「トモキ、アナタ今日私の学校についてきなさいな」
「え、怖・・・」
「なんでよ」
朝、お嬢の食事の用意を済ませ、台所の片付けをしてる時、急にお嬢のそんな一言が飛んできた。
「いやだってお嬢の学校、女子高じゃないですか」
「そうよ? 何を当たり前のこと言っているのかしら?」
「俺、男、成人、独身、ヒモ。お嬢、JK、美人、カーストトップ(っぽい)。つまり怖いっす」
「この前のうるさいナンパがまた来るかも知れないじゃないの。アナタ護衛よ? 理解できたかしら?」
「ヒェ・・・ビビリに護衛させるとかお嬢、俺に死ねと?」
俺、リアルファイトになったら絶対瞬殺っすよ? いいんですか? 体格は178あるからデカいけど、見た目だけのボンクラっすよお嬢?
下手したらお嬢の方が強いまであるよ? 何げに女子高って護身術習うらしいし。なんで知ってるかって? お嬢の時間割見たことあるからだよ。
「いるとのいないのでは全く違うのよ。それに私に男がいるって周知させたほうが楽なこともあるのよ」
「実際はヒモなのに?」
「私の中では家政婦みたいなものよ」
結局そのままあーでもないこーでもないと拒否したんだが、最終的に『ご主人様命令よ』と言われて引けなくなりました。その時のお嬢の表情がこれまたすごくいい顔でしたよトホホ・・・
――――◇――――
そして・・・
「騙された・・・!!!」
「うふふ・・・いいわよトモキ、その表情。ゾクゾクするわ」
なぜか女子高内にあるデュエルフィールドに連行されました。しかも観客多数。え、怖っ。女子高生怖いっ!!
「そもそもなんでデュエルフィールドに送られてんですか俺っ?」
「あら、さっきも話したじゃない」
そうだけどこれ見てくれる人は何が起きたか理解できないじゃん!! あれ? なんだ今の電波。
「この前の貴方のデュエルをみたいってみんな聞かなかったから今日連れてきたのよ。ちゃんと対戦相手も用意したんだから頑張りなさい」
「お手柔らかにお願いします」
そんな朗らかそうな感じの男性教諭っぽい人。あ、良かった。この前のチンピラみたいな人じゃないなら本当に良かった。ってそうじゃない!
「お嬢、やっぱり俺にはこんなに若者に囲まれてのデュエルなんt「ちゃんとデュエル出来たらご褒美(臨時給料)上げてもいいわよ?」しゃぁ!!! やる気出てきたァ!!」
―――ゆ・・・雪乃様からのご褒美なんて・・・・え、エッチなのはダメですよっ!!?
―――いえそんなことないわ!! 使用人と主人の恋・・・行ける!!
―――スケッチが渋るっ!!
―――いえ皆甘いわ! 今あの場では先生と彼の禁断の恋が始まる場所なのよ!!
―――それだ!!
「やっぱじょしこうせいこわい・・・」
「慣れですよ。慣れればなかなか面白い毎日ですから」
「今私の味方は貴方だけです・・・」
この人、というか同性の人いなかったら心折れてる気がする。女子高生の想像力怖い。おじさんには眩しすぎるよ。
「そんなことありませんよ。それに、このデュエルで生徒の皆さんに何か強くなる何かを掴んで貰えるとしたら、貴方は協力者ですからね。お礼をいうのはこちらの方です」
「聖人ですか貴方は・・・?」
トクンって心臓が言ってそう。ってアッカーン!!それだけはあかん!! 俺は普通に女性が好きなんや!!!
「では始めましょう。改めまして、対戦させてもらうユカリと申します。いいデュエルをしましょう」
「はい! トモキと申します。お互い全力で!」
『では!! この試合の実況は放送部二年の相沢がお送りします!! アクションフィールドON!!』
・・・え?
『出ました!! アクションフィールドは『深聖なる遺跡』!! ちょっとミステリアスというかホラーチックなフィールドです!! それでは皆さんいきますよー!!』
ちょっと待って!!? アクションデュエルすんの!!? 聞いてない!!? 聞いてないよ!!? 普通のデュエルしようよ!!?
