明日はガチャの更新日! 皆、石の備蓄は十分か? 俺は出来てる!
その笑顔、前回の三つの出来事は。
一つ、雄英試験キター!
二つ、グレネードや地雷こさえて俺、参上!
三つ、み、緑谷がメモリブレイクしやがった!?
「実技、総合成績でました!」
私ことオールマイトは入学通知のメッセージを取り終えたその後、最終的な緑谷少年の実技試験の成績を見るべく他の入試担当の先生方の後ろの方でこっそりとその成績を見つめていた。
おぉ! レスキューポイントのみで7位か。やはり私の見込んだ子だ、これぐらいの凄い事をやってのけると信じていたぜ。
ついつい胸が熱くなり拳に力が入りながらその成績を見ていたのだが……む?
1位の子の名前が違う?
リアルタイムで視聴していた時のランキングには確かに撃破ポイントのみで69ポイントを獲得し、ダントツの一位だった子がいたはずなのだが……一体どこに?
私が疑問に思っていた所、丁度その話をするらしく耳を傾けた。
「最終的な合計ポイントは撃破69、レスキュー8で合計77ポイントな爆豪 若葉……本当なら一位にしても問題ない人間なのだけど、本当にコレ合格にしちゃっていいものですかね?」
「言動共に問題大アリの問題児……何故この様な性格でヒーローを目指そうと思ったのか不思議で仕方ない」
「あの動きはどっちかと言うとヴィランのようでしたからね」
「事前の心理鑑定もヴィラン化の恐れありと出てたぐらいですから相当ですよ」
確かにあれは酷かったと私も思う。だけども最後に落ちてくる緑谷少年をキャッチしようと走っていた時に見せたあの必死な顔、あれこそ彼女の本質ではないのであろうか! 私が言い出そうと前に出る────
「とりあえず合格で出しちゃってもいいと思いますよ」
──―前に話の続きを聞くとしようそうしよう。決して相澤君の存在に気付かなくってビックリして出られなくなったとかそんなんじゃないからね!
「……相澤先生は合格でもいいと?」
入試担当の先生がそう聞き返すと相澤君は静かに首を縦に振る。
「先生方の言う通り危ない奴かもしれませんけどここを受けるぐらいだ、何かしらヒーローと言う存在に憧れているかもしれませんから問題ないでしょう」
「しかし……」
「それにいざとなったら俺の判断で──―」
私はゆっくりとその場を後にした。この後、どんな話し合いがなされたかは聞かされてないからわからないが名簿に彼女の名前がある事から合格したのは確かだろう。相澤君がどんな返答で納得させたかは分からないけどこれだけは分かる。あの後、何て返したか。
「──除籍処分としますよ」
多分、彼ならこう返したんじゃないかな?
※※※
「でぇーくぅー、一体全体あんな時間にどこに行ってたのかな? 私に話してみなさい」
「えっとその、どうしても会わないといけない人がいて……」
「事前に連絡とかしてくれてたらあたしは嬉しかったんだけどなぁ〜、連絡さえしておけばこんなに待ちぼうけする必要もなく、ましてやデクの家に泊まる必要もなかったのだから」
ポストに入っていたのは……不法投棄物でした……。
なんて冗談は置いておいてですね。お母さんから「若葉! 雄英からのお手紙来てるわよ!」と報告を受け私は「はぁ〜い!」と返事しながら爆破処理班キットを使い慎重に、それはそれは慎重に開封の儀式を執り行いました。キットを使った理由としましては何となくです、強いて理由を上げるのならば手紙開封の前に爆発性の薬品を注文していたので安全を考え爆発した時の備えで着ていました。
その直後「あんたバカやってんじゃないわよ!」と愛の鞭があったものの問題なく合格と言う通知をもらいました。正直筆記には自信が無かったのですが無事合格したようで何より。
安心感と共に一緒に受けた友の結果が気になった私は直ぐにデク君の結果を確かめるべくお家へ向かったのです。しかし……
「あれ? 出久なら外に出てるけど……?」
デク君は不在でした。
諦めて自分の家へと帰ろうともしたのですが、何とお優しいデク君のお母さんは時間的に既に遅いので泊まってきなさいと言うのです。私はそれに対して絶大なる感謝の言葉を心の中で叫びながらその提案に甘えお泊まりする事に。幸いデク君の部屋に2泊分ぐらいの服は置いていたので一泊程度なら問題にはなりませんでした。
大天使なデク君のお母さんとお話しながらそのままデク君の帰りを待ってたんですけど……Wちゃんは変なとこでいい子で9時には既にお眠な状態となり気付けばそのまま寝落ち状態に。
で、次の日。本来ならお休みの日でゆっくりと寝ている時間ではありますが朝からデク君をお手製のクラッカーで叩き起こして今の状態に至るわけです。
「僕を鍛え上げてくれた人だからどうしてもお礼をと思って」
「あら、それはあの超パワーにも関係あるのかしら?」
まぁ、実際にはお泊まりの件はそこまで怒ってはいません。しかし、試験時に見せた謎の超パワーの個性。当日はリカバリーガールの衝撃的すぎる治療方法のお陰で聞く事を忘れていました。だから無個性であるデク君が何故あのタイミングで個性を目覚めさせたのか気になって夜しか眠れませんので聞いておかないと!
