「エイパーそして諸君、しばらくはモーラもだがウラキ少尉もそっとしておいてくれないか」
軍艦ならあり得ないが違うと言うことをシナプス艦長も認識しており静かに言う、
「わかりましたが、パープルトンの処分をどうするか、私は死者を出したことをかんがみ退艦が良いかと」
「レビルの意見に賛成」
「モーラも一緒にというにがいいと思います」
コーズとミリアが言いクリスは、
「私はよく知らない人たちですがモーラに関しては落ち着いてからでも」
「そうだな俺も賛成だ本人に聞けば良い、ただしMSに対してパープルトンには一切手を引いてもらうのが前提だがな」
おやっさんが言うと3人組やキシリアも同意した。
サイド3、地球から一番遠い人々が暮らすコロニーでありジオン公国の首都があった場所でジオン共和国を名乗り、今は連邦軍が監視をし圧力をかけられ暮らしている。
「両舷微速」
シナプス艦長がマーガレットに指示を出し連邦軍の専用ドックに入港する。
「参謀本部様々だな、無理やり無人とさせている」
「首相のダルシアと面会をしてくる。待機していてくれ」
待機を言うとクリスと共に私服に着替え、クリスは薄いピンクのロングスカートをはいており私は思わずとまる。
「私がズボン以外がそんなに珍しいかな」
顔をひくつかせるクリスに首を横にふって、
「いや綺麗だから思わず」
「お世辞はうまいのね昔から」
そう言われ苦笑いをしながらEVリムジンのドアを開けてクリスをエスコートした。
「席をもうけていただきありがとうございます。首相」
「いえ、AEがアクシズへのサポーを後押しとサイド3の」
そこでなぜか歯切れが悪い首相に、
「連邦の横やりを排除できるのは良いが強硬派が戻って実権を握られるのは困ると」
そう言うと首相は沈黙をもって答える。
「何れにせよアクシズに対する輸送を遂行してください」
契約書を交わすとその足でズムシティの散歩に出掛ける。
「悪趣味な宮殿は残っているのか」
ザビ家の宮殿が見え嫌悪感が止まらずにいるとクリスが、
「そう言えばあの3人組、艦を降りないってね」
「せっかく故郷に戻ったのにな」
そう言いながら歩いていると向こうからバナージを連れたマーズ達が私たちを見つけて駆け寄ってきた。
「おばさんしかいなかったから元気にしてるって言付けだけ頼んだ」
親をなくしたバナージに遠慮してなのかそう言いながら小遣いで買食いをしておりバナージもそんな3人に慣れたのか一緒に楽しみ少しだけ笑顔が戻った気がする。
「そう言えばアーガマの艦長があのブライト・ノアに代わったらしい」
「ホワイトベースの艦長だった、あの」
1年戦争後に閑職にまわされていたようでジャブロー降下作戦の時に助けた中にいたと言うことで機会があればと思いながらホワイトベースの事を色々話す。
「にいちゃん、少年兵て言うけど」
「ハイスクールの学生だったから青年だけどうちのじいちゃんから見れば少年と変わらないさ」
「うちのじいちゃんはレビル将軍、すごい名前がスラッと出てくるお坊っちゃま」
クリスがからかうとバナージが、
「僕はこのままMSパイロットになるのでしょうか」
唐突に聞かれ、
「クリスみたいに士官学校を首席で卒業しても良いし」
「すげー、ねえちゃん頭良いんだなMSの操縦いまいちだけど」
マーズは目を輝かせて見る。
「私みたいにAEに入って設計屋になってもいい」
「後はAEで工学を学べる専門学校がある。そこで色々勉強して生き方を探すのもいいさ」
そう言うとマーズはジオン共和国の士官学校にいってやるというので、
「クリスは学校では学年2位だったから、無論私が1位だったけど」
「1度勝ったもん、お腹壊して受けられなくて」
クリスがほっぺを膨らませて言うとみんな笑いながらバナージが、
「わかった、今は課題をしっかり勉強する」
そう言うと何かを見つけて走り出したマーズ達の後を走っていった。
「顔を出せと」
