魔装学園H✖R(ハートオブレガリア)   作:caose

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 前回の続きです。


いざ出陣!

 「敵地って・・・何で日本じゃないんだよ?」

 傷無は怜悧に向けてそう聞いた。

 それならば先ずは日本じゃないかと思われるが京がこう説明した。

 『無論それも検討されたが陸地から2,300キロ以内の海域に入ると

敵に捕捉される可能性が高いし、危険度が上がる。東京湾も今どの位安全なのか

見当が付かないことから近隣にエントランスがないグアムが妥当なのだ。』

 そう説明すると怜悧は5人に向けてこう言った。

 「先ずギガフロート日本はグアムから300キロの地点まで近づくが『アマテラス』全メンバーはそこから全機発進。2手に分かれて中央市街地の『ハガニア』と

『タモン』、北側の『アンダーセン空軍基地周辺を調査する為に組み分けと

現場指示は傷無」

 「了解!」

 そして怜悧は全員に向けてこう言った。

 「作戦決行は明日の夜早くに行う。それまでに現地の地図を頭に叩き込むなり

それぞれの情報端末にインストールしておけ。」

 そう言って今日は解散した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして夕方。

 傷無達はナユタラボに隣接されている400m物の試験場にいた。

 すると傷無は2人に向けてこう言った。

 「それじゃあ組み分けだけど俺とクラウと姫川。ユリシアと千鳥ヶ淵の

コンビとしたい。」

 「その理由って?」

 ユリシアがそう聞くと傷無はこう答えた。

 「先ずは戦術的だな。ユリシアは遠距離型で千鳥ヶ淵は近距離型だし

それに指揮能力を考慮したものだしユリシアには土地勘があるからな。」

 後と言って傷無はこう言った。

 「後はハートハイブリットギアの残量だな。ユリシアは前回戦っていなかったしそれなりにって・・・どんくらいだ?」

 そう聞くとユリシアはこう答えた。

 「19%って所かしらね。あれから休みを幾つか取り入れておいたからねえ。」

 そう言うと傷無は千鳥ヶ淵にも聞いた。

 「それで千鳥ヶ淵は?」

 そう聞くも千鳥ヶ淵は何も言わないので・・・近くにいた京がこう答えた。

 『現在10%。戦闘するにしても無茶は禁物で本来ならば

出撃は控えさせておきたいが数が足りないのでな。』

 詰る所合計して2人で29%。

 正直な所戦えるのかと思ってしまうが仕方がないと思い傷無は2人に向けてこう命令した。

 「良し、戦闘になりそうと思ったら取敢えずは隠れろ。

体力は温存しておいておけ。あくまでも俺達の目的は潜入調査だからな。」

 そう言うとユリシアは了解と答えるも千鳥ヶ淵は何も言わなかった。

 そして傷無は全員に向けてこう言った。

 「良し!全員出撃だ!!」

 傷無の呼び声と同時に3人のハートハイブリットギアと『ゼーガペイン』が

発進した。

 今回ゼーガペインは基地近くにて建物に隠すような感じで待機させるつもりで

ある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 アマテラス全員が出撃した後怜悧と京はナユタラボにて待機して作戦の経過を

見守る事にした。

 すると京は怜悧に向けてこう聞いた。

 「れーり、何か飲む?地ビールもあるよ?」

 そう聞いて怜悧はこう答えた。

 「ああ、アタラクシアで作られた人口ビールだろ?・・・話のタネぐらいに

飲んでみよう。」

 それを聞いて京は冷蔵庫からアタラクシアのラベルが貼られた瓶ビールと

コーラ瓶を取り出すとビール瓶の方を怜悧に渡して栓抜きで栓を開けるとお互いにこう言った。

 「作戦の成功を祈って」

 「乾杯」

 そう言うと瓶を当てた瞬間にカチンと音をたてた。

 「ふむ・・・意外にいけるな。」

 「そうなんだ。」

 そう言ってあっという間に怜悧は1本目を飲み干すと冷蔵庫から生ハムと2本目を取り出した。

 すると京は怜悧に向けてこう聞いた。

 「れーり。あの電波って・・・何だと思う?」

 そう聞くと怜悧はこう答えた。

 「十中八九ただの偶然だな。例えば老朽化した通信施設の誤作動とかが関の山」

 「本当にそう思う?」

 京の言葉を聞いて怜悧はこう聞いた。

 「・・・何かあったのか?」

 そう聞くと京はこう答えた。

 「あの電波からデータを受信したの」

 「何・・・?」

 「受信したのは何かの理論と図面のような画像ファイル」

 「詳しい内容は?」

 怜悧は顔を厳しくしてそう聞くと京は首を横に振ってこう答えた。

 「それは未だ解析中よ。例の魔導兵器と戦艦の情報と同時進行で

調べているから。」

 そう言うと怜悧はこうも聞いた。

 「それじゃあ魔導兵器の方はどうだ?」

 そう聞くと京はこう答えた。

 「先ずは魔導兵器だけれどあれは・・・完全な無人機だったわ。」

 「無人機・・・それが本当ならばとんでもない科学力と言う事に」

 「それも違うわ。」

 怜悧の言葉を聞いて京はそう言って否定するとこう続けた。

 「あれの動力と使われている技術がちぐはぐなの。あれを動かすとなると

それなりの動力機関が複数あると思っていたけどあれはそれすらないのに

何故か動いていたわ。戦艦も同様にね。」

 そう言うと京はコーラを飲んでこう締めくくった。

 「知れば知る程謎が深まるわ。本当なら動いている奴を

鹵獲するべきだと思うけどそうするとどの位の被害が出るか分かったもの

じゃないわ。」

 そう言った後に聞いた怜悧はこう言った。

 「それならば尚の事調べなければならないな。あの情報が異世界軍が

送ったという事も視野に入れて」

 「那由多博士の可能性は?」

 京はそう言うが怜悧はこう答えた。

 「・・・多分あるはずだろうがあの人がそんなもの送るくらいならば

もっと効率の良い兵器をここで作っているはずだ。」

 何せと言って怜悧は・・・言葉を途切れさすと京はこう聞いた。

 「どうしたのれーり。」

 そう聞くと怜悧はこう思い出していた。

 

 

 

 

 

 

 

 優しかった母。

 

 

 

 

 

 

 科学者としての彼女

 

 

 

 

 

 

 そして・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「貴方は今でも・・・苦しんでいるのか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 夜な夜なに写真を見て声なく泣いている・・・・母の背中を。




 次回はグアム上陸!
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