Aqoursとコート上の少年   作:スタビ

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前回から少し間が空きましたが無事投稿できました。
今回から場面切り替えの時に「ーー」を使うことにしました。
アニメ本編に入るのにあと2、3話かかるかと思うのでもう少々お待ちください。
それではどうぞ。


第3話 別離

2年に進級してから少し経ったと同時に怪我をしてから2ヶ月ほどが経った。

まだ怪我完治までは時間がかかる。

そして、今俺は一つの悩みを抱えている。

それは今後バレーを続けるかどうかだ。このまま怪我が完治すればバレーはまた再開できる。

ただ元のパフォーマンスを取り戻せるかどうかはわからないし、何よりコートに前みたいに立っていいのかわからなかった。春高決勝は俺のせいで負け、その後の練習でオーバーワークによる自滅。俺がコートに立つ資格があるのかわからなかった。それにあの時の先輩の目がずっと俺の中で引っかかっていた。

 

「和人部活いこうぜ〜」

「おう。すぐ行く」

 

ただ時間は過ぎて行く。部活も俺の個人的な事情では止まらない。

とりあえず今日の放課後も部活に行き、みんなのサポートに回らなければ。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

怪我は完治。ただ今はリハビリ中だ。

リハビリも含めて3ヶ月だったらしく完全復活までは後もう少しかかる。

 

「和人リハビリはどうだ?」

「ん?まあボチボチって感じかな」

「そうか。復帰できそうか?」

「ああ、たぶん大丈夫だと思うぞ」

「よかったわ〜。今後は無理すんなよ?何かあったら相談しろよ?」

「すまん、ありがとな」

 

雄也は手を振りながら教室を出て行った。

 

「さてと、俺は病院に行くか」

 

そう言って俺はバックを持って教室から出た。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ある日の病院

 

「もう大丈夫そうだね」

「てことは元通りですか?」

「そうだね。リハビリお疲れ様」

「ありがとうございました!」

 

リハビリも終わりこれにて完全復活。ただバレーをどうするかはまだ決めかねていた

 

「はあー、どうするかな。ほんと」

 

 

そんなことを考えていると家に着いた

 

「ただいま」

「おかえり。カズくん少しいい?」

 

そう言った母さんの顔真剣だった

 

「いいけど…どうしたの?」

「ちょっと話があるの」

 

俺は母さんに着いて行ってリビングに入る。

すると…

 

「おかえり。和人」

 

父さんがいた

 

「あれ、父さん今日早いね」

 

父さんは平日だとこんなに早く帰ってくるはずはない。

だとすると…

 

「(結構大事だな…)」

 

内心ドキドキしながら母さんと父さんの向かい側に座る。

 

「それで話ってどうしたの?」

「ああ、その話なんだがな」

 

父さんの顔がより一層険しくなった。

 

「父さん異動になった」

「えっ…異動?どこに?」

「静岡、内浦」

「静岡!?」

 

随分と遠いところに異動になったものだ。東京からはかなりの距離がある

 

「と言うことは引っ越し?」

「ああ、そうなる」

 

引っ越し…生まれてから16年間東京に住み続けていただけに寂しくなる。

ただ今の俺にとっては願ったり叶ったりかもしれない。正直部活には戻りにくいからな

 

「そっか…引っ越しはいつ?」

「色々やらなきゃだから一週間後くらいだろう」

「じゃあさ俺からもいい?」

「どうした?」

 

いざ話すとなるとかなり緊張する。何言われるかわからないし

 

「えっと…バレーから…離れたい…です」

「そうか…ちゃんと考えたのか?」

「うん…自分なりにいろいろ考えて」

 

父さんは母さんに目配せする。そして何かに納得したようにうなづいた。

 

「それなら私たちからは何も言わない」

「え…そうなの?」

「少し前からカズくんずっと思い詰めていたじゃない。我が子のそんな顔を見たくないのよ」

「少し休憩しよう。たしかにコートでの和人を見れなくなるのは寂しい。けど我が子には元気に笑っていて欲しいんだ」

「父さん…母さん」

 

涙が出る。こんないい親の元に生まれてきて本当によかった。

「ありがとう…」

「あらあらなんで泣いてるのかな?」

「だって…何言われるかわからなかったし…」

「そんなことでびくびくしてたの?かわいい〜」

 

そう言って抱きつかれる

 

「ちょっ!やめろって!」

「いいじゃない〜」

 

よろしくない。思春期の真っ只中の男子高校生には恥ずかしい。

 

「母さんそのくらいで勘弁してやったら?」

「ええ〜、あなたが言うならしょうがないわね」

 

そういって母さんは俺から離れる

 

「まったく…いい歳して何やってんだか…」

「いくつになっても我が子はかわいいものなのよ?それじゃご飯にしましょ」

 

テーブルの上に料理が並べられてく、そして全部が並べられたら母さんも座り全員が揃う

 

「それじゃ、いただきます」

「「いただきます」」

 

テーブルに並べられた料理を食べ進めていく。なんか…いつもよりうまく感じる。

なんでだろうな…

 

「(あっ…そうか…)」

 

胸につかえてたものがいくらか軽くなったからかな。

 

 

「やべえ…食い過ぎた…やり過ぎた…」

 

ベッドで横になる。

調子に乗っておかわりし過ぎた。流石にご飯4杯はやばいわ…

そのときにふと視界に棚のある一画が目に入る

 

「シューズ…」

 

バレーのシューズだ。それも割と高めの部類に入るもの。

 

「どうすっかな…」

 

引っ越しの時に持っていけばいいのだろうが、何故だか今の俺はこれを持って行く気にはなれなかった。持っていけばまたすぐバレーをやりたくなってしまう。

 

「でも捨てるわけにもいかないしなぁ」

 

もう一度バレーをする可能性だって0%じゃない。それに俺のお金で買ったんじゃなくて親に買ってもらったから捨てるのはちょっとな…

 

「誰かに預けるとかかぁ?けど部活のメンバーには預けたくないし、それ以外だと誰も…あ」

 

いた…それも1人じゃない。

 

「誰かに言いふらしたりしないのじゃないとな…となるとあの人か…」

 

そう思った俺はすぐに電話をかけた。

俺がまだ小さかった頃全力で支えていたあの人に




家族の会話のシーンが少し違和感がある可能性があるのでまた書き直すかもです。
読んでいただきありがとうございました。
次回もよければどうぞ。
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