「頑張りなさいトモキ」
お嬢―――――!!?
「戦いの殿堂に集いしデュエリストたちが」
『モンスターとともに地を蹴り、宙を舞い、フィールド内を駆け巡る!』
ヤバイ俺の番えっとえっと確か・・・
「み・・・見よ、これぞ、デュエルの最強進化形・・・?」
「『アクション・・・』」
あ、良かった。あってたっぽい。
「「『デュエル!』」」
――――◇――――
ユカリ 4000
トモキ 4000
――――◇――――
「では先攻は譲りましょう」
あ、それでも先攻後攻は言ったもんが勝ちなのね。はい、わかりました。
「ではお言葉に甘えて。スタンバイからメインフェイズ。「まずは『フェアリーライフ』を発動して一枚目を除外します。チェーンありますか?」
「こちらは特にありません。しかしとても良いですね。相手にカードを使用するかどうかをしっかりと確認するのは素晴らしいことです」
「ありがとうございます。では続けますね。効果で山札の一番上を除外。『超次元ガロウズホール』が除外されます。続けて手札からF(フィールド)魔法『Dの博才 サイバーダイスベガス』を発動します」
――――◇――――
Dの博才 サイバーダイスベガス
F魔法
・このカードは『水属性』としても扱う。
・このカードの③の効果はデュエル中に一度しか発動出来ない。
① :自分の場、あるいは除外されているカードに『水属性』がある場合のみ発動できる。
② :自分のエンドフェイズに発動する。山札から一枚引く。
③ :手札の『水属性』魔法を捨てて発動する。捨てた魔法カードの効果を発動する。この効果に対して相手はカード効果を発動できない。
④ 属性を持つこのカード以外のF魔法カードが発動した場合、このカードを墓地へ送る。
―――
「ほほう。F魔法とはなかなか。アクションフィールドは自分がF魔法を発動するとアクションカード使用出来なります。その利点を自ら捨て、自分のフィールドで戦うのが貴方の戦法なのですね」
「え、えぇまぁ・・・はい」
そうなの? アクションFって自分のF魔法で無効化されるんだ。知らんかった。というか俺だけアクションカード無しってことか。いやでもこいつはそれを帳消しにできる素晴らしいカードなんやで。
「手札から魔法『超次元リュウセイホール』を発動します」
「早速来ましたね。先日も見せていただいたあの『超次元』というカード。こちらは何もないですよ」
「では、行きますよ。EXデッキよりレベル7以下の『超次元儀式モンスター』を特殊召喚します! レベル6の『勝利のリュウセイカイザー』を特殊召喚です!」
――――◇――――
勝利のリュウセイカイザー Lv6
ドラゴン族 火属性 超次元儀式 効果
A2500 D2000
・このモンスターは『水属性』『闇属性』としても扱う。
① :『勝利』と名の付くモンスターを特殊召喚した次の相手ターン中、相手は特殊召喚を一度しか行えない。
――――◇――――
遊戯王カード化してインチキ効果筆頭の醤油こと『勝利のリュウセイカイザー』様登場! アニメとかで言っていたなんだっけ・・・あのーあれよ。『勝利だビクトリー』的な言葉使い。あれがないのはちょっと淋しいけど。
「更に『超次元リュウセイホール』の効果で山札一番上を除外します『チェーンデスマッチ』が除外。そして『勝利のリュウセイカイザー』の効果発動! 自分が『勝利』と名の付くモンスターを特殊召喚した次の相手ターン中、相手は特殊召喚を一度しか行えません!」
「っ!! 厄介な効果ですねっ」
「もういっちょ行きます! 除外されている『超次元ガロウズホール』はルール上『水属性』としても扱います! よって除外されている水属性の『超次元ガロウズホール』と『チェーンデスマッチ』を裏向きで墓地へ戻すことで手札から『龍素記号sr・スペルサイクリカ』を特殊召喚!」
――――◇――――
龍素記号sr・スペルサイクリカ Lv7
A2300 D2700
ドラゴン族 水属性 効果
・自分の除外されているカードから『水属性』カードを含む2枚を裏向きで墓地へ送ることで、このカードは通常召喚扱いで特殊召喚出来る。この効果で墓地へ送ったカードは自分の次のターンに表向きで除外する。
① :このカードの召喚・特殊召喚時に発動する。自分の墓地から魔法カードを一枚選び、その効果を発動する。その後、発動したカードは手札に加える。加えたカードはこのターン終了時まで発動できない。
② このカードがフィールドから離れる時、このカードを山札の一番下へ送る。
――――◇――――
今でもループデッキに入るキーパーツの一つとして最強のサイクリカ先生ですよ皆さん! そして効果も当然強い!
