「レビル、これどうするんだ」
地球圏への期間途中に皆は疲れそれぞれ休みをそれぞれで過ごしており、私はクリスのベットの横で考えにふけっているとおやっさんから呼ばれた。
「これは」
おやっさんは休みなのだがじっとしてられねえとジオングの過熱の原因を調べているとコックピット周りで異常を見つけたらしい、
「ここって、お前の言ってたサイコなんちゃらがあったはずだろ」
胸部の装甲を開放してコックピットを引き出して外側のシステムを外してむき出しにすると青い結晶が周囲を被っておりハロッズのセンサーには毒物などの危険は察知できない、
「何かの結晶が成長したんでしょうがわかりません、この事は不安を与えるので内密に、研究ラボに移しましょう」
私と双子以外は入れないブロックでありおやっさんは頭をかきながら、
「まあいいが、レビルよ危険なら皆に知らせろ、いいな」
そう言ってハロッズに指示を与え移動を終えた。
「あらエイパー、おはよう」
目覚めるけいせきがあるとマーガレットが知らせてくれ医療ブロックに向かうとクリスが目を覚まし私に微笑む、
「たまには自宅に帰らないと両親も後悔してるわよ、って私ベットで寝てるなんてテスト項目で失敗した」
脳波は異常無いが記憶喪失らしくガンダムNTー1のテスト直前までの記憶しかなく、
「エイパーの設計した機体に乗るのに見習いテストパイロットがこんなところでゆっくりしてられないわ」
そう言って起きようとするのを止めて今の事とそれまでの事を話すと困惑しながらも笑顔に戻り、
「そっか、数年の記憶がすっかり無いんだ、私どうしたら」
そう言って落ち込むのを、
「もし除隊するなら子供の頃の約束通り結婚を申し込む」
そう言うとしばらくキョトンとし顔が赤くなり始め私の肩を叩きながら小さく叫び、
「えっそれって、えっどうしよう」
そう言って戸惑うのを返事は後日と言ってゆっくりと休ませた。
「茨の園にモスボールで封印するんですね」
ネイルジオングは原因不明として封印することに決めカミーユがハロッズの作業を見守りながら聞いてくる。
「見ただろう、君のニュータイプとしての感応波と共鳴したのかああいった状況になるのは」
そう言うと腕部の服をめくるカミーユに私は驚く、
「これは」
「帰還後、気がついたらあれと同じになってたんですよ」
私は直ぐに医療ブロックにつれていきマーガレットに検査を頼む、
「そんなに焦らないでもしばらくするとほら、かさぶたと言っていいんでしょうか」
そう言うと結晶を摘まんで皮膚から引き剥がす。
「痛みはありますけど、その痕は残ってませんし」
スキャンをしたが腕には特に問題はないと思い安心をしながら全身スキャンを行うと延髄から脊椎の部分で誤差程度だが違うことが表示され、
「問題ないですよ2週間も普通に寝れて作業もこなしましたからね」
「本人が言うならいいがAEでの精密検査も」
そう言うと首をふって、
「モルモットになるのはごめんですから」
そう言われ血液サンプルだけ確保して週1でのスキャンだけは承知させた。
「マーガレット、ネイルジオングのコックピット周りの画像を」
あの戦いでのカミーユとその周辺の機材にどの様な事が起きたのか好奇心と恐怖の狭間にいる事に迷うがすぐに集中する。
「カミーユの感応波が私やクリスやブライトにも反応し拡散している」
サイコフレームのひとつにアンテナがあり周囲の考えを増幅して受け取らせるが、
「そしてティターンズMSパイロットおも、アムロの時にもあったがカミーユのこれは」
「シャア大佐やレビル貴方では計測されませんでした」
私は敵意等を向けられればそのMSと言う感じで戦っており、相手の気持ちと言う精神を感受性の高い者が反応すればこうなると言うことに連邦軍がアムロ・レイを軟禁したことに同意もしたくなる。
「シャアは目的の人物以外とは平素は表面上受け入れているが」
相手から好意などの共感は受けるが、返答は言葉と言うものでのコミュニケーションであり、自分の考えの中での役割を相手が望んでいる関係なく置き換えていく事がその結果を産み出しているのか、
「これを使えばカミーユを倒せるか」
AEでも研究されているがカミーユのようなニュータイプが居るわけでもなくデータベースからの情報はとても満足いくものではない。
