がっこうぐらし!ー絶望、そして希望ー   作:三坂

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いよいよランダルとの決戦が幕を開けます!
学園生活部は居場所を守ることができるのか‥!


第二十五話絶望へのカウントダウン

ー巡ヶ丘市上空ー

 

パンデミック発生から既に数ヶ月‥。ヘリや航空機などはほぼ飛ばなくなってしまい、空には小鳥の囀りが響き渡っていた‥。しかしその直後、それを遮るようにけたたましいローター音が響き渡り、上空を輸送ヘリ、攻撃ヘリや大型攻撃機が通過する。その機体の側面にはランダルを示すマークが‥

 

輸送ヘリ機内

 

雪菜「目標までどのくらい?」

 

「あと数分後に到着します」

 

輸送ヘリないで、席に座ってる雪菜が部下に到着時刻を確認している。そしてそれを聞くと素早く各隊に指示を出す。

 

雪菜「a斑は2階、b斑は3階の制圧、私は地下の制圧に行くわ。そして攻撃ヘリは援護射撃、ただし校舎は壊さないで,そしてAC130は上空旋回しつつ屋上をバルカン砲で制圧しなさい」

 

各隊に指示を出したあと、再び外へ視線を向けるのであった‥。

 

ー同時刻‥巡ヶ丘学院にてー

生徒会室

 

胡桃「だいぶ日が長くなったな〜」

 

外の満点の太陽を見つつそう口に出す胡桃、彼女の他には悠里や瑠璃、由紀の姿が

 

由紀「そうだねぇ‥」

 

瑠璃「そろそろ春かな?」

 

悠里「つぼみも出てきてるしそうかもね〜」

 

ー購買室ー

 

理琉「っと(ダンボールを運ぶ)」

 

日野「えっと‥これがここか‥(選別中)」

 

慈「これはどこにおけばいいかしら?」

 

小春「じゃあそこにお願いできる〜?」

 

慈「オッケー」

 

2階の購買室では理琉や小春、慈や日野が保存食の選別をしていた。食べ物の種類によって棚に振り分けていた。

 

ー地下1階機械室ー

 

地下1階の機械室では、雪と圭が発電機のチェックを行っていた。

 

圭「どうですか?発電機の調子」

 

雪「今のところは大丈夫ね、しばらくは交換は必要なさそう」

 

メモ帳片手に質問をする圭に発電機内部を見つつ、雪は答える。

 

ー屋上ー

 

その頃屋上では美紀が畑の守りをしていた。パンデミック以来、屋上菜園は交代で見ることになり、今日は美紀の担当になっていた。

 

美紀「ふぅ‥これくらいですかね‥」

 

耕し終わり一息つこうとすると‥

 

ブォォォン

 

美紀「ん?」

 

頭上からプロペラ音がすることに気づきふと空を見上げる。そこには飛行機か何かが周回していた。

 

美紀「まさか‥助け‥!っ!?」

 

一瞬希望を抱いたのだがすぐに現実に引き戻される。周回している飛行機の側面から連続するように閃光が光る。

 

美紀「まずい‥!」

 

反射的にバレットを持って屋上入口の壁へ滑り込む。直後、彼女がいた場所に多数の機関砲弾が着弾する。

 

ドドドド!!

 

その後機関砲弾は美紀のいたルートをおうかのように、着弾していくのであった。

 

ドドドドド!!

