がっこうぐらし!ー絶望、そして希望ー   作:三坂

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無事に救出され、
巡ヶ丘学院に合流した二人
そして雪菜とのリターン戦も


第十九話 リターン戦

あのあと、学校に案内された小春と理琉は四人に案内されて生徒会室に向かう。丁度日野達も戻ってきていたため自己紹介、そして経緯を話す。 

 

日野「なるほどね‥、行方がわからなくなったレンジャー隊の捜索に来ていたら突然車の防犯ブザーがなって

奴らが押し寄せてきて、危うくやられそうになったと」

 

理琉「そんなところだ‥部下もほとんどやられ‥残ったのは俺とこの狭山だけってことだな」

 

圭「大変でしたね‥」

 

小春「そうねぇ‥、戦場よりも辛かったわ‥」

 

そう話しながら、ため息をはく小春。彼女の疲労具合からみても相当キツかったというのが見て取れる。

 

悠里「とりあえず何か飲む?」

 

理琉「あぁ、そうさせてもらうよ。俺はコー匕ーで」

 

小春「私は紅茶で〜」

 

悠里「了解、雪さん。地下からお菓子持ってきてくれないかしら?」 

 

雪「わかった、とってくるよ(席を立つ)」

 

そう言って一言話して、部屋をあとにする雪。見送ったあと由紀が声をあげる。

 

由紀「そういえば二人って年いくつなの?」

 

それを聞いた理琉と小春は顔を見合わせて笑みを浮かべる。

 

理琉「聞いて驚けよぉ」

 

小春「私達の年齢は‥」

 

ーー

地下一階食料倉庫

 

雪「おっ、あったあった」

 

その頃地下にいる雪は倉庫からお菓子の袋を探し、取り出そうとしていた。

 

雪「よっと‥、じゃあこれを‥(ガチャン)‥っ!」

 

お菓子を持って帰ろうとしたとき扉が開く音が聞こえ

顔をあげる。それもそのはず、地下には雪以外いないので扉が開く音など不自然

 

雪「‥‥(SFP9を太もものホルダーから取り出し)」

 

拳銃を構えつつ、ゆっくりと通路に顔を出す。そして誰もいないことを確認しつつ扉が開いている部屋にゆっくりと近づく。

 

雪「‥(チラッ)」

 

覗いた場所は、機械制御室、中には誰か立っている。しかもどこかで見たことあるうな雰囲気

 

雪「動かないで!」

 

何かをしようとしていたのが見えたので素早く飛び出し銃口を向ける。

 

雪菜「‥‥あら‥、その声は‥」

 

相手もこちらに気づいたのか、両手を上げつつこちらに振り向く。

 

雪「やっぱり‥、ここで何してたの?」

 

雪菜「‥秘密よ‥、まあ正直に話しても逃してはくれないでしょうけど‥」

 

雪「そりゃそうでしょう‥、でも抵抗しなかったら痛くはしないわよ」

 

雪菜「ふっ‥、それができればね‥(素早く煙幕展開)」

 

雪「っ!(見えない‥)」

 

煙幕で視界が取られ、慌てて周囲を警戒する雪。それでも一瞬の隙をついて一気に接近してくる。

 

雪菜「遅い‥!」

 

雪「やばっ!」

 

ー少しして‥生徒会室ー

 

日野「まさか二人が年下だったとは‥」

 

胡桃「私も驚いたぜ‥、同じ歳で軍にいるなんて‥」

 

美紀「私も信じられませんよ‥先輩方が軍にいるなんて‥」

 

慈「私も想像できませんでしだ‥」

 

由紀「すごいよ〜」

 

理琉「まあ、よく言われるよ」

 

小春「えへへ〜」

 

二人が18歳だということに驚きつつ、話し込んでいると悠里がふと気づく。

 

悠里「あら?そういえば、雪さん戻ってくるの遅いわね」

 

瑠璃「ホントだ〜」

 

圭「珍しいですね、雪先輩がなかなか戻ってこないの」

 

胡桃「じゃあ私が見てくるよ」

 

日野「そうゆうことなら俺も行くよ、どうせどれ持っていくか悩んでるだろうし」

 

そう言ってシャベルと20小銃を持って、生徒会室をあとにする二人。

 

日野「とりあえず迎えに行くか、たぶんどれにするか迷ってるんだろうし」

 

胡桃「だな。そうゆうのは彼氏がしっかり迎えに行かねぇと」

 

ーー

 

雪菜「ふん!(ドス!)」

 

雪「おらぁ!(ドス!)」

 

銃を弾き飛ばされたため、近接戦闘に持ち込む雪。元々武術は父から教わっていたため、雪菜の攻撃をいなしつつやり返す。

 

雪菜「‥(前より動きが鋭い‥)ゴッ!」

 

雪「‥隙あり!(パンチ)」

 

雪菜「っ!?(ドゴ)」

 

少し考えていた隙を疲れ雪に痛いストレートパンチを喰らわせられる雪菜。なんとかブロックしたものの、反動で部屋から出されてしまう。

 

雪菜「くそっ‥!」

 

雪「言ったでしょ?余計な感情なければここまでやれるもの」

 

再び構えの体制に入る雪、なんとか体制を立て直しつつ雪菜も迎撃体制になる。

 

雪菜「面白いじゃない‥、あなた」

 

 

ーー

 

胡桃「でさ〜、それで由紀がりーさんに見つかってお説教受けちゃってさぁ」

 

日野「そいつは由紀も災難だったな」

 

雑談をしつつ降りていると、地下一階入口にたどり着く。そのまま中に入ろうとすると‥

 

ガァァァン!