「もっと大勢の精神を汲み取った時、本人の思惑と違い周りは恐怖するだろう」
そう言ってマーガレットに私以外が見れないようにしてクリスの元に向かった。
「ここまではなんだよな」
設計室でコーズがクリスのZのピケット艦への衝突時の画像とそのエネルギーを確認しており双子もいる。
「確かに、これならシミュレーションでもこうなって爆散」
「それがここから光って質量と速度エネルギー以上の物を与えて進路が変わった」
「ピケット艦の方も最初の傷はあるがそれ以上の損傷がマーガレットの計算からもないな」
3人で3D画像を見ていると、
「おやじさんがZの整備をするって」
「了解キシリア」
3人は頷きながらノーマルスーツに着替えてようやく順番がまわってきたクリスのZガンダムの前にたった。
「コーズ、フレームむき出しのOHだからな手伝え」
「了解、レビルからもブラックボックスを含めていわれてますからね」
外装はハロッズがキシリアのオペレーションで効率よく外していく、
「ジェネレーターはこちらでチェックするからよろしく」
双子がキシリアに言ってハロッズが隣の中央ブロックに運び込み3人組は整備システムでリパージできない部分を確認して人力で外している。
「レビルに言いたかねえが量産機と言う名ばかりのOHはキシリアのオペレーションでも手に余る」
おやっさんは全体を確認しながらジェガンの5倍はかかるOHにため息しかでない。
「武装はビームライフルはデータでは最高出力で連射したからメインは交換だけどどうします」
「どうせ乗るパイロットがいないからな気にしなくていいぞ、ちびどもあぶねえ事させるな」
ナラティブは3人の御守りであり最近は操縦よりも整備に興味があり怒鳴られながらも仕事を覚えていった。
「ブライト艦長でしたね」
夕食になり食堂で珍しくオードリーが食事をとっており、同じく珍しく自室でなく食事をとろうとしていたブライトが気がつき驚くが本人は気にしてない、
「貴女はミネバ」
そう言うと手をあげ、
「今はオードリー・バーンとして乗り込んでいます。皆も承知してますよ」
そう言ってブライトがおやっさんを見ると頷く、
「ここに来て驚かされるばかりだがネオ・ジオンがまさか」
「そう言うところが真面目で頑固だとレビルが言っていましたが、彼が言う政治的と言うことですので、よろしくブライト艦長」
その言葉に眉を潜めながらも大人の対応をしてくるブライト、
「わかった、レビルに聞かなければなりませんが貴女がジオン残党を集めてと言うことでしょうか」
正直すぎる問いかけに少しだけ冷徹な顔になりながらも、
「私は自ら表舞台に出るつもりはありませんし、ここに居るのはネオ・ジオンとの連絡を絶っていると言うことです」
ブライトはしばらく考え、
「色々ですが、現状はわかりました」
その後、私は閑散とした食堂に入ると奥のソファーで双子とオードリーが座って談笑しており私を手招く、
「ブライト艦長に何も言ってないんでしょ、オードリー見て大変だったんだから」
その言葉と裏腹に3人は嬉しそうにしており、
「荒療治ね、オードリーはすまし顔で話してましたけど、少しだけ人間味が見えてね」
二人に言われながらもオードリーは何時もの感情を隠す顔に戻り、
「相変わらず双方を試しておられたようですが、ブライト艦長は余計に硬化させてしまうと思います」
オードリーは私を見て小さくため息をつくので、
「変わらないとは思いますが政治と言うものが思惑以上にはたらいていると認識してもらえば十分です」
シナプス以上に頑固なブライトには良い経験となっただろうと思いながら、
「オードリー、しばらくこの艦は本拠地から動かないですから双子と共にいくつかの場所にどうですか」
クリスを地球の専門病院に入院させることが決まりそれついでにと言うことで誘うと、
「貴方の双子で言う悪意の無い悪巧みに私をと言うわけですね」
そう言うと双子は苦笑いしながら頷いて、
「おじいさまも降りてこいってうるさいしね、まあこれ見たらクワトロ大尉見たくなるかもだけどね」
どちらの方がと思いながらも了承してくれ、今回の作戦でネイル・フェーベの修理もあり離れることになった。