ガンダム:RXからZへ鼓動   作:マウリア

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Zの鼓動

「ようやく完成か」

簡易の変形機構を選択したがテストを行うことにおやっさんが慎重になっている。

「慎重ですね、ジェネレーターテストもシステムテストも問題なくクリアーしていますし」

ノーマルスーツに着替えた私に何度も念を押してコックピットのハッチをしめる。

「試験的だが全天周囲モニターにしたことでユニットになったことで脱出ポットを搭載しましたし」

一通りのチェックを終え移動させる。

 

「メタス、レビルで試験運用を行う」

カタパルトデッキにエレベーターで上がってブリッジのシナプス艦長がこちらを見て頷く、

「レビル、テスト項目は前半5つ後半8つの予定、データ収集用プローブ出射済み」

マーガレットからの再度の確認が画面に表示されカタパルトから出射された。

「出射G問題なし」

加速Gに対しての各関節部等の負荷はシュミレーション通りで加速をかける。

テスト宙域は暗礁宙域内とはいえ掃宙しておりデブリは少ない、

加減速を繰り返し機体の悲鳴より自分の体の悲鳴が聞こえてきそうでクワトロ大尉かロベルト中尉がいてくれれば開発もはかどると考えながらスラスターを吹かしながら左右に旋回してテストを消化していく、

前半の項目を消化して補給と点検のためフェーベへ戻る。

「何か気になるんだなこの機体は」

おやっさんが皆に指示して点検を何時も以上に入念に行っておりマーガレットからのデータをコーズと共に確認していく、

「MA状態だと問題点は見受けられないな、おやっさん慎重しすぎるかなと思うんだがレビル」

確かにそう思いたい部分はあるが、

「後半の最後に行う模擬戦でなにも起きなければだな」

テストと違う限界が試される項目であり新しいMS開発には絶対必要で、その素材が十分耐えられるかと言うことを確認するため加速した。

 

「可変機構は良好、遅延は認められない」

MAで進みながら変形や加速しながら変形、減速しながら変形を繰り返し各部の付加を計測し自分の身体データも双子がチェックをしてくれている。

「違和感はないんだな」

おやっさんの言葉に何かの引っ掛かりが有るような気はするがデータ上は遅延が見えずにいるので、

「変形時間に異差もなく」

「違う、お前のスロットバーから感じられる感覚がどうだったかと聞いてるんだ」

おやっさんの強面だが心配してくれるのを感謝しながら、

「問題ないので次の項目にすすみます」

MSに変形しながら武装のハンドビームガンを射ちデブリに命中させる。

「ジェネレーター出力も安定しており供給ラインにも問題はない」

項目を消化して最後の模擬戦を始めることとなった。

 

「仮想の敵はティターンズのガンダムシリーズ」

今回はマーガレットがコントロールするフルバーニアンと前座で先ずはガザAEとオッゴとの戦いをする。

フェーベから出射されたガザAEとオッゴがこちらへ真っ直ぐ来るのを迎撃する。

「加速は十分、真ん中を突破して」

ビームで牽制しながら敵編隊の真ん中を突っ切り急減速急反転で変形をして連射する。

体も厳しいが変形の時の違和感が少しずつ増している感じがする。

「マーガレットデータは」

「問題なくレットゾーン手前の負荷ですが異常無し」

そのまま加速をしながら機動性では劣るオッゴを落としガザAEのロックオンを機体を捻りながら避けて反撃をして撃墜した。

 

「さてラスボスか」

データを再確認してマーガレットのフルバーニアンがカタパルトから出射してくるのを加速しながら狙い撃ちそれをアンバックで綺麗に回避されたので反転して離脱する。

「加速は向こうの方が上だが」

MA体型とはいえ向こうの方が性能は上であり徐々に距離を積めてくる。

ARシステムでの予測で回避しながらタイミングを計りMSに変形をしながら反転捻りを再度行った瞬間、機構にロックがかかりさらにメインスラスターを吹かした瞬間ジョイントのいくつかが破断して火を吹いた。

