Aqoursとコート上の少年   作:スタビ

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え〜…お久しぶりでございます。頻度が一気に落ちました。待っててくださった方いればお待たせしました。
第13話、どうぞ


第13話 衝撃

「お疲れー」

「お疲れさまー」

「みんないる?」

 

学校も終わり放課後。休みをしっかり満喫し、体には疲労は残っていない。新しい週がスタートした。俺はいつも通り、スクールアイドル部の部室に来ていた。

 

「曜さん、1年はみんないるずらけど、千歌さんは?」

「ああ、千歌なら先生に呼び出されてる」

「何やってるずらか…」

 

花丸ちゃんが呆れている。まあ千歌は一応リーダーだし、しかも呼ばれた理由が理由だからなぁ…提出物の遅れで呼び出されるとか…ん?善子ちゃんが何かやってる。

 

「あれ?善子ちゃん、何やってるの?」

 

善子ちゃんはパソコンを開き、何か作業をやっている。

 

「ヨハネよ!…PVの編集してるんですよ」

「敬語は別にいらないよ。PVかどんな感じの?」

 

俺が転校してくる前に撮ったのだろう。凄く気になる。

 

「内浦の魅力を知ってもらうの!」

 

ん、この声は…

 

「千歌?いつの間に来てたんだ?」

「今さっき!」

 

いくら何でも急すぎやしないか…

 

「街のみんなに協力してもらったの!内浦は観光名所とかあんまりないかもだけど、人の温かさに溢れてるって思ったから」

 

いい着眼点だ。魅力といっても場所だけとは限らない、風景、人情などいろんな要素がある。

 

「なるほどね。あのさ、PV俺に見せてくれない?」

「え?まだ完成しきってないわよ?」

「大丈夫だよ。マネージャーならちゃんと見ておきたい」

「わかったわ」

 

そう言い、善子ちゃんはパソコンをこちらに向けてくる。編集途中だった動画を一度先頭まで巻き戻す。

 

「じゃあ、いくわよ」

 

スペースキーを押し、再生する。

 

 

 

 

 

 

 

「…どう?」

「…凄いや、これ」

 

それしか出てこない。ダンスも歌も完成度が高い。そして最後、日本にある灯篭流しや外国のランタン飛ばしに使われるような明かりが、空に舞い上がっている。それもかなりの数。恐らくここが協力してもらったところなんだろう。夕暮れに一粒の光が散りばめられている光景は目を奪われた。これでまだ未完成とは…

 

「でしょ!?凄くいいPVが出来たと思うの!これなら順位も上がるかなぁ?」

「ああ、たぶん結構いいところまで行くんじゃないか?」

 

見ているものを惹き付けるそんなPVだった。

 

「和人くんに言われると、自信になるわね」

「それはよかった。けど、慢心はダメだぞ?」

「もちろん!わかってるよ」

 

しっかりと地に足をつけられてるみたいだな。

 

「よし!今日も練習行くよー!」

「「「「「「おー!」」」」」」

 

千歌が合図をし、各自が準備を整え、部室から出ようとしたとき

 

「ハロ~、千歌っちがんばってる?」

 

セミロングのブロンドヘアーの女性が来た。制服やネクタイの色から判断するに先輩だろう。

 

「あ、鞠莉ちゃん!」

「どうデースか?練習は?」

「うん!いい感じになってきてるよ!」

 

なんか蚊帳の外状態になってる気がする。というか知らないの俺だけ?そしてその先輩がこっちを向き、俺の方に歩いてきた。そして顔を近づけてくる。

 

「あの…近いんですけど」

「あなたが新城和人くん?」

「そう…ですけど」

 

俺の名前を聞いて、何かに納得したように頷いた。

 

「ねえ千歌っちこれから練習行くところだった?」

「うん、そうだけど…」

「少し和人くんを借りてもいいデースか?」

 

え?俺を?

 

「うーん…和人くんはどう?」

「まあ、俺はいいけど」

「OK!じゃあ行くデース!」

「え!?ちょっと!」

 

いきなり手を握られ、引っ張られ始める。

 

「千歌それじゃ!話終わったらすぐ行く!」

「うん!じゃあ後でね!」

 

千歌に断りを入れ、どこに行くかはわからないが、先輩に従っていくことにした。

 

 

 

 

 

 

 

「あの、どこまで行くんですか?」

 

どことも聞かされず、校舎内を歩く。部室からわりと遠目のところを今は歩いている。

 

「もうちょっとデース」

 

そう言い、さらに進んでいく。そして1つ気になることがある

 

「あの、いつまで手繋いでるんですか?」

 

部室から出てからずっと手を握られている。正直恥ずかしい…

 

「んー?もしかして恥ずかしいんデースか?」

 

若干笑いながら聞いてくる。

 

「そりゃ、綺麗な人にずっと手繋がれてたら、こうなりますよ」

 

女性耐性がまったくないわけじゃないけど、それでも結構恥ずかしいものだ。

 

「…」

「?どうしました?」

 

急に黙ったと思ったら、顔を真っ赤にしていた。なんか俺まずいこと言ったか?

 

「い、いやなんでもないデスよ?あー今日はhotデスねー」

 

そうか?まだ夏真っ盛りではなく、風も入り、俺的には割と涼しい陽気だと思うが、男子と女子で感じ方が違うのだろう。

 

「ほ、ほら、そこ曲がったらすぐね」

 

言われたところを曲がる

 

「あれ?ダイヤさん?」

「新城さん」

 

するとダイヤさんが居た。手にはいくつかの書類を持っている。

 

「ダイヤさんどうしたんですか?」

「私はこの書類を提出しに。新城さんは?」

「俺はこの人に連れられて」

 

隣の先輩を指さす。

 

「はぁ…鞠莉さん相変わらず…」

 

ため息をつくダイヤさん。その反応からこの突拍子のなさが標準だと分かった。そして視線を上げると、理事長室と書かれた表示プレートの掛かってる部屋があった。

 

「とりあえず鞠莉さんこの書類に目を通しておいてもらえませんか?」

 

ダイヤさんが書類を少し持ち上げて言う。

 

「ダイヤさんそれ理事長に用があるんじゃ…」

「…新城さんの隣にいる人が浦の星の理事長ですわ」

 

ダイヤさんの口から驚愕の言葉が出てきた。

 




1週間開きましたね。私生活がまた忙しくなりだしたり、パソコンに向かって書こうと思っても全然思い浮かばなかったりと結構大変でした。
今回の13話は最初はかなり長かったので、少し細かく分けたので、数話はすぐ投稿出来そうです。ただそれ以降はまた1週間に1話ペースになるかもです。
感想、評価お気軽にお願いします。
次回もよければどうぞ。
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