がっこうぐらし!ー絶望、そして希望ー   作:三坂

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今回はある人たちとの接触です
誰かはなんとなくわかるかも


第十八話 接触

荒廃した町並みを背にして走る見慣れたセレナ

そのハンドルを握っているのは慈、本来なら今日は雪が運転する感じになっているのだが‥その本人はというと

 

胡桃「どこまで行ったんだ!?(グイグイ)」 

 

美紀「教えて下さい!(グイグイ)」

 

雪「えっえっと//その//」

 

絶賛胡桃と美紀に質問攻めにあっていた。というのもあの告白を偶然かいなか由紀に見られ、そこから全員に広がっていった模様。別の方の探索にいっている日野も恐らく悠里や由紀などから質問攻めにあってると思われる 

もちろん今回は留守番組の圭と瑠璃からもたっぷり聞かれた。

 

胡桃「きっキスとかやったのか!?」

 

雪「うにゅぅ‥//」

 

美紀「あっ雪さんがかわいい小動物みたいに」

 

慈「ふたりともそのへんにしてあげなさい(汗)」

 

あまりにも可愛そうだったのか慈がストップをかけたことでようやく止まる。地獄の聴取から解放された雪はまだ顔を赤くしつつも慈にお礼をいう。

 

雪「ありがとうございます‥///」

 

慈「いえいえ(汗)いろいろ大変でしたねぇ」

 

雪「はい‥///(汗)」

 

そうこうしているうちに目的地である家電量販店に到着する。パッと中を見てみると奴らが何体かいるがそこまで多くはない。

 

雪「じゃあ中の制圧ついでに探索しますか」

 

慈「そうですね、蓄電池とかもう少し欲しいですし」

 

胡桃「あと発電機もほしいよな

日野達が燃料探してくれてるし、ある程度冬に備えておきたいから」

 

美紀「寒い中電気使えないのは致命的ですからね(汗)」

 

雪「だねぇ、じゃ探索しようか〜」

 

そう言って四人は建物内に入っていくのであった。

 

ー同時刻、巡ヶ丘駐屯地ではー

 

黒田「そうゆうことかァ‥」

 

亡くなっている自衛隊員を見つつ、なぜ通信が途絶えたのか、納得する。

 

「黒田隊長、こちらもやはり何者かに銃撃を受けたあとが」

 

「こちらもです隊長」

 

小春「屋上のやつも」

 

他のところを見に行っていた狭山達も同様のことを彼に伝える。

 

黒田「上の予想があたったなァ、やっぱり誰かが阻止ィしてるんだこれ」

 

「しかし‥なぜこのようなことを?」

 

黒田「何か見られては不味いィもんがあるんだよォ」

 

一通り見て回ったあと、メンバーに振り向く

 

黒田「とりあえず一旦帰って報告するぞ

これは何かァありそうだ」

 

外のヘリポートでは一機のヘリが待機していた。運転席にはパイロットが一人、その近くには見張りの兵士がいる。

 

「しっかし‥静かすぎて不気味だな‥」

 

周囲をキョロキョロしつつそう溢す。奴らの声が全く聞こえず。聞こえるとすれば小鳥のさえずりぐらいだ。

 

「逆に気味悪いぜ‥全く‥。これじゃま‥「パァァァ!!」!?」

 

突如として駐屯地入口に放置されていた車の盗難アラームが作動、周辺に音が響き渡る。

 

「なっなんだ!?」

 

「くっそ!このタイミングで誤作動か!ちょっと止めてくる!」

 

もちろん見張りの兵士も気づいて急いで止めようと車に近づく。

 

「鍵はかかってるか!なら窓ガラス割ってボンネットあけ‥(ガシッ)ん?」

 

鍵が開いてないため、窓ガラスをわろうとすると誰かが彼の肩を掴む。

 

「誰‥(振り向く)‥‥ぁ」

 

振り向いた直後真っ青になる。それもそのはず、そこにいるのは奴ら、しかも一体だけではなくカナリの数

 

「うぁぁぁぁ!!!!!!!!??来るなぁァァァ!!」

 

頭がパニックになり掴んでいた奴らを蹴りて飛ばして銃を乱射する。しかし音でよってきた奴らが周りにいつの間にか‥

 

「嫌だァァァァ!!死にたくなぃィィ!!」

 

必死で倒すが徐々に迫られ完全に掴まり押し倒される。まるで獲物を見つけたかのような猛獣のように次々と噛みかかる。

 

「ァァァァァ!!!ァァァァァ!!」

 

最初は必死に抵抗していたが徐々に声が途絶え、最後には動いていた手が止まる。

 

「おい!大丈‥!?」

 

先程の叫び声を聞いたのか慌ててパイロットが駆けつけるが、群がっている奴らを見て顔が固まる。

 

「くっそ!この数はやばい!急いで知らせないと‥!」

 

目が合った直後慌ててその場を離れて無線機を取り出す

‥が、死角から飛び出てきた奴らに襲いかかられ、無線機が用水路に滑り落ちる。

 

「しまっ!」

 

無線機に気を取られていると、見張りの兵士を食べていた奴らがいつの間にかこちらに来ていた。

 

「ひっ!?」

 

先程の食事では足りないかのような雰囲気を出しつつ

再び襲いかかる。

 

「うぁぁぁぁぁ!!!!」

 

ーーー

 

美紀「ん?」

 

積み込みが終わり撤収しようとしたとき、美紀がある音に反応する。

 

美紀「盗難アラームがなってますね‥」

 

胡桃「ん?確かに、言われてみれば‥」

 

慈「誤作動でしょうか‥」 

 

雪「いや‥これは‥」

 

直後上空に緊急を要する発煙弾があげられる。

 

雪「間違いない!誰かいるんだ!」

 