「バカ野郎脱出しろ、マーガレット」

おやっさんの声が聞こえる直前過大なGがかかったのか自分の視界がブラックアウトしていった。

 

「先輩、せんぱいもし何かあったら私」

耳元で叫ばれ耳がいたいと思いながら視界が徐々に回復していきキシリアが泣き顔でこちらを見て体を揺すってくる。

「いいかげんにっせんか安静の意味がわからんのかMSデッキに連れていけ」

おやっさんの声に3人組がキシリアに飛びかかり引きずっていく、

「あれーごむたいな、私と先輩を引き裂かないで」

廊下に響き消えていくのを黙って聞きながら腕を組んでこちらを見下ろすおやっさんに謝罪しながら、

「ジョイントの材質が金属疲労から細かいシワができ歪んで焼き付きを起こして破断した、通常の運用ではあり得ないことが起きたと言うことだ、しかし兆候はあったはずだ」

私は頷き手に残ったあの感触を無視した結果でありしばらくは安静だと言い渡され目を閉じた。

 

「グットモーニング、マーガレット」

「グットモーニング、レビル。あれから3日間たちましたが体調はいかがでしょうか」

心拍や血圧、酸素飽和量等をメディカルチェックしてくれていたマーガレットからの問いに体を動かして痛むところはあるが問題ないと伝えて空腹だったので食堂に向かう、

「ようやく起きたんだね、みんな心配してたよ」

「ちょうど今夕食ができたから食べてね」

双子から声をかけてもらい感謝を言いながら空腹の胃に双子の美味しい料理を納め設計室に向かった。

 

「おっ、復活したな」

コーズが出迎えてくれ引いたイスに座る。

「どういう状態になったか気になっただろう」

画面に表示され追撃を受けるメタスにズームしていき反転捻りをしながら変形を行う、ロックがかかり3DGセンサーを見てみると応力がジョイント部に集中してにかかりロックしたせいで逃げ場を失った力がかかり機体が分解し始め危険と判断したマーガレットが強制的に脱出ポットを作動させて爆発はしなかったがジェネレーターを緊急停止させた機体からフルバーニアンでポットを回収させて離脱後フェーベ帰還した。

 

「問題はないマーガレットの補佐とARシステムの介入が同時に起きてえらい機動を行ったのがそもそもの原因で、お前の操縦だけならここまでひどく断裂はしない」

Gゲージが設計値を越えた値でかかっておりGPシリーズならそれを想定していたが重量比で軽いメタスでは加速Gのせいでということで、

「お前が寝ている間にAEのデータバンクにアクセスしてマーガレットに新素材を探させてそれを組み込んで再設計を終えて対応ユニットを作成している」

コーズがそこまでしてくれたのを感謝しながらいくつかの改良点の説明を受けて自室に戻った。

 

「さてサイコミュシステムの再設計を行うか」

何度目だろうか新たな材料を使って小型化を進めておりアクシズ時代の設計からは半分以下しかしながら未だ大きい、

「感覚のセンサーと言って良いアンテナを効率よくするには薄型にしてみてだが」

実際ニュータイプと呼ばれた人が周りにいるわけでもなくアクシズからのデータであり自分の改良が正しいかどうかマーガレットのシミュレーションでも不安である。

「これでいく通りかのシミュレーションを走らせてくれ」

マーガレットに頼むと彼女のMAの設計に入る。

「基本はエルメスだけどMSサイズまでどう落とすか」

いまエゥーゴから依頼されているメタスの実戦タイプになるMSもだが別の意味で難しいが技術の流用は積極的に行うつもりで設計をしている。

 

