半年前・・・日本の静岡付近。
この時すでに各地では敗北と同時に多数のレギオンの残骸と・・・
人の死体があった。
そんな中で当時特殊攻撃隊に所属していた姫川は空を飛んでいる中で
通信が聞こえた。
『特殊攻撃隊、応答せよ。』
「こちら特殊攻撃隊、大本営どうぞ」
『現在位置を報告せよ。』
それを聞くと姫川は眼下にある山に囲まれた湖を見てこう報告した。
「現在は静岡、箱根を通過中。名古屋到着までの予測時間は」
『名古屋作戦を注視して東京に至急帰還せよ。」
大本営からの報告を聞いて姫川は耳を疑うが大本営からはこう続けた。
『経った今現時刻を持って名古屋を放棄し東京フロートを出航するため
護衛に就け』
そう言うと姫川はこう反論した。
「そ、それじゃあ・・・名古屋は!他の都市はどうするんですか!私が行くのを待っているのに!!大勢の人達を見殺しにするんですか!!?」
そう聞くと大本営からはこう返された。
「ならばこちらを見殺しにするのか?』
「くっ・・・!」
『ともかくこれは命令だ、早急に帰還せよ』
そう言って通信が切れてしまい姫川は・・・後ろ髪を引かれる思いで
東京に向かうがそんな中でレギオンが爆発する音や自衛隊員の断末魔、
市民の悲鳴などが聞こえるような感じがして耳を塞ぎながら向かうしかなかった。
そして東京。
東京湾の埠頭には数万人以上の老若男女の人だからが出来ていた。
そんな中で声が聞こえた。
「おい、何だあれアハ!」
「特殊攻撃隊だ!助けが来たぞ!!」
人々は姫川を見て指を刺して期待と安堵が入り混じった声が聞こえた。
姫川はそれを見て涙をこらえながらこう思っていた。
「(そうだ、自分はこの人たちを守らなければならないんだ。
泣いている暇なんてないんだ!!)」
そう思っていると姫川は彼らの目の前に降りてこう言った。
「皆さん、ご安心ください!これからは私が皆さんをお守りしますので
どうか落ち着いて誘導に従って間もなく来る船を待って下さい!!」
そう言いながら姫川は周りの人達をかき分けて進んでいった。
そんな中で姫川は子供を連れている母親を見つけた。
子供は幼稚園に通っているくらいの少女で小さなクマのぬいぐるみを持ちながら泣いているのを見て姫川はこう聞いた。
「どうしたの?怖いの?」
そう聞くと少女はぐずりながらこう言った。
「ぐす・・・うん。お姉ちゃんは?こわくないの?」
そう聞いたので姫川は笑顔でこう答えた。
「うん、全然怖くないよ。だって・・・悪い奴らは皆このお姉ちゃんが
やっつけちゃうんだからね!!」
そう言いながら少女の頭を撫でていると少女はこう聞いた。
「ほんとう?本当にお姉ちゃんが助けてくれるの?あたしも、ママも??」
そう聞くと姫川はこう答えた。
「ええ、本当よ。」
そう言うと・・・怯えた様な声が聞こえた。
「おい!あれは何だ!?」
そう聞いて姫川はどうしたのだと思って人垣をかき分けて進んでいくと
目にしたのは・・・。
直径10メートルほどもある焔の塊が迫ってくるのが見えた。
すると姫川は全員に向けてこう言った。
「皆さん落ち着いて!体をなるべく低くして隠れられる人たちは近くの物陰に」
そう言いかけた次の瞬間に・・・凄まじい衝撃波が姫川に襲い掛かった。
「・・・・え?」
天地が突如ひっくり返って地面に叩きつけられた。
「がは・・・・!!」
姫川はあまりの痛さにも関わらずに四つん這いに立ち上がろうとしながら
こう言った。
「み・・・みなさ・・・ん。」
そう言って周りを見てみると・・・先ほどまでいた人たちが
全員いなくなっていたのだ。
いったいどこにと思って立ち上がって調べようとすると周りにあるのは・・・
地獄であった。
見渡す限りの瓦礫。
業火と黒煙
「・・・・?」
ふと足元に何か柔らかい感触がしたので舌を見て・・・姫川は顔を青くした。
何せそれは・・・半分焦げている・・・少女が持っていたぬいぐるみであった。
それを見てまさかと思っていると・・・唸り声が聞こえた。
巨大な金属同士がこすれ合って軋みあうような音が。
そして姫川はそれを見て・・・顔を黒くそして・・・闇色に染めた。
それは巨大な・・・3本の首
冷たく光る瞳
紅く光る口
三つ首の龍であった。
姫川はそれを見て叫ぼうとしようとしても声が出せず恐怖と怒りと、悲しみ、
焦りが体の中で混ざり合ってどうすればよいのかを考えていると・・・
上空から何かが来るのを感じた。
「!!」
姫川はそれを聞いてまさかと思って上空を見たその時・・・三つ首の龍が
破壊された。
「・・・へ?」
姫川はそれを見て呆気に取られているとそれを倒した存在を見た。
全身が黒い装甲で覆われ、炎の様な装飾が施された・・・
ハートハイブリットギアらしきナニかが。
「あ・・・あの」
姫川はそれを見て呼び止めようとするとそれは去っていった。
すると去って行った方向から・・・光の球が輝くのが見えた。
姫川はそれを見て立ち尽くしてしまうも持っていたぬいぐるみを見て・・・
膝から崩れ落ちて・・・叫んだ。
「アアアアアアア(*´Д`*)アアアアアアアア!!!!!!!」
力のない自分を呪うかのように・・・絶叫を上げた。
次回なんだけど・・・風呂の回は・・・どないしよ。