気付いたら周りが百合色になってた   作:まもなう(旧ノリあき)

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お久しぶりです!赤い奴右端まで記念(短いけど)!ありがとうございます!


EX:猫と須藤さんと牧原さん

とある休日の午前。快晴。へいよーぐっつすっす。

最近コーヒーを飲むとお腹を下す私こと須藤杏でございます。

 

「ねー猫カフェいこぉー?」

 

「いいよ」

 

そんな私は愛する愛美からの提案に一も二もなく了承した。

猫カフェ。つまり選りすぐりの猫さんと戯れながらお茶やらコーヒーを楽しむ癒やし空間。勿論私は今まで碌に縁がなく行ったことはない。

一人猫カフェは個人的にハードル高いと思う。うん。流石に一人女子牛丼屋よりは低いかもしれないけど……いやどうだろ。

 

「愛美は良く行ってたりしたの?」

 

「してたーっていうかしてる!」

 

「いつの間に」

 

「ふっふっふ。ほれ会員証」

 

ドヤ顔で会員証を見せてくる愛美は可愛いが、答えになっていない。まぁいいか可愛いし。

 

「会員証とかあるんだ」

 

「スタンプカードもあるぞい」

 

「ほーん」

 

肉球のスタンプが可愛らしい。

 

「アレルギーとかないよね?」

 

「大丈夫。それより猫さんに好かれるかが心配」

 

「そこら辺は猫さんもプロだからね。そりゃもう愛想振りまいてくれるさぁ」

 

猫さんにプロとかあるのか。いやそりゃ野良と比べたら人馴れはしてるだろうけども……

謎の不安を抱えた私を他所に、嬉々として支度を始める愛美。

え、今から行くの?

 

「思い立ったが吉日だよぉー」

 

笑顔が眩しい。外も眩しい。暑い。

 

「よし、私も腹を括ろう」

 

「行きますぞい」

 

「ん」

 

「んー」

 

どんな状況でも行ってきますのキスは忘れない。私達はラブラブなのだ。

そうだ。いくら接客のプロらしい猫さん達でも、この愛で結ばれた私たちは引き裂けまい!

ふっふっふ、見せつけてやるぞ、まだ見ぬ猫さん達!

 

 

 

 

「でへでへでへ」

 

「んなぁー」

 

陥落した。

 

「うわぁーおすっごいニヤケ顔だねぇー」

 

「だって可愛いもんでへでへ」

 

私は弱かった。

百戦錬磨のプロ猫さんには温室育ちのネコ(?)である私は敵わなかった。

だって無理じゃんこんなの。

 

「んなぁ」

 

「はー可愛いねぇ」

 

手を差し出すと、てしてしと前足でハイタッチめいた事をしてくれる猫さんに私はもうメロメロだった。

にぎにぎしても爪を立てず、なすがままの猫さんはなるほどプロだ。

肉球柔らかいねーぷにぷにだねーうりうり。

 

「……むむむ」

 

「んなぁー」

 

「お、君も来てくれるのかいえへえへ」

 

両手に花だえへえへ。膝にも来てもらうもんね!はー温かいね。

 

「むむむむ」

 

「ん?」

 

猫ねこパラダイスに私が導かれていると、ふと「くいっ」と上着の裾を引かれる感覚があった。

なんか愛美が恨めしそうな表情で此方を見ている。ジト目も可愛いな。結構レアかもしれない。

でもどうしたんだろ?愛美のところにも猫さんたちは来てるのに……

 

「どしたの」

 

「べーつにぃ?杏はモテモテだねぇー」

 

「そうでしょ私もびっくりだよえへ。ねー」

 

「んなぁ」

 

なんか私からフェロモンでも出てるのかってぐらい寄ってくるけど大丈夫なの?と思うけどいいや可愛いから。

 

「むー……いいもん、あたしもいちゃつくからぁー」

 

行っちゃった。あれ、ちょっと拗ねてた?私が猫さんにデレデレしすぎたから?

え、どうしよう。そんなとこも可愛いけどどうしよう。正直拗ねてるというかヤキモチ?焼いているところ初めて見たからどうすればいいのかわからない。

 

「猫さん、どうしたらいい?」

 

「んなぁ」

 

猫さんに顔を寄せてもすりすりしてくれるだけで、返答は無かった。当たり前か。

 

「うーん……」

 

いやそういえば猫カフェなのにカフェしてない。いいのかこれで。

 

「ふぐっ」

 

でもこの状況動けなくない?膝に猫さん乗っけちゃったし、何か猫さん達の魔力か足が縫い付けられたようにカーペットから離れてくれない。待って、痺れてるから叩くのやめて!

 

「ぐおお」

 

「にゃあ」

 

これが天罰だとでも言うのか。私の足in五本指ソックスはおもちゃじゃないんだぞ!

 

 

 

 

「ごめん」

 

「つーん」

 

「ゆるして」

 

「つーん」

 

結局あれから家に帰ってきても、愛美は機嫌を直してはくれない。平身低頭してもお菓子で釣ろうとしても駄目だった。

でも手は繋いで帰った。

 

「……こうなったら」

 

腕を組んでつんつんしている愛美も大変珍しくて可愛いが、何時までもこうだと流石にまずい。

そんな私だったがふと、名案……迷案?を思いついた。こうなったらアレを使う。

 

「つーん……?」

 

つんつんしながらも何事だと私を見る愛美を尻目に、ごそごそと収納を漁る私。確かこの辺に……

 

「あった」

 

愛美に見えないように秘密兵器を装着する。流石に尻尾は着けられないが……!

 

猫耳を着け、首に鈴を巻いて、猫の手を嵌めて……

四つん這いになり、上目使いで、手は頭にかわいく!

振り向く!

 

「ゆるして……にゃん?」

 

どうだ!私の渾身の……!

 

「……」

 

「……くっ……!」

 

まって恥ずいまって恥ずいまって恥ずい!!

やめて急に真顔にならないで顔があつい!あと何か言って!

 

「あ、あの……?」

 

もう私は赤くなった顔を晒しながらも、動かぬ愛美を不安げにも見上げるしかない。私に打てる手は全て打っ

 

「~~~っ!!」

 

「ふにゃっ!?」

 

不意に凄まじい勢いで抱きついてきた愛美に押しつぶされる。

ほ、豊満なボディが、ぐええ。

 

「あーもーずるいってぇー!卑怯だよ杏ぅー!」

 

「ず、ずるいって何……」

 

「いつの間にそんなの用意してたの?」

 

「こ、こんなこともあろうかと……」

 

本当は自分じゃなくて、愛美に付けて貰いたくて内緒で買ってたんだけどね。

いや、うん。だって見たいじゃない?猫になった愛美とか絶対可愛いじゃん?まさか私がつける羽目になるとは思わなかったけども。

 

「ふぅーん?」

 

「あ、あの……」

 

私の頭を撫でくりまわす愛美の手が落ち着いたかと思うと、今度は頬に添えられて、艶めかしくなぞってくる。

な、なんかえっちなんですけど?

 

「ねぇ、杏?杏は今、ネコさんなんだよねー?」

 

「そ、そう……だね?にゃん?」

 

「ならさぁー……」

 

あ、やばい。目がやばい。

 

 

「いただいちゃっても……いいよねぇ?」

 

「に、にゃぁぁ……」

 

 

この後散々可愛がられた。よかった。

 




u、upapyoi……
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