「ないこともないけど……」
内心ワクワクウキウキな気持ちで聞くのですが……どんどんとデク君の表情が曇っていきます。あれ? 何か不味いことを聞きましたかね?
「言えないならそれでもいいわ」
あら、今日のお口さんはお利口ですね。いつもの私だったら相手が泣き出してでも疑問を追求すると言うのに。
その後はいつも通りヒーロー談話やちょっとした豆知識を聴きながら遊び、私は家へと帰りました。あ、あとデク君も合格したみたいです。
※※※
「既にわーちゃんは学校へ到着してるかな?」
僕、緑谷 出久はオールマイトの助けもあり難関と言われる雄英高校の試験に受かり晴れて、今日から登校する事となった。
朝から母からの涙ながらのお見送りに心打ちながら登校していたのだけど……一緒に受かった僕の幼馴染である爆豪 若葉、わーちゃんの事が心配です。あの子は何と言うか、凄く不器用な子だから。
その時、昔の記憶がふと頭を過る。いつから一緒かは今となっては覚えてないけど小さい頃から僕とわーちゃんは一緒だった。
何でも出来るわーちゃんと無個性な僕、比べるまでもなくわーちゃんは凄かったんだけど一つだけ唯一出来ないことがあった。それは友達作り。
幼馴染である僕でも偶に翻訳をミスする時もあるけれど、大体わーちゃんが言ってる事ややってる事は大体天邪鬼だったり本心からの言葉ではなく体が勝手にやってしまう……らしい。
「だから心配なんだよなぁ」
昔個性の使い過ぎで体に異常が出た結果、逆に正気に戻ったわーちゃんからの話だと個性の何かが作用して本当に言いたい事が言えなくなってしまったとか何とか……あの時のわーちゃんずっと丁寧語だったのが衝撃的だったのを覚えてる。それに加え正気に戻らなければこの欠点については他人へと喋ることも出来ないから僕ぐらいしかこの欠点は知らない。一応僕からわーちゃんのご両親にはこの件を話したけれど大層驚いてたなぁ。
そんな理由でよく敵を作りやすいわーちゃんが心配で仕方ない、放っておいたら昔小学校で騒ぎのように大変な事なるから。
広い校舎を若干ながらも迷いながらもなんとか僕が入るクラスである一年A組の教室の前に到着するんだけども。
「大きな扉……バリアフリーかな?」
疑問に思ったけれどこの超人社会、どんな大きさの人にでも対応できなければいけない世の中だから当たり前……なのか? 僕はこの無駄に大きな扉を開け放つ。
そう言えばそんな欠点を抱えるわーちゃんが何故、僕と一緒に登校せず一人だけ先に行ったかと言うと──
「学校でゲームなど言語同断! 今すぐ辞めたまえ!」
「はぁ~? あたしが何をやろうが個人の自由でしょ?」
「ここは最高峰の雄英! そんな場所でそのような真似が‥‥」
「出来るわよ。朝からそんなにカリカリして貴方どこの中学卒業のお真面目さんなんですかね、このへ、真面目ちゃん?」
「ぼ……俺は私立聡明中学出身、飯田天哉だ。それと先ほど言いかけた単語はいった「聡明~? クソエリートじゃないの! 潰しがいがありそうね」話は最後まで聞き給え! 本当に君はヒーロー志望か?!」
──―友達作りの為です。こんなのでも頑張って友達を作ろうと頑張ってはいるんだよ……ただその努力が実を結ばないだけで……
わーちゃんの友達作りの道は険しすぎると心の中で思った僕は、二人の仲裁、またはわーちゃん語の翻訳をする為に教室の中へと入っていくのでした。
いやぁ~今回も強敵でしたね、明日も強敵でしょう。
あと連絡事項です。夜中に上げるのは難しくなってきたので今回からこの時間帯ぐらいに上げようと思います。ご了承くだされ。
次回予告
やっぱりWが出てしまう若葉は内心涙を流しながら緑谷の翻訳にいつも道理感謝していると、後ろから見覚えのある人物が入って来きた後に不審者が現れる。
「冷静に、間違わず、確実にお巡りさんへと連絡ね」
「おい、コラ、待て」
次回!
【身体能力と除籍処分】
次回もお楽しみに!