勇者パーティーを追放された召喚士〜やはりスキルはチートだった〜 作:胡嶌要汰
「お困りのようですな」
(おかしいですな。オーガが人を襲うなんて)
お礼が言いたいけど痺れが取れない。
「おっと、これはこれは麻痺状態にかかっていますね?今からこれを飲ませますので少々我慢してください。」
俺は言われるがまま薬を飲んだのだが、
「にっがーーい!!って、あれ?痺れが取れてる」
物凄く苦い、舌がヒリヒリする。
「元に戻ったようですね。一体ここで何があったんですか?」
「それは…」
俺は今までの事全てを話した。
自分が勇者パーティーとして召喚された事、そして、自分が召喚士で追放された事。
そして、復讐したい事。
「なんと!あなた召喚士なのですか。ならば私と共に来なさい。」
「え?」
「疑ったますね。あ!そうでした。自己紹介がまだでしたね。私は召喚士を育成する、ハーネスト学園の学園長をしております。ヨルダ=ハーネストと申します。以後お見知り置きを」
「あ、ショウ=カマヤです。よろしくお願いします。」
「いい名前ですね。では、行きましょう。私の学園に」
ヨルダさんに連れられて来たのは王国から少し離れた森の中にある村だった。
「ヨルダさんここは…」
「ここは、全員が王国に見放された人達が住む村です。」
「見放された?」
「あの王国は、人を駒として見ていないのです。職業が不遇職だからって、みんな王国から追放を受けた者たちです。ですから、あなたには危害を及ぼさない事を約束します。」
「あの、不遇職とはどんなものがあるのですか?」
「私達、召喚士や鍛治士、料理士などがあります。その人達が協力してできたのがこのナーフ村なのです」
この村はいい村だ。
ヨルダさんの話を聞く限り、あの王国とは違う。
すぐにそう思えた。
危うく、復讐の事を忘れそうになる。
「では、私の学園に向かいましょう。みんな待ってます。」
「はい」
俺はヨルダさんに連れられ、ハーネスト学園に来た。
教室に入ると意外と日本の学校に似てた。
「えー、皆さん今日から転入生がきます。では、入って来てください」
「はい。僕は、ショウ=カマヤです。よろしくお願いします。」
「ショウくんには、窓側の席に座ってもらう。」
「はい」
「あの先生!」
「?なんだね。カーナさん」
「ショウさんの潜在武器は何ですか?」
「あぁ!そうでした。潜在武器の儀式をしていなかったですね。では、ショウくんの潜在武器の儀式をするために皆さん、校庭に行きましょう。」
「あの、潜在武器とは、何ですか?」
「あぁ、説明していませんでしたね。潜在武器とは、召喚士が持つ一生を持って使うことのできる武器のこと。その儀式を校庭でやるのです。さ、君が主役なのですから来てください」
「はい」
俺はヨルダさんに言われるまま校庭に行った。