ガンダム:RXからZへ鼓動   作:マウリア

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変わらぬ秩序と言う権力

「連邦軍の司令部があったところとは思えんな」

ティターンズとエゥーゴの戦いの中、戦果を求め急いだエゥーゴに罠をしかけジャブローと言う一大拠点を餌に核で葬り去った。

目の前には地面に巨大な噴火口の様な跡地が広がり中はアマゾンからの水が流れ込んでいるが生きている生物は見えずにいた。

「コロニーもですが核を使えば大義も無い愚かしいことでしか無いですよ」

「私はガンダム2号機を奪取され結果ソロモンで使われてしまった」

思いだし苦渋の顔で言うシナプス艦長はさらに、

「結果は連邦軍兵士を多数失ったこととティターンズの台頭を結果的に許してしまったことだ」

謀略とはいえコーエン将軍の軽率な行動が結果的にと思いながら、

「この事で何れだけの自然環境への影響がでるのか」

「影響についてはアマゾンエリアは核爆破前には宇宙移民により年6%の回復を見せているとの報告が出ています。面積で見ると計測当時10000㎡でしたが3000㎡迄減少6000㎡迄回復、それが2500㎡になり放射能の影響により更に縮小する事になります」

「アマゾン周辺の人口は激減しておりある意味宇宙への移民政策も含めて行ったと言うことですね」

ティターンズの創設者ジャミトフも地球から人類を排除する事を考えておりそれを逆手になったバスクが計画したのかと思いながら回復するまでどのくらいかかるのかと思いながら進路を変更して目的地へと向かった。

 

「閑職がまわされる基地と聞いていたが」

連邦軍の北米の基地であるシャイアン、核攻撃にも耐えられる岩盤の下につくられた基地であり、表側は参謀本部がもて余している士官などが勤務しており一年戦争後にアムロも軟禁されていた場所である。

「まあ木を隠すには森ですからね」

シナプス大佐でさえ知らない事なのだが必要以上に言うつもりもない、

「Zの量産機が配備されているだと、エイパー問題はないか」

危険な場所を認識したのか聞かれ、

「知らなければ大丈夫ですし、月からもお客が来ていますからね」

そう言いながら基地に到着すると迎えのリムジンに乗って巨大な岩をくり貫かれたトンネルに入っていった。

 

「エイブルス中将お久しぶりですね、ここから動く気はないのですか」

レビル派であったが、コーエン将軍と違い艦隊と言うよりは基地指令、それも特殊な事についてのエキスパートであり権力思考も強い、

「相変わらずだねレビル君、マーサ殿も到着されて待っている」

そう言うと優しい顔だがその皮膚の下は野獣以上に厄介な男であり参謀本部も持て余している部分もあるがそれ以上にと言うわけで森に隠された木の管理をさせていた。

 

「遅いわね、まあ良いわ」

マーサが座って出迎えており横には懐かしい将軍がいる。

「ゴップさん」

「久しぶりだね、直接は1年戦争後か話は聞いている」

レビル派と言うよりはゴップ派と呼ばれる地球連邦軍の一代派閥であり、この男がいるからこそその他の派閥連中が0083やその後のティターンズ等で主導権を得ようとしては消え去っており、本人も自覚をしながら勝手に自爆している連中を冷ややかに分析している。

「再会は後で、本題に入りましょ」

他の者もいるが小物と言えばそれまででマーサが始めた。

 

「インダストリアル7の件だけどMSの開発はどうなの」

行きなり切り出され画面に表示される。

「基礎設計は終わりましたがサイコフレームの扱いです」

「エイパーの言うとおり危険な代物かね、ジオンのニュータイプと言うことだが」

「何をそこでためらうの、祖父もそれを願っているのでしょ」

ラプラスの件は連邦政府もだが連邦軍そしてそこに絡むものにすべてを吹き飛ばす、でも所持したいと言う渇望を与えており権力者はビスト財団に手をかえ品をかえ権力を欲するマーサをも使い、それをわかってて使われながら手にいれようよしている。

「要らぬことをしないと言うのがいまここにいられる理由だ」

ゴップが言うがマーサを含め目の前にあるものを見過ごせる人ではなかった。

 

「予算は気にしなくて良いわ

1号機はメガラニカでつくらせるけど、それ以降は」

シャアのニュータイプ専用機をこれから設計をするのにそれ以降の事を決められながらも、

「それではアムロ大尉のMSもその課程で試作機として」

「わかった、参謀本部からは異論も出ようが認めよう」

色々と議会も参謀本部も関係なく決まっていくことに人々が見れば不信でしかないがそれが政治であり受け入れられなければここに立つきっかけさえ得られない。

「バウアーが口利きしているロンドベルの件だが」

ブライト大佐はこないだ鎮圧に失敗して参謀本部から喜んで解任されているのだが、

「なにか起きない限りは閑職で問題はないでしょ」

そう言うと大方の話を終え雑談になる。

 