 

美紀「っ!!」

 

抗えぬ強敵にバレットを抱きしめつつただ遮蔽物で耐えるしかできなかったのであった‥。

 

ー同時刻生徒会室ー

 

同じく生徒会室でも異変を感じ取っていた。

 

由紀「なんか屋上が騒がしいね‥‥」

 

瑠璃「屋上誰かいたっけ?」

 

悠里「確か今日は美紀さんが屋上菜園当番だからいるはず‥。」

 

三人は屋上の異常な音に不安にかられつつあった。少しして胡桃がシャベルを、持ち出し

 

胡桃「ちょっと見てくる」

 

由紀「気をつけてね〜、クルミちゃん」

 

そう言って胡桃はシャベル片手に生徒会室のドアを開けた。しかし‥視線に映ったものを見て反射的に声を上げる。

 

胡桃「みんな伏せろぉぉ!!!!」

 

胡桃の目に映ったもの‥そう‥圧倒的な力で人間をいや、戦車でもねじ伏せることが可能な対戦ヘリコプター

。バルカン砲が回転、少しして20ミリ弾丸が放たれたのだ‥。

 

ー2階購買室ー

 

日野「何だ何だ!?」 

 

突如としての校舎の振動に驚きを隠せずにいる日野、そしてなにか気づいたのか理琉が舌打ちをする。

 

理琉「くっそ!この音は攻撃ヘリのバルカン砲だ!」

 

小春「えぇ!この音なら戦場でも嫌なほど聞いたことがあります!」

 

日野「ってことはランダルか!!クソ!この音は3階からしてる!」

 

慈「3階は恵飛須沢さんたちが‥!」

 

理琉「急ぐぞ!」

 

理琉がウィンチェスター片手に購買室を飛び出し、2階廊下へ出た直後‥、側面から発砲音が数発、弾丸が飛んでくる。

 

理琉「ちっ!」

 

普通の人間なら避けれないのだが、理琉は幾度の戦場を渡り歩いてきた猛者、反射的にスライドさせ遮蔽物へ滑り込む。

 

日野「黒田!大丈夫か!」

 

反対側の購買室のある通路から援護射撃をしつつ声をかける。 

 

理琉「あぁ!戦場の経験がなけりゃ今頃あの世さ!」

 

日野「くっそ!こいつらどこから湧いてきやがった‥!?」

 

日野の視線のさき、2階中央階段から銃撃をしてくる複数のいかにもバイ○の某企業の軍と同じガスマスクをつけた人間が‥

 

理琉「わからん!だがこいつらの狙いは恐らく俺たちだ!」

 

小春「つまり‥!私達の排除ってこと!?」 

 

慈「そん‥な!?」

 

理琉の推測に、同じく反撃している小春と慈が驚きを隠せずにいた。

 

ー生徒会室ー

 

バルカン砲の攻撃により生徒会室は無残な姿になっていた。机はボロボロに、部屋の壁には弾痕の跡がついていた。

 

胡桃「‥みんな‥大丈夫か‥?」

 

ヘリの狙いが変わったことを確認伏せていた体をゆっくり起こしつつ、由紀達に視線を向ける。

 

悠里「えぇ‥なんとか‥」

 

由紀「びっくりしたぁ‥‥」

 

瑠璃「耳がおかしくなるかと思った‥」

 

 

3人もゆっくりと、体を起こしつつ胡桃へと視線を向ける。そして胡桃、悠里、由紀、転がっていた愛銃を拾っていると‥

 

ババババ!!!

 

突如、2階‥つまり日野達がいる階から銃声が聞こえてくる。

 

悠里「銃声‥!?」

 

由紀「これってひー君たちがいる階からだ!」

 

胡桃「次から次へと‥!りーさん!ちょっとここ頼む!(飛び出す)」

 

悠里「胡桃さん!?」

 

悠里が慌てて静止するがすでに遅く、胡桃は廊下へと飛び出し二階へ向かおうとする。しかし‥飛び出した直後に弾丸が胡桃へとはなたれる。

 

胡桃「うぉ!?」

 

一瞬反応が遅れた胡桃だが、奇跡的に弾丸の間に滑り込むことができ、生徒会室へ逆戻りする。

 

胡桃「りーさん!由紀!射撃用意!敵だ!」

 

由紀「てっ敵!?」

 

悠里「どうゆうこと!?」

 

胡桃「わからねぇ!」

 

胡桃の言ってることがわからなかった二人だが、胡桃が反撃