ガンダム:RXからZへ鼓動   作:マウリア

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感情

「オークリー基地へ向かいたいと言うのか」

ミリアがシナプス艦長に伝え私も同意する。

「姉にバシット君にと言うわけか」

しばらく考える艦長に、

「それとウラキ少尉にテストパイロットをお願いしたいのです」

「ウラキ少尉に、しかし彼は」

あの紛争後連邦軍の汚い策謀と裏切りに失意のうちにオークリー基地へと転属をしておりシナプス艦長にすればそっとしておいてあげたいと言うのが本音であり私の提案に同意しかねる。

「断ればそれまで無理強いはしません、しかしながら必要と考えております」

そう言うと了解して静かに地球を見つめながら沈黙をしていた。

 

「パトロール艦隊は問題なし、このままの航路で大気圏に突入します」

ビスト財団から連邦軍の参謀本部直属の識別をもらい降下する。

「進路そのまま」

先ずはバナージの母親の墓を作りに向かう、

「日本か、久しぶりだな」

皆で木製の立派な棺桶を担ぐと岬の先端に向かいハロッズが掘った穴の横の台にのせるとシナプス艦長が神父の代わりに葬儀を行い祈りをするとお別れを一人づつが行う、

「任せとけよおばちゃんバナージには俺たちがついてるからさ」

最後にマーズがそう言うと棺桶は穴に下ろされ埋められその上に墓石を置いて終わった。

 

「また来れば良いさバナージ」

そう言いながらグリーンノアで会ったカミーユの事を思いだしこの近くで生まれたってあの仲の良かった頃の夫婦を思い出しながらフェーベへと戻り太平洋を横断することになった。

 

「ずーと海、飽きたよ兄ちゃん」

マーズがブリッジから見える一面の水に文句を言う、

「さんざん海と騒いでたのにもうか、バナージを見ろ勉強をどんどん進めてるぞ」

コーズに言われブーたれる。

「人には向き不向きはあるが基礎となる勉強については行うことだ」

シナプス艦長に言われると素直に頷きながらマーズは戻っていった。

 

「自分にも子供がいればああなのかと今さらにながらにな」

こちらを見て少しだけ笑みをあげる艦長に、

「私の小さい頃にも父親らしいことを一番してもらえました。とても厳しかったですけど嬉しいです」

「そう言ってくれると私も嬉しい、何時まで一緒に彼らといられるかわからないが面倒を見る」

そう言って帽子をとって髪の毛を軽く指でとかしかぶり直してマーガレットに周囲の状況を確認し始めた。

 

「エイパー、この機体すごく動きが良いけどGで意識が飛びそうだわ」

GP01Fbに乗って大気圏内を加速と減速を繰り返しながら慣れてもらう。

「クリス、気絶したらガザAEの専属パイロットにするからね」

私が言うとカメラに顔を寄せ、

「ひどい、NTを使いきれなかったのを未だに根に持ってるのね」

私は頷きながら笑い、

「再設計したアムロ・レイの機体だったんだから、そりゃそうだ」

「見てなさい、模擬戦でぼっこぼこにしてあげるから」

そう言いながら流れるように最大出力で上昇し自由落下から少しだけふかすと綺麗に着艦した。

 

「大気圏内て言うのを考えろ、しかし良いコントロールだった」

クリスが降りてくるとおやっさんの何時もの小言をもらうがクリスは笑顔で礼を言うとおやっさんは少しだけ笑顔が見え他のみんなは驚きそれを見たキシリアは、

「言われていたフィールドモーターの調整が終わりました」

これだけは何故か苦手らしいく課題として新型のを組み込むための試行錯誤を繰り返しており、笑顔でデータをおやっさんのメガネの画面に表示させ笑顔をアピールすると、

「なんだ気持ち悪い、まあまあだなこことここを修正しておけ」

キシリアにしてみれば誉められたはずだがショックを受け静になり周囲を見渡して私を見つけて泣きそうな顔で走ってきて胸に飛び込んでくる。

 

