「さあて・・・暴れちゃってねえ。」
アルディアはそう言ってそこから立ち去るのを見ると傷無はこう言った。
「ああクソが!その前にこの《ギドラ》型を何とか」
そう言いながら《ギドラ》型と呼ばれるこの三つ首型の魔導兵器を見ると・・・
姫川はこう呟いた。
「あいつは・・・」
そう言うと姫川は機体のコックピットを開くと・・・姫川は叫びながら
突っ込んでいった。
「ウワアアアアアア!!」
その姿を見てアルディアは・・・阿保を見るかのような目でこう言った。
「あの子何する気なの?死ぬ気かしら??」
ま、関係ないけどねとそう言いながら近くのビルの屋上に降りると
あるナニカを見つけて・・・こう呟いた。
「へえ・・・まだいたんだ。」
姫川は無線型の『ブレイド』を引き連れて《ギドラ》型の魔導兵器目掛けて
斬り裂こうとするも・・・全然意味がなかった。
「嘘でしょ!」
「ハユルの『ブレイド』が・・・何で!?」
それを見てユリシアと千鳥ヶ淵がお互いに大声でそう言った。
これまで行く数十もの魔導兵器を紙のように斬り裂いた『ブレイド』が
何にも効果がない事に驚いているが傷無はこう言った。
「馬鹿!あいつの装甲の硬さは『ドラグリエ』以上で然も再生能力付きだから
そう簡単に壊せるわけないだろう!!」
傷無の説明を聞いて全員が目を見開いた。
何せ攻撃が効かないで自己再生までできると言うならばそれでこそ・・・
一撃決殺級の一撃でなければ不可能じゃないじゃないかと思っているとユリシアがこう呟いた。
「つまり・・・傷無の『レガリア』で然効果がないって事よね?」
そう言って傷無の方を見ると傷無は何も言わずに頷いた。
如何やら『レガリア』ならばと言う事であり姫川を下げらせようとユリシアが
通信しようとするも・・・応答しなかった。
その間にも姫川は《ギドラ》型の下に滑り込んで腹部に剣を突き刺すも・・・
装甲が厚いためか全く意味がなかった。
「ハアアアアアアアアア!!」
それでも姫川は何度も攻撃するが全く意味がなく・・・《ギドラ》型の口部からビーム状の焔が姫川に向けて襲い掛かった。
「キャアアアアアアアア!!」
絶対領域を展開したとしても意味がなく、その衝撃波で姫川はビルの壁に
叩きつけられそのままビルは崩れ落ちた。
「「ハユル!!」」
ユリシアと千鳥ヶ淵が心配するような声でそう言うが・・・姫川は
何も考えていないのか無策で突撃して《ギドラ》型を攻撃した。
今度は4基全ての『ブレイド』を使って真ん中の首を動けなくさせるように
抑え込んだ。
「たあああああああああ!!」
姫川はそう言いながら剣を振るうが・・・効かなかった。
「この!この!!この!!!このおおおおおおおおおお!!!!」
剣を振るうのに必死になっていた姫川は《ギドラ》型の残りの首が姫川に照準を合わせていた。
「ちょっとユリシア!早く援護しなさいよ!!」
千鳥ヶ淵はユリシアに向けてそう言うもユリシアはこう反論した。
「無理言わないでよ!あの子の攻撃が無茶苦茶だから援護射撃なんてしても
ハユルに当たってしまうわよ!!」
そう言いながらユリシアは照準を合わせているが確かにここぞという
タイミングで姫川の『ブレイド』が間に入るために攻撃のチャンスが
生かせないのだ。
その間にも残りの首が姫川に照準を合わせると・・・焔を吐き出して
姫川を吹き飛ばした。
「がは・・・・・!!」
姫川はそのまま吹き飛んで・・・気絶してしまった。
「う・・・。」
姫川のハートハイブリットギアの装甲が消えると《ギドラ》型は
とどめを刺そうとして攻撃しようとすると・・・突如に首の1本から
爆発が起きた。
「何が起こったの!?」
千鳥ヶ淵はそれを見て驚くとユリシアは爆発が起きた方角から直線距離で
見ると・・・何かを見た。
「人影?」
そう、ビルの屋上から誰かが攻撃してきたのだ。
すると傷無はユリシアに向けてこう言った。
「ユリシアは姫川を回収!千鳥ヶ淵は援護!!俺とクラウがあいつの注意を
引き付ける!!!」
散開と傷無の指示と共に全員が行動に移した。
「ハユル!」
「ちょっと、死んでないでしょうね?」
千鳥ヶ淵が姫川の容体を見てそう聞くも姫川からは・・・。
「う・・・・ん。」
「未だ息はあるわ。」
ユリシアの言葉を聞いてほっとする千鳥ヶ淵はそのまま姫川をおぶる中で傷無はこう指示を出した。
「各員はアタラクシアに戻れ!俺達が時間を稼ぐ!!」
そう言って通信を切ろうとすると・・・何かが当たった。
何だと思って見てみようとすると・・・機体からメッセージが届いた。
「メッセージ?」
クラウは何だと思って見てみると・・・傷無にも見せると傷無はこう言った。
「各員はアタラクシアじゃなくてユリシア達が最初に向かった基地に向かえ!
そこで合流する!!」
そう言って傷無は通信を切ると『ゼーガペイン』で攻撃しながら離れていった。
そして・・・それを見ていた人影はそのままローブを使って
隣のビルに向けて飛び移るとそこから離れていった。
そしてそれを見ていたアルディアはこう呟いた。
「やっぱここって・・・面白いわね。」
そう言って笑っていた。
次回は・・・人影の正体。