 

静寂さを貫く音が響き渡ってくる。それも普通じゃないほど

‥、

 

胡桃「っ!?日野!」

 

日野「あぁ!」

 

ただ事じゃないことを感じ取った二人は素早く戦闘体制に入り、音した場所に駆けつける。

 

日野「雪!」

 

雪「ふたりとも!?」

 

二人を見て驚きの声を上げる雪、そして彼女と相対している一人の女性も確認できる。

 

日野「動くな!そこのやつ!(20小銃を構える)」

 

雪菜「っち‥新手か、不服だが‥銃がない今相手にするのは得策じゃないな‥」 

 

胡桃「お前はなにもんだ!(シャベルを構えて)」

 

雪菜「ふん、答える必要はない(閃光弾展開)」

 

三人「!?(慌てて何かで閃光を防ぐ)」

 

辺り一帯が閃光弾の光に包まれていってしまう。それから数秒後‥ようやく視界が晴れる。

 

雪「‥みんな‥大丈夫?」

 

日野「なんとかなぁ‥」

 

胡桃「びっくりしたぜ‥」

 

未だ少しクラクラする頭を抑えつつ、周囲を見渡しあることに気づく。

 

日野「そういえば、あいつどこいった?」

 

胡桃「え?あっほんとだ!?いない!」

 

雪「逃げられた‥!(悔しそうに)」

 

その後、とりあえず怪我がないかを確認したあと目的のお菓子を持って生徒会室に戻り、みんなに経緯を話すのであった。そしてひとまずは、地下に行くときは単独行動をしないということになった。

 

ーー

 

雪「え!?二人とも18歳なの!?」

 

小春「やっぱそうなるよね‥(汗)」

 

当然二人が年下ということに雪も驚かないはずもなく

前のめりになって聞いてくる。

 

雪「そっそれで軍に入ってたの!?」

 

理琉「まあ、ちょっといろいろあって軍に入ることになったんだ。それからずっと、狭山とは入ってから知り合ったんだ。」 

 

小春「うんうん♪」

 

雪「凄い‥‥(呆気にとられる)」

 

理琉「というかここだけの話、雪のこと自己紹介されるまで中学生だと思ってたよ」   

 

雪「はい!?」

 

小春「私も、警察手帳とか見せてもらうまで同じこと思ってたわ。身長とかあまり高くないし」 

 

由紀「私も〜」

 

雪「グサ(ダメージ)」

 

悠里「奇遇ねぇ〜、私もなの〜」

 

瑠璃「るーも!」

 

雪「グサグサ(ダブルダメージ)」

 

圭「失礼ながら私も‥」

 

雪「グサッ(ダメージ)」

 

美紀「実は私も‥」

 

雪「グサッ(ダメージ)」

 

慈「私もぉ‥」

 

雪「グサッ(ダメージ)」

 

胡桃「まあ‥あたしもかな‥」

 

雪「グサッ(フルコンボだドン!!)」

 

みんなからの追い打ち攻撃で、完全に燃焼した雪はそのまま机に突っ伏す。それを静かに肩に手を置く日野であった。 

 

 

 

雪「うぅ‥酷い目にあった‥」

 

涙目になりつつ、悄げている雪。何気に自身のコンプレックスである身長などはわかっていたがここまで言われるとは思っていなかったようだ。

 

雪「身長が高くないのはわかっていたけど‥(チラッ)」

 

そうブツブツ言いながら悠里の豊富な胸部装甲をチラ見する。

 

雪「そこで高校生に負けるのはなぁ‥」

 

ため息を零しつつ、渋々紅茶を飲んでいる。今は雑談を済ませ、男性組と女性組に別れてシャワーを浴びに行っているところだ。そして女性組が終わったので男性組が今洗いに行っているところ。

 

雪「しっかし‥あいつ‥」

 

そうこしているとふと雪菜のことを思い出す。地下区域で何をしようとしていたのかは不明だが一体何を企んでいるのか‥。今回はたまたま彼女に見られ、そして日野と胡桃にも見られたため阻止できたものの‥。

 

雪「どうにかしないとねぇ‥」

 

そうこぼして窓から外を見る。既に夕方になっており太陽が傾きつつあるといった感じだ。  

 

雪「っと、そろそろ夕飯しなきゃ」

 

思い出したかのように立ち上がり、簡易キッチンへ足を運ぶのでであった。

 

雪「悠里さん、手伝います」

 

悠里「あら、助かるわ。じゃあそこの材料お願いできるかしら?」

 

雪「ほいほい〜」

 

いつもと変わらず、賑やかな日常が訪れる学園生活部

新たな仲間、そして希望。それを胸に今日も生きていく。

 

 

 

 

 

 

 

 




今回の雪菜との戦闘は、雪の活躍や、日野、胡桃の加勢により事なきを得ました。
しかしなぜ雪菜はここに訪れたのでしょうか‥ 
謎が深まります‥
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