学園生活部の日常をご覧ください。
(後半は少し暗くなるかも)
由紀「うぅん‥(ムニャムニャ)」
寝室の一つになっている資料室、既に朝になりほとんどが起きている時間帯だが一名だけ例外が‥。
ガラガラ!
美紀「先輩!朝ですよ!」
そんなお寝坊さんの由紀を見かねてかお玉を持ったまま、美紀が起こしに来る。
美紀「もう!早くしてくださいよ」
由紀「じゃあ‥持ってきで‥」
美紀「ピキュ」
ゴォォォォン!
ーー
由紀「いたた‥」
お玉で殴られてようやく起き、着替え終わった由紀は
美紀と一緒に生徒会室に向かっていた。
由紀「みー君お玉は殴るものじゃないよぉ‥」
美紀「起きてくれない先輩がいけないんですから‥」
由紀「うぅ‥ごみん‥はっ!」
美紀に謝った直後、何か食べ物の匂いを嗅いだのか目が光る。
由紀「この匂いは‥カレーだ!」
美紀「先輩‥」
由紀「早く行かなきゃ!」
美紀「ちょ!?」
カレーとわかると美紀の手を引いてさっきより早いスピードで向かうのであった‥。
そして生徒会室(学園生活部)につき扉を開ける。
由紀「みんなおっはよー」
胡桃「あぁ、おはよー」
最初にシャベルを吹いていたくるみ(ここではあだ名呼び)が反応、
日野「ん?おぉ、おはよ」
そしてその向かい側で20小銃の整備をしていたひー君も気づく。
瑠璃「ゆきねぇおはよー」
その隣では圭に読み書きの勉強を教えてもらっているるーちゃんも反応、
圭「先輩♪おはようございます!」
もちろんけー君も由紀に挨拶を返す。
雪「おっ、ようやく来たねぇ。おはよー」
丁度コップを出していたゆーさんも視線を移す。
慈「丈屋さんおはよ」
キッチンで朝の朝食の用意をしていためぐねぇも反応する。
悠里「あら、ゆきちゃんおはよう」
同じくめぐねぇと料理をしていたりーさんも振り向く。
太郎丸「クゥン」
そしてパイプ椅子にリードを結ばれている太郎丸も反応する。
胡桃「相変わらずお寝坊さんだな」
由紀「いやぁ、それほどでも」
美紀「褒められてないですよ」
雪「だね」
由紀「ありゃ(汗)」
悠里「とりあえず二人もお皿運ぶの手伝ってあげて」
美紀「わかりました」
由紀「了解!」
ーー
一同「「「いただきます〜!」」」
テーブルを囲み、元気な声とともに一同は朝食を取る
由紀「んぅ〜、美味しい〜」
瑠璃「うん〜(モグモグ)」
悠里「あら、ほっぺに付いてるわよ(吹く)」
瑠璃「んにゅ〜」
胡桃「最高だぜぇ(モグモグ)」
雪「うまい!(モグモグ)」
日野「久しぶりにカレー食ったわ(モグモグ)」
圭「美紀、これ美味しいね♪」
美紀「確かに‥♪(モグモグ)」
慈「遠征行ったかいがありましたね〜」
太郎丸「(モグモグ)」
一同「「「ごちそう様でした!!」」」
朝食を食べ終え、片付けを済ませると各自それぞれ行動を取る。
慈「じゃあ、丈屋さん、瑠璃さん、行きますよ」
瑠璃「はあい♪じゃあ行ってくるね〜」
胡桃「おう、いってらっしゃ~い。由紀はめぐねぇの授業で寝るなよ〜」
由紀「大丈夫だよ〜」
由紀と瑠璃は慈の授業を受けるために隣の教室に移動するのであった。
雪「こんなときでも勉強熱心ねぇ」
胡桃「私がゆうのもあれだが‥由紀はけっこうやばいからな(汗)」
雪「えぇ(汗)」
そうこうして、胡桃と日野が席を立つ
胡桃「じゃあ恵飛須沢胡桃、朝の見回りに行ってきます!」
日野「俺も行ってくるぜよ」
そうして、二人はそれぞれシャベルや銃を持って見回りに行く。
一同「「「いってらっしゃ~い」」」
ーーー
太郎丸「ワォン〜」
美紀「あぁ!太郎丸待ってよぉ!」
圭「くっ!けっこう早い‥!」
三階廊下を爆走する太郎丸、それを追いかける美紀と圭
何故かリードが外れこのような状況になっていた。
圭「2階に降りてる!」
美紀「待ってぇ!」
太郎丸は中央まで爆走、そのまま中央階段二階に降りていく。二階に降りて角を曲がるとそこには日野の姿が
圭「日野さん!太郎丸を止めてください!」
日野「んぉ?おっおう」
圭に言われてハッとなり太郎丸の前に立ち塞がる。
日野「太郎丸〜、もう逃げられない‥ブベェ!?」
そのまま太郎丸をキャッチしようとしたがタイミングよく太郎丸がジャンプ、そのまま日野の顔面に当たる。
圭・美紀「「日野さん!?」」
太郎丸からのラムアタックを喰らった日野はピクピクしながら倒れてる。その張本人は何気なく逃げようとして‥
胡桃「よっと(捕まえる)」
日野の影に隠れていた胡桃にあっさり捕まるのであった。
太郎丸「クゥン‥」
胡桃「あんまりはしゃぐなよ〜」
太郎丸を撫でつつ視線を移すと、そこでは伸びかけてる日野を心配する圭と美紀の姿が、
圭「だっ大丈夫ですか‥(汗)」
美紀「すみません‥、太郎丸がやらかして‥」
日野「いやぁ‥太郎丸の猛アタックは凄かった‥」
心配する二人に大丈夫と言いつつ起き上がる。
胡桃「本当に大丈夫か?」
日野「まあなんとかな」
ーーー
由紀「廊下は賑やかだねぇ」
瑠璃「そうなのだぁ」
賑やかな追いかけっこを聞きながら、由紀と瑠璃は慈の授業を受けていた。
慈「はい、ふたりともこの漢字わかる?」
黒板に書き出された時雨と村雨の漢字の意味を聞く
由紀「はいはい!めぐねぇ」
慈「もう、めぐねぇじゃなくて佐倉先生でしょ?
