がっこうぐらし!ー絶望、そして希望ー   作:三坂

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第一章 高校編
プロローグ


とあるマンションの一室‥

 

「ふぁぁ‥」

 

日差しが差し込み、それにより目が覚める

彼の名は日野裕也、ここ巡ヶ丘市に住んでおり巡ヶ丘警察署に勤務する警官だ、階級は巡査、主に交通に関する取締りを担当している。

 

「さてと‥」 

 

そう一言こぼして布団から起き上がり、昨日の残り物で朝食をとり着替える。

 

ピンポン〜

着替え終わると玄関で音がなる、荷物を整え

玄関に向かい、扉を開ける

 

「おはようございます〜日野さん♪」

 

「あぁ、佐倉さんでしたか」

 

日野に佐倉と呼ばれたピンクの長髪の女性は佐倉慈、

巡ヶ丘学院高校の国語の先生をしている

それと同時に彼の幼馴染でもある。

 

「今日はよろしくお願いいたしますね〜」

 

「えぇ、」

 

実は今日は彼が巡ヶ丘学院高校で安全教育を行う日、そのため、佐倉先生はわざわざご挨拶に来てくれたのだ。

 

「といってもあんまり詳しくはできないと思いますが(汗」

 

「フフ♪大丈夫ですよ♪日野さんならみんなもしっかり聞いてもらえます」

 

少し玄関で立ち話していると

 

「おっと、もう時間だ‥(時計を見て)

せっかくですし駐車場まで一緒に行きません?」

 

「そうしますか」

 

そう言って一旦室内に戻り、荷物を持って部屋を出て

鍵をしめる。

 

「お待たせしました」

 

「いえ、じゃあ行きましょう」

 

駐車場にいく途中、二人は何気ない雑談を交わしていた。

 

「そういえば、最近ここの近くにパン屋さんができたの知ってますか?」

 

「あぁ、あそこですね。佐倉さんは行ったのですか?」

 

「もちろん♪かなり美味しかったですよ」

 

「そうなのか‥、俺も行こうかな」

 

そうこうしていくうちに駐車場につく

 

「じゃあまた学校で」

 

「えぇ」

 

そう言うと彼女は愛車である赤のミニクーパーのところに行く。 日野も自分の車である白のフィットに行き、乗り込む。

車の中でエンジンをかけようとすると、目の前の道を何台もの警察や救急が通過していき、上空を見ると珍しくヘリも飛んでいる。 

 

ー何かあったのか‥?ー

 

少し胸騒ぎがしたが、特に気にすることもなく車を発進させて、駐車場をあとにする。

 

日野side

 

いつも通り署に出勤してみると、いつもより忙しく署員が動いていること以外特に問題はなかった。

 

「おっ日野か、おはよー」

 

そうこうしていると彼の同僚である涼宮春がよってくる。

 

「おぉ涼宮か、おはよー。なんか今日はあちこち賑やかだな?」

 

「そうだよ‥、なんか今日に限って通報が多くてな‥

忙しいったらありゃしない‥」

 

そう言いつつ彼はため息をこぼす。

 

「俺も手伝おうか?」

 

「いや、今は回せてるから大丈夫だ。それに今日お前は巡ヶ丘学院で安全教育だろ?」

 

「この状況なら中止になりそうだが‥」

 

そうこう話していると、署長がやってくる。

 

「中止にはならないよ、というのも君には安全教育ついでに学校の方も見てきてほしい」

 

「というと?」

 

「この状況だ、学校に変なやつが来たら大変だからな‥、そこも含めて行ってほしい」

 

「他にも行く人は‥いないですよね(汗」

 

「うむ‥、あいにく回せる奴がいなくてな‥

君一人で大変かもしれないが頼めるか?

もちろん私もできることはしよう」

 

「はい、大丈夫です」

 

「あっさり受けたな?(汗」

 

「このご時世だ‥仕方ないよ(汗」

 

「とりあえず、昼間では事務を手伝ってくれないか?

いろいろと忙しくて‥」

 

「わかりました」

 

「っとそれと昼には署全体の会議がある

遅れるなよ?」

 

「会議‥?わかりました」

 

そう言い残すと足早に持ち場に戻る署長

 

「なんの会議だろう‥」

 

「さぁな‥」

 

二人は首を傾げつつ事務室に向かうのであった‥

 

佐倉side

 

国語の授業で三年生の教室に訪れていた。

 

「由紀さん〜、今回のテストかなり危ないですよ」

 

「うぇぇ‥、ひどいよめぐねえ‥(´・ω・`)」

 

「めぐねえじゃなくて佐倉先生です」

 

そう言って机に突っ伏している彼女は丈槍由紀

頭に被ってる変わった帽子が特徴で、見た目でもクラスで少し浮いていて、なおかつ勉強面で佐倉が手をかけている生徒である。

 

「とりあえず午後からは安全教育があるのでそれが終わったら補習を受けてもらいますよ」

 

「はぁい‥(´・ω・`)」

 

佐倉(以後めぐねえと呼ぶ)の居残り宣言に再び机に突っ伏してぐでぇとなる由紀であった‥。

 

日野side

 

午前中の事務作業を終えて、署全体の会議に参加していた。

 

「忙しい中集まってもらってすまないな

みんなに集まってもらったのはほかでもない。

今日の件についてだ」

 

署長の言葉で会議室は張り詰めた空気になる

そのうちの一人の警官が質問する

 

「というと‥」

 

「あぁ‥、ここと同様のことが全国各地で起こってる

それだけじゃない、世界各国でもだ

既にアメリカや中国などの大国では暴動が発生している」

 

「‥‥」

 

「現在政府は緊急の会議を開いて対応を協議中だ

そのつなぎとして警視庁から各県警宛に緊急配備の発令せよとのことだ。

それを受け我が巡ヶ丘警察では各署員に銃の使用を許可、それと銃隊が使用するMP5の使用許可を出す」

 

「‥(ざわざわ)」

 

「しかし、警官全員に配れるほどはなかったはずだが‥」

 

銃隊の隊員が首を傾げるが

 

「それに関しては問題ない、先程地下倉庫を確認したが全員分あるそうだ。それを配布する」

 

「いいんだが悪いんだが‥(汗」

 

「話を戻そう、世界各国でこうなってるということは日本でも更に事態が悪くなる可能性がある

発砲の判断は君たち現場に託す。市民を守るためには躊躇わず撃っても構わない‥、いいな!」

 

「はっ!」

 

そうして、会議を終えると各警官は忙しく準備をすすめる。使用する銃のチェック、弾倉の配分などなど‥

事務作業員も含めて大忙しになっていた。

 

「日野」

 

「ん?」

 

準備を終え車両に積み込みをしていると涼宮がくる

 

「いよいよ大事になってきたな‥」

 

「あぁ‥」

 

「死ぬんじゃねぇぞ‥」

 

「わかってるよ‥、お前のほうこそ‥くたばるんじゃないぞ‥」

 

「当たり前だ、カワイイ子を嫁にするまで死ねるか‥w」

 

「こんなときでも相変わらずだな(汗」

 

そんなこんな話しているうちに積み込みが終わり

トランクを閉める

 

「じゃあ行ってくる」

 

「あぁ、帰ってきたらなんかうまいもん食いに行こうぜ」

 

「もちろん」

 

そうして車に乗り込んで

学校へと向かうのであった‥

 

 




ちなみに日野が仕事で乗っている車両は
170系クラウン
現在は絶滅危惧種になってる警察車両
巡ヶ丘市でも例外ではなく、かなり台数が少ない
ちなみにあの地獄の日からも彼の長い愛車となる
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