僕と仲間と絆の欠片   作:凪乃

1 / 1
バカテスト歴史
 鎌倉幕府が創立したのは何年でしょう?

 姫路瑞希の答え
  1192年
 教師のコメント
  正解です。

 吉井明久の答え
  119
 教師のコメント
  2が足りません。それでは火事か救急ですよ。

 土屋康太の答え
  117
 教師のコメント
  時報です。

 島田美波の答え
  11922960年
 教師のコメント
  語呂で覚えすぎです。未来の出来事になっていることにまず気づいてください。


第1話 希望と絶望の比例式

 生きるって何だろうね?

 呼吸すること?

 何かを食べること?

 言葉を発すること?

 あながち間違いじゃない。

 じゃあ死ぬって何だろう?

 息絶えること?

 何も食べれなくなること?

 誰とも話せなくなること?

 僕らはいくらがんば 生きるって何だろうね?

 呼吸すること?

 何かを食べること?

 言葉を発すること?

 あながち間違いじゃない。

 じゃあ死ぬって何だろう?

 息絶えること?

 何も食べれなくなること?

 誰とも話せなくなること?

 僕らはいくら頑張っても、努力しても、死んだら何も残らない。結局、皆そこにいきつくんだ。

 僕らは何故死ぬの?

 ....わからない。

 僕らは死んだらどうなるの?

 ....わからない。

 僕らの生きる意味は?

 ....わからない。

 『わからない』は卑近で卑怯で卑劣だ。廻るめく時代を巡り、応えるべき答えから逃げ続ける。

 人はこの言葉を使う限り、永遠に真実へはたどり着けないだろう。

 事実に妥協し、受け入れる心を持たない限りは、ずっと....。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー登場人物ー

 

 吉井明久

  文月学園2年。観察処分者であり、人類を超越するバカと言われている。が、心やさしく、肩書が独り歩きしていることも。他人の為に体を張れる、真っ直ぐな性格。やればできる。家族は、母親、父親、姉、の4人家族。得意科目は、歴史。後に学力は上がります。

 

 姫路瑞希

  文月学園2年。振り分け試験の際、高熱を出し、無得点扱いの為にFクラスになった。美人で心優しい少女だが、料理は殺人級。頭脳はAクラス並み。ヒロイン1。明久に小学生の頃から好意を抱く。

 

 坂本雄二

  文月学園2年。Fクラス代表。明久の悪友だが、彼への扱いが非道である。翔子とは幼馴染の関係。大胆不敵。中学の時に、悪鬼羅刹と呼ばれていた。小学生の頃は神童と言われていたが、ある事件をきっかけに、不良になり、翔子のアプローチには満更でもないらしい。本人は否定している。

 

 島田美波

  文月学園2年。Fクラスで1年の時にドイツから来た帰国子女。少しきつい性格。明久に好意を抱く。が、すぐ明久に暴力をふる傾向にある。胸が小さいことを気にしている。得意科目は数学。

 

 土屋康太

  文月学園2年。隠密活動が得意。別名ムッツリーニ。むっつりスケベでエロいことにすぐ反応し、大量の鼻血を噴き出す。ライバルは、Aクラスの工藤愛子。

 

 木下秀吉

  文月学園2年。演劇部ダークホース。Aクラスに双子の姉がいる。男だがその容姿から女扱いされることが多い。特技は声真似。見た目は美少女だが、爺言葉で話す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ていっ!」

 僕のスマッシュが入り、PSPの画面にはWINの文字が表れる。つまり、僕の勝ちだ。

「ちくしょう!ゲームだけホント強いなお前!」

「ふっふーん!堂だ負け犬!」

「....お前、バカにされたことに気づいてないだろ」

「ほぇ?」

「....いや、いい。そろそろ昼飯にするか」

「そだね」

 僕はそう返事をして、自室を出て、台所へむかった。

 怯は6月下旬の休日。夏と言うのが正しいような、熱い日差しと、日に日に上がり続ける気温、もうエアコンを付けなければ蒸発しそうなほどの正午。僕は雄二と、PSPで卓球のゲームをやっていた。

 ちなみに、僕の生活面に厳しい姉さんは、仕事の都合で何日か海外に行くらしく、今は居ない。だからこうして、僕の家で、自由にゲームをして遊べる訳だ。

 台所から、適当においてあるパンをチョイスして、自室に戻る。そこでは、雄二が、自分の持ってきた焼きそばパンを頬張っていた。

「なんだ、明久。お前メシあんのか?」

「まあね。姉さんが来てからはちゃんとした食生活を送っているから」

 僕がベッドに座ってそう返すと、雄二は何故か苦そうな顔をした。....?どうしたのだろう?