「私って気持ち悪いですか笑顔が」

泣いて鼻の頭が赤くなっており何と言って良いか迷っていると、

「キシリア、男達なんてこんなもの」

「そうそう、もっと女を磨かないと」

双子が現れキシリアを連れていきながら、

「どんかん」

そう言われて頭をかくしかなかった。

 

オークリー基地へは参謀本部直属の識別で他言無用で降りると私はミリアとコーズそしてシナプス艦長を乗せてエレカで基地内を移動する。

「このシフトだとウラキ少尉は官舎に戻ったばかりでしょう」

「そうだな」

未だ迷いがある艦長は頷きながらも何かを見つめている。

そのまま官舎に横付けすると部屋をノックした。

 

「はい」

出てきた女性に嫌悪感しか浮かばずにらんだが女性はシナプス艦長を見て驚く、

「艦長、死刑になったと」

「ゆえあってここにいる。ウラキ少尉はおられるかな」

そう言うと呼びに行きコーズが、

「我慢だ、俺も同じ気持ちだからな」

そう言っているとウラキ少尉が出てきた。

 

「シナプス艦長」

そう言うと敬礼をしてシナプス艦長も返礼する。

「お初にお目にかかる。エイパー・レビルと言います。お話があるので艦に来ていただけませんか」

そう言うとパープルトンが後ろからコウと呼ぶが、

「ニナ大丈夫、艦長もいるし」

「でも」

そう言いながらようやく私に気がついたパープルトンを無視してエレカへと乗ってもらった。

 

直ぐに走らせるとウラキ少尉は艦長に、

「僕と同じで罪状が消えたのですか」

そう言われて館長はまっすぐ前を見ながら、

「いや、今でも私は死刑囚のままだ」

そう言うとショックを受け、

「でも」

「その為に移動しているんですよウラキ少尉」

そう言っているとフェーベを見てウラキ少尉はかたまった。

 

「おっしゃられている通りアルビオンです」

そう言いながらわざとMSデッキに入るとGP01と03が整備されており驚きと戸惑いのまま食堂の席についた。

 

「あのときと変わらず。艦長」

「先ずはレビル君の話を聞いてくれないかね」

そう言うと今までの事を説明しバスクが30バンチの住民を抹殺したことに怒りを顔に出す。

「我々は表に出れないが連中を野放しにするつもりはない、そこでウラキ少尉に軍籍はそのままでAEに出向と共にこの艦に乗っていただきテストパイロットと作戦阻止の為任を引き受けてもらえないだろうが」

そう言うと考えはじめ無意識のうちに親指の爪を噛んでいるがそのまま黙って返事を待つ、

「わかりました」

そうウラキ少尉が言うと艦長が、

「ウラキ少尉、私はあの戦いで君を含め若い者が想像以上に苦しんだと思っている。今すぐ答えを出さずに一晩考えてみてはどうかね、それからでも遅くはない」

そう言うと何か言いたそうだがウラキ少尉は頷き私が送ることになる。

 

「貴方はニナの同僚と聞きました。何故こんなことに」

「あの戦いが起きたお陰で苦しみいつか決着をつけたいと思っていました。連邦軍の一部にあんな連中がいることが祖父にも申し訳がたたないと思っています。なれば自分の出来ることをするべきと行動にうつしています」

 

そう言うと下を向いて到着するとパープルトンが飛び出してきて降りてきたウラキ少尉に抱きつく、

「それでは明日朝に返事を」

そう言うとフェーベへと戻った。

 

「艦長、シナプス艦長」

朝に車用のハッチを開けてエレカを出すと目の前にメガネの少尉が声をかけてくる。

「キース少尉か久しぶりだな元気そうで何よりだ」

「死刑を求刑されたときいて心配で心配で無事で良かったです」

そう言いながらその後ろにいる大きな女性が、

「ミリア」

そう言われた本人が、

「バシェット家の恥よ、私のフィアンセを殺した女と未だに一緒にいるなんてどうかしてるわ」

「カイルの事については不幸でしかない、あれは戦争だったんだから」

そう言われてミリアは激昂して飛びかかろうとするのを止め、

「仕方がないでしょうか、あの女はコロニー落としの手伝いをしてそれを阻止しようとした館長は死刑を待つ身であの女はのうのうと生きている。それを横にいて不幸と言うんですか」