フェーベに帰還しサイド3を出港すると双子経由で連邦の高官及び議員との面会を言われて地球軌道からシャトルでケネディ経由で航空機に乗りいくつかの都市を経由する。
「現状は表だっての支援は約束できない」
「それは構いません、ミスをしたのはエゥーゴですからね」
何人の高官との秘密裏の話し合いを持っただろうか、私の後ろには未だに無視できない亡霊を目の前の男達は見ており、
「1年戦争の勝利はレビル将軍がおられなければ難しかったから、あの時の事悔やまれます」
心ではどう思っているかはわからないがそれを利用するようにと言う会長からの事もあり、消極的だがエゥーゴに何れ事態が好転したときの支援を約束され次の会見場所に移動をした。
「ヒッコリーとは」
「ティターンズの勢いは止められぬから」
連邦議員の一人と会見をしていると警戒警報が鳴り響き、
「エゥーゴが現れどうやらティターンズが追撃を行っていると」
「迷惑な話ですが彼等も上にあがるのに必死ですからね」
フェーベで頼まれればだが作戦を強攻した手前ウォンリーは私に頼みずらかったのだろうそう思いながら立ち上がり握手をするとリムジンで移動をする。
「このまま航空機に向かわれますか」
「いや、巻き込まれるだろうシェルターにむかってくれ」
基地に併設しているシェルターに入ると基地に降り立った時に出迎えてくれた連邦士官が私を連れて予備の作戦指揮所に連れていってくれた。
「あれは例の奪取された」
ガンダムMkⅡが画面に映し出されリック・ディアスと共にデータでのみ見たティターンズのMAアッシマーと戦っている。
「エゥーゴめジャブローを核攻撃しここも壊滅させようと言うのか」
「シャトルで宇宙に上がろうとしているのだろう、こちらが手出しをしなければ安全だ」
そう言うと頷き敬礼をして出ていった。
「クワトロ大尉がアーガマに戻ったのか」
AEから提供を受けた百式も今回ので上がったらしく見届けながらビジネスジェットでアウドムラを追った。
「補給は受けておいてくれ、すぐに戻る」
パイロットに伝えるとブリッジに上がる。
「元気にしてるか」
「地球に降りていたんですね、荷物は受けとりました」
カミーユと握手をするとその横にいるパイロットに緊張する。
「アムロ・レイさんですね、エイパー・レビルと申します」
「アムロ・レイです。AEの方ですか」
握手をすると一瞬空間の感覚が広がる印象を受ける。
「元ですよ、エゥーゴの支援を行っており、したのリック・ディアスを地球で使われますか、それとも宇宙に上がるなら」
「地上用にしてもらえるなら助かる」
どうやらそらに上がりたくない理由があるのだなと思いながらハヤト・コバヤシとも挨拶を行いカミーユと共にリック・ディアスの改修を早期に行うこととなりアムロの提案を聞いてそれをマーガレットに送信する。
「そうだカミーユ、例のを持ってるかい」
そう言うとバイオセンサーのユニットを取り出すと説明をアムロに行いカミーユと共に情報の収集を依頼して太平洋上で離脱するとダカールを経由してキリマンジャロへと進路をとった。
「ティターンズの基地か」
参謀本部のコードで基地に進入すると参謀本部付きの連邦士官が出迎えてくれる。
「お久しぶりでありますな」
「カレイズ大佐、元気そうですな」
父の派閥ではないがたまたま助けてしまって恩を感じてくれている上級の士官であり今回も色々と手配をしてくれ出迎えまでしてくれる。
「しかしすごいですな、ジャブローよりも先進的で守るにも容易そうですな」
「未だに完成を見ませんが、上の連中を鎮圧するには不足はないですな、所で会合は」
「問題なく、助かりました。メラニー会長からもよろしくと」
そう言うと満足したのか基地を案内してくれる。
「ティターンズはエゥーゴに対して圧倒的ですな」
「何れにせよ参謀本部直下としても良いですが野蛮な連中ですなレビル将軍の様にスマートに出来ぬものかと呆れております」
自分の軍なのに他人事な参謀本部の態度に心で軽蔑しながら基地の説明とデータをもらうと後日、会長経由でエゥーゴに渡った。