ガンダム:RXからZへ鼓動   作:マウリア

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ニュータイプデストロイヤー

「兄ちゃん教えてくれたっていいだろ」

マーズが最近絡んでくるのを気にせずブリッジに上がる。

「作戦まで8時間です」

ブライト艦長は私をみてそして後ろの兵士には似ても似つかないマーズに何か言いたげだが、その前にマーズはまわれ右をしてエレベーターに戻る。

「この作戦にと言う不満ですか」

ブライトと二人なので聞いてみる。

「この戦力ならコロニーを監察十分できると考えますが」

ロンド・ベルの戦力ではと言うのも同意しながらも現在の戦力を表示させる。

 

「ジェガンも配備を開始されましたしネモもまだまだと考えますが」

「確かに、しかし突発的な事を考えれば戦術に幅が無さすぎます」

面制圧は得意でも突破口を切り開くにはと言うわけだが、

「大人しくしていろと言うわけですから、いずれ時が来ればと言うことですよ」

そう言うと怒りを相変わらず少しだけ顔に出し、

「わかっているなら今からでも、毎回後手後手になるのをわかっていて手をこまねいてるのは」

「確かに奇襲で被害は出ますが、戦力的には1年戦争時とも比べられないほどですからね、何をしても発生するガス抜きは必要ですから」

そう言うと珍しくシートを叩き、

「政治家にしろあなた方にしろコロニー落としをガス抜きと考えられる精神が私にはわからない、何万いや何十万の死者が出るとしてもですか」

「表では言えないがそれが政治家連中で自分に銃が突きつけられなければ変わらないのは貴方もシャアも知ったはずです」

そう言うと、

「申し訳ないが艦長としての責務を果たせそうにない、作戦終了後軍籍に」

「了解しました。短い間でしたがありがとうございます」

痛手はあるがその後はこちらもテストを行うことを計画しており実戦から遠ざかるのでマーガレットに任せることにした。

 

「プル、必ず撃破して戻ってこいよ」

「わかってるってマーズは心配性なんだから」

ミッドナイトブルーに塗られたネイル・ジオングⅡにプルが乗り込みマーズが見送る。

「兄ちゃん、危険なときは手助けぐらい良いだろう」

マーズがコックピットにおさまった私のところに来てそう言う。

「暴走したとき以外は動くつもりはない」

「ならこいつを俺に貸してくれよ」

マーズは顔を赤くして叫ぶ、

「駄目だ、他のも直援でマーガレットがだからな大人しく見ていろ、それがお前にできることだ」

納得しないマーズにコーズが後ろから羽交い締めにして離れるのを見届けてリニアカタパルトに機体をセットする。

 

「レビル出る」

徐々だがスムーズな加速でGを低減させながら宇宙に飛び出し前を進むネイル・ジオングⅡのスラスターを確認しながら待っている敵に攻撃を仕掛ける。

「戦力を増強したか、グラナダ工場もかんでいるか」

テストとしての側面もあるためAEからも試作や初期ロットのMSを提供しており、

「ギラ・ドーガとニュータイプ用のヤクト・ドーガか」

今回はジオン系のMSとMAでありキュベレイMKⅡも数機いる。

 

「観測プローブ展開完了、プル始めてください」

マーガレットの言葉にモニターのプルは頷き攻撃を開始した。

「参謀本部も同じ同士をぶつけるとはな」

ベルマン少佐は表示されたデータからキュベレイMKⅡの3機のパイロットがプルと呼ばれた少女達でありこちらのプルとは同じと言うわけで戦いが始まる。

 

「ギラ・ドーガ、送り込んでくるわけだ自信作と言うわけか」

グラナダ工場がわざわざと言うのも頷ける。

ジェガンの様に派生を考えてないがその分ストック状態では上回る期待性能でありネオ・ジオンも満足するだろうと思いながらネイル・ジオングⅡのスカートにつけられていたビットとキュベレイのビットが戦いを広げていく、

「うるさい、何を言ってもお前達を撃破しないと前に進めないんだから」

プルの叫びに私は、

「マーガレット、敵MSのコックピットにハッキングを、中の画像と音声を頼む」

ニュータイプ同士の事に私も意識を向けるがデータとしても欲しいので指示を出す。

 