「『龍素記号sr・スペルサイクリカ』の効果を発動します! チェーンはありますか?」
「残念ながら私の手札には何もないですね。どうぞ」
「では、効果発揮します。墓地の魔法カード『超次元リュウセイホール』の効果を発動します。その後『リュウセイホール』は手札に加えます。ただしこのターン終了時まで『超次元リュウセイホール』は使用できません。よって発動!『超次元リュウセイホール』!」
発動制限はつくけど『二重詠唱』みたいな能力だし弱いわけないよね!!
「まずはEXデッキよりレベル7『激浪のスプラッシュ・リュウセイ』を特殊召喚! その後更なる効果山札一枚目を除外します。そして『激浪のスプラッシュ・リュウセイ』の効果を発動します。何かありますか?」
「どうぞ」
「では、効果発揮。山札から一枚引きます。更に相手モンスターの攻撃を封じる効果があるんですがそちらのフィールドにモンスターが存在しないので不発となります」
「とても強い効果を持ってますね」
「専用の魔法カードからしか出てこないモンスターですからね。その『超次元』魔法をサーチする手段がないので引けないと使えませんけど」
――――◇――――
激浪のスプラッシュ・リュウセイ
A2500 D2000
ドラゴン族 水属性 超次元儀式 効果
① :このモンスターの特殊召喚成功時に発動する。山札から一枚引く。その後相手モンスター一体を選ぶ。そのモンスターは次の相手ターン。攻撃宣言する事ができない。
② 自分のドローフェイズ、自分のフィールドに『火属性』『風属性』モンスターが存在する場合に発動する。このモンスターをEXデッキへ戻し、『森羅万龍リュウセイ・ザ・ファイナル』を特殊召喚する。
――――◇――――
「まだ通常召喚を行っていないので『スプラッシュ・リュウセイ』をリリースして『ボルシャックドラゴン』をアドバンス召喚。超次元儀式モンスターはその性質上場を離れるときEXデッキへと戻ります。召喚した『ボルシャックドラゴン』の効果を発動します」
「なるほど、リリース元として何度も使えるという訳ですか。なかなかに厄介ですね。こちらは何もありません」
「では効果発揮。山札上から三枚を表向きにします『コッコルピア』『コッコルピア』『ボルシャックNEX』。その中から『ボルシャック』と名の付くカード『ボルシャックNEX』を手札に加え、それ以外を墓地へ送ります。カードを一枚伏せてエンドフェイズに移行します」
――――◇――――
ボルシャックドラゴン Lv6
A2500 D0
ドラゴン族 火属性 効果
・自分の除外されているカードから『火属性』カードを含む2枚を裏向きで墓地へ送ることで、このカードは通常召喚扱いで特殊召喚出来る。この効果で墓地へ送ったカードは自分の次のターンに表向きで除外する。
①:このカードの召喚・特殊召喚時に発動する。山札の上から三枚を表向きにする。その中にある『ボルシャック』と名の付くカードをすべて手札に加える。残ったカードは墓地へ送る。
②:自分フィールドのモンスターの攻撃力はフィールド墓地の火属性モンスター1体につき100アップする。
――――◇――――
「F魔法の効果ですね」
「そういうことです。『Dの博才サイバーダイスベガス』の効果。山札から一枚引きます」
「アクションカードを拾えない分をそのF魔法が補う。なかなか面白い効果です。ですがそろそろ私も動きますよ。アクションマジック『補填』。相手がドローフェイズ以外でカードをドローした時発動できます。このターン相手が手札に加えたカードと同じ枚数だけドローします。その後その数と同じ枚数-1枚、デッキに戻します」
――――◇――――
『補填』
A魔法
・相手がドローフェイズ以外でドローした時に発動できる。このターン中に相手が手札に加えたカードの枚数分ドローし、ドローした枚数-1枚、手札からカードをデッキに戻す。
