ガンダム:RXからZへ鼓動   作:マウリア

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不死身の

「反乱分子だ、引き渡しにサインを」

コロンブス級輸送艦とランデブーし、補給と共に手錠をかけられたアルビオンのクルーが引き渡され私がサインをと思っているといつの間にかシナプスが進み出てくる。

 

「シナプス大佐、貴様軍事法廷で死刑を言い渡されたのになんの真似だ」

向こうの小佐が姿を見て騒ぐ、

「受け取りの責任者として、速やかに引き渡すよう」

「犯罪者に引き渡すか、すぐに逮捕しろ」

そう言うと白い腕章をしたMPが進み出てくるが、

「ここに私がいると言うことがわからぬのかな」

そう言われてMPは顔を見合わせ上官を見る。

私が進み出て、

「少佐、参謀本部からは余計な詮索はせずに速やかに引き渡し任務を完了するようにという旨をもらっているはずですが」

「民間人がなんだ」

「エイパー・レビルです。私に現場を任せるようにと参謀本部から聞いておられないのですね」

そう言うと顔が白くなり、

「了解しました。レビル様ただちに」

「このことは他言無用に」

そう言うとMPを引き連れ戻っていった。

 

「艦長、シナプス艦長」

手錠を外しクルーが駆け寄る。

「皆、無事で何よりだが結果的にこうなってしまった、すまない」

シナプスが軍帽を外して頭を下げ得るとクルー達はただ下を向いて苦しみに耐えていた。

「なんでい、しけた顔してうぜったらありゃしない、けっ」

問題児の登場で他の連中の顔がひきつる。

「モンシア大尉、いまの」

モーラが言うのとおやっさんが怒りで殴りかかるのを止め私が前に出る。

「なんでい、民間人のあかちゃんが」

そう言われた瞬間渾身の力でボディにパンチをいれ頭が下がったところで足をあげかかと落としで甲板に叩きつけ、

「礼儀をわきまえろ、貴様の身分は軍籍では参謀本部直下の実在のない部隊所属だと、数年協力的にすれば転属を手配するが出来ぬと言うなら反乱罪で銃殺という最後になる。辞めたければやめればいい首で放り出されたパイロットが行き着く先はジャンク屋の親父だ、間違えてもAE社はテストパイロットに自制心を求め得ているからな」

「ベイト中尉、アデル少尉とモンシア少尉と共にテストパイロットの任につかれますか」

隊長で大尉だったベイト中尉を私は降格させ聞くと鼻で笑いながら、

「断ればこれか問題児として軍籍を剥奪か、我々は命令に従っただけだが」

自分の首に手刀を当ててこちらを見るので、

「従って30バンチの人々を毒ガスで殺した、命令でですか」

そう言った瞬間、マーガレットがその時の状況をホログラフィックで投影して皆から小さな悲鳴が上がる。

「この男が言っているようだが殺ってることはジオンもティターンズもかわらぬと言うことでしょう、命がある分だけそんな言葉がでるはずがないと」

「エイパーそれ以上は」

シナプス艦長の言葉にあとは任せますと言って設計室に戻った。

 

「彼等も後悔をしてると思いますレビル、直接戦った僕には軍というのは理不尽でひどい事を平気ですると」

「カミーユ、言うつもりではなかったんだがな、あの現場でモンシア中尉が毒ガスを流すのを笑いながら見ていたのを聞いてたから、シナプス艦長から頼まれなければ下品な男にと言うことだ」

直接彼の声を聞いた瞬間、祖父の死と同じように不愉快に怒りを感じてしまい何時もと違う行動をしてしまった事に自分自身に怒りを感じながらコロンブス級から補給を受けた資材で試作機の製造を始めた。

 

夕食になり食堂へ集まるとアルビオンのクルーも食事をとっていたが、私を見て顔をひきつらせたりうつむいているのを見て、

「クルーの皆さんに謝罪を、軍というのは命令で行うと言うことを教えられました、しかし皆さんは軍からエスケープゴートとして処分され矛盾を得たと思われます。この艦は軍ではありませんティターンズの件が薄れ受け入れられるようになれば希望者は原隊へ復帰を、それまではシナプス艦長に従って元々のクルーとの仕事をお願いします」

正しいかはわからないがそう言うとアルビオンで操舵手をしていたパサロフ大尉が、

「確かに、デラーズと言いティターンズと言い我々にとって後味の悪い経験をしてしまいましたが、レビルさんのおかげで我々もそしてシナプス艦長をも助けていただきクルー一同から感謝の礼を、ここにいる間は精一杯尽力をつくします」