「こないだのネオ・ジオンと言いあんな程度の戦力で良くやったな」

「おかげで連邦議会の機能も麻痺させてくれたからな、そう言えばゴップ殿は政界にだが議会を任せていいかな」

軍人としてTOPに君臨しているが皆にこわれて連邦議員としていくと言うのを伝えられ本人は、

「早々やることは変わらんが、跳ね返りが出たときに参謀本部で大して動きもしなかったからな」

「ジャミトフ程度の将官がコロニーとの利権でああまでするとはな」

「まあレビル君のGP計画がいいように使われた、いや君を責めるつもりはないコーエンの愚かさだからな」

GP計画が承認されたのはコーエン将軍がと言うよりはそれを使いデラーズを動かそうとしたジャミトフであり、その手腕に関しては悪くはないと皆の評価であるが、

「根本的に主流派でなかったせいでバスクとか言うキャリアでもないノンキャリアらしい無能な者を使わざる終えなかった事ですな」

ここにいるゴップ以外の連邦軍の上級将官からの言葉にマーサを含め軍以外の連中は白い目で見ている。

「ティターンズで弾圧を行わせブレックスが動いたが短期間に逆転するとは、あの息子の演説が余計と」

「貴官ら、そこまでにしようかな」

ゴップに言われ話を止める。

 

「無能と言うのがわかるわね、まあ私にとっては使い勝手がいいと言うことだし」

皆が退出するとマーサとゴップが残り、

「手厳しいですな、今は安定を望むべくと言うことです」

「なら箱について動いてもいいと言う確約がほしいわゴップ将軍」

「レビル君どう思う」

そう言われて余裕のマーサを見ながら、

「やはりMSの引き渡しが終ってからが良いと思いますよ、不確定要素があることで祖父も動けるでしょう」

「確かになパンドラの箱だ、中は知っているがそれをどう扱うかだ、マーサ君それからでも遅くはない、AEとしてもそれが良いだろうし例のルオ商会が着実に勢力を伸ばしてはいるが指先で動かせれば問題あるまい」

AEも所詮は連邦軍と密接にくっつく多国籍企業であり会長から代替わりしてどうしようともと考えており私もそれには同意している。

「ここに出席できるようになれば考えますわ」

そう言ってマーサは出ていった。

 

「女傑はか」

「私は今まで通りでよろしいでしょうか」

「任せるよ、その結果を受け入れる」

「AEを飛び出してから気にかけていただきありがとうございます」

ゴップは私がAEから表状離脱してアルビオンでと言うのを聞いて参謀本部直属として便宜を謀ってくれており今後もと言う約束で安堵する。

「しかし君からニュータイプが危険だと言う意見が出るとはな」

祖父レビルならと言うことなのだろう、

「所詮は人ですからね、ニュータイプになったからといって敵味方関係なくすべてを飲み込むのはアムロ・レイ位でしょう、ただの兵器でしかありませんよ」

人と言う不安定さに期待する事は危険で、その点も今回話をしておりニュータイプ専用機と同時にニュータイプデストロイヤーなるシステムをメガラニカで作製し同時にマーサにも設計を渡して2号機以上の製作を行うことになったのだが、

「レビル将軍はもっと広い意味での視野を君に期待したはずだが」

「最初はそうでしたがティターンズやネオ・ジオンの強化人間について結局研究するにおいて兵器としてしか役割を与えられないでしょうしジオンの後を継ぐものも連邦の腐敗を言い訳に私的行動を行うようですしね」

「さっきの本題にはなかったがコロニー落としをか」

「いえ、買収した連邦議員にはたらきかけをしてアクシズを買い取ろうと、予算の資金不足を言い訳に管理もめんどくさいのをお手放せるので喜んでおりますよ」

そう言うと大きく息をはいたゴップは、

「早々に議長に就任しジオン自体の芽を無くす事が必要と言うわけだな」

「参謀本部の仮想敵についてはほっといても出てくるでしょうから」

そう言うと会見は終わった。

 

「そうですね療養をして良ければ復帰を」

シナプス艦長は病気を押しており過労でマーガレットに何度も警告されていたのを一区切りと言うことで保養地の病院で治療を受けることになり退艦する。

「何年ぶりかに妻も迎えに来てくれたし、配慮感謝する」

「はい、それと希望しているクルーも原隊復帰の手配を整えました」

不死身の第4小隊である3人やアルビオンのクルーもほとんどが原隊へ復帰が決まり一気に人が減る。

 

「失礼、ネイル・フェーベはこの艦でしょうか」

二人で話していると声をか開けられシナプス艦長が返答する。

「そうですが貴官は」

「失礼しました。南アメリカ方面所属、第4輸送隊所属ブライト・ノア大佐です」

「そうでしたか、ネイル・フェーベ艦長エイパー・シナプス大佐です。歓迎します」

そう言われて振り替えると、

「お久しぶりですねブライト大佐」

「レビルお久しぶりと言うかシャイアンに何でこの艦が」

急遽呼ばれたブライト大佐にシナプス艦長が、

「私の後任としてエイパーと相談の上、推薦させてもらった」

怪訝な顔をするブライト大佐だが後ろから声をかけられる。

「久しぶりだね1年戦争の英雄は」

基地司令エイブルス中将がいつの間にか立っていた。

「お久しぶりです司令」

ブライトは敬礼をして差し出された手を見て握手をする。

「政治的なものだよ艦長もわかっているだろうが」

作戦の失敗を口実に左遷されていたのをゴップに頼んで転属を頼むと即日と言うことだったらしい。

私をちらっと見てブライトは、

「この艦はシナプス大佐が艦長を務められていると言うことは連邦軍の」

「いや、エイパーいやレビルの艦なのだよ、私はそこの雇われ艦長だっただけだ」

そう言うと引き継ぎを行うべく艦長室に向かいその後、

 

「マーガレットだな、艦長のブライト・ノア大佐である。よろしく頼む」

「了解艦長」

「レビルいいかね」

そう言うと出航させ大気圏外へネイル・フェーベは向かった。

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