリと転がり、そして綺麗に定位置に起き上がらせる。

 

 

 

「そういや兄ちゃんの烈風拳はこの漫遊寺で開発したんだよね…」

 

 

「ああ、何せ漫遊寺は中国拳法など古風な技を生み出しやすい環境が整ってる。 そのため烈風拳を始めとした俺だけの超次元必殺の開発が捗った。 もちろん夕弥の旋風陣も同じことが言える」

 

 

「そ、それほ兄ちゃんがいたからだ…」

 

 

「いいや、夕弥は夕弥で真面目に漫遊寺の修行をこなしてたからだ。 多少サボるところもあるが、それでも負けず嫌いな夕弥は厳しい訓練に食いつき、心身ともに成長したからだ。 だから夕弥は簡単にその技を習得したんだ。 俺はほんの少し手伝ったに過ぎない。 あとは夕弥の実力だよ」

 

 

「に、兄ちゃん……えへへ、そうか」

 

 

「まぁ近くで見させてもらってたから俺も旋風陣使えるけどな」

 

 

「空気台無しだなオイ」

 

 

「そぉーれ! 今日はいつもよりも沢山回っておりマーース!」

 

 

「しれっとオイラの十八番(扇風陣)が使える辺り兄ちゃんがヤバイのはわかるな…」

 

え? 何気にSランク技を取得して気持ち悪いって? いやいや、3になれば旋風陣も秘伝書に出る技だ。 あとは試行回数繰り返せばなんとか自力で出来たよ。 まぁこれも全て烈風拳を取得したお陰だ。 烈風拳は色んな必殺技の派生になる。 衝撃波や回転数の関係上、それを全身で応用するイメージを浮かべばあら不思議。 Sランク技もこの通りだ。

 

 

 

「オイラのより威力があるよなソレ…」

 

 

「まぁな」

 

 

 

俺自身の強さもこの超次元必殺に現れている。

 

そう__自分の【闘気】を表す。

 

俺はそう解釈してこれを使ってる。

 

だから夕弥の旋風陣も俺の闘気を『回転で表す』ようにしてる。

 

そもそも超次元必殺は自分の『心の強さ』と『イメージの深さ』によって編み出せる。

 

俺はそう考えてるし、今も実感してる。

 

まぁ色んな超次元必殺を使うにしても、その使用者に適正だったり、自分の体格に当てはまったりと条件は様々だから全て使える訳でもない。

 

ただ俺は「旋風陣できそうだな」って思ったからやったんだ。

 

そしたら出来たまでの話だ。

 

夕弥には軽く恨まれたけど、俊敏に柔軟に体を動かせる夕弥が使った方が強くなるのは確かなので「お前の技だよ」と落ち着かせた。 でも今はまだ俺の旋風陣が強い。 こればかりはそれぞれのステータス面が影響している。 何せ夕弥の3倍は漫遊時でサッカーしていたんだ。 そして旋風陣の開発は夕弥ではなく俺である。 けど将来的に考えたら夕弥がこの技を使う方が化けるだろう。 俺はそう考えている。

 

 

 

「さぁ、休憩はここまでだ。 次はシュートタイプの疾風拳だ」

 

 

 

疾風拳とは斜め上から地面に放つ衝撃波。

それをボールと共に撃ち放つ。

威力は『ひゃくれつショット』と弱い。

しかし連撃できる。

威力は『にひゃくれつショット』まで上がる。

 

 

 

「うぇえ!?」

 

 

「おいおい何驚いでんだ? シュートってのは正面からだけじゃなく、上からも、異次元からも襲いかかるんだぞ? 試さなくてどうする」

 

 

「うへぇ……マジか」

 

 

「イクゾー!」

 

 

 

 

 

 

 

この後

 

無茶苦茶(疾風拳を)夕弥にぶっかけた。

 

 

 

 

 

つづく




既に旋風陣を習得してる小暮夕弥は原作の倍は強いぞ。
兄となった聖者の息吹にて強くなったんじゃ。


ではまた
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