ガンダム:RXからZへ鼓動   作:マウリア

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模擬戦

「クワトロ大尉、いきなり何も知らせずお呼び立てして申し訳ありません」

 

着席して先ずは謝罪をして受け入れてもらう、

 

「今回お呼びだてした理由は地球連邦軍の内部にアースノイド至上主義をかかげスペースノイドを弾圧するためだけに創設されたティターンズに対抗する勢力を構築するため、私レビルがAEの密命を受けファントムと言う名を名乗り動いています」

「目的は連邦軍改革派の手を借りて反ティターンズ組織を創設するために活動を行っておりクワトロ大尉の手をお借りしたいと」

「具体的には」

 

クワトロ大尉が聞いてきたので、

 

「改革派であるブレックス准将を軟禁から解放する。准将は私と同じ連邦議会会員であり新しい組織の指導者に迎えたいと考えておりますが居場所は未だわかっておりません」

 

祖父の改革派に所属しておりコウエン中将が少将に降格後影響力の高い者がタカ派であるジャミトフに軟禁されており連絡が取れない状況にありAEで調査をしているのだが何処に連れていかれたかわからない、

 

「AE全面支援とスペースノイド派の企業や高官の援助も確約できると」

「はい、クワトロ大尉を介して元ジオン兵等にも参加をお願いしたい」

 

秘密裏に設立して運用するのに現場を運用する兵士が必要であり今のところ開かれた組織ではないので猫の手も借りたいほどだった。

 

「了解した。だが一度メラニーカーバイン会長とお会いしたい」

 

私は了承し機会をつくることを約束した。

 

 

ベルナ少佐だけが艦に戻る。

 

「クワトロ大尉とロベルト中尉はAE社への現地武官として命令を受けている」

 

AE社からの依頼で出張扱いでフェーベに乗艦するのは上官であるベルナ少佐のみ知っていることとなった。

 

「しばらくは連中からにらまれぬように輸送艦の艦長を真面目に務めておく、元気でな」

 

そう言うと補給を終えルナツーへの航路を戻っていった。

 

「みんなに紹介する。クワトロ大尉とロベルト中尉、しばらくは艦と共に行動をしてくれるベテランパイロットの二人だ、テスト等をこなしてもらうからそのつもりで」

 

「はじめまして、みんなを代表して歓迎いたします。私は本艦のコンピューターで全てを管理運用しているAE003Aiマーガレットと申します」

 

先ずはマーガレットが挨拶をするが少しだけ難しい顔をする。

 

「クワトロ大尉、本艦は連邦軍から除籍されAEが秘密裏に運用しておりテストの一貫で少数での運用のために人口知能を搭載しています」

「暴走などの心配は」

 

人間一人の暴走なら限られた被害だがマーガレットが暴走した場合、運用するMSも含め全てでありそれを懸念すると言うこと、

 

「登録を行った者のみレベルがありますが命令もできますが、マーガレットのマザーは他にあるので種の保存と言う自己防衛本能は育たないと考えます」

「そして私が亡くなった場合速やかに離脱をして茨の園に帰還できない場合は乗員が脱出後エンジンブロックを切り離しプロペラントタンクの燃焼剤で全てをもやしつくす事になるでしょう」

 

説明にはなっていないが自分のコントロール下であると言うことだけ伝え納得はしてないが登録をした。

 

「ガンダムシリーズが3機とザクが2機、進化型と言うことか」

 

画面に表示された搭載機の説明を行い性能を確認していく、

 

「廃番となっているがこれは」

「デラーズフリート紛争中の連邦軍の派閥争いで開発中に登録抹消を言われて中止となったのを私が会社からシークレットでフェーベ、前名はアルビオンと言い同じように登録抹消を言い渡されたのでAE社建造だったのでテスト艦として改修を行い運用している状況です」

「連邦からは存在しないと言うことか、了解したが私の役割は」

「MSの試験パイロットとブレックス准将を軟禁から解放するのを目的として動いていただきます」

 

AEから会長との話し合いの後にやり取りを行っており、ハイザックに関しては基本仕様をウォンリー経由でAEに渡しておりAEからはドムについて新技術の適応による試作機設計を依頼された。

 

「了解した。早速ですまないがガンダムを使ってみたいのだが」

「マーガレット」

 

整備の状況を確認すると、

 

「GP01Fbのメンテナンスは完了、GP03S及びGP05Nはメンテナンス中」

「コーズ、クワトロ大尉にフルバーニアンの説明を頼む、マーガレットはおやっさんに発進準備を」

 

マーガレットにデータ収集をたのみMSデッキに向かう2名についていく、

 

「ゲルググにに乗っておられたと、重量は同じですが推力は倍の126000kgなのでスロット操作に気を付けてください」

「連邦はそこまで開発をしていたと言うことか、他には」

 

全天周囲モニター及びリニアシートに交換をしておりその説明もしながらMSデッキに到着する。

 

「模擬戦も行いますか」

「せっかくだから頼む」

 

マーガレットのコントロールでハイザック2機とガザAE1機とオッゴ3機を反対側のMSデッキから発進させるとブリッジへと戻る。

 