「私達姉妹で戦うことがおかしいから、お願いやめようよ」

「そうだよ、私達だって逃げてきて更に木星にいけばって計画をたてたからね」

「今からでも遅くないからお願い」

キュベレイMKⅡのパイロット3人からの感応波の問いかけにプルは苦痛と悲鳴とマーズの事で悲鳴をあげる。

「どうなっている。彼らがニュータイプだけのやり取りをしているのだろうが、これが危険だと言うのだ」

ベルマン少佐の思わずの声に知られざる恐怖で声が出たかと思いながらネイル・ジオングⅡを包み込もうとする力に抵抗しながら逃げ回り他の敵を撃墜していく、

 

「ザク発進」

マーガレットがネイル・フェーベから発進するザクⅡを写し出す。

「マーズです。あれはマーガレットのコントロールシステムは入ってません」

廃棄した茨の園で初期に組み立てられたのを今後一人立ちしたときにと言うことでレストアしたらしく、中身はGM系に換わっておりビームライフルも装備している。

「マーズやめろ、プルの前にお前が死ぬぞ」

ニュータイプの戦いに一般の兵士が入れば瞬殺される事になり私はロングレンジビームライフルを起動させる。

「兄ちゃんごめん、でも自分でプルの為に何とかしてあげたいんだよ」

そう言われて私は加速しながらザクⅡに気がついたギラ・ドーガに向けてトリガーをしぼる。

マーズのザクⅡは加速を続け気持ちを押され押さえ込まれつつあるネイル・ジオングⅡとキュベレイMKⅡの間にビームライフルで牽制していく、

 

「マーズだめ」

それに気がついた双方は一方は守るため、もう一方は邪魔をさせないためにビットを動かし激しい打ち合いをする。

「システム起動させる」

私は作戦の失敗と次の段階の実験を行うためシステムに物理的にコードを繋げシステムの起動を行う。

必死に守るがザクⅡは改良を受けてもザクⅡでしかなくシールドを破壊され右腕左足そして止めとばかりのコックピットにビットの一斉攻撃をうけた。

 

「プルなんで」

小さなザクⅡを守るために背中を向けてビームを受けたネイル・ジオングⅡ、

「短気なところは直さないとねマーズ」

「そんなのわかってる。直ぐ行くからな」

ハッチを開放して飛び出すマーズにプルもハッチを開き負傷している体で両手を伸ばし抱き締めると光に包まれた。

 

「ニュータイプデストロイヤー起動」

そういった瞬間、機体のフレームが解放され青い光と共に自分のコントロール以上の起動で敵MSを攻撃する。

「なんで」

「嘘でしょ」

「ただのザクなのに」

そう叫ぶプルと言う少女達も次の瞬間には光に包まれ消える。

残ったヤクト・ドーガさえもビットを出したがその場で撃墜されていき、ネイル・フェーベからは私が動いた時点で艦砲射撃が始まり残った者を沈黙させた。

 

ネイル・フェーベはマーズ達がいた場所に停止して私は着艦をする。

「私が、手伝わなければあんなことには」

幼馴染みが泣きながら破片の散らばった空域を見て叫び続け他の者も動けずにいる。

「これはと言うことですかなレビルさん」

フルフロンタルが感情を一切顔に出さずに並んでくる。

「イレギュラーはあるが、サイコフレームの共振を何故だかな」

カミーユの時のように包めば二人は死ななかったはずだが何故か、

「データに割りきれない物もあると言うことでは」

「割りきれない説明できないその事に恐怖があるからこそデータにして恐怖を無くしたい」

そう言うとフルフロンタルは少しだけ私をみて、

「それならそのデータでニュータイプの力を出すような代物をつくってもらえないでしょうか」

私はそれ以上のものと言われフルフロンタルをみて、

「空間や時がと言うことか」

「それも一例でしょう。可能性はいくらでもありますから」

そう言うと私の向こうを見て離れていった。

 

「あのシステムは素晴らしいの一言ですな」

「そうですが、しばらくは」

そう言いながら先程のコックピットでの事を思いだし、

「これも危険な代物ですよ」

そう言いながらなにか言うベルマン少佐を無視して自室に戻った。

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