「なんと表現すればいいか、愚かとしか言いようがないな人は」
戦況を見てシナプスが呟く、
コア3のハマーンとアクシズのグレミーとの戦いは同じネオ・ジオンとは思えないほどにひどい戦いであり勝者が支持を受ける事も出来ない、
「連邦艦隊の動きが漁夫の利狙いと言うところでしょう」
本来なら十分間に合うタイミングなのだが、指揮官のベルレ提督は渦中の栗を拾うことに固執しておらず、ある意味連邦の事無かれ主義で作戦を遂行しておりネイルアーガマのブライト艦長は獅子奮迅の戦いを強いられておりシナプスも呆れながらこちらに聞いてくる。
「参謀本部からも特になく、もしエゥーゴの勝利となった場合MSの回収だけを厳命されてますから」
「必要以上の性能のMSをニュータイプに持たせたくはないと言うことです」
「レビル将軍が言っておられたニュータイプがこれ程までに軍に影響を与えているとはな」
「祖父は何故それほどまでに、ニュータイプを可能性としていたのでしょうか」
独立13独立部隊として素人同然の民間人主体で戦い抜いてきたのが祖父の合理性からかけ離れてると何度も思ってしまう。
「あの時代の連邦軍は政府も含め閉塞感で息が詰まる思いで派閥争いと共にジオンとの戦いになったのだが、レビル将軍はその閉塞感を打ち破るためにニュータイプと言う可能性に希望を見いだしていたのではないかと思う」
「何ともわからないニュータイプにそれほどのものが」
自分が経験したことによりわからないでもないが論理的に説明ができず、あの時に山師のような事をあえてした祖父にやはり納得はできない、
「ホワイトベースの戦いを私もその時に見させてもらったが理屈では説明できない事が続けておこりジオンが必死にホワイトベースを攻撃して倒れていったのは参謀本部としても意味不明だからこそ恐怖したと言わざる終えないだろう」
アムロ・レイを参謀本部は生きている限り監視対象と決めており監視を逃れてカラバに参加したときには暗殺もと言う話も出ていたと、
「何れにせよ今設計をしているMSが表に出てニュータイプとの相乗効果となれば参謀本部も黙ってはいれなくなるでしょう」
ニュータイプという言葉が歴史を動かしてくのかと思いながらシナプスとグラスを重ねた。
「カミーユ、フレームに使うには色々問題があるな」
サイコフレームをどの様にMSに組み込んでいくのかという話になりコーズも含めクリスや双子も参加をしている。
「未だに大きいんですよ、小さくしないとやはり効率も悪いですし、バイオセンサーメインだと僕のように」
未だに夢を見て飛び起きてしまいファに心配をかけさせてしまいそれがカミーユのジレンマとなっており、そのストレスを私に感情で衝突させてくることもあるが私は気にせずしずかに話を聞き私の主観として丁寧に説明をしていく、
「感受性ならばアムロもだがやはりZガンダムと言うことだがパイロットにもよると言うことだが」
そう言いながら現パイロットのルー・ルカのデータやメンタルなどの健康面での診察などを表示していき精神的な問題がないことを示す。
「僕が言うのもおかしいですが、これからも僕のようなパイロットを出してほしくないんです」
「それはフィードバックを遮断か、課題でもあるがそれをフィルターをかけてしまうことは意味なさない事も、強化人間のように感受性と言って良いのかそれを強めれば明らかに他と違うと」
「それってある意味シナプスもでしょ、昔は特に普通じゃない常識はずれなところもあったし」
双子に言われそうなのかと思いながらキシリアが、
「そこが先輩の魅力なんですよね、MSに乗りはじめて日常生活が明らかにおかしくなってますよ」
そう言うと皆頷きクリスが、
「学生の頃も一人浮いてるときあったからね、誘われたときは自分の閉塞感を打ち破れるかもで二つ返事だったしね」
「それって告白ってこと」
女子から声が上がりキシリアが必死に否定しようとしており真面目なカミーユは少しイラつき始めているが双子はファを焚き付けてカミーユとの事を根掘り葉掘りと聞いておりカミーユににらまれるので、
「これも大人という事さ、まあ精神的には低いがな軍人ではないが目的のためだがそれが許されると言うことだカミーユ」
軍で軍艦で短期間だがすごし人の生き死にを間近で感じ壊れかけた心が少しでも日常に戻るように周りも意識しており今回の会議もその側面を意識しながら行われている。
「それと先行量産型のジェガンですけど意識的にフレームが大きく、ジェネレーター出力も」
「カミーユには見せてなかったな」
そう言いながらジェガンのコンセプトを表示する。
「今までよりもロングレンジで、ゲタでも単体でのブースターでのレンジ外からの攻撃と、その為に間接やフレームに剛性をシステムもハードの換装を考慮していると言うことですか」
カミーユはしばらく考え、
「オプションを付ける余地があるフレームもでしょうね」
その場でいくつかの案を出し他の連中も次々とアイデアを出してくる。
「にいちゃん、俺たち用のこれでいいからさあ」
私が最近忙しくカミーユにお願いすると、
「僕が最初に考えた機体のこれを使ったのでも良いですか」
「かまわない、好きにしてくれ」
その後も色々話をして会議は続いた。