――――◇――――
「げっ! いつの間に・・・」
「これでも教師ですからね。相手カードの効果確認とアクションカードの獲得はちゃんとしてるんですよ」
それ教師関係あります? とか思うけど、普通に強くない? あのアクションカード。やってること魔法版スカルデットみたいなものじゃん。
「では、手札二枚を今拾ったアクションマジック『回避』を戻します。アクションカードは手札以外の場所に行くとフィールドの何処かに戻ります」
「実質手札交換+二枚追加ですね・・・やっべ」
増G打たれるよりキツいんじゃねこれ。やっぱりアクションカードズルい。なんか『お前が言うな』的なこと言われた気がする。
――――◇――――
ボルシャック A2500
リュウセイカイザー A2500
サイクリカ A2300
セット1
――――◇――――
「では私のターン。ドロー。進め方を真似させていただきますね。スタンバイフェイズからメインフェイズに入ります。確か特殊召喚は一度のみでしたね」
「そうですね。『リュウセイカイザー』の効果です。今の段階で無効化しても、既に発動している効果なので一度の制限は消えないです」
「ではこうしましょう。『進撃の帝王』と『帝王の烈旋』を発動します。何かありますか?」
「む・・・むむむむむ・・・ないです」
「では、そちらのアドバンス召喚をした『ボルシャックドラゴン』をリリースして『烈風帝ライザー』をアドバンス召喚します。効果発動しますが何かありますか?」
あっかん・・・それは聞いてないですよ先生ぃぃ・・・。
「な・・・ないっす」
「では、場の『勝利のリュウセイカイザー』と墓地の『フェアリーライフ』の順番でデッキの一番上に戻します。『リュウセイカイザー』はEXデッキに戻りますよね。ではこのままバトルフェイズに入りますが、何かありますか?」
「特にありません・・・マジか・・・」
「ではバトルフェイズ。『烈風帝ライザー』で『スペルサイクリカ』に攻撃!」
―――
トモキ3500
――――
「場を離れたサイクリカの効果発動します」
「どうぞ」
「効果でサイクリカは山札の一番下に送られます」
「では私のメインフェイズ2、カードを二枚セットしてターンエンドします。」
「すみません。そちらのエンドフェイズにいいですか?」
「おっと失礼しました。ではエンドフェイズに入ります。どうぞ」
「速攻魔法『サイクロン』を発動します。先生から見て左側にセットしたカードを破壊します」
破壊したのは『神の宣告』・・・こっわ。というかもしかしてパーミッション系のカード結構積んでらっしゃる?
「やられましたね。では今度こそターンエンドです」
――――◇――――
ユカリ 4000
ライザー
セット2
――――◇――――
「自分のターンです。ドローフェイズ。ドローします。そのままスタンバイフェイズ。『サイクリカ』で墓地に送っていた二枚のカードを除外します。そのままメインフェイズに移行します」
さてどうしよう。手札的には動ける。けどあの伏せカード気になるんだよなぁ・・・神宣見えたから余計に気になる。バック割るカードはあるっちゃあるけど、運要素絡むんだよなぁ。
「この瞬間。罠発動。『虚無空間』を発動します」
「虚無ゅっ・・・!!?」
「今更ですけど、私のデッキはロック型のデッキなんですよ。そのせいか生徒も先生方もあまり相手をしてくれなくて。なのでとても楽しみだったんです。今日のデュエル」
それはそれはいい天使のように素晴らしく美しいスマイルでしたよ。やってること悪魔の所業ですけどね!!?
『リュウセイホール』腐った。サイクロンで打ち抜くの絶対そっちだったァ・・・!!!
だがしかぁっし!! まだ負けてへんし!! やれることやっちゃるわ!! 頼む『風属性』のカード落ちろ・・・!!
