ってか初手、原作2話分スキップだとか俺ちゃんやりますなぁ。
その爆発に笑顔を添えて、略してその笑顔、前回までのあらすじは
一つ、Wに転生してしまった転生者、君の明日はどっちだ?
二つ、緑谷出久と友となり親友となった。
三つ、二人して最初の一歩を踏み外してしまった。
「はへ?」
「きゃ!?」
意気揚々と二人で内心ワクワクしながら雄英高校の校門を潜ると、突如重力と言う枷から解き放たれ私達はその青く澄み切った広大な蒼空が視界い
っぱいに広がっていた―――端的に言うとコケました
いやいやいやいやなんで揃いも揃って二人同時に最初の一歩目で踏み外しちゃってるの私達!?
どんどんと視界が上へ上へと移り行き私達の上を丁度飛んでいた小鳥たちの大群、その可愛いお腹がよく見える見える‥‥‥‥これは手遅れかな!
諦めの境地へ至りこれから来るであろう背中の痛みに私は備える為、目を瞑ってしまう。痛いのヤダなぁ、私痛いの嫌いなんですけど~あははは……ハァ~。
視界が黒一色に染まる中、痛みを待つのだけども……アレ? いつまで経っても来ないですね?
不思議な現象に疑問に思って目を開けてみると視界が最後に見た光景のまま固定されていてまるで固まったかのように上を向いたまま……何故?
「はぁ~ 危なかった」
「え?」
聞き覚えの無い女の子の声とデク君の戸惑う声も聞こえそちらへと目を向けるとそこには……丸頭の女の子がいた。
「大丈夫ですか?」
「え? えぇぇぇぇ~!?」
「デクちょっとうるさい、たかが体が浮いてるだけでしょ? 何驚いているのよ」
いや、口ではそう言ってますが私自身もデク君と同じぐらいには驚いてますからね! やっぱりこの口駄目ですわ、言いたい事全然言えない。
何時もの事にがっくりと気持ちを落としている私、そして驚いて目が丸くなっているデク君の二人を女の子は浮いたその体の体制を整えてくれるとニコニコとこっちまで笑顔になりそうな表情を浮かべていた。
「私の個性、ごめんね勝手に」
おぉ! 怪我をしなかったのは貴方のおかげでしたか。状況から察するに空中浮遊、もしくはそれに類似する個性でしょうし使い方次第では夢のある個性ですね。好意的な少女に胸打たれ、直にお礼を言をうとしたのですけど……
「礼は言わないわ、貴方が勝手にやった事なんだし。むしろライバルの一人の個性を知れてラッキー」
まぁ、案の定こうなるわけで……何故皮肉ってるんですか私の口! たまには直に言う事を聞きなさい!
「そっか! 私達はライバル、開始前から既に試験は始まっているってことやんね!」
いつも道理嫌われるかと思いましたがこの子はどうやら私の発言をどうやら好意的に受け取ってるようで……凄いポジティブで初めて遭遇するタイプですね。
「でも最初から転んじゃうのは縁起わるいもんね、後悔は無いよ!」
うわー! この子、純粋な好意から私達を助けてくれたんだぁ~。この皮肉か嫌味しか言えない私とは大違いな人格者のようでいい子ですね!
「え、えぇ。あなたの言う通り…だわ」
うわぁーお、久方ぶりにいう事言聞いてくれましたよ
「おっ おっ……おおぉ~!」
デク君、私以外の女の子とまともに会話出来た事が嬉しいのは分かったから突然奇声を上げるのは辞めようね。一緒にいる私まで変に見られるから。
所変わって試験説明会場、そこでは受験者事に受験番号が割り振られているみたいで私達は別々の場所へと座る事になりました。まぁ、別々の場所と言っても私の真ん前がデク君がいる場所なんだけどね。
全ての席が埋まりしばらくすると部屋の照明が落とされ正面ステージが照らされました。
「受験生のリスナー、今日は俺のライブにようこそ! エブリバディ・セイ・ヘイ!」
そしてそのステージにはヤケにテンションの高い説明担当だと思われる先生が1人……何だか不安になって来た。
案の定、謎のテンション高めの掛け声に答える受験生はおらず会場は静まり返ったまま……なんだけどやけにデク君が嬉しそうにしてるなぁ。
その様子に先生「コイツはシビィ」と言い残し実技試験の概要を説明してくれた。あとそのノリは一度目で無理だったんですからもう無理ですって。
試験内容は単純、制限時間10分以内に会場内に蔓延る仮想ヴィランであるロボットを倒しポイントを他の人よりも稼いだら合格。これが最初に行われる模擬市街地演習の内容だ。事前に内容は先生が来る前に指定席に置いてあった資料を読んで把握はしていたけれど、この内容からして完全に戦闘型の個性が有利ですね。
「っげ!俺C会場じゃんお前は?」
「俺はDだな……受験番号連番なのになんで会場が違うんだろうか?」
へ~、これは良い事を聞きました。
隣の生徒の話声の内容から察するに同じ学校の子と組んでテストを受けるというある意味ズルな行為の対策はされているようですね……私はB会場ですか。
「演習場には仮想ヴィランを
そしてその仮想ヴィランに対して個性を使い行動不能にした人はそのポイントをゲットできる仕組みっと、妨害行為も禁止でただ単純にポイントの奪い合いになる事が予想される種目だけども……ん?
