魔装学園H✖R(ハートオブレガリア)   作:caose

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 その通知は・・・とんでもないものである。


とある通知。

江東区、東京国際展示場。

 そここそ自衛隊改め異世界抵抗軍と名を改めている面々の本部である。

 そこには残存している海上自衛隊の護衛艦と潜水艦が待機しており街の周りには

避難してきた人たちがテントや壊れた建物に身を潜めて生きながらえている。

 更に元々異世界軍に対する準備をしていたため密かに作られていた指令所、

発電機、整備所などが地下深くで今でも起動していた。

 一般的に地下は1階までとなっているが実際には地下10階クラスまでになっておりさらにその地下には元々は「レギオン」の格納庫であったのを今は

ゼーガペインシリーズの開発及び整備所としても使われている。

 傷無とクラウは近くにある「レギオン」の発着所から地下に

ゼーガペインmarkⅠと共に入っていった。

 感じ的に言えば某人型汎用決戦兵器でもあるあれが発進するかのような感じと

思えば宜しいでしょう。

 そしてゼーガペインmarkⅠがそこに着くと下では慌ただしく準備していた。

 「良いか!戦闘があったんだ!!何があってもいいように機体の整備は

抜かりなく、そして完璧にやれよ!!!」

 『『『『了解‼!』』』』

 全員に向かって命令するのがここの班長でもある整備班長、

通称「おやっさん」である。

 傷無達はおやっさんに向けて敬礼すると傷無はこう言った。

 「只今、・・・また犠牲者が出ちまったよ。」

 傷無が顔を俯かせてそう言うとおやっさんは怒鳴ってこう言った。

 「馬鹿言うんじゃねえ!!お前さんがいなかったら今頃俺らはあの戦いで

死んでたんだ!!二度目の命と思って全員お前さんに託したんだ。」

 「俯くんじゃなくて顔を上げて死んで逝った奴らを誇らしく語るのが

生き残った手前の仕事だろ。」

 「そんでもって今生きてる奴らを守るのも同じくだ。」

 あんま肩肘張るなよと言うと傷無はそれを聞いてはいと答えた。

 そして整備班長は傷無達に向かってこう言った。

 「それじゃあさっさと水浴びして司令部に行ってこい!!」

 「「了解!!」」

 二人はそう言うと整備所を後にした。

 

 

 

 

 

 

 地下の中には生活物資が都内全員が1年生きながらえるだけの水と食料が

完備されており現状の人数ならば4年は生き永らえる位はある。

 無論生活水も完備されておりシャワー程度ならば使える程である。

 傷無達はシャワーを済まして・・・軍服に着替えて司令部に向かった。

 (傷無が着ているのは海上自衛隊、クラウが着ているのは航空自衛隊の

制服である。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「「失礼します。」」

 「おお、悪いな。帰ってきて早々呼び出しちまって。」

 傷無とクラウが入室したのは小さな会議室。

 そこが司令官部屋である。

 部屋の主は「里見 一郎」

 見た目は飄々としているが実際は優秀な指揮官であり航空自衛隊においては

智将とも呼ばれる逸材である。

 そんな男の部屋にあるのは地図と戦没者の名前が書かれたホワイトボードが

幾つかとベッドとコーヒーメーカーである。

 「それじゃあさっさと本題に行くか。」

 里見はそう言うと二人に向けてこう言った。

 「・・・《飛騨 傷無》・《クラウシェル・アスフォード》以下2名は・・・」

 「「・・・・・」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「2週間後にテ現在大西洋に航行している《ギガフロート・日本》に向かい、《ゼーガペイン》の教導菅になってもらう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ああもう!!」

 傷無はエントランスホールに作られた食堂で机を思いっきり叩いた。

 「どうしたんだ?傷無」

 そう言うのはゼーガペインmarkⅡに搭乗しているガンナー「織斑一夏」である。

 幼馴染でもある「篠ノ之 箒」と共に戦っている。

 そして隣にいる箒はクラウに向けてこう聞いた。

 「どうしたんだ?」

 「いや、それがね・・・。」

 クラウは箒に向けて説明する中で傷無はこう続けた。

 「何が教導菅だよ!!体のいい事を言って実際は脅しじゃねえか!!!」 

 そう言う声が聞こえて何があったんだと人々が傷無を見た。

 「あああ!スミマセン!!!」

 クラウは全員に向けてそう謝る中で箒はこう続けた。

 「いや、今回のは貴様の言う通りだ!我々が必死になって戦っているのに

ギガフロートのお偉いさんは何を言ってるんだ・・・・!!」

 箒は最後らへんになってギリギリとそう呟いて一夏に向けて説明すると

一夏も同じ気持であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 数時間前

 『ちょっと!どういう事ですか!?』

 傷無は里見に向かってそう言うと里見は・・・はあとため息交じりで

こう言った。

 『いやな、現状の打開の為にゼーガペインのデータが欲しいって

うるさいんだよ。』

 『ですけど今ゼーガペイン1機抜けると戦線に大きな損失を招きますよ!!』

 クラウは里見に向かってそう言うと里見は・・・苦々しい顔でこう言った。

 『今までは断ってたんだけどねえ・・・もしまた断ったら支援として

融通している物資を削るってさ。』

 『そんなの・・・脅迫じゃないですか!!』

 傷無はそれを聞いて更に怒った。

 現在水と食料だけならばなんとかなあるが医療物資や弾薬等は融通が

利かないためにギガフロートから小型潜水艦で輸送してもらっているのだ。

 もしこれが途絶えると戦線の維持が困難になるのだ。

 『済まねえな。大人の事情にお前らを巻き込ませたくなかったんだけど・・・

本当に済まない。』

 里見はそう言って頭を下げて謝るのを見て傷無達はこれ以上何も言えなかった。 

里見自身から流れ出る・・・後悔の意識が見え隠れするからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 そして彼らはそれに了承した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして現在に戻る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 傷無は今でも頭をガシガシと搔いていると後ろから・・・声が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「・・・父が済まない事をした。」

 「「「「・・・・・・あ。」」」」

 そう言う声が聞こえて傷無達が振り向いた先にいたのは・・・・。

 白髪の髪。

 右目は赤、左目は青のオッドアイ。

 そして少し寂しそうな顔をしてる青年は・・・・・。

 現総理大臣の息子であると同時に避難民の誘導や戦力の再分配において

作戦司令部に入ることが出来る青年。

 「御子神 司」である。




 次回に続く。
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