「全砲門発射(ファイヤー)!」
ユリシアの言葉と共に全身に装備されているデイファレンシャル・フレイから
光弾が一斉発射されるとアルバトロスの胴体に風穴が空いた途端に更に砲口の
位置を変えて他の敵機を追いながら攻撃して・・・5秒後。
「如何やら・・・ギリギリ持ったようね。」
ユリシアはため息交じりでそう言って周りを見た。
既に敵機は光となって消滅した。
そしてユリシアは傷無達に向けてこう言った。
「もう出てきて大丈夫よー。」
そう言うと傷無達はゆっくりとだが茂みから出てきた。
するとユリシアは傷無に向けてこう言った。
「見たでしょ?私達は単体で何でもできる。だから私達は組まなくても
大丈夫なのよ♪」
そう言うとユリシアは柔軟しながらこう言った。
「さあてと、こんな所早く出て行ってアロマオイル入りのお風呂に」
ユリシアはそう言いながら傷無達の方向を見ると傷無達が上空を見て・・・
顔を引きつらせているのを見て何だと思って見てみるとそれを見てユリシアは・・・言葉を失った。
上空に突如現れたのは・・・紅い起動兵器・・・のようなナニカであった。
長い首
翼が生えた胴体
そしてその胴体の上部分には2振りの槍を持った騎士型の起動兵器がいた。
「『竜騎兵(ドラグリエ)』
ユリシアはそう呟いた。
なかなかお目にかかれないカテゴリーA級
見た目はまるでお伽噺に出てくるドラゴンの胴体から人間が融合しているかの
ような兵器である。
ユリシアはそれを見て頬に汗が流れてた。
通常であれば倒せないわけではないのだが・・・今自分の体は
まるで何かを背負ったかのように重く感じているのだ。
いま彼女のハートハイブリットギアはエネルギー切れになりかけているのだ。
すると『竜騎兵(ドラグリエ)』の首がユリシアを見るとそれに気づいた傷無は大声でユリシアに向けて大声でこう言った。
「避けろユリシアーーーーーーーー!!」
その声を聴いてユリシアは『竜騎兵(ドラグリエ)』のいる方向に
目を向けたその時にユリシアが目にしたのは・・・赤く、不気味に光る眼と・・・回転している・・・空と海であった。
「(私・・・吹き飛ばされ・・・たの?)」
ユリシアはそう感じた次の瞬間に・・・『竜騎兵(ドラグリエ)』の
口から・・・ユリシア目掛けて巨大な炎が迫ってきて・・・直撃した。
「キャアアアアアアアア!!」
「ユリシアーーーーーーーー!!」
「あ・・・グウ。」
ユリシアは大ダメージを受けて片膝ついていた。
然も今の攻撃で絶対領域が働きハートハイブリットギアが光の粒となって
消えた。
がるるるるる・・・。
『竜騎兵(ドラグリエ)』からそう言う声の様なナニカを感じ取ると
再び炎を出そうと口を開けたその時に・・・傷無がその中に割って入った。
「何してるの貴方!逃げなさ」
ユリシアがそう言った次の瞬間に傷無の体からピンク色の粒子が出た
その時に・・・装甲が現れた。
それを見たユリシアは驚きながらこう言った。
「ハートハイブリットギア・・・まさか貴方!!」
ユリシアは驚きながらそう言うと傷無はユリシアを抱えて・・・炎が出た瞬間に避けた。
そして傷無はユリシアをクラウがいる茂みに隠れるように入るとクラウに向けてこう言った。
「ユリシアを頼む。」
「分かった・・・気を付けて。」
クラウの心配しているような声を聴いて傷無も分かったと言って
その場を後にするとユリシアはクラウに向けてこう言った。
「何・・・してるの・・・逃げなさい。」
ユリシアは『竜騎兵(ドラグリエ)』の方に向かう傷無に向かってこう続けた。
「あれは・・・カテゴリー・・・A級・・・名無しの・・・貴方じゃあ・・・
勝てない。」
ユリシアは傷無に向けてそう言った。
あれを知らないユリシアから見れば傷無派恐らくあれで戦ったことはないと
勝手に思い込んでしまっているのだがクラウはユリシアに向けてこう言った。
「それは違うよ、ユリシアさん。」
「貴方・・・。」
「傷無は・・・弱くありません。」
そう言いながらクラウは傷無を見ていた。
そして傷無は『竜騎兵(ドラグリエ)』の前に立つと
『竜騎兵(ドラグリエ)』は傷無に向けて槍を向けた。
するとみるみると槍から光が現れ始めたのだ。
如何やらあれは槍に見えた銃火器なんだろうと思っていると傷無は・・・大声でこう言った。
「レガリアーーーーーーーー!!」
その雄たけびと共に傷無の足元から・・・黒いナニカが現れた。
そして傷無を包み込むように闇が広がり浮かんでいくと・・・
地面に現れた闇から鎖が幾つも闇を縛り付けるかのように絡まり・・・締め上げたその時に・・・それは闇から姿を現した。
全身が漆黒で包まれた装甲
炎の様な装飾が施された。
漆黒の戦士。
それを見たユリシアは・・・口を大きく開けながらこう言った。
「まさか・・・傷無が・・・あの・・・伝説の・・・。」
「『黒の解放者(ブラック・リベレイター)』」
そう、現在メガフロートにおいて伝説となった・・・・世界第1位
異世界兵器総勢2160と言うキルレシオを叩き上げた・・・英雄が・・・
今そこにいた。
「さあ来いよ・・・『竜騎兵(ドラグリエ)』!!」
そう言いながら傷無は『竜騎兵(ドラグリエ)』に立ち向かった。
次回は『竜騎兵(ドラグリエ)』戦です