「肩を大型化させGP04の様な大型スラスターを入れるのと機動力のための動力源を」

アクシズの試作とは言えない技術でどうにかなるかと言われたら悩むが期日は急いでないので解決したつもりで背中のサイコミュシステムが小型になったのを前提に設計を行う、

「彼女を意識してしまう、未熟だな」

ジオン系の流れを組むMSいやMAであり曲線や絞ったラインを多用しておりが連邦では受け入れがたい、いや拒否されるだろうデザインをおもむくまま描いていく、

「自分の首をしめる事にはなるが自分自身の飛躍ができるな」

安静を逆にとってしばらくは自室で設計を色々しては悩み楽しみずごすことができた。

 

「ガキじゃねえんだから節度を持てよ設計者としてパイロットがいるということを意識しろ」

おやっさんに言われて頷き送り出されると改良したパーツを組み込んでテストを再開する。

「フルバーニアンはマーガレットで」

前回と同じだがオッゴは使わず模擬戦にはいる。

元々はAE社で作業用のMWとガザAEとアクシズで配備予定のガザCの設計を取り込んでおり、今設計中のMSにも影響を与えておりこのテストもシュミレーションするには重要なので自分にも再度気合いをいれた。

 

いくつかの改良もあり先ずは色々な機動や加速しながらの変形や減速しながらのを行う、

「問題ないだろう」

通信パネルのコーズがデータをチェックしながら言うのを同意して、

「今回はヘマしないようにするけどプライベートな時間は有意義だった」

「ひとりでなにしてたんだか、いや一人じゃなかったか」

私の言葉にコーズがかえすと横でキシリアが、

「えっ、看病誰かしてたんですか先輩、双子かだれ私がしたかったのに止められてみはられてたから、だれそれのろってやるう」

「おぃちょっとまて」

コーズのカメラに割り込んでこちらに顔を見せると押し合いカメラにお互いの顔を押し付けて笑わせてくれる。

「お前ら邪魔したいだけなら良い仕事あるぞ、無心に出来る作業がな」

おやっさんの感情を押さえた普段よりもある意味怖い声が聞こえてきて二人は何ごとも無かったように元に戻り皆の小さな笑い声が聞こえて消えた。

 

「ガイドビーコンに乗った」

逆噴射でゆっくりとモビルスーツデッキの根元のMSハンガーに着地してマーガレットが機体を持ち上げてスライドさせエアーロックを通して艦内へいれる。

「この新しい合金を積極的に使うことになりそうだな可変の新型機は」

量産タイプへの設計はそのつぎと思いながらコーズと検証を行いデータをAEに送りながら引き渡すためメタスは改良を続けることになった。

 

「兄ちゃん、俺らのMS未だ」

マーズ達がご飯時になると現れコーズに聞いてくる。

「そんなに時間かからないからもうすぐだ、待ってろ」

ハイザックを進化させた機体を設計中でそれを待っているらしく試作のシールドバインダーを装備したいかつい設計をしてようやく終わる頃にAEから連邦へ納品するMSの試作を言われそのままマーズ達の悲しみと共にティターンズにマラサイとして納品されてしまった。

 

そして新たな試みによる設計が開始されメタスの可変機構を取り込んだMSでありGPシリーズの技術を惜しみ無く投入していく、

「生産コストからいったら1機で打ち止めになりそうだな」

試作とはいえAE内なら上司の小言を貰うことになりかねないが、

「それと平行してAEでも今回のデータで可変機構のMSを設計中と言われた」

「それは楽しみだが苦労するな」

私のメタスでの怪我もあり問題点の洗い出しを終えておりアクシズの技術も組み込むことにより可変機構の技術は目処がついているが、

「思いきって今までの外観と変えてみるかな」

コーズといくつかの案を互いにだしながら没とアップデートを行いマーガレットにシミュレーターで動作確認を行い設計時点の問題点を洗い出す。

「AEだとこれの数倍はかかるからマーガレット様々だよな」

「そのうち自動でしてくれるかもな、職を失うかもよコーズ」

「今失っても表状はAEじゃないからな良いけど」

そんなことを考えながら新しい技術をAEに依頼して設計を繰り返した。

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