勇者パーティーを追放された召喚士〜やはりスキルはチートだった〜 作:胡嶌要汰
「俺が、魔王軍幹部に?」
「そうだ。悪くない話だ。」
「でも、俺は人間です。しかも、元勇者パーティーにいた転生者です。そんな、訳のわからないやつを推薦するなど、あり得ません!」
「貴様、はっきりと言うな、だが、我はライドから報告も受けているし何せ人間が1人増えたところでどうってことなかろう。」
「でも…」
そのまま沈黙が5分ほど続いた。
「わかった。そこまで、言うのであればそこにいる
「わかりました」
俺はとりあえずの地位を手に入れた。
「あの…」
「ん?なんだ?」
「外にいる鬼人族達はどうするんです?」
「あぁ、だったら心配ない我の部下はとても優秀で強い。鬼人如きでやられる奴らではない」
かなり信用してるんだな。
話を聞き、俺はカズと共に魔王城でしばらく過ごすことにした。
魔王城はとても過ごしやすい環境だった。
しかもカズと入れるのだからめっちゃ幸せだ。
だが、その幸せも長くは続かない。
数日経ったある日。
「緊急!緊急!ナーフ村に勇者が来る模様!」
「何!?要件は?」
「王国での大会の優勝者、ロイスを優者パーティーに歓迎することです」
「ロイス?誰だ?そいつ」
ハーネスト学園にロイスという者はいない。
それが浸透していた。
勇者が来るまでにまだ数日あるが、魔王の考えではヨルダさんに任せるとのことだった。
1ヶ月後
ナーフ村にて
「おい!ハーネスト学園!ロイスという者がいるだろ?そいつを俺のパーティーに入れる。連れて来い!」
突然来た勇者はロイスを探していた。
「すみません。勇者様、今ロイスはいないのです。」
「あ?何?お前、俺に口答えすんの?」
「いえ、あくまで事実を言ったまでです。」
「ほぅ、なら死ね。」
勇者はヨルダの胸に剣を突き刺した。
数分後
ショウが帰ってくると、ナーフ村は燃えており、その真ん中では大人たちが山積みになっていた。
死体になった状態で
「な、何が起こったんだ!?」
俺は今、仮面をしている。
出来るだけショウとはバレないように。
村を散策していると、勇者に会ってしまった。
勇者の左手にはヨルダさんの首があった。
「あれ?遅いねぇ。ロイス、君がいなかったからこの村燃やしといたよ?あ、でも、学園の生徒は逃しておいたから感謝してよね。俺優しいから」
いつまでもムカつく野郎だった。
俺は怒りのままに
「え?あ、あぁあ、あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!お、俺の右腕がぁぁぁぁ!」
勇者の慌てっぷりは爽快だった。
「テメェ!よくも!おい!兵士!こいつを殺せ!」
「ウオォォォ!!」
後から来た兵士の全員の頭を切り落とした。
「お、覚えてろぉ!!」
勇者は泣きながら馬に乗って帰ってった。
俺は首だけになったヨルダさんを抱き抱え、泣いていた。