「『フェアリー・ライフ』を発動します。山札上のカードを除外します『母なる大地』を除外。よし。よーしなんとかなる! 除外されている『火属性』の『チェーンデスマッチ』、『水属性』の『超次元ガロウズホール』、『風属性』の『母なる大地』を裏向きで墓地へ戻すことで『偽りの名 ゾルゲ』を通常召喚扱いで特殊召喚! このカードの特殊召喚は『通常召喚扱い』なので『虚無空間』発動中でも行けます!」
「その一文、厄介ですね」
――――◇――――
偽りの名 ゾルゲ
A2900 D2000
種族不明 火属性 効果
・このモンスターは『水属性』『風属性』としても扱う。
・自分の除外されている『火属性』『水属性』『風属性』をそれぞれ一枚ずつ裏向きで墓地へ送ることで、このカードは通常召喚扱いで特殊召喚出来る。この効果で墓地へ送ったカードは自分の次のターンに表向きで除外する。
① モンスターが召喚・特殊召喚された時に発動する。そのモンスターと別のモンスターを1体選び、攻撃力の低い方を戦闘扱いで破壊する。
――――◇――――
「『偽りの名 ゾルゲ』の効果発動です!」
「させません。A魔法『無力化』を発動します。『偽りの名 ゾルゲ』はこのターン中、効果を発動できません」
「結構えげつないですよね!!?」
「制限かけてくるのも同じなので同類ですよ」
そのままバトルフェイズでライザーを破壊することには成功した。とりあえず場をなんとか枯らすことには成功した。あとどうしようかな。除外ゾーンないから動けないし。とりあえず。
「モンスターをセット、エンドフェイズ以降します。『サイバーダイスベガス』の効果発動です」
「何もないですよ」
虚無あるから超次元出せないから『リュウセイホール』使えないんだよなぁ・・・
けど、後続封じたしなんとかなるっしょ(フラグ)
―――
トモキ 3500
ゾルゲ
―――
「では私のターン。そのままメインフェイズに移行します。手札の『風帝ライザー』を見せて『帝王の深怨』を発動。何かありますか?」
「ないです」
「では効果で『帝王の烈旋』を手札に加えてそのまま発動します。そして『帝王の開岩』も発動します。貴方の『偽りの名 ゾルゲ』をリリースして『風帝ライザー』をアドバンス召喚です。効果でセットモンスターを一番上に戻します。更にそれにチェーンして『帝王の開岩』の効果を発動です。何かありますか?」
「ないです」
「では効果でまず『怨邪帝ガイウス』を手札に加え、セットモンスターをデッキの一番上に戻します。更地にしましょうか」
おい今嫌なセリフ聞こえたぞ!!? 絶対あかん!!
「っ!!? 処理終了後何も無ければF魔法『Dの博才 サイバーダイスベガス』の効果発動いいですか?」
「どうぞ」
「手札から速攻魔法『ドンドン水撒くナウ』を捨てて発動! チェーンありますか?」
「そのカードは確か・・・なるほど、大丈夫ですよ」
「では今捨てた『ドンドン水撒くナウ』の効果を『サイバーダイスベガス』の効果として発動!山札の上から二枚を除外します。『コッコルピア』『姫様宣言プリンプリン』。では『コッコルピア』を手札に加えます。更に除外されているカードに『水属性』の『姫様宣言プリンプリン』があるので『風帝ライザー』を手札に戻します」
「流石にありましたか。ではこのままターンエンドします」
―――
ユカリ 4000
虚無空間
―――
「ではドローフェイズにドロー。スタンバイフェイズに『偽りの名 ゾルゲ』の効果で墓地にあ送った三枚を表向きで除外します。そのままメインフェイズ。『火属性』の『チェーンデスマッチ』と『ガロウズホール』の二枚を裏向きで墓地へ送って『ボルシャックNEX』をつ上昇感扱いで特殊召喚します! 効果があるんですが、『虚無空間』の効果で特殊召喚出来ないため不発です」
虚無なければなぁ・・・本当にきつい虚無。今度相手のバックに触れるカード少し増やしとこうかな。
「『コッコルピア』を通常召喚! 特になければバトルフェイズです!」
―――
コッコ・ルピア LV4
A1000 D0
鳥獣族 火属性 効果
・手札の『ドラゴン族』モンスターのレベルを2下げたものとして扱う。ただし1以下にはならない。
ボルシャック・NEX Lv6
A2500 D0
ドラゴン族 火属性 効果
・自分の除外されているカードから『火属性』カードを含むが二枚裏向きで墓地へ送ることで、このカードは通常召喚扱いで特殊召喚出来る。この効果で墓地へ送ったカードは自分の次のターンに表向きで除外する。
① :このカードの召喚・特殊召喚時に発動する。山札から『ルピア』と名の付くモンスター1体を選び特殊召喚する。
② ②:自分フィールドのモンスターの攻撃力はフィールド墓地の火属性モンスター1体につき100アップする。
―――
「どうぞ」
少し場所移動してる。絶対A魔法とったな。けど行くしかねぇ!
