魔装学園H✖R(ハートオブレガリア)   作:caose

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 立場によって人間の言葉が違う。


戦う人間とそれ以外の人間の違い

「全く、とんでもない事を言うなお前は。」

 「ここは『アマテラス』がいれば大丈夫だって連中がいるかもしれないし

それに本土じゃあここの連中を《逃げ武者》って言って《落ち武者》が戦って

敗北した者ならあいつらは戦うことなく逃げた腰抜けだって連中がいるからな。意識をしっかりとしねえとな。」

 「・・・腰抜けか。」

 怜悧は傷無の言葉を聞いて心が痛んだ。

 自分たちが国を棄てたのは命欲しさではなく種の存続としての一時的な

逃避であるのだが未だ国を守るために戦っている彼らからすれば

自分達はそう見えていても仕方がないとは思えてならないのだ。

 そして怜悧は気を取り直して傷無とクラウに向けてこう言った。

 「それじゃあ特訓についてなのだが明日の放課後から始めるとして内容は

どうするんだ?」

 実技とかどうするんだと聞くと傷無とクラウはお互いにこう言った。

 「先ずは体力を見極める。俺達は朝昼夜とお構いなしだしそれに寝ている中で

戦闘が起きたって事もあるし見張りもあったから体力次第で篩にかける。」

 「後は本土に帰還するまでにどれだけ皆が戦える様ににするかが重要ね。

いざ闘う時に他の事に目を向けていたら生き残れませんし。」

 そうだなと傷無はそう言って今度のスケジュールを話し合っていたが

それを見て怜悧はまた胸が痛くなってこう思っていた。

 「(これが最前線で戦っていた傷無の・・・こいつらの意識の差か。我々とは・・覚悟が違う。)」

 そう思っていた。

 然しそれはそうであろう。

 ここにいる人間の中にはいっそずっとこの海の上でという人間も多少ながら

出始めているのだ。

 だが傷無達を見ていると彼らは諦めるなど絶対に考えない様にしているのだと

分かった。

 諦めを覚えたら・・・自分たちはもう二度と立てなくなると

分かっているからだ。

 そして何よりもそれ自体が・・・死んだ仲間に対しての侮辱だと

はっきりしているからだ。

 それを感じ取った怜悧は何も言わずに只々それを見ているしかなかった。

 そして話が終わるのを見計らって怜悧は2人に向けてこう言った。

 「それじゃあクラスなのだがここでは『戦技科』と技研科』の二つに

分かれている。お前らは2人とも『戦技科』だが男女クラス分けしているから

別々でお願いしたい。」

 そう言うと2人はこう答えた。

 「「分かりました。」」

 そう言うと部屋についての説明もした。

 「部屋についてだがお前たちは教導官として来ているから教師棟の部屋を

使ってくれ。部屋は1人部屋だから好きに使え。」

 そう言って怜悧は部屋の鍵を渡した後にそれとと言って咳払いしながら

こう言った。

 「んん!!それと貴様らは未だガキだからな。その・・・だ・・・・」

 「「??」」

 「ふ・・・不純異性交遊は禁じているから部屋でそういう事を・・・

絶対するな!!」

 「・・・・はーーー!?」

 「ふぇーー!!」

 傷無とクラウはそれを聞いて驚くが怜悧は更にこう続けた。

 「良いな!こんな所でそういう事したら噂が広まるから・・・良いな!!」

 そう言ってずんずんと足音鳴らすかのように去っていった。

 そして残された2人はと言うと・・・・。

 「それじゃあ・・・行くか?/////」

 「う・・・うん//////」

 お互いに顔を真っ赤にして各々の教室に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「それじゃあ今日から皆の教導官として着任しつつ学校で学び合う仲間の」

 「『飛騨 傷無』です!今日から宜しくお願いします!!」

 傷無はそう言って全員に向けて挨拶すると男性教師はこう続けた。

 「傷無君は貴様らよりも長い戦闘経験を積んでいる!

今後は『アマテラス』だけではなく貴様らも最前線に立ってもらう事なるかも

しれんが先ほどのスピーチで貴様らは・・・腰を抜かしておらんだろ?」

 『『『『『ハイ!』』』』』

 「宜しい!今後についてだが当面は体力強化トレーニングを中心とし、

野外特訓や戦闘訓練、《ゼーガペイン》を使ったシュミレーションも行う!!

適正次第では最前線に立つこととなるが・・・気合い入れて立ち向かえ‼!」

 『『『『『おおオオォォォォおおおお!!!!!』』』』』』

 

 

 

 

 

 

 

 「それじゃあ今日から皆の下で新しく配属された・・・ええと~~?」

 「『クラウシェル・アルフォード』です。今後は《ゼーガペイン》についての

教導と戦闘に伴う訓練を担当することとなっていますのでよろしく

お願いいたします。」

 クラウはそう言って頭を下げた後にこのだらけた女性教諭《崎坂 早紀》がこう続けた。

 「取敢えずは《ゼーガペイン》のシュミレーションと・・・体力強化とか

行うから皆宜しくねえ~~~。」

 「・・・大丈夫かなこの人?」

 クラウは崎坂の態度を見て一抹の不安が過った。

 するとファランドールがクラウに近づいてこう言った。

 「ハ~~い、クラウ。ようこそうちのクラスへ。」

 そう言うとハユルがこう言った。

 「初めましてクラウシェルさん。今後ともよろしくお願いいたします。」

 「ああ、こちらこそどうも。」

 そう言って握手するがハユルはクラウに向けてこう言った。

 「あの男に会ったらこう言っておいてください。」

 「?」

 「・・・《大きなお世話です》って!!」

 「アハハハ・・・。」

 それを聞いてクラウは乾いた笑いをするしかなかった。

 多分他の2人も同じなんだろうと思い前途多難だなあと思っていた。




 次回は・・・どうするか?
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