学校にいるときにパンデミックが発生してしまった日野
彼は一体どうするのか‥!
巡ヶ丘学院までのいく途中
やはり街は異変が起こっていた。
普段では事故がないようなところでも何件か事故が‥
その対応に警察も追われていた。
ーどうなってんだ‥?ー
一体どうしたのかと考えつつ、車を走らせる日野。幸い学校近辺は事故が発生してないようだ。
ーこの状況だと‥、学校は気づいてないのか‥?ー
ーいや‥それはないか‥、また政府からの発表はないから、そこまで気にしてないんだろう‥ー
そうこうしているうちに巡ヶ丘学院高等学校の建物が見てくる。裏口に車を停めて、出迎えに来た校長に挨拶をして講義をする教室に向かう。
講義の合間をぬって窓から外の確認をしたが、特に問題なく他のクラスが体育の授業を普段どおりグラウンドでおこなっていた。
ーどうやら考え過ぎだったのかもな‥ー
講義は特に問題なく終わり、学校には部活をする生徒や帰宅する生徒などいつもと変わらない学校があった。
校長と校長室でお話して、帰るときに慈とすれ違ったので軽く話して車に戻る。車に乗る際にも周囲を確認したが来たときと変わらなかった。
ーまあいいや、とりあえず一旦署に戻るかー
そう思いつつ車両に乗り込むと、丁度電話がなる。
「はいもしも‥「今どこにいる!?」えっ?学校だが‥「そうか!学校か!いいか!こっちには戻って来るな!こっち‥(ツーツー)」‥涼宮‥?」
電話の相手は涼宮のようだ、かなり焦っていた様子だが
いきなり切れたことにより日野は困惑していた。その後、何があったのか聞くため電話をかけ直そうとしたが‥
「「キャー!!!」」
「!?」
グラウンドからの悲鳴に驚き反射的に拳銃を取り出しつつ、車から飛び出る。
「どうし‥!」
裏口からグラウンドに飛び出て直後に言葉を失う日野‥
彼の目に映ったのは人が人を襲っているという普通ではありえない現象‥。
襲われ、倒れていた人がムクリと起き上がる。しかしその人からは生気が感じられず顔もかなり変色、目は白目になっていた。直後駆け寄って心配していた友人らしき人を襲い始める‥
「どうなって‥いや、とりあえず避難させないとまずい‥」
どうしたものかキョロキョロしたが明らかに外には奴らがかなりいる。丁度下校時刻、そして部活などでグラウンドに人がたくさんいたのが災いし、爆発的に広がったのだ。
「くそ‥、グラウンドにいた生徒はほぼ全滅‥
って何やってるんだ‥!このままじゃ俺も‥!」
一瞬放心状態になりかけた彼だがはっと我に帰り急いで車に戻りトランクから支給されたMP5と弾倉を取り出す。
「余分に入れてくれた署長に感謝だな‥」
弾倉や少し持ってた食料をバックパックに入れ、状況整理をする。
「外は完全に無理か‥となると‥校舎内‥!」
弾かれたように校舎内に入る、中に入ると逃げ込んできた生徒の影響か人間だったものがわんさかいた‥
「余分にあっても無限じゃないからな‥大切に使わないと‥」
可能な限り奴らとの戦闘は避けて、どうしても避けれない場合はハンドガンなどで対応した。
「体に何発撃っても倒れないが‥、頭は一撃なのか‥
それと‥階段では動きが鈍いな‥」
射撃しつつ、奴らの弱点を模索する。なんとか3階まで上がると二人ほどこちらに走ってくる。
一人は見慣れてる。
「慈さん!」
「日野さん!?無事だったんですか‥!」
やはり見慣れた生存者だったのか安堵の表情を見せる。
切り替えさせるために質問をする。
「他に人は!」
「私達以外は‥いえ、確か屋上に一人いた‥」
「こっちもいるぞ!」
階段下から声がし、視線を向けるとツインテールの女子生徒と負傷したのか肩代わりされている男性が‥
「胡桃さん!」
「めぐねえ!下はもうダメだ‥」
「その子は負傷しているのか?」
「あぁ‥、逃げるときに‥。とりあえず手当てしないと‥」
「だがここだと危険だ‥、屋上に一旦避難しましょう
佐倉さん!その負傷している人の搬送を手伝ってあげてください!私が足止めしておきます!(MP5を取り出し)」
「わっわかりました!由紀さん!屋上にいる若狭さんと何か扉を塞げるものを用意してきて!」
「ふぇ?うっうん!」
由紀と言われた子は慈の指示に少し遅れながらも返事をして急いで階段を登る。それを横目で見つつ二階から上がってくる人ではなくなった‥、いやゾンビといったほうがいいのだろうかそれにMP5の銃口を向ける。
「くそったれが!」
そう吐きつつトリガーを引く
パパパパ!!
廊下に響きわたる銃声とともに鉛玉を頭に食らったゾンビは階段から転げ落ちつつ倒れる。次々と倒していくが後方からまだまだ上がってくる。
「ったく‥、キリがねぇ‥!」
「日野さん!退避できました!早く!」
「わかりました!すぐ行きます!」
階段上から慈の声に対して返答しつつマガジンを撃ちきったタイミングで急いで階段を上がり屋上に向かう。
屋上に上がると屋上入口の扉を閉めて鍵をかける
そこにロッカーを運んでくる若狭と由紀
「そこの扉の前において!」
「「はい!」」
日野が警戒している間にロッカーを扉の前におく。
直後、向こうからドンドン扉を叩く音とうめき声が
ヴヴヴヴヴァ!
「ひとまずは安泰か‥、佐倉さん!こちらは任せてその男性の手当を!」
「ですが‥救急キットが‥」
「これで!早く!」
そう言ってバッグから簡易救急キットを取り出して慈に渡す。
「ありがとうございます!」
そう言って男性のもとに行く、そこには既に胡桃が側にいた。
「めぐねえ!さっきから声かけてるけど反応が‥!」
「っ!とりあえずこの救急キットで‥「ヴゥ」」
慈が駆け寄ろうとすると突如唸り声を上げつつ顔を上げる。
「大丈夫か!?今手当す‥‥え‥?」
意識が戻ったことに喜んでいた胡桃だが目を合わせた途端顔が固まる。そこには今までの知ってる彼の面影はなく、顔が変色し変わり果てた姿の彼が‥
「ぁぁ‥‥」
「胡桃さん!逃げて!」
異変に気づいた若狭が声を上げる、しかし彼女はあまりにも衝撃を受けて動けずにいた‥
「何!?」
日野も気づいたがまだリロード中、しかも近くには胡桃がいるため発砲ができない。
ヴヴヴヴヴァァ!!
まるで獲物を見つけた猛獣のように、胡桃に襲いかかったのだった‥
日野の過去
中学を卒業後、職業訓練警察学校に入学して
四年ほど警察としての知識を教わり
卒業して現在の巡ヶ丘警察署に勤務している。
ちなみに地味に射撃のセンスがある