私は歩いて近づき差し出された手を握り返し、

「さんはいりません、指揮の責任者はシナプス艦長でこの艦の持ち主は私は私ですが軍ではなく委託されたMSの設計と試作機の製作そしてテストを行います。そしてクリス大尉がMSパイロットの責任者で、オブザーバーでシャア大佐に実機試験を行っていただいてます」

 

クリスがあわててこちらをにらんでいきなりふるなと言いながら笑顔で挨拶をして名前を呼ばれた赤い彗星はサングラスをとりながら静かに見回し、

「シャア・アズナブル、大佐と言っているが昔の階級なので気にせず話しかけてほしい」

そう言って反応を気にする事もせず双子が入れたコーヒーを飲んで礼を言っている。

「赤い彗星ですか」

パサロフ大尉がポカンとした顔をしてこちらを見たので、

「ウラキ少尉も今は退艦されましたがおられましたし」

私のとんちんかんの答えにパサロフ大尉がシャアに向いて敬礼をし他のクルーもあわてて立ち上がり、

「シャア大佐と共に働けるとは光栄であります。よろしくお願いします」

そう言うと座ったまま手をあげ、

「頼む」

そう言ってシャアが食堂を出るまで緊張の沈黙が続き出ていったあと大きくため息と驚きの声で色々話しクリスや私や他の仲間と話が始まった。

 

「ティターンズと言っても普通の兵士なんですね」

カミーユが私の隣に座り食事をしたときに言われる。

「彼等もその前は辛酸をなめたからな、生粋のアースノイド思想ではあるまい、立ち位置でそうなってしまったと言うことだ」

そう言ってるとパイロット3名が入ってきて私を見たモンシアがこちらに来ようとしたのをアデル少尉が止めベイト中尉が空いてるところにと座り食事を双子が運んでくると、

「けっ、しけた飯だな」

そう言った瞬間双子は食事を引き上げ、

「軍と違って私達が手料理をしてるの、文句がある人に食べていただくご飯はありません、ちなみに購買も私の管理ですからそのつもりで口に気をつけてください」

呆気にとられる3人の前から食事が消えて、

「けっ、いるかよ綺麗な顔をした姉ちゃんがずにのって、酒飲みにいくぞ」

それも双子の管理だし私の許可がない限りは酒はシナプス艦長からの申請がなければなのを後で知ることになる。

「力でねじ伏せるか」

新型試作機のテストとしても、自分も最近カミーユが空いている時間で改良したネオ・ネクスト、11でと考えた。

 

「貴様のような民間人のお坊っちゃまと戦えだあ」

案の定モンシアはつかかって来たが私は気にすることなく、

「ついでに言うと、暗礁宙域で中尉のMSを中破させたのは私です」

そう言いながら11(ネオ・ネクスト)に乗り込むと試作量産機ジェガンであわててモンシアも他の2名もネイル・フェーベから出撃してきた。

 

「少尉、慣熟は必要ありませんか」

返答は看破入れずの攻撃で変形して一気につきはなつ、

小隊長はベイト中尉だがモンシア少尉が一気に加速をしてきておりマーガレットがデータをとる。

反転し直上優位な地点をとるとアデル機に向けバーストモードで連射しそれを盾でかろうじて受け流そうとする。

変形しながらメガビームライフルを薙刀のように先端にビームを出し切りつけようとするが、

「これか」

思わず呟きMAに変形して離れるとアデル機にモンシア機のビームが命中判定をだし私はシャアが見えなくても避けた状況に納得しながら追ってくるビームを回避、反転すると最小限の動きで回避してモンシアに肉薄するがベイト中尉のジェガンが攻撃を横から仕掛けてくるのを変形しながらしかけ舌打ちするモンシア少尉に切りつけ盾を蹴り吹き飛ばしながらベイト機へと変形してバーストモードで回避をあきらめたのか盾を構え機体の出っ張りを隠すように丸まり被害を最小限に抑えようとする。

「罠ですか」

急速反転し吹き飛ばされたが気合いでスラスターを全開にして迫るモンシア機に変形してビームライフルを投げ捨て切りつけたのを回避してコックピットにビームサーベルを突き刺して終了した。

「完敗だな」

そう呟き気絶したモンシアをベイト中尉が回収し帰投していった。

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