「何でこんなにティターンズは焦ってるんだ」
コーズの言葉に皆も同意している。
「サイド4のコロニーを使ってグラナダに落下させるなんてジオンがするものでしょ」
双子が言う、
「阻止されて今度は毒ガス攻撃って何なの」
クリスが怒りをあらわにする。
「言いたいことはわかるが我々はすべき事をするのみ、マーガレット急ぎ進路を」
シナプス艦長がそう言うと急ぎ出撃準備を行った。
「しかしブレックス准将暗殺をしていないティターンズがあれほど焦るとは」
新型の可変MSネクストの最終設計を行いながら呟く、
「人間は面白いもので望んでいたことが自分以外の手によって行われ疑われれば」
「必要以上に焦りがか」
「それとですが過激になる理由はこの人物です」
そう言われ木星帰りの男パプティマス・シロッコの写真と経歴やアポロ作戦やその後の司令官の戦死等の関連が次々と表示される。
「ティターンズに渡せばだが、逆に力をつけてくれた方がエゥーゴと共倒れアクシズとの三角関係がどう転ぶか」
作戦開始の音楽が流れすぐにMSデッキに向かうとフルバーニアンにはクリスが、ステインメンにはウラキ少尉が乗り私はネクストに乗るとクイーンにドッキングする。
「我々はティターンズ艦隊に合流しようとしている連邦の艦隊を叩く」
シナプス艦長の言葉に皆頷きクイーンにはフルバーニアンとステインメンがフックを付けて完了すると加速した。
「敵はマゼラン級1、サラミス級5、コロンブス級3、MSは45機」
マーガレットの情報が表示され驚異が順番に示される。
「コロンブスを先制で沈めサラミス最後にマゼランだ」
MSを積んでいない艦艇は驚異とは見なせず補給とMS搭載のコロンブスをと言うことで艦隊の上から襲撃をした。
「サラミスを任せる」
そう言うとメガビーム砲を最大射程で射撃を繰り返しながら突入しクリスとウラキはクイーンから離れてサラミスの前部のMSカタパルトを狙い攻撃をしかけた。
「MS発進中」
コロンブス3隻は瞬時に沈めたがサラミスへの攻撃がMSのビームライフルでは射程外で少し遅れたため10機が迎撃してくる。
「マラサイ、あれはバーザムか」
ニューギニア基地での開発と言う占領した後に情報が上がってきた機体でMkⅡの大幅なマイナーチェンジらしく初期の改良にはフランクリン大尉の名前も乗っていた。
4機がクリスとウラキの元へそれ以外はまとめて攻撃を集団で仕掛けており時々クイーンに命中するがIフィールドで無力化しておりビームライフルがきかないとわかったのか接近戦を仕掛けてくるのを大型のビームサーベルで次々と真っ二つにしながらマゼラン級に命中させるとティターンズは撤退を開始した。
「25バンチではエゥーゴが毒ガスの搬入を阻止したと」
サイド2の殺戮を阻止した事でエゥーゴでは士気も上がり協力者も増やすことができたようでウォンリーの通信での顔もまんざらではない、
「釘を指すようですがアクシズとの話し合いはクワトロ大尉抜きかウォン殿自らが行うべきと考えます」
「そうだがブレックス准将がクワトロ大尉を後継者として指名したのでな、我々はあくまでも出資者として行動する」
色々口を出すくせにリスクが高い件には及び腰なこの男にさほどの価値を見いだせずに通信を終わりそのままカミーユと新型ネクストの設計について色々と意見を出しあう、
「大人は何でああなんですか、クワトロ大尉もいくじがない」
画面のカミーユが私に言うのを同意しながら、
「守るものが多ければ弱くなるし、過去で何かしていればそれを意識して動きづらくなる。しがらみと言うものだ」
「そんな事を言っていたらいま必要なことが出来ないじゃないですか」
「それが出来るのがカミーユ、君だよ」
そう言いながら表情を見ながら話を続ける。
「私は君を認めているからこそ新型の設計やその新型をクワトロ大尉やアムロ大尉ではなく君に渡したんだよ、あれはそれができる機体だと私も君もわかっているはずだ」
「それなら何故エイパーさんは前に出ないんですか」
「私はエゥーゴではないと言うのはわかっているはずだ、支援は他のまれれはするが自分の責任においていままで行動してきたしこれからも」
そう言うと少しだけ怒りを沈めたカミーユは、
「納得はできませんが立場はわかっています」
「自分のすべき事をするのもいいが諸悪の根元を何処にあるか感じてみろ」
そう言って感受性の高い青年との話を終えた。
「カラバが動くか」
エゥーゴとアクシズの交渉もハマーンとクワトロ大尉との男女の仲の因縁もあって失敗したのを聞きながら補給と支援の要請がくる。
「また陸戦様に換装か」
おやっさんが頭をかきながら皆を引き連れMSデッキに降りる。
「今回の作戦はキリマンジャロ攻略はあくまでも前哨戦です。成功すればダカール占拠を行いそこでティターンズと連邦軍の分断を図ります」
アクシズとティターンズの相容れぬ共闘は参謀本部でも異論が上がり距離をおきたいと言う意思が働く、
「我々はダカールの防衛部隊を指揮してティターンズからの攻撃を防ぎそれをルオ商会等の力を借りて放映します」
力を削ぐと言うことでの作戦でありウォンリーが考えている事とは違い今回の作戦は前に私が入手したキリマンジャロ基地の情報によってたてられており現場で頑張っているエゥーゴには悪いが今回もシナリオ通り動き回ってくれることを考えながらフェーベは大気圏を突入した。
「GMⅡの引き渡し完了」