「腹を空かせて苦しんでいるお前を見ているのが楽しかったんだがな」

 少しでも心配した自分を殴りたくなった。

「あのさ。友人にそんなこと言って酷いと思わない?」

「友人とも思ってないし、罪悪感は微塵も無い」

 どうしよう。盛大に殴りたい。

「....それに」

「何さ」

「お前の不幸を見るのが一番楽しい」

「最低だっ!」

 こんなやつを少しでも、友人だと思っていた僕がバカだったよ!

 僕の意中を察する様子も見せず、焼きそばパンの最後の一口をゴクンと飲み込んだ。

 僕も食べようかと、袋を開いた時、廊下から電話のコール音が響き渡る。電話....?誰だろう?

「おい、明久。借金の取立てからだ」

「借金なんてしてるわけないだろっ!」

 雄二の軽口に突っ込みを入れて、パンを持って廊下に出る。

 受話器の前まで小走りで行き、電話を受けた。

「もしもし、吉井です」

『アキ君ですか?吉井玲です』

「ふぇ?!姉さん?!」

 なんと、電話をしてきたのは僕の姉さんだった。い、一体何が....?

『ところでアキ君。突然ですが、単刀直入に聞きます』

「う、うん。何かな?」

 もうすでに嫌な予感しかしない。

『姉さんに内緒でゲームを買ったり、遊んでいたりしませんか?』

 うん、分かってたんだ。ばれてるって。だって姉さんだもの。

『図星ですか....。仕方ないですね、右半身を少しボッキリしましょうか』

「ボッキリ?!しかも『だけ』って何?!」

 もうほぼ死刑宣告だよね?!

 どうやってこの危機を脱するか考えていると、姉さんは

『と、いうのは冗談です』などと、言った。

 ........え?

『いつも叱ってばかりなので、今回はちょっと茶目っ気を出してみました』

「あ、あぁ。そうだったんだ....。ビックリしたよ....」

『はい。本当は右指2本ですから』

 無事で済ますつもりは無いらしい。

 我が姉に戦慄しながらも、僕は姉さんに聞いた。

「それで....本題は何かな?」

『実は....アキ君に重大なお知らせがあるのです』

 まさか......姉さんが外国に帰るとか?!だとしたら好都合だっ!ゲームも好き放題にできるっっ!

 

 

 

『一家全員、日本で過ごすことになりました』

 

 

 

 

 ...........................。

「...........................Pardon?」

『一家全員、日本で過ごすことになりました』

 

 ...........................。

「え、えぇぇぇぇええええええっっっ?!」

 どどどどどどういう?!ほんとにDoyouこと?!

 それってつまり、母さんも父さんもここに来るってこと?!

『遠距離恋愛の方がドキドキすると言うのであれば、姉さんは外国に残りますが』

「ゴメン、本気で言ってる意味がわからない」

 嘘......。見つからないようにゲームとか漫画の大部分は売らなきゃいけないじゃないか!

「で、いつ?」

『明後日の夕方です』

「早いよっっ?!」

 鉄人の補習なんて受けてたら時間があっという間に無くなってしまう。これはさけないと.......!

『では、切りますね』

「え?は、ちょっと待っ....(ブツリ)おおおぉぉーーい?!」

 き、切られた.......。酷い....。

 

 ううぅ......。せっかく新しいゲームを買ったのに....!

 泣く泣く切り捨てるしかないのか....。

 

 ......でも、....久しぶりなんだし、ご飯くらいは作ってあげようか。1年前、一緒に暮らしてた時もパエリアがおいしいなんて言ってくれたし。

 そう考えると、憂鬱だった両親の帰宅も、少し楽しみになった。

 

 

 

 

 

 この期待が、最悪の形で裏切られることも知らずに。

 

 

 




初投稿です!何卒、宜しくお願いします!サブタイトルが厨二病っぽいのは.......スルーしてください....。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。