「『コッコルピア』で直接攻撃です。『ボルシャックNEX』の効果でフィールドと墓地にある火属性カード一枚につき100、今は墓地に『コッコルピア』が二枚、『ボルシャックドラゴン』があるので合計1500です!」」
「ライフで受けましょう」 残り2500
「続けて『ボルシャックNEX』の攻撃! 効果で3000まで上昇します! 何もなかればこれで終わりですけど・・・ありますよね?」
「当然です。A魔法『回避』。攻撃を無効にします」
「デスヨネー」
ホント『回避』有能すぎだろ。困ったときの回避と言われたシンプルに強いカード。なんでのんなカードA魔法にしちゃったの? あぁまぁ盛り上がるっちゃ盛り上がるけどさ。
「メイン2へ。カードを一枚セットしてエンドフェイズまで行きます。『サイバーダイスベガス』の効果で一枚ドロー」
「A魔法『補填』を発動しますね。一枚だけでしたから戻すカードはないです」
「『補填』つっよ・・・」
「まぁアクションフィールドが『深聖なる遺跡』ですからドロー系のA魔法が多いですしね」
「マジっすか・・・」
アクションフィールドによってA魔法って種類変わるのね。知らんかった。
―――
トモキ 3500
コッコルピア ボルシャックNEX
セット1
―――
「ではドローフェイズ。おっとAカード発見です。いいカードですね。スタンバイからメインフェイズ。『サイクロン』を発動します。『サイバーダイスベガス』を破壊です。カードを二枚セットしてから、今拾ったA魔法『深聖よりの宝札』を発動します。私は手札をデッキにすべて戻しシャッフル。その後6枚になるようにカードをドローします。その後相手プレイヤーはカードを2枚ドローするか、ライフを5000になるように回復するかを選べます」
―――
深聖なる宝札
A魔法
手札すべてをデッキに戻し、その後5枚になるようドローする。その後相手は以下から選び効果を発動する。この効果発動後、自分フィールドに存在する魔法・罠カード全てはこのターン終了時まで無効となる。
・デッキからカードを2枚引く。
・ライフが5000になるように回復する。
―――
驚かんぞー。なにこの演出重視のクソAカード。まじクソ過ぎない?
「じゃぁドローの方で」
やったー手札が増えたよ。じゃねぇよ畜生!!確かに今手札増えたけど変わんないよ!!?