キャプテンシートに着席すると右からはハイザックがMSカタパルトから他は前部カタパルトデッキから次々と押し出され展開を終えると左からフルバーニアンがカタパルトデッキに上がってきた。

 

「フルバーニアンはクワトロで出る」

 

すぐにマーガレットがカウントダウンをはじめ宇宙へ出射した。

 

「すげーいきなりフルスロットルで加速とはあの大尉やるな」

 

クワトロ大尉が赤い彗星と言われたシャーアズナブル大佐とは知らないコーズは興奮して自分にはできない高機動で動き回るガンダムに興奮しながら各種データを確認していく、

 

「すごい加速だ意識が飛びそうになるな」

 

クワトロ大尉の表情は言葉と違い顔色は変わったようにも見えず、心拍数が少しだけ上がったが問題はないと、

 

「模擬戦を開始しますがよろしいでしょうか」

「任せる」

 

その一言で開始をする。

 

「マーガレット、ARサポートMAXで」

「了解です」

 

ハイザック2機が先行しガザAEがオッゴを率いて挟み撃ちをするように加速を行いながら対艦ロケットを速射する。

クワトロ大尉は最小限で回避をするところにハイザックがビームで攻撃を仕掛ける。

 

「ビームを使うのか」

 

1つは回避、もう1つはシールドで受けるとハイザックに向けてビームライフルを構えてビームを画面上で射つ、

 

「なに」

 

思わずクワトロ大尉は呟く、2発3発と予測をして射つがハイザック2機は最小限で同じように回避して迫りながら反撃をしておりクワトロ大尉も避けながら狙うが回避され更に横からオッゴが連写してきたところでフルブーストで加速し回避をしながらオッゴに近づくと機動性の悪いオッゴが回避する前に次々と落としガザAEだけがギリギリ回避をしながら目眩ましの信号弾を放出して逃げ怯むだろうクワトロ大尉にハイザックが攻撃を仕掛ける。

 

「画面の調整が間に合わないはずだけど把握している」

 

クワトロ大尉の全天周囲モニターは信号弾の光で調整はしているが照度を落としているので見えないはずなのだが回避をして反撃をするとハイザック1機に命中した。

 

「マーガレット」

 

なにか様子が変なので聞くと、

 

「あの状況で避けられる確率と反撃を受け撃墜確率は0%に近いはずです」

 

膨大な演算を繰り返しシミュレートするマーガレット、

 

「見えないはずのハイザックの攻撃を4度避け反撃して1機を撃墜して今も追い詰められています」

 

そこにコーズが、

 

「それはニュータイプと言うことじゃないかな、赤い彗星や連邦なら白い悪魔のアムロ・レイ」

 

そう言われてマーガレットはARサポートの解析と実際の戦闘画面でのシミュレートを行い、

 

「ARサポートのアムロ・レイと実際のアムロ・レイは別人のように動きます」

「何かわからないけど空間を距離を関係なく感じることが出きるんじゃないのかな」

 

そう言ってる間にハイザックとガザAEは撃墜されクワトロ大尉は帰投した。

 

「いくつか聞きたい」

 

ブリッジに上がってきたクワトロ大尉が鋭い眼差しで聞いてくる。

 

「マーガレットがコントロールしていたと言うのはわかるがあれはアムロ・レイの」

「はいARサポートシステムです。アクシズを攻撃した連邦軍のMSにも初期型が搭載されていたと思いますが発展系です」

 

そう言うとクワトロ大尉は納得して、

 

「1機だけガザAがいたような」

「クワトロ大尉と合流する前に実はアクシズ先遣艦隊を追って技術提供等を行ったときに頂いたデータから改良して試作で運用中です」

 

外はにているが中は再設計しており戦闘にも耐えうる作業用であり基本無人での運用を考えている機体である。

 

「ハイザックのビーム兵器は」

「先程のスペックにはわざと入れませんでしたが使用可能でエネルギーパックを交換すれば射ち続けられます。」

 

GM用のジェネレーターに換装され連邦軍ザクとして生まれ変わった事に考え深げに納得した。

 

「クワトロ大尉、信号弾での視界不良の時にハイザックからの攻撃をどの様にして察知したのですか」

「どの様なことだレビル殿」

「レビルで良いです。マーガレットはガザAEからの情報からクワトロ大尉の座標をプロットしておりハイザックでの攻撃を行いましたが見事に回避され見えてないと言ってよい状況に反撃して1機を撃墜しました。偶然が重なりすぎて確率は0%に近いはずだと、コーズはクワトロ大尉の事をニュータイプと言っておりましたが」

「そう言われるのは光栄だが何をもってニュータイプと言うのかと言う定義が」

「クワトロ大尉、見えないものが見えると言うのを聞いたことがあります」

 

コーズの言葉に皆頷くと、

 

「わかった、それぞれあるだろうがあるないを話し合っても結果はでないからな」

 

上手く話をそらされたがデータとその情報を得られると言うことでこちらは満足した。

 

「このまま情報を待つだけでは時間の無駄なので一度茨の園に帰艦する」

 

月の軌道をたどるように進みパトロール艦隊の隙間を進みその間も模擬戦を行いながら暗礁宙域にたどり着くことができた。

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