異世界転生電ちゃん   作:Lucy.

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書きたいことがいっぱいあって長くなっちゃった。
説明回より長いかも。


5話

エレベーターに乗り、1階まで降りていく。

その中では、司令官と大淀が何やら今後の作戦などについて話していたが、話がさっぱり分からない俺はエレベーターの階数を示すランプを上を向いてひたすら眺めていた。

 

 

「さて、ここが一階の食堂だ。3食全て鳳翔と間宮と駆逐艦の子達が出してくれる。ただし、間宮と鳳翔はそれぞれの店があるから食堂には営業時間があるから注意な?」

「了解なのです。」

 

司令官は扉を引き、中へ入った。俺も後に続く。

中はたくさんの机と、その椅子に座っている艦娘たちで溢れていて、奥には調理場がある。そこには、2人の艦娘がお皿に料理を盛っているのが見えた。

 

 

「全員注目!」

「「「「!」」」」

 

司令官が大きな声でそう言うと、艦娘たちがみんな食べる手を止めてこちらを見た。まさか、ここで俺を紹介する気か!?やめてくれ!恥ずかしい。こんなに人がいる中で自己紹介するとか、陰キャヒキニートオタクには公開処刑でしかない。

 

「今日新しい娘がこちらに所属になった。さぁ自己紹介よろしく。」

 

 

くそぉ!訓練前にこんなことで腹を括ることになるとは思いもしなかった。やるしかないか。

 

 

「い、い、電でしゅ。よ、よろちくお願いしましゅ。」

 

 

 

 

 

噛んだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

嫌ァァァァァァァァァァァァァァァァ!

恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい!大学生にもなって自己紹介で噛むとか、くっそ恥ずかしいのじゃが?

俺は顔を真っ赤にして俯いて黙り込んでしまった。恥ずかしすぎて前を見れない。

 

 

 

「「ましゅ」だってよ!ハハ!可愛いじゃねえか!」

「よろしくね!電ちゃん!」

「まぁ噛むことは誰にでもあるっぽい!」

「そうそう!気にしたらダメだよ電ちゃん!」

 

良かったぁみんないい人そうで。これ中学だったらきっといじめられてたに違いない。

 

 

「報告は以上だ!みんなご飯を食べてくれても構わんぞー」

そう言うと司令官は奥の調理場へ料理を取りに並んで行った。俺も並びに行こうとしたその時、

 

「おう、電!一緒に飯、食おうぜ!」

天龍が声をかけてきてくれた。正直、食堂なんて大勢いるところで1人で食うのは寂しかったのでとてもありがたい。良い奴だな。天龍!

 

「すぐ行くのです!」

 

 

 

 

 

俺は料理を取ったあと、天龍の横に座った。

そこには今日の俺を拾ってくれた4人のメンバーが揃っていた。ちなみに今日のメニューはかつかれーだった。

 

 

「よう!電!改めて自己紹介するぜ。俺の名前は天龍だ!」

「天龍型2番艦龍田よ~。」

「特型駆逐艦の1番艦吹雪です!」

「特型駆逐艦、5番艦の叢雲よ」

 

ぶっちゃけ艦の~型や番号を言われてもさっぱりわからんのだがまぁいいか。そのうち覚えよう。

 

「よろしくなのです!」

 

 

 

5人で様々な話をしたが、1番話題になったのは、やはり艦の記憶についてだった。

「艦の記憶がない?へぇそりゃまた…」

「大変ですね、電ちゃん」

「まぁ訓練すれば何とかなるわ、明日の訓練、楽しみにしておきなさい!地獄が見れるわ。ふふふっ」

「え!地獄?」

 

地獄?訓練が?怖いんだけど…もしかして、訓練と称して敵の本拠地に乗り込むとか?

 

「そう脅かさないの~叢雲ちゃんも行きたいの~?」

「絶対嫌よ!神通さんの訓練なんて二度としたくないわ!」

 

 

「そんなに怖くないですよ。安心してください電ちゃん。出来ることしかさせませんよ?」

後ろから急に声がしたから驚いてしまった。

この人が神通か?

「神通さんのできることって、神通さん()できることでしょ?」

 

叢雲がそう言うと神通は、

「ふふっ」

と、笑みを零した。

 

 

怖ぇぇー!こいつぁやべぇやつだ。見た目すごく大人しそうで、お淑やかなのに…あれだ、戦闘になると性格変わるヤツ。あんな感じの匂いがする。

 

「川内型軽巡洋艦の2番艦神通です。明日はよろしくお願いしますね?電ちゃん。」

 

ひぇ 笑顔が悪魔の笑みにしか見えない

 

 

 

「まぁ軽めにしてやってくれよ。こいつ水に浮けるかも怪しいからな」

 

天龍ぅぅぅ!!お前ほんと良い奴だなぁ!!

 

 

そのまま明日のことに話に花を咲かしていると、司令官さんがやってきた。

「電。今日の部屋のことなんだが…」

「はい?」

「今日はまだ電の部屋を用意できていないから、本館の2階にある来賓室で寝て貰えないか?来賓室は結構な数あるし、風呂はドックを使ってくれ。」

「詳しい場所とかは大淀に教えてもらうといい。それじゃあまた。」

「了解なのです。」

 

この時はまだこの事態を軽く考えていたのだが、風呂に入った時、この事態がいかに重たく、危険な状態であるかを思い出した。

 

 

 

 

 

 

天龍達と別れたあと、大淀に2階の部屋へ案内してもらっていた。

 

「ここが来賓室です。部屋が用意できるまではこちらで寝泊まりしてください。」

 

