特急「北陸」「富士」個室寝台の接点   作:新庄雄太郎

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事件発生 特捜班も出動


第二章 個室寝台の死

そして、寝台特急「北陸」の個室寝台で殺人が起きたのは特捜班も出動した。

 

「何、上野行の寝台特急「北陸」の個室寝台で男性の死体。」

 

「えっ。」

 

「特急「北陸」で男性の死体だ、すぐ向かってくれ。」

 

「了解。」

 

特捜班は、上野駅のホームへやって来た。

 

「あれっ、どっかで見覚えのあるやつだ。」

 

「どうした、鶴岡。」

 

「主任、この人どっかで見たことある人なんだよな。」

 

「ああ。」

 

そして、所持品を調べて見ると。

 

「ん、牧野五郎、フリーライターか。」

 

「どうした。」

 

「被害者の身元がわかりました。」

 

「本当か、梶山。」

 

「被害者は、フリーライターの牧野五郎らしい。」

 

「そうか、よしっ、この件は警視庁に任せておこう。」

 

「ええ。」

 

しばらくして、警視庁・捜査一課の刑事たちが到着した。

 

「死因は、ナイフによる出血死。」

 

と、桜井は言った。

 

「うん、という事は凶器はナイフか。」

 

「考えられますね。」

 

「ええ。」

 

南は、高山達に事件の事を高杉班長に説明した。

 

「被害者はフリーライターの牧野五郎、昨日の夜に寝台特急「北陸」に乗って鎌倉へ帰る途中に何者かに殺害され、犯人は素手の姿を消えてしまい、人気小説家が車掌を呼んで、死体を発見されたそうです。」

 

「なるほど、犯人はその場で消えたって訳か。」

 

「はい、残念ながらその場で下車したんじゃないかと思われます。」

 

「そうか。」

 

「話によると、小説を書きに行くため金沢へ取材に行っていたそうです。」

 

「なるほど、帰りに「北陸」に乗って牧野が個室寝台で殺されたと。」

 

「ええ、不審な乗客はいなかったか聞き込みをしたんですが、誰も見ていないって。」

 

「そうか。」

 

「犯人はどうやって殺害したのかだ。」

 

「話をしたいから、会いに来たって事は。」

 

「なるほど、それもあるな。」

 

「とにかく、その線で捜査してみよう。」

 

「うん。」

 

小泉は、時刻表を見ていた。

 

「寝台特急「北陸」には、A個室とB個室の2種類あります。」

 

「なるほど、種類があるんだな。」

 

「A個室は1人、B個室は2人専用ですね。」

 

「発車するのは何時だ。」

 

「金沢を22時08分に発車し、上野へ着くのは6時40分です。」

 

「そうか、夜の22時に発車するのか。」

 

「そこなんだよな。」

 

と、高杉は言う。

 

「という事は、犯人は何処から「北陸」に乗ったかだ。」

 

「そうですね。」

 

「とにかく、調べて見るか。」

 

「そう言えば、2人は小説の取材で能登へ行くって言ってなかったか。」

 

「ああ、最新作の恋愛サスペンスを書くって言ってたな。」

 

「うん。」

 

と、松本は南に行った。

 

 




そして、彼はどうして殺害されたのか

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