魔装学園H✖R(ハートオブレガリア)   作:caose

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 あのさあ・・・バカナのお前ら?


隠し事はお互い様

「いや、姉ちゃん阿保なの?ねえ阿保なの??彼氏がいないから遂に

頭が可笑しくなったの!?」

 「貴様いいたか放題言っているようだが最後のは確実に違うって言うか

余計なお世話だ!!」

 傷無の言葉を聞いて怜悧は怒り乍らそう言うと京がこう言った。

 『傷無、君のお姉さんは頭が可笑しくなった訳では・・・いや、

彼氏がいないからって鬱憤晴らしをしてクラウシェルと別れさせようと

しているかもしれないな。』

 「何で私がそんな回りくどい事をしないといけないって言うか私の味方は

誰もいないのか!!」

 怜悧はそう言って頭を抱えているが傷無は京に向けてこう聞いた。

 「あのう、良いですか?」

 『何だ?』

 「それって・・・他の人間でも出来ないか?」

 傷無は京に向けてそう聞いた。

 もし出来るのならば自分は要らないって言うか絶対したくないと

そう思っているのだが京の答えは・・・残酷な物であった。

 『済まないがそれは無理だ。様様なシュミレーションをしたのだが出来るのは

君だけのようだ。』

 「マジかよ・・・。」

 傷無はそれを聞いて頭を悩ませていた。

 自分しかできないと言っても相手の事も考えなきゃあいけないだろうが

そう思っている中で京はこう説明した。

 『この技術には無限の可能性がある。』

 「俺から見ればBAD ENDフラグだけどな。」

 「単にエネルギーを補給するだけでは留まらずにハートハイブリットギアの

パワーアップまで実現する可能性を含んでいる。今までにない新武装の追加。我々はそこにも期待している。』

 「期待したとしても俺は絶対にやらねえぞ!!」

 京の言葉を聞いて傷無はキレ気味にそう言っていた。

 当たり前だ、そんなので強くなるんだとしたらこれまでの犠牲は一体何なんだと思ってしまうからだ。

 すると怜悧が傷無に向けてこう聞いた。

 「何言ってるんだ!男としては嬉しい状況だろうが!!」

 「時と場合によるわ!常識的に考えても馬鹿かって言うほどだし

無茶苦茶だろうが!!」

 「お膳立てしてやろうと言っているだろうが!!」

 『据え膳食わぬは男の恥』

 「お前ら大概にしろよなって言うか俺はあくまでも『ゼーガペイン』の

教導官として着任しているから絶対にやらねええよ!!」

 傷無は怒鳴るようにそう言うとこうも言った。

 「第一に子供の頃にこれをインストールされた時に実験していたけど

ハートハイブリットギアのエネルギーって放っておいても

自然回復するじゃねえか!!何でそんなことして迄回復させなきゃあ

いけねえんだよ!!!」

 傷無は怜悧と京を見てそう言った。

 すると怜悧は・・・口を閉ざしてしまい傷無から目を背けてしまった。

 すると京が代わりにこう言った。

 『自然回復には膨大な時間が必要となっており実戦ともなればその消費量は

馬鹿にならないほどだ。だからこそ《接続改装》が必要なのだ』

 「それでも俺はやらないぞ。その代わりと言ってだが

その分を俺とクラウが務める。」

 そう言うと傷無は怜悧に向かってこう言った。

 「だからこの話はもう終わりだ。これで失礼してもらうぜ。」

 そう言って傷無が立ち去ろうとすると怜悧がこう言って止めようとした。

 「ああ、待て傷無!お前の《エロス》についてだが」

 「それじゃあ・・・さいなら!!」

 そう言うと傷無は部屋から出て行った。

 すると京は・・・小さい声で怜悧に向けてこう言った。

 「れーり。あの子、何か隠してるわよ。」

 「ああ、そうだな・・・私もだがな。」

 怜悧はそう言って自嘲気味にそう呟いた。

 すると京は怜悧に向けてこう言った。

 「貴方の隠し事はれーりが決心着いてからで良いと思う。」

 「すまんな。ケイ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 翌日・・・。

 

 

 

 

 

 

 「まさか、アタラクシアに来て初めての任務が資源調査だとはな。」

 「仕方ないよ、ギガフロートの事情を考えれば。」

 傷無の言葉を聞いてクラウがそう答えた。

 現在ギガフロート日本はインドネシア沖を航行している。

 今回の調査はその近くにある無人島にある豊富な資源の採取である。

 普通こう言うのは専門家がいなければ意味がないように見えるが

調査機器はマニュアルで行いデータは随時アタラクシアに転送される。

 そしてサンプルは改めて専門家が調べるのだ。

 ギガフロート日本は海洋資源とリサイクルで成り立っているため

簡単に見えて重要なのだ。

 然し傷無から見れば自分たちはそれすらもないなと自嘲していた。

 ガソリンは乗り捨てられた車。

 毛布とか生活用品は誰もいないコンビニやデパート等で・・・

奪うしかなかった。

 そう言う生活を各国の取り残された人達はお互いに助け合っているのだ。

 死者たちの為に、そして・・・今を、明日を生きる人たちの為に。

 そんなことを考えているうちに目的地についた。

 南国らしい樹や緑がありちょっとしたプライベートビーチのようであった。

 そんな中において傷無はクラウに向けてこう言った。

 「クラウ、取敢えず機体のレーダーは付けたまま、万が一に備えてだ。」

 「うん、分かった。」

 そう言うと傷無達はゼーガペインの両手にある調査機器を取り出して準備した。

 今回に備えてゼーガペインの両手には機器を運ぶためのコンテナを

保有しているのだ。

 そして機材を運び始めているがそれを見ているのは・・・一人だけいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 緑色の装甲を身に纏った・・・・女性が。

 

 

 

 

 

 

 

 「へえ・・・こんな所にいるんだあ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「黒の・・・解放者さん♪」




 次回は恐らく戦闘になります。
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