Aqoursとコート上の少年   作:スタビ

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それでは第14話どうぞ


第14話 動揺

先輩が理事長!?…まさか、そんなとんでも展開あるわけない。疑心暗鬼になりながら、それの真偽を確かめるべく、理事長(仮)に聞くことにした。

 

「え~と、本当ですか?」

「Yes!本当よ!なんなら証拠を見せてあげる」

 

そう言い、理事長はドアを開け、中に入る。俺とダイヤさんもそれについていく。

 

「ほら、これ!」

 

理事長は机の引き出しから1枚の紙を見せてきた。そこには貴殿を浦の星学院の理事長に任命しますと書かれ、印が押されている。

 

「本当だったんですか」

「ええ!私が浦の星学院理事長兼3年の小原鞠莉よ。よろしくね」

「よろしくお願いします。小原理事長」

「ノンノン。敬語は別にいらないわよ?あと鞠莉、ね?」

「あー…よろしく、鞠莉」

 

理事長…もとい鞠莉と挨拶を交わす。しかし高校生が理事長とはなー、漫画の世界みたいなもんだろ、これ。

 

「そういえば俺は結局何の用で連れてきたんだ?もしかしてさっきのだけか?」

 

だったら理事長室じゃなくても部室の前で言って、周りのみんなに証言してもらえばいいのに、なんでわざわざ理事長室まで連れてきたんだろう。

 

「それもあるけど、聞きたいことがあるからデース!」

「聞きたいこと?」

 

何だろう、見当がつかない。

 

「なんでAqoursのマネージャーをやってるの?」

 

それか、ただそれを聞いて何になるのだろうか。とりあえず俺は簡単に答える。

 

「なんでって、千歌に頼まれたからだけど。特に部活も何もやってなかったし」

「へえ~」

 

俺の答えを聞いて、少し笑いながらこっちを見てくる。

 

「…なんだよ」

「部活をやってなかったって、嘘よね?」

 

核心をついてくる。少し動揺する。

 

「それは本当なんですか?新城さん」

「さあ…?」

 

俺ははぐらかす。変に詮索されるのは嫌だからな。

 

「はぐらかしたって無駄よ。バレー強豪校の大岐高校で1年からレギュラーを取り、エースと呼ばれていた高校No.1プレイヤー、新城和人くん?」

 

どこまで調べてんだか…

 

「…あんまりそれで呼んでほしくはないけどね」

「なんでそこまで呼ばれてるのに、バレーをやめ、Aqoursのマネージャーになったか聞かせてくれない?」

 

これはもう逃げられないか…そう思った俺は、重い口を開いた。

 

「ただ俺が弱かっただけだよ。決勝の舞台でチームを壊した。そういうことだ。Aqoursに入った経緯は梨子に聞けば分かると思う」

 

全てを話したわけではない。まだ隠してる部分はあるが、それを話す気にはならない。

 

「残念だわ、和人がバレー部に入ってくれれば、もっと強くなると思うのに」

「俺が入っただけで強くなるなんて、そんな簡単に行くとは思わないけどな」

 

確かに俺が入ったらある程度は強くなれると思うが、それだけで大会を勝ち進み、優勝ができるなんてそんな単純に事は行かない。

 

「それで、もう話は終わりか?早く戻りたいんだけど」

「あと一つあるわよ」

 

もう一つ?なんだろうか。

 

「まずダイヤに聞きましょうか」

「?なんですの?」

 

ダイヤさんは少し戸惑っている。俺に直接来るかと思ったらダイヤさんをまず経由する、それほどのものだろうか。

 

「ダイヤは女神の守護者って知ってる?」

 

鞠莉の口から驚愕の単語が出る。俺はそれに戸惑った。なんでそれを知ってるんだ、ある一部の人が騒ぎ、都市伝説的に囁かれてるものなのに。

 

「μ'sにある1人の男の子がいた。その子は迷い、時には衝突する9人を献身的に支え続け、ラブライブ優勝まで導いた」

「ええ、それは知っていますわ。ですけど、なぜそれを今?」

 

自分の心臓が痛いほど跳ねる。かなり動揺してしまっている。

 

「それが噂だと小学6年か中学1年くらいだったらしいのよ。それが噂じゃなくて本当なら、今は高2もしくは高3になる」

「だから、それが何の話ですの。それに新城さんも呼んで…まさか」

 

ダイヤさんがこっちを見る。その目は大きく見開かれていた。

 




鞠莉は自分的に1番キャラ掴みにくいですね。
変な感じになってないといいです。
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