「おかしいわ」
あ、思わず発言しちゃった。私の声は予想以上に大きかったらしく先生の耳にも届いたみたいですね。
「ヘイ! 一体何がおかしいんだ?」
私へとスポットライトを当てられてか有耶無耶にすることも無理な状態に……仕方ない。私は疑問を解消するべくプリントを手に起立した。
「このプリントによると仮想ヴィランは3種ではなく4種記載されているわ、ここは最高峰と呼ばれる雄英よね? これがもし誤載だったとしたらかなり不味い事になるんじゃないかしら?」
私の質問に対してどうやら想定内だったらしく、私の受験番号を呼びそしてサンキューとまで返し先生は説明を続けた。どうやら4種目のヴィランは会場ごとに一体配置してあるギミックの事だったようで大暴れしているヴィランらしい。ポイントも0ポイント倒しても得が無い事から先生も無視して逃げる事を推奨しているみたいだ。
「へぇ~、あれはお邪魔虫の事だったのね……どんなギミックか楽しみになって来るじゃない」
シンプルにありがとうございましたとか言おうとしたのに完全に戦闘狂の様な発言を残し私は座った。発言はもう既に諦めてるとしてお邪魔虫か……口では勝手にあぁは言ったけれど私も避けるように動こう。
「っく! 俺が質問したかった……」
……ごめんね、どっかの誰かさん。アピールポイント潰しちゃって。
「最後にリスナーへ我が校、校訓をプレゼントしよう。かの英雄ナポレオン・ボナパルトは言った。真の英雄とは人生の不幸を乗り越えていく者と。」
「さらに向こうへ―――」
「
最後に校訓を盛大に発表して絞めらる説明会。その後は各々指定された会場へと案内される。デク君は大丈夫だろうか、この試験に向けて半年以上前からかなり鍛えてたみたいだし……上手くポイントを稼いで合格すると良いんだけども。
会場に入る前に更衣室へと案内されて予め持ってきていた動きやすい格好へと着替え、事前申告していた道具を下げて実習試験の入口へと集まるだけども……うわぁデケェ門だなぁ……雄英すげぇ。そんな暢気な感想を抱いていると
「ちょっと君!」
突然誰かから話しかけられてしまいました……何故だ!
声のする方向へと目を向けるとそこにはザ・真面目って感じの青年がいました。
「一体なんの用? 試験開始前に他の受験者に話しかけるだなんて集中力を乱そうとしているのかしら? そうだったらそれは妨害行為に当たると考えるのだけど弁解はいかほどに?」
僕の口の特徴その一! 初対面でも煽る。完全に相手を敵に回す言い方ですよね!(ヤケクソ) これがただ何ですか?って単語から生まれたのだから修正力は今日も絶好調だぜ!
「いや、そういうわけではなく」
ん? そういうわけって事は何か物申したい事があるという事ですかね?
「俺が言いたいのはその格好は何だという事だ!」
格好? 今の格好って言ったら普通に上は半袖のTシャツ、下は普通にズボンと道具を入れる複数のポーチとかしかなんですけど……
「その恰好、あまりも薄着すぎるぞ!」
薄着? ……っは!分かった、上はTシャツで実はその下にインナー着るの忘れてたけどその事が原因か!
いや待てよ、よくよく考えると今回付けて来たの黒のスポーツブラでTシャツ自体も黒色しているから分からないはずなんだけど……それに気づくだなんてもしかして変態?
「だから何だって言うのかしら? どんな格好をしようと個人の自由でしょ?」
「だが―――」
その後もごちゃごちゃと何か言って来たみたいだけど私は初めての変態との遭遇のショックでぼぉ~っとしていて聞いてなかった。口は勝手に喋ってたみたいだけどね。
言いたい事を言い尽くし満足したのか真面目変態眼鏡、略してマジ眼鏡はバスの方へと向かって行く……あの変態は何をしたかったのだろうか? そう考えながらスタートの合図を迎えるのであった。
走りながら持ってきていた道具の蓋を開け、取り出した。
それは黒く、そして冷たい色をしているアイテム。長く筒の様な形をしていて怪しく黒く光り、怪しい雰囲気を醸し出している物。
「さて、パーティーを始めましょう」
それは私自身の個性を使うには必要不可欠な道具、その名もグレネードランチャー。
誰かWのグレランのモデルを教えてくだされ。
次回予告
ついに始まった市街地演習。
10分と言う短い制限時間の中、主人公は見るもの全てを爆破していった。
「三つ数える間に、逃げるチャンスをあげる。3! 2! 1!」
次回【スタートを祝福する爆発音】
次回もお楽しみに!