胡桃「生存者か!とりあえず行ってみよう!」

 

美紀「わかりました!」

 

慈「車出します!」

 

発煙弾を確認したあと、慌てて車に乗り込み、発煙弾が上げられている場所に向かう。 

 

ーー

 

「やめろぉぉぉぉ!!!!(グシャリ!)」

 

小春「あっ‥あぁ‥」

 

あの盗難アラームによりよってきた奴らが室内にまで押しかけてきていた。一同はなんとか反撃をするが一人また一人と喰われていく。

 

小春「うっ‥」

 

幾度の過酷な戦場とはまた違う地獄、しかも人が人を喰らうというむごい現状に意識が朦朧とする。それを狙ってか部屋から一人出てきて襲いかかる。

 

「危ない!」

 

隊員が気づき彼女を庇う、しかしかみどころが悪くそのまま倒れてしまう。それを無造作に捕食する奴ら。

 

小春「あっ‥あぁ‥」

 

理琉「小春!しっかりしろ!」

 

彼女の異変に気づいたのか、理琉が下がらせる。彼も部下を失ったショックはあるのだが、首をふって我を保つ。

 

小春「理琉‥」

 

理琉「安心しろ‥お前は俺が守る‥!」

 

体が震えている小春を見つつ愛銃のウィンチェスターM1887を構える。

 

理琉「さァ!死にたいやつからかかってきな!」

 

パァァァン!

 

そう理琉が放った直後、頭上を何が通過目の前にいたやつの頭が突然砕け散り、無造作に倒れ込む。しかもその後ろにいた何体もの奴らも同様に

 

小春「‥ふぇ?」

 

理琉「この音はァ‥狙撃銃か‥」

 

理琉達がいる建物の横の見張り台には先程、キレイなヘッドショットをかました美紀の姿が‥

 

美紀「正面あらかた排除しました!先輩!雪さん!」

 

胡桃「了解!」

 

雪「任せなさい!」

 

美紀が発砲した直後、理琉達がいる二階に89式を持った雪とシャベルを持った胡桃が二人の前に現れる。

 

理琉「!?」

 

小春「あなた達は?」

 

雪「話はあと!今はここから出ましょう!」

 

胡桃「雪!死角の掩護任せた!」

 

そう言って胡桃は奴らに突っ込んでいき、片っ端から奴らを倒していく。死角から奴らが襲おうとしたが、それは雪によって阻止されていったのであった。

 

小春「凄い‥」

 

理琉「あァ‥」

 

二人もその連携プレーには呆気を取られていた。警察の服を着ている雪の技量はなんとか説明がつく。

しかし、明らかに高校生の胡桃の動きには説明がつかない。とは言っても遅れをとるまいと理琉は背後から迫る奴らを処理していっていた。

 

雪「こっちです!」

 

奴らの大群を倒し足り避けつつ、裏口に四人は出る。直後目の前に一台の警察車両が滑り込む。

 

胡桃「あの車に乗って!」

 

理琉「おっおう、お前も早く!」

 

小春「うん!」

 

滑り込みで乗りのんだ直後、それを確認した美紀が運転席の慈に合図をかける。

 

美紀「車出して!」

 

慈「オッケー!」

 

美紀の合図で慈がアクセル一杯に加速、追いかけてきた奴らをおいてゆくかのように駐屯地から脱出することに成功したのであった‥。

 

ーー

 

一同「「ふぅ‥」」

 

なんとか一番を切り抜けたことで気が緩んだのか、同じタイミングで一息つく。

 

理琉「ありがとうなァ、危ないところ助けてくれて」

 

小春「ありがとうございます!(一礼)」

 

雪「いえいえ、困ってる人はほっとけませんから〜、

あっ私湯月雪って言います。元巡ヶ丘警察の訓練生で、学園生活部に入ってるの」

 

胡桃「恵飛須沢胡桃、巡ヶ丘学院高校で雪と同じ学園生活部に入ってる!よろしくな!」

 

美紀「同じく学園生活部で二年生の直樹美紀って言います!」

 

慈「巡ヶ丘学院の国語教師で学園生活部顧問の佐倉慈です。」

 

理琉「アメリカ陸軍特殊作戦群指揮官、黒田だ。」

 

小春「同じく特殊作戦群救護班の狭山といいます

ところで学園生活部っていうのは‥?」

 

慈「かんたんに言えば、目的を持つための部活かしら

何が目標があれば毎日を少しは明るく過ごせるって考えて」 

 

理琉「まあ、それはいい発想ですね

この状況下だと目標がないと精神持たないッスからねえ」

 

慈の説明に納得の表情を浮かべる二人、その間にも車は学校へ向かう。

 

小春「ところでそちらには何人ほどいるのですか?」

 

雪「私達覗いたら五人かな

紹介はついてからおいおいするよ。ついでにこの銃のことも、たぶん気になってるでしょうから」

 

理琉「おっ、察しが良くて助かるよ」

 

ーー

 

ときは戻り、雪達が駐屯地から脱出したとき

向かいの建物から観察する人影が

 

雪菜「ちっ‥、また邪魔が入った‥」

 

恐らく理琉達の排除に来たのだろう、しかし雪達が助け出し作戦が失敗したことに苛立ちを見せる。

 

雪菜「やっぱり排除しないといけないわね‥

邪魔で仕方ない‥」

 

そして彼女は車の行く先を見つつ予想する。

 

雪菜「ここからなら‥生活できる施設があるとすれば‥(何かを見つけ)‥あそこか‥」 

 

悪巧みを考えてる笑みを浮かべつつ見つめた先には巡ヶ丘学院の校舎があったのだった‥

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ついに雪菜が学園生活部の拠点を見つけてしまいました‥どうなっちゃうのでしょうか‥?
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