Aqoursとコート上の少年   作:スタビ

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早めに第4話を投稿できました。
プロローグ編も今回を入れてあと2話で終わりそうです。お待たせしてすいません…
今回ある人が登場します。それは誰でしょう?
それではどうぞ。


第4話 訪問

俺は今ある人の家の前にいる。

 

「んーっ、久しぶりだからか、なんか緊張してんな」

 

まあ家の前にいたら不審者扱いされかねないし、さっさと押そう。

ポーンとやや低めな音が鳴る。

 

「はーい、あ、やっときたのね」

「すまんな。ちょい遅れた」

「ちょっとじゃないわよ。誘っておいて遅れないでよ」

「相変わらず手厳しいな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真姫は」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

家に上がらせてもらい真姫の部屋に入る

中は綺麗で、ところどころに女の子らしさもある。前に来た時は中学生だったし、真姫も高校生で姉弟みたいな感じで変に意識しなかったけど

 

「(流石に…不味い気がする…)」

 

意識せざるを得ない。大学生の色気とかやばい。とりあえず平常心。

 

「何やってんの。早く座ったら?」

「ああ…すまん」

 

とりあえず真姫の前に座る

 

「それで話って何よ?」

「え〜と…引っ越すことになりました」

「へえ〜…え!?引っ越し!?」

 

俺の予想の倍以上は驚いている

 

「ああ、結構急だけどな」

「ほんとよ。なんでもっと早く言ってくれなかったのよ」

「まあここ最近いろいろありまして…」

 

さっきから真姫にジト目を向けられている。まっすぐ顔を見られない。

 

「はあー。あなたらしいと言えばあなたらしいけどね。大事なことをすぐに言わないの」

「申し訳ありません…」

「そこまでしなくてもいいわよ…それにしても」

 

真姫は立ち上がって俺の隣にきて腰を下ろす。

 

「寂しくなるわね…」

 

俺の肩に頭を預けてきた。

 

「真姫…」

「あなたが小学生の時に初めて会ったよね。あの時はかわいいかったのにね」

「今はどうなんだよ?」

「今は…かっこいい…わよ//」

「ん…さんきゅ」

 

そう言って俺は真姫の頭を撫でる。真姫は一層寄り添ってくる。

因みにこんな甘々な空間を作っているが2人は付き合ってない

 

「…ん?ねえ和人、それは?」

 

真姫は俺の傍にある袋を指さす。

 

「ああ…これか。ちょっと真姫に預かっててもらいたくてさ」

 

その袋を真姫に渡す。

 

「中見てもいい?」

「ああ、いいよ」

 

袋を開けて中身を見る。真姫の顔が驚いた顔に一気に変わって行く

 

「これって…バレーのシューズだよね?」

「そうだな…」

「なんで…?」

「ああ、実はな…」

 

俺は事の顛末を正直に話すことにした。隠していたっていいことはないっていうのが俺の考えだ。春高決勝での不調とそれによる敗戦。その後のミーティングでの先輩の目。

その後の練習での怪我。リハビリ中に考えてたこと。真姫は俺が話してる間は黙って聞いてくれた。

 

「…っていうことなんだ。これが俺がバレーから離れる理由だな。」

「そう…なんで相談してくれなかったの」

「確かに今思うとなんでだろうな」

 

周りには信頼できる人がたくさんいたはずだ。それなのにあのときは誰にも相談しなかった。

 

「プレッシャー…とか?」

「かもな。精神的に追い込まれてたんだろうな。」

 

中学で全国優勝を果たし、鳴り物入りで高校バレーの強豪大岐高校に入学、そしてレギュラー入りと。どっか自分で知らず知らずのうちにプレッシャーが掛かってそれに負けたんだろう。

…俺が弱いから…かな

 

「ん?…どした?」

 

真姫が俺の手を握る。

 

「悲しそうな顔してたから」

「え?そんな顔してたのか?」

「してたわよ。あなたが抱えてるものはわからないけど、1人でなんでもしようとしないで。みんながいるんだから。もっとわたしにも預けてよ」

「真姫…わっ」

 

真姫が抱きついてきた。

 

「だからもっと頼ってよ…」

「真姫…ありがとう」

 

抱きしめ返す。暖かさが俺の固まっていた心を少し溶かしていったような気がした。

 

どのくらい経っただろう。おそらく数秒なんだろうけど、体感だと数十秒経った気がした。

いつ離そうか迷っていたら、部屋のドアがガチャっと音をして開いた。

 

「和人くん…あらあら、邪魔しちゃったかしら?」

「ママ!?別に違うから!」

「いいのよ〜。ごゆっくり〜」

「だから違うって!」

 

誤解を解くのに少々時間がかかった。

 

「それならそうと早く言ってくれればいいのに」

「さっきから言ってるじゃない…」

「ははは…」

 

お母さんの誤解を解くのに随分と労力を使ったのか疲れた顔をしている。

 

「そうそう和人くん。夕御飯食べて行く?」

「え?いや、俺はすぐ帰りますよ。手を煩わせる訳にはいきませんし」

「そう言わないで、真姫ちゃんも和人くんがいた方がいいでしょ?」

「なんで私に振るのよ。…まあ和人がいた方が楽しいけど…」

「でしょ?どうする和人くん?」

 

あれ、俺逃げ道塞がれてない?八方塞がりじゃない?…そんな目でこっちを見ないでください真姫さんよ。まあ…親に言えばいいか

 

「じゃあご馳走になります」

 

その後は真姫一家と一緒に夕御飯を食べた。ただ食べてる時にお母さんから

「2人はいつ付き合うの」っていわれたけど、「俺よりもいい人がいますよ」って言ったら真姫に肘で叩かれた。なんで?

 

「夕御飯ありがとうございました」

「いいのよー。それに寂しくなるわねえ」

「こればっかりはしょうがないですよ。親の助けがないとまだ無理ですし」

「和人。明日みんなと行くからね」

「ありがとう真姫。それじゃお邪魔しました」

 

玄関のドアを開けて外に出る。外は星が燦然と輝いていた。

いよいよ明日俺はこの街を離れる。




真姫が登場しました。口調とかいろいろが合っているかは分かりませんが…
やっとラブライブ要素が出ましたね。まあ薄いですけど。
次回はいつになるか分かりませんが、よければどうぞ。
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