じゃあ書いてみて」
勢いよく手を上げた由紀は慈にチョークを渡され前に出て黒板に意味を書く。
由紀「これは楽勝だよ〜」
そう言って書き出された意味はときあめとはやあめ、
慈が素早く突っ込む。
慈「全問不正解よ(汗)」
由紀「えぇ!?」
瑠璃「違うのだ〜」
瑠璃にも突っ込まれ、しょげてしまう由紀であった。
ー屋上菜園ー
雪「悠里さん、これどこに置けばいい?」
悠里「じゃあそこにおいてもらえる?」
雪「了解〜」
屋上では雪が悠里の菜園の手伝いをしていた。
悠里「それにしても助かるわ。けっこうこれ重労働だから」
雪「確かに、訓練生時代を思い出すよ(汗)」
雑談を挟みつつ作業をすすめる二人、そしてその間休憩がてら手すりに寄りかかる。
悠里「‥サッカーで遊んでますね‥」
雪「だね‥」
屋上からグラウンドを見てみると奴らが風に吹かれたボールに釣られて動いていた。
悠里「‥あの日からもう2週間‥、これからどうなるのでしょうか‥」
雪「‥‥」
悠里の疑問に彼女は答えられなかった。いや誰もこれに答えられるわけがない。既にパンデミック発生から2週間、今だに救助は現れない。二人とも最悪の事態を考えざる負えなかった。
悠里「‥‥」
雪「‥‥」
ーーそして夕方‥
夕食を食べ終わり、各自自由に過ごしてる中慈は一人職員室に向かっていた。
慈「そういえば確か‥」
(パンデミックが起こる前‥)
慈「これ‥なんだろう‥」
私が先生になってまだ間もない頃、職員室の机の中に入ってたとある書類を見つける。
教頭「あぁ、それは非常時以外は開けてはだめだからね」
教頭に言われて改めて書類の表面を見る、そこには職員用緊急避難マニュアルと書かれ上側にはハンコで校外秘と押され、下には緊急を要する以外は開けてはならないと書かれていた。
慈「非常時ということは‥災害とかですかね?」
教頭「まあそんなところだ、だから非常時以外は開けては駄目だからな」
(そして時は戻り)
慈「って言ってた‥、今までは忘れてたけど、今は非常時‥」
そう思いつつ職員室に入り自分の机の棚に入ってたマニュアルを取り出しカバーのビニールを外して手に取る。
慈「外部との連絡がつかない以上‥見ないわけには‥(めくる)」
最初は希望を胸に開いたのだが、内容を見た瞬間顔が青ざめる。
慈「何‥これ」
マニュアルの内容としてパンデミック発生の際の職員の対応、そして地下シェルターの存在。もし噛まれた際の応急手当などなど、明らかに今回の騒動を見越してのマニュアル。しかもこの地下シェルターは少数しか入れない。つまり
慈「‥こんなの‥酷すぎる‥」
読むにつれて吐き気やめまいなども襲い立っていられなくなる、そのままよろよろしつつ座り込む。
胡桃「めぐねぇ〜ちょっとはな‥っ!?」
慈に用事があってきたのだろう、胡桃が入ってきた。そして明らかに普通じゃない雰囲気を出してるのを見て慌てて駆け寄る。
胡桃「めぐねぇ!どうしたのさ!めぐねぇ!」
胡桃が肩を揺さぶるが、反応はない。ふと机のを見るととある書類が開かれた状態で置いてあった。
胡桃「えっ‥‥」
更には偶然か内容まで目に入ってしまい胡桃は啞然となる。
胡桃「‥なんだよ‥これ‥なんで‥」
最初は驚きの声がしていた‥しかし徐々に憎しみと悲しみの声に変わっていく。
胡桃「ふざけるなよ‥このために先輩はあぁなったのかよ!(バァン!)」
怒りのあまり机に拳を叩きつける。もちろん、慈に怒ってるわけではない、彼女の矛先はこのマニュアルだ。 そんな彼女をただ見つめる慈‥
ー私の‥せいだ‥、みんなの日常が終わったのも‥
こんなことになったのも‥全部‥ー
ー私のせいだー
さぁがっこうぐらしでなくてはならないもの
職員緊急避難マニュアルが登場しました。
パンデミックをあらかじめ予想された内容
学園生活部はどう動くのか!