あれから何分たったのだろう‥
立つこともままならない私は恵飛須沢さんに連れられ生徒会室へ向かう。中に入り、若狭さんにみんなを集めるように伝え、自身も呼びに行った。私はただ見ることしかできなかった‥。
ーー
そして、瑠璃さんや太郎丸以外の全員が生徒会室に集まっていた。恐らくここの雰囲気で察したのだろう
一同気まずい雰囲気だ。
胡桃「急に呼び出してすまない、こればっかりはみんなに見てほしくて」
そう言って恵飛須沢さんは机の上に例のマニュアルをおき開く
最初は興味本位で覗いていたが内容を知った瞬間
一気に重い雰囲気になった。
それもそうだろう‥、恵飛須沢さんでも取り乱したもの
ただ‥、私には誰も怒りを向けなかった‥。
むしろ心配するような視線も感じる‥。
日野「‥」
そんな中日野さんはマニュアルを一枚一枚めくりじっくりと見ていた。
日野「‥間違いない‥最後のページに書かれてる連絡先、黒塗りしてあって確認できないが警察署のとこは間違いなくうちの巡ヶ丘警察署のことだ」
雪「そんな‥」
日野の言葉に湯月さんは動揺している、彼女は警察官でも訓練生、あまりにもつらすぎる現実だ。
日野「‥ったく‥、ややこしいことになりやがって‥」
日野さんもこのことは知らなかったのだろう、舌打ちをしているのがわかる。
美紀「日野さんもこれを知ったのは今日が初めてですか‥?」
日野「あぁ‥、避難マニュアルがあることは知っていた。だがここまで見たのは初めてだ‥」
日野「それよりも一番の疑問はランダルコーポレーションの名前がどうして連絡先に書かれてるのか‥というところだ」
彼がそう言ってランダルコーポレーションと書かれたところを指差す、それに釣られてみんなも視線を移す。
圭「確かランダルコーポレーションって製薬会社ですよね?」
悠里「かなりの大企業で、確か‥この巡ヶ丘の開発をサポートし続けたというのは聞きました。」
日野「そうだ、ここまで厳守に非常時以外は見るなと書かれているということはかなり重要な情報だ。
それで連絡先に警察や自衛隊が書かれているのはわかる、だがなんでそこに企業のランダルコーポレーションがあるのか‥」
由紀「‥つまり‥?」
慈「‥まさか‥」
ようやく現状を理解し始めたとき何か嫌な予感が脳裏に浮かぶ。それは簡単だ‥
今回のパンデミックにはランダルコーポレーションが関係しているということだ。
日野「もうなんとなくわかってるかもしれない‥
そう、今回の件の裏はコイツラが関わってる」
バァン!
悔しさのあまりか再び机を拳で恵飛須沢さんが叩く。
胡桃「ふっざけんなよ!そのためにこんなこと!」
それは表に出してないがみんなが思っていることだろう。どうしてこうなったのかはわからないが日常を壊された怒りというのは計り知れない。
日野「とりあえず今夜地下シェルターに行ってみる
もしかしたら何かわかるかもしれない。」
雪「大丈夫なの?」
日野「こうなった以上、確かめる必要がある‥」
日野さんの言葉にみんな注目する
日野「それに知らなかったとはいえ、こうなった以上俺が責任を果たさないといけない」
慈「それなら私も行きます」
私の発言にみんなが驚きの視線を向ける
由紀「めぐねぇ‥」
慈「こうなったのは教師の私にも責任はあります。だから、私も確かめたい」
由紀「‥めぐねぇがいくなら私も行く!」
慈「丈槍さん‥」
雪「なら、私も。警察官としての責務でしょ?」
悠里「私も行かせてもらいます‥!」
圭「ここまで来たのなら行かないという選択肢はない!よね?美紀」
美紀「はい‥!」
胡桃「本当は行きたくないが‥行かなきゃ後悔しそうな気がするんだ」
慈「みなさん‥」
日野「決まりだな、それじゃ今夜行くからみんな支度をしてくれ」
美紀「ところで地下まではどうやって行くんですか?」
ふと疑問を浮かべ日野さんに質問する直樹さん
日野「それは簡単だ、三階の職員休憩室から地下にいく階段がある。だからここを使えばいつでもいける」
胡桃「やれやれ‥、ありがたいんだがありがたくないんだか‥」
そうこうして、各自それぞれ準備に取り掛かる。
そんな中私は職員室ヘ戻りハサミを取り出す。
慈「私がくよくよしてるのバカみたい‥
そうしたって何も変わらないのに‥
変わらなきゃ‥、みんなを守るために‥」
ーー
日が落ち、少し暗くなってきたとき一同は休憩室前に集まっていた。そこには寝起きの瑠璃の姿も
日野「よぉし、じゃあみんないるな?」
由紀「ひー君、めぐねぇがまだ来てない」
日野「おっとそうか、じゃあ少し待って‥」
慈「おまたせしました」
胡桃「あっめぐねぇ、大丈夫?って」
噂をすればなんとや、少し遅れて慈が到着。それに気づき一同は視線を向けるが直後驚きの反応が出てくる。
由紀「めぐねぇ‥?髪短くなってるよ?」
由紀の言うとおり以前の彼女の長髪ではなくショートの髪になっていた。
慈「あ、これ?前の髪方ちょっと子供っぽかったかなって思って‥それに‥」
一度間を開け
慈「やっぱり私にも責任はあると思ってる
けどそれでくよくよしてたらみんなを守れない
私は私立巡ヶ丘学院国語教師佐倉慈だから‥!」
胡桃「めぐねぇ‥」
日野「昔に比べてたくましくなったよな‥慈」
慈「このままじゃいけないと思って‥」
日野「そうだな、こんなとこで止まってたら進めないよな。あっあとその髪型似合ってるぜ」
慈「はぅ!?//」
途中まではかっこいいセリフ言ってたのに日野の言葉でいつもの慈に戻る
胡桃「やっぱめぐねぇはめぐねぇだな♪」
美紀「はい、普段どおりのめぐねぇが落ち着きます」
慈「ちょ!?ふたりとも!?」
そんな会話をしていると一同は自然と笑顔になっていく。そして
日野「よし、じゃあ突入するぞ、みんな準備はいいな?」
一同「「「はい!」」」
こうして休憩室の階段を利用し、地下区域ヘ降りていくのであった‥。
そういえば、ランダルコーポレーションってちょっと優しいアンブレラ社みたいですよね。
タイラントとかネメシスとかリッカーとか三角様出てこないし
まあゾンビ出してくる時点でアウトですが()