「では『天帝従騎イデア』を召喚します。効果発動しますがチェーンありますか?」
「ないです」
「では、デッキから『冥帝従騎エイドス』を特殊召喚します。『冥帝従騎エイドス』の効果でアドバンス召喚権が一つ増えます。ここで『汎神の帝王』を発動。手札の『帝王の開岩』を捨てて二枚ドローします。今墓地へ送った『汎神の帝王』の効果を発動します」
「どうぞ・・・グルグル回ってる・・・」
「このカードを除外して『帝王の烈旋』『帝王の深怨』二枚です。一枚選んでください」
「ちくせう・・・『深怨』で」
「では手札に加えます。手札の『烈風帝ライザー』を見せて『帝王の深怨』を発動します。効果で『帝王の烈旋』を手札に『イデア』『エイドス』の二体をリリースして『烈風帝ライザー』をアドバンス召喚します。『烈風帝ライザー』『天帝従騎イデア』『帝王の開岩』の効果の順番で発動します」
ガン周りやん。
「まずは『天帝アイテール』を手札に、除外されている『汎神の帝王』を手札に。そちらの『ボルシャックNEX』『フェアリーライフ』ですが、『ボルシャックNEX』『フェアリーライフ』の順番で山札の上に戻します。何もなければバトルフェイズに入りますね?」
「何もありません」
「では、『烈風帝ライザー』で『コッコルピア』攻撃です」
―――
トモキ 1800
―――
「この瞬間手札の速攻魔法『イフリートハンド』発動!!」
「んなっ!!?」
「このカードは自分のライフが減少した時、相手ターン中に手札から発動できます!! チェーンあればどうぞ」
「油断してしまいました・・・何もありません!」
「では効果で攻撃力3000以下の『烈風帝ライザー』を破壊!!」
「ライザーを失いますか・・・仕方ありませんね。このままエンドフェイズ。ターン終了です」
―――
ユカリ 2700
セット3 開岩・進撃
―――
「こちらのターンドローフェイズ。ドロー」
これは知ってた。手札は四枚。あとはやれることをやる!!
「ますはスタンバイフェイズにボルシャックNEXで墓地へ送った二枚を除外します。そのままメインフェイズ! まずは『フェアリーライフ』を発動します」
「いいですよ」
「『ボルシャックNEX』を除外。除外されている『火属性』の『ボルシャックNEX』『水属性』の『超次元ガロウズホール』、『風属性』の『母なる大地』をそれぞれ墓地へ送り『姫様宣言プリンプリン』を召喚!!」
「っ! あの二枚で引いていましたか。ですがこの勝負もらいます! カウンタートラップ『神の宣告』!!」
「いいやこの勝負まだ終わらせません!! ライフを半分支払い手札からカウンター罠『レッドリブート』を発動!!」
「このタイミングで『レッドリブート』っ!!? 先ほどのサイバーダイスベガスのドローっ!!?」
「そうです。一手間に合いました! 何もなければ効果を処理します!」
「・・・そうですね。この勝負、
私の・・・勝ちです」
「・・・へ?」
「私も手札から『レッドリブート』を発動します」
「まじっすか・・・」
「はい。マジです♪」
効果処理でライフはお互い風前の灯火になった。でも後続が出てこなかったらまだ可能性が・・・!!
―――
トモキ 750
ユカリ 650
―――
「私のターンドローです。『天帝従騎イデア』を召喚します」
「あ」
「そのままバトルフェイズです。『イデア』で直接攻撃です」
「・・・やばたにえん」
―――
ユカリ WIN
―――
――――◇――――
「まぁあなたにはアクションデュエル相性悪いものねぇ?」
帰り道、ニヨニヨ笑いながらお嬢がツンツンしながら弄ってくる。言い訳はしませんよ。でもね? 言いたいのよ。でもさぁ・・・あれはキツいってぇ・・・。
「ドロー系が多いフィールドだもの普通のF魔法使って詰めていく貴方とは相性悪くても仕方ないわ。その上ドローロックされていたようなものだし。まぁ先生のAカードとドローが強かったのもあるでしょうけど」
「ちくせう・・・今日の夕食、肉やいて終わりにしてやる・・・」
「はいはい。わかったわよ。それでいいからゆっくり休みなさいな」
「というかあの人マジデ強くないですお嬢?」
「そうでしょ? だってあの人、この街のチャンピオンシップを総ナメした事もある人よ?」
「あぁ・・・なんか納得」
帝強いもんね。しかもカウンター罠多めの構築だしホントエグい。
「次は絶対虚無空間打ち抜いてやるぅ・・・」
「ふむ・・・私のデッキにも入れてみようかしら?」
「ひぇ・・・」
「なんて、冗談よ。だって持っていないもの」
帝デッキでした。というかA魔法と虚無に殺された感。