広くね?なんかお貴族様の部屋みたいだ。基本的に高そうな家具が揃っており、ダブルベッドに大きめの机とソファーとテレビ、シャンデリアもある。

 

「とりあえず、部屋のある程度の掃除と家具がちゃんと使えるか確認をしておきますので、先にお風呂に入ってもらってもいいですか?タオルや石鹸などはドックにありますので。」

「了解なのです!」

 

 

じゃあ大淀に任せて俺は風呂でも入るかぁ。実は海にいたからか何となく磯臭い。髪の毛もちょっとベタベタする。

 

 

 

 

1階のドックに着くと、とりあえず脱いだセーラー服をロッカーに入れ、結んだ髪を下ろし、風呂場へと向かう。

 

風呂場は中々広く、大きな浴槽が4つもあり、これなら今日食堂にいた艦娘たち全員が入れんるんじゃないだろうか。

 

先に体を洗うためシャワー台の前に立つ。備え付けられてある鏡を見ると確かに身長150ぐらいの幼女が立っていた。とても可愛い。くりくりしたおめめに、下ろした長い髪もまた可愛らしい。守ってあげたくなる様な庇護欲を掻き立てられる。

 

しかし女の子の裸を見ても俺は特に興奮はしなかった。理由はふたつある。1つは俺はロリコンじゃない。可愛いなと思う程度だ。2つ目は自分の体だからだろうか全く興奮しない。むしろ俺のエクスカリバー(笑)が亡くなったことにショックを受けそうだ。

 

 

まぁいい。エクスカリバー(笑)のことは置いておいて、まずは髪の毛を洗うか。椅子に座り、備え付けのシャンプーで髪の毛を洗う。転生する前より髪の毛が長くなっているので、とても洗いにくい。

 

「くそ、これ邪魔だな。ショートカットぐらいまで切るか?」

 

髪の毛もそうだが、全体的に体が小さいので思うように動けない。シャンプーやリンスをとる時も微妙に手が届かなかったり、食事の時も椅子が少し低かった。元の身長の170センチに戻して欲しい。あぁ男に戻りたい。

 

 

 

全身を洗うのに20分もかかってしまい、ようやく浴槽に浸かることが出来た。

 

「ふぅぅー」

浴槽の端に段差があるのでそこに座りながら、目にホットアイマスクのようにタオルを乗せて目をつぶる。

あぁ、風呂はいいなぁ。命の洗濯とはよく言ったもんだ。

 

 

「なんだかおじさん臭いですね電さん。」

「そうですか?」

「提督がよく、疲れた時に声を出してる時とそっくりでしたよ。ふぅぅーって」

「あはは、気をつけるのです。」

 

 

 

ん?

待て、誰だ今の!?俺一人だったはずでは?

勢いよくタオルを外すと目の前には裸の女性、そう大淀さんが立っていた。

 

ふぁ?!?!?!?!?ナンデ?ナンデオンナノヒトガ!?!?!?

その日俺は、初めて生で見てしまった。そびえ立つはたわわに実ったふたつ連なる大きな山。そう、おっぱいである。

 

「うわぁぁぁ!大淀さん!前前前!隠してくださいぃぃぃぃ!」

顔をすぐさま手で隠して、そのまま後ろを向く。

 

「? 女の子同士ですし、構わないのでは?」

不思議そうな顔をしながら大淀は体を洗いにいった。

 

 

女の子同士???

あ、俺、女の子になったんだった。

 

自分が女の子になったとは認識していたが、女の子のままの生活というのを考えてもいなかった。そうか、風呂もトイレも何もかも全部女の子まま、女の子と一緒に生活しないといけないのか。完全に頭から抜けていた。

 

そんなことより、風呂に女の子がいるなんて、童貞にはまだ刺激が強すぎる。一刻も早くでなければ。

 

「お、大淀さん!先に上がるのです!」

「はーい。あ、部屋の方は問題なかったのでそのまま明日部屋が準備できるまでその部屋にいてください。あと、この鎮守府は朝礼とか無いので明日のヒトフタマルマルの訓練だけ遅れないようにお願いします。」

「了解なのですぅぅぅー!!」

 

「? 変わった子ねぇ?」

 

 

俺は逃げるように風呂を出た。無理だ。あんな綺麗な女の人とお風呂なんて身が持たない。俺のエクスカリバー(笑)が無くて良かったと初めて実感した。

 

 

 

 

 

 

きっと大淀さんが用意してくれたであろうパジャマに着替え、自室のベットにうつ伏せになる。少し濡れた髪の毛が重たく感じる。男の時より長くて乾かすのがめんどくさかったのだ。

 

「はぁ。にしても、今日は疲れた。海は怖いし、記憶はないし、自己紹介も噛むし。いいことといえば大淀さんの……」

 

うん、忘れよ。興奮して寝れなくなりそうだわ。

 

 

ていうか、独り言の時は語尾がなのですじゃなくなるんだな。よくわからんな。

 

「とりあえず明日に向けてもう寝るか。

明日は訓練だ。まずは1歩1歩着実に成長していこう。」

 

俺はベットから飛び起き、部屋の入口にある電気のスイッチを押すと、飛び込むように布団に潜り込み、重たくなった瞼を下ろし、直ぐに眠りに着いた。

 

5分後には可愛らしい寝息の音が部屋中に響き渡った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




とゆうことで、自己紹介とTSした後のお風呂回でした!
お風呂回はTSしたら絶対やりたかったのでノリノリで書きました。でも自分の文章力の無さが浮き彫りになったなぁと感じております。

次回は6話にしてやっと電ちゃん出撃します!
戦闘描写でちょっと苦戦中なので次の投稿は時間がかかるかも?

感想、誤字脱字などの指摘等よろしくお願いします!
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