何故それをという顔に、

「監視カメラはありますよ、そのデータもマーガレットが収集しておりAEの上が止めているにすぎないんです」

この事が公になればパープルトン一人のとは言えずAEにも多大な責任が発生するので沈黙しておりその事を伝えた。

 

「姉さんと呼ぶにも口が汚れる。モーラ貴方はそれを知ってて仲良しだからと沈黙している。両親が知ったらどう思うかしらおばあさまが」

「それ以上言うなミリア、私のしたことは言い訳はきかないけどおばあさまに言えば」

「そうよ間違いなく命をたつでしょう孫のあなたを恥じて」

そう言われて皆何も言えない、

 

「確かにあの時敵味方が大勢亡くなったけど、お互いの主義や大切な人を守っていたんだよ、デラーズの作戦も一部の連邦軍とつながって起こしたこと、狂ってたんだよ皆」

実際戦ったキースが言うとミリアも納得はできないが理解はしようとする。

「それでもコロニー落としは人類に対する犯罪だどう言い訳しようと」

私が言うと黙ってしまう。

 

「あの時は皆出来ることを精一杯したんだどうであろうと、だからこそその事を今ほじくりかえすより今から何ができるかということ、バニング大尉もそう言っていました」

いつの間にかウラキ少尉がバックを背負い現れミリアに、

「ミリアさんのフィアンセを守りきれなかった責任は僕にもある」

そう言って頭を下げるとミリアは崩れ落ちて声無く泣きはじめた。

 

「申告します、コウ・ウラキ少尉フェーベへの乗艦を希望するものであります」

そう言うとシナプス艦長は頷き、

「乗艦を許可する。ただし本艦は除籍された戦闘艦なので頭にいれとくように」

そう言うと私は手をさしのべウラキ少尉は握り返す。

「ウラキ少尉、乗艦を歓迎します。きつい戦いになりますがよろしくお願いします」

そう言うとエレカが急ブレーキで止まりパープルトンが飛び降りてきた。

 

「いつもそう、黙って行こうとするんだから、お願いいかないで」

そう言うとウラキ少尉は決意の顔で、

「無事終わったら帰って来るから」

「でも」

そう言いながら私を見て、

「あの時の事を根に持っているのね、卑怯だわ」

そう言われて感情を隠し、

「恨みはありますがウラキ少尉のパイロットとしての技量が必要なのが理由です。危険はありますがそれは皆も一緒、決意したウラキ少尉に安全なところから顔も知らない兵士の死を見ておけと言うことですか」

自分でも悪辣な言い方だと思いながら感情を出さずに言うと、

「そうじゃないの、そうじゃないのよ」

そう言ってウラキ少尉を止めるが決意は変わらなかった。

 

「モーラ、俺もついていくよ一人にさせられないだろうコウを一人にさ」

そう言ってシナプス艦長に乗艦申請を行って艦長に呆れさせながらも了承した。

「シナプス艦長、私とニナも乗艦許可をお願いできないでしょうか」

そう言うとニナにモーラが、

「ここで待っていても何時帰ってこられるかわからないでしょ」

「そうなんだけどモーラ」

「許可をしたいがレビル君の許可が二人については必要になる」

そう言うと周りにいる皆は私を見るので、

「ミリアの事もあるから断りたいが、ミリア」

 

「潔白を証明しなさい、もしまた逃げるならおばあさまに報告するわ」

そう言ったので、

「シナプス艦長に預けます。私の方には手助けはいらない」

そう言って自分は拒否を貫くことを伝えて乗艦した。

「エイパーって頑固よね、まあ良いわウラキ少尉と上手くやっていくから」

見ていたクリスに言われ大きくため息をついて手をふるとブリッジに戻った。

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