特急「北陸」「富士」個室寝台の接点   作:新庄雄太郎

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そして、第二の殺人が起きた。


第四章 もう1つの殺し

須藤優香は、南宮崎発・寝台特急「富士」の一人用個室寝台に乗っていた。

 

須藤は女性でありながらブティックの社長である、彼女は大分の実家へ里帰りして、東京へ帰京していた。

 

「今でも、私はセクシーなんだから。」

 

そこへ、車掌がやって来た。

 

「すいません、特急券と寝台券を拝見させていただきます。」

 

「はいっ。」

 

「はい、どうも。」

 

と、車掌は去って行った。

 

そこへ、穂乃果が個室寝台で車内販売をしていた。

 

「はい、何にしますか。」

 

「すいませんが、これをください。」

 

「ありがとうございます。」

 

と、須藤は雑誌とビールを買った。

 

須藤が乗った寝台特急「富士」は南宮崎を13時27分に発車し、日豊本線 鹿児島本線 山陰本線 東海道本線を通り抜け、終着東京には9時58分である。

 

ピィーッ!

 

しばらくして、名古屋を過ぎると朝を迎えていた。

 

9時58分、寝台特急「富士」は東京駅に到着した。

 

「お客さん、東京駅ですよ。」

 

と、田村車掌は須藤を起こそうとしたが。

 

「お、おい、しっかりしろっ。」

 

須藤は、ナイフに刺されて死んでいたのだ。

 

「どうしたの、穂乃果ちゃん。」

 

「あっ、ことりちゃん。」

 

「今、個室で女性が死んでるの。」

 

そこへ、南達がやって来た。

 

「どこだ!、死体が見つかったのは。」

 

「58分に到着した、寝台特急「富士」の個室寝台に。」

 

「死んでるのは女性のようです。」

 

現場には、公安隊が到着していた。

 

数分後、警視庁・捜査一課と鑑識も到着した。

 

「主任、被害者の身元がわかりました。」

 

「本当か、高山。」

 

「はい。」

 

「被害者は、東京在住の須藤優香、38歳です。」

 

「やはり、寝台特急「北陸」の殺人と同じ手口か。」

 

「第二の殺人は東京行の「富士」か、しかも1人用か。」

 

「犯人はどうやって個室寝台に入ったんだ。」

 

「「北陸」と同じようにやったんだろう。」

 

「ねぇ、これ。」

 

「ああ、高級香水だな。」

 

「犯人は、須藤に麻酔薬入りの香水をかけ、ナイフで刺した。」

 

「そうか、犯人はこれを利用したんだ。」

 

「恐らく犯人は、小倉で新幹線に乗ったんだ。」

 

「そうか、それを利用したのか。」

 

「うん、その可能性がある。」

 

特捜班

 

「何、現場に高級香水が。」

 

「はい。」

 

「犯行に使われたナイフは、「北陸」で使われたのと同じですね。」

 

「うん、という事は前もって金沢へ行き、「北陸」で牧村を殺害、そして「富士」で須藤を殺害か。」

 

「その線で捜査してみよう。」

 

「了解。」

 

「早速、個室寝台で不審な乗客がいなかったか聞き込みをして見ます。」

 

「うん。」

 

と、鶴岡と小泉は聞き込みを行った。

 

だが、聞き込みをした結果誰も不審な客はいなかった。




そして、犯人は誰なのか?
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