カラバからのパイロットが到着して引き渡しを終わる。
アウドムラが合流し物資の引き渡しを行っているとアムロがディジェで着艦し細かい調整と変更を伝えてくるので直ぐに作業を行う、
「アムロ大尉、ひとつお願いが」
私を見て静かにこちらを見て、
「出来ることなら」
そう言うとクワトロ大尉の事を話す。
「貴方に火をつけたのがクワトロ大尉ならジオンの名を継ぐものとして表に出てもらいたいのです」
そう言うと少しだけ沈黙したアムロが、
「それはいいが連邦を地球を統治している連中に嫌気がさすことになる」
ニュータイプと言う言葉は理解不能な危険であると言う認識だけでアムロ大尉を軟禁してきた事の流れでキャスバルと呼ばれた男がそう考えるのは分かっている。
「その後はハマーンがいる限りはジオンをどうのすることは出来ないと、亡くなれば総帥として軍を率いて連邦との戦いになるでしょう」
「それは私に火をつけ消化させると言っているようなものだよレビル」
アムロが言うことは当然でありあの男を個人的に倒すことができるのは目の前の男であり何かあればの保険となる。
「アクシズの参戦は私が何もしなくとも何れつながることになるでしょう」
「そうだな表に出ればいずれは」
そう言いながら組み込まれたバイオセンサーの調整と反応速度の向上のためのユニットの交換を行う、
「このセンサーをもっと感受性を高める研究を行っていますが数年は」
「カミーユ君は確かに能力が強いがこれは皆の意思をもダイレクトに受けてしまうからこそあまりおすすめできないな」
「確かに、サイコミュシステムならそれを操ろうとするシステムですから、しかしバイオセンサーの方が将来性があると思っています。強化人間では器が所詮小さいのですぐあふれてしまいますし」
ニューホンコンでのあの巨大なガンダムについて強化人間に頼った醜悪としか思えないMAの事を考えても小さくはできてもその可能性はと自分では結論付けている。
「レビル、君も極端に考えすぎていると言いたいがカミーユとあの少女を見てみればその結論が変わるかも」
「それは今回あそこにあのガンダムがいて、カミーユが上から降りてくると」
そう言うと少し微笑み、
「全てわかればニュータイプはすごいがそんなことがわかるわけはないよ」
そう言いながらもその可能性を私に期待させるような言い方で調整を行った。
「アーガマは衛星軌道上から艦砲射撃を行う」
「フェーベの様に大気圏を降りたり上がったりが出来ないから不便ですね」
「コストの問題だからな、この艦は予算はいくらでもだがエゥーゴは貧乏と言うことさ」
艦長が言う横でキシリアが言うのを私が説明する。
「我々の艦砲も基地への先制攻撃を行う」
「それと補給を受けた大型のミサイルコンテナを使用しての飽和攻撃のあと何時ものように離脱します」
フルバーニアンとステインメンはフェーベの防衛を、
「さすがにGPシリーズをおおやけに基地攻撃したくないので、ネクストのみでアムロ大尉と共に向かいます」
「エイパー、一人でいくなんてジムキャノン改ででます。マーガレットにフルバーニアンは託します」
クリスが少し怒った様子で言うと何故かウラキ少尉も、
「私もキースのジムキャノン改でキリマンジャロ基地へ向かわせてください」
私もと言う言い方に私もだが艦長も引っ掛かり顔を見合せ艦長が、
「わかったがあくまで冷静にアムロ大尉のサポートとして戦うように」
そう言うとそれぞれが準備にはいった。
「今回はお留守番か、レビル尻にしかれるなよ」
コーズが自機をクリスにとられてふくれっ面かと思ったが清々した顔でクリス様にコックピット周りを調整する。
「敷かれ心地は悪いかもな、今回は美少女を見に行く予定だしな」
そう言うとコックピットから顔を出し、
「なに、何だといつもお前は俺に黙って、いいか画像にとらえろよいいな」
そういった瞬間、おやっさんから怒りの声が上がりあわてて完了させた。
「離陸する」
アムロのディジェと私のネクストを載せてドダイ改がフェーベから離陸するとキリマンジャロへと進路をとる。
「後ろも無事にか」
アムロは後ろも見ずにクリスとウラキのジムキャノン改がドダイ改に載って発艦してくる。
「それがニュータイプですか」
そう言うと少しだけ口元がゆるむがすぐにMS隊に命令を下しキリマンジャロへと向かった。
「艦砲射撃、10秒前」
「ミサイルコンテナ開放、全弾発射」
ミサイルが上空に次々と発射され高度をとる。
そしてフェーベからはハイパーメガ粒子砲が発射されミサイルを迎撃しようとした敵の施設をなぎ払い使用不能にしそこに多弾頭ミサイルが次々と着弾する寸前に基地からメガ粒子ビームの弾幕が破壊していく、
「レビル、あれだ」
そこには映像で見た巨大なガンダムがおり今回の目的となる。
私はロングビームライフルでマーガレットの補佐を受けながら引き金を引いた。
「Iフィールドだが」
高出力のEパックを一回で消耗するビームを防ぎきることができず右の胴体に命中して破壊する。
「冷却にしばらくかかるか」
最大出力で砲身が過熱しており冷却材を使ってもと言うこと、
「アーガマからの艦砲射撃が始まったが」
宇宙でもティターンズの攻撃が始まっており劣性なエゥーゴは砲撃が途切れる。
「大気圏突入の機体、カミーユか」
アムロが不意に空を見上げながら何かを感じたのかサイコガンダムと呼ばれた巨大なガンダムへと向かった。