場面切り替えの「ー」は自分なりに入れたり入れなかったりしてるので読みにくければ教えてください。
それではどうぞ
第6話 到着
「はあーっ、着いた〜」
新幹線と在来線を使い約1時間。静岡県は沼津市の沼津駅に着いた。周りを見ると東京と遜色ないくらい発展している。高層ビルもあれば、ショッピングモールもある。それに平日なのに結構人通りがある。ここまで都会だと正直思ってなかった。沼津住みの方には申し訳ないけどなめてたなぁ…
「え〜と、バスは…」
乗り換え案内のアプリで確認すると、あと5分
もし乗り遅れたら次のバスはかなりの時間がある。
「やばっ!急げー!」
バス停に向かって走り出した。
「はあ、セーフ」
危なかった。意外と駅からバス停まで距離があって、発車ギリギリになった。
目的地の内浦に着くには1時間かかる。その時間を潰すために、バックからイヤホンを出し、音楽を聴くことにした。
「うおー…すげえ…」
バスも到着まであと一駅。イヤホンを外しなんとなく窓の外を眺めていたら、そこにはどこまでも続く青い海があった。
「綺麗だなあ…」
バレーで忙しかったせいで夏休みとかも海に行くとかはあんまりなかったし、川とかは工場の産業排水でお世辞にも綺麗とは言えないからなぁ…
今度海入りに行ってみようかな…いや今まだ寒いか。そんなことを考えていたら
次は十千万旅館前〜 十千万旅館前〜
最寄りのバス停に着いた。運賃を払いバスを降りる。
「ほおー。なかなか風情があるなあ」
十千万旅館という旅館を見る。木造の建物で歴史のありそうな感じだ。ただ観光目的で来ている訳じゃないから、新しい家に早く行こう。ここからそう遠くはない。
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「着いた!」
東京を出発してから、やっと着いた。周りには何軒か家がある。母さんとかが挨拶に行ったのかな。
「まあいいや。入ろう」
家のドアの前に行き、ドアノブを引っ張る。
「ただいまー」
初めての家にただいまはなんか違和感があるが、それも徐々に無くなっていくだろう。
「カズくんおかえり。荷物は2階の部屋に運んでおいたわよ」
「わかった。ありがとう母さん」
荷物を片付けるために母さんに言われた通り2階に上がる。階段を上がり右に曲がったところにkazutoとローマ字で書かれたプレートがかけてある部屋があった。
「ここか」
ノブをひねり、ドアを開ける。部屋の中には机、椅子、ベッド、棚がすでに置かれていた。そしてまだ開封されていなさそうな段ボールが3箱部屋の真ん中に置いてあった。
「とりあえず段ボール片すか」
3箱の内の1箱を開き、本来の場所に置いたり、棚にしまったりしていく。
「やっと終わったー」
3箱すべて片付き、前の家と似たような配置に物が置けた。時計を確認するが、まだ夕飯には早い。何か手伝えることはあるかな…
1階に降りてリビングに入る。
「母さん何か手伝えることある?」
「あー今はないわね」
「そうか」
「外自転車で走ってくれば?」
「それいいね。そうする」
玄関から出て、小さなガレージに向かう。ガレージを開け、中から自転車を出す。自転車といってもママチャリじゃなくてロードバイクだ。
「どういう感じで走るかな…」
通う学校の道くらいはわかってないとダメか。浦の星学院っていう学校まで行ってみよう。そう決めロードバイクを走らせ始めた。
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「うーわ…すげえ坂」
ロードを走らせ通学路を通っていたが、最後にかなりの傾斜がある坂に着いた。
「今日は流石にいいかな…」
いくらなんでもここまでの移動とか片付けとかで疲れているのに登りたくはない。来た道を引き返した。
「うーん、いい風」
今は海沿いの道にいる。海からの風が良い感じに吹いてきている。夕陽も綺麗に差し込んできている。
「ん?あれは…船着場か?」
視線の先には沖の方にちょっとだけ飛び出ているのがあった。おそらく船着場だろうとは思う。
「ちょっと行ってみるか」
ロードを漕ぎ船着場らしきところに寄せる。そこから遠くを見ると島らしきものが見える。
「なんだろうあれ」
そう思いロードに取り付けていた携帯で調べた。調べたところ淡島っていう島らしい。島だから今俺がいるところは連絡船の船着場だろう。
「しかし…綺麗だなあ」
夕陽がよく見える。東京だとビルとかに阻まれてちゃんと見れないこともしばしばあるからな。
「そろそろ帰るか」
この夕陽の落ち方だともういい時間だろう。ロードに跨り漕ごうとした。その時
「おーーーい!」
「ん?」
誰かに呼ばれた。その方向を向くと制服を着た女の子が2人こっちに走ってきていた。
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side???
「今日も疲れたねー」
「でも6人になって本格的になってきたんじゃない?PVもそろそろできそうだし」
今私は友達の曜ちゃんと一緒に学校から帰っています。浦の星スクールアイドル部も部員が6人となり、本格的になってきた。そしてちょっと前にPVの撮影もしました!怒られたりとかはあったけど…無事完成して今は善子ちゃんが編集してます。
「楽しみだなぁ」
「そうだね。どんな感じになるのかなぁ?」
期待に胸を膨らませつつ歩いていたら
「ん?ねえあそこに誰かいるよ?」
「あ、ほんとだ」
曜ちゃんが指差した先には背の高い男の人がいた。
「あれ?あの人内浦にいなかった気がする」
「千歌ちゃん内浦の人全員覚えているの…」
「ねえねえ話しかけてみようよ!」
「え?ちょっと待ってよ千歌ちゃ〜ん!」
私はその人のところに走り出した。
「おーーーい!」
side out
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side 和人
「ねえねえ君引っ越してきたの?」
2人のうち、髪色がオレンジで元気な子が聞いてきた。
「ええ。今日越してきたんです」
「へえーどこから来たの?」
今度は銀髪でさっきの子よりもどちらかというと落ち着いていそうな子が聞いてきた。
「東京です」
「ええ!?東京!?」
「は…はい」
なんだ、なんかすごい驚かれた。特段変なことじゃないと思うけど
「そんなに驚くことですか?」
「あーいや、ごめんね?前にも東京から引っ越してきた子がいたから」
「へえー、そうなんですね」
「あ!そういえば自己紹介してなかったね。私、高海千歌!」
「私は渡辺曜だよ!」
「新城和人です」
オレンジ色の髪をしている子が高海千歌。銀髪の子が渡辺曜。よし、覚えた。
そこからは特に他愛もない話で盛り上がった。
「あ、やば。もうこんな時間」
時計を見ると最後に時間を確認してから、かなり経っていた。知らずのうちに結構長く話し込んじゃっていたみたいだ。
「あ、ごめんね?遅くなっちゃって」
「大丈夫ですよ。話してて楽しかったですし。それじゃ」
「うん!和人くんまたね!
「じゃあね和人くん!」
「ええ。2人も気をつけて」
2人と別れロードを走らせる。そういえばあの2人浦の星の人かな?ここら辺じゃ学校もそれくらいしかないし…
「じゃあまた会えるかもな」
柄にもなく俺は楽しみになっていた。
これは後々本当になるが、それは今回の出会いとは少し違っていた。
初めてside方式を使いましたが変じゃなかったですかね?
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