戦闘になるも瀕死に追い込まれた雪
その場は何とか美紀と圭のコンビの活躍により事なきをえた‥
雪「‥ん‥」
カーテンの間から差し込む日差しによって目が覚めた雪
もぞもぞしながらゆっくり起き上がろうとする。
雪「いっ‥!」
まだ傷が癒えてないのか、少し辛そうにしつつも起き上がり、周りをゆっくりと見ると見慣れた寝室(資料室)が目に入る。周りの人はもう起きているのか布団はたとんであった。
視線を横に向けるとずっと看病してくれてたのだろう
椅子に座りながらうたた寝をする美紀の姿が
雪「‥‥確か‥あのとき‥‥ランダルの女に‥やられかけて‥それで‥」
少しボーっとする頭を何とか回転させつつ、昨日の出来事を思い出そうとする。しばらくすると扉が空いて由紀が入ってくる。
由紀「あっ!ゆーちゃん目を覚してる!」
そう言ってドタバタしつつみんなを呼びに行く。由紀の走る音で美紀も目を覚ます。
美紀「先輩‥静か‥」
いつものように由紀にツッコミを入れようとしかけたが‥起きがってる雪を見て呆然となる。
雪「あっ‥起こしちゃった‥?」
美紀「雪さん!(ギュッ)」
自然と溢れ出る涙を抑えられず雪に抱きつく。いきなり抱きつかれたことに一瞬戸惑ったが、やさしく撫でる。
美紀「良かった‥本当に‥良かった‥です‥ヒッグ‥エッグ」
雪「ごめんね‥心配かけちゃって‥」
美紀「本当です‥よ‥もう‥無茶‥はだめ‥です‥」
その後由紀の話を聞いて駆けつけてきた他のメンバーも入ってくる。
日野「雪!大丈夫か!?」
慈「良かった‥‥(ホッ」
悠里「雪さん!」
瑠璃「ゆーねぇ!(ムギュ」
胡桃「全く‥無茶しやがって‥」
圭「怪我は大丈夫ですか!?」
雪「みんな‥‥」
一同心配してたのだろう、普段見ないような安堵の表情を浮かべている。みんなと一言二言話して、ここまでの経緯を聞く。
圭「あのあと‥美紀があの人の拳銃破壊して
私が追撃かけたら退散していって‥
でも音で奴らがよってきたから急いで車に担ぎ混んで
ここまで帰ってきました。」
雪「なる‥ほど」
美紀「それより怪我の具合はどうですか?」
雪「まだ‥少し痛むかな‥でも少しすれば大丈夫」
胡桃「まあでもしばらくは安静してていいぞ
見張りとかは私と日野でも回せる」
日野「あぁ、しばらくは回復に専念しててくれ」
雪「ありがと‥」
慈「それと‥、雪さんと相対した人について何か‥」
一通り話を終えたあと慈が本題を切り出す。
それに少し考え込んで口を開く。
雪「腕の腕章からして‥ランダル関係のやつだけど‥
動きが尋常じゃない‥」
日野「あの運動神経が飛び抜けた雪を倒すほど‥
想像できねぇ‥」
胡桃「そうなのか?」
日野「あぁ、いっとくが雪は訓練学校では男どころか教官相手でもめっぽう強かったんだ‥それを簡単にいなすとは‥」
雪「うん‥、私を助けてくれた自衛隊員の隊を壊滅點せるほど‥やってみて納得したよ‥あたしじゃ叶わないって‥。圭と美紀に助けられなかったら‥今頃この世には‥父さんと同じ運命たどってたかも‥」
話していくうちに涙声になっていくのが肌で感じていた。まあ無理もない、家族の一人を殺され自身も生死の間をさまよったのだから‥
雪「ごめん‥しばらく‥一人にしてくれない‥?」
日野「‥わかった‥、でも一人で抱え込むなよ」
そう言ってそれぞれが一声かけて部屋から出ていく。そしてみんなが出ていったあと‥
雪「っ!」
彼女はあふれる涙を抑えることができずに泣いた‥
今まで泣くことは多少なりとはあった‥しかし、ここまで泣いたのは初めてだった‥。
雪とわかれたあと、生徒会室に一同は集まっていた。しかし今回の件があるのか気まずい雰囲気が漂っていた。
胡桃「許せねぇ‥」
最初にその空気を破ったのは胡桃
胡桃「雪をあそこまでズタボロにしやがって‥絶対許せないよな‥」
美紀「私も同感です。それに‥、自社が起こしたミスを抹消するためにって理由も‥」
圭「今度こそ‥絶対に逃さない!」
悠里「一度教育し直す必要がありますね‥」
瑠璃「うん!」
日野「亡くなった自衛隊員のためにも‥!」
慈「私も‥です!」
太郎丸「ワン!」
ここで決意した、雪を苦しめた、いや仲間を苦しめたやつは絶対に許さない。そう確信したのであった。
慈「とりあえず、お昼ごはんにしましょうか」
日野「今日はなんだ〜?」
悠里「スパゲティよ〜」
瑠璃「わあい♪」
由紀「じゃあ私がゆーちゃんに持っていく」
美紀「私が持っていきます先輩」
圭「まあまあ(汗)」
胡桃「相変わらず騒がしいな、まあそれが一番か」
太郎丸「わふぅ」
雪「グスッ‥」
あれから数分後、ようやく涙が収まりタオルで吹きつつ
あることを思う。
雪「父さん‥私‥決めた。みんなを守れるように強くなる。もう、弱い自分とはお別れするよ‥」
雪「だから‥安心して眠って‥」
彼女の心の決意‥、それは今までの自分とケリをつけるためのセリフであった。
ガラガラ
由紀「ゆーちゃん♪ご飯持ってきたよ」
美紀「スパゲティですけど‥食べれますか?」
雪「大丈夫♪スパゲティ好きだから♪」
ご飯を持ってきてくれたのだろう、扉が開いて由紀と美紀が入ってくる。そんな二人にいつもと変らない笑顔で返す。
由紀「本当〜?じゃあ仲間だ〜」
雪「そうね〜」
美紀「もう‥二人とも」
楽しそうに話す由紀と湯月を見つつ、少しため息をつくもその顔は笑顔になっていた。かくして学園生活部ではいつもと変らない日常が戻っていたのであった。
何とか復活することができた雪
まだ完全回復まではいかないものの少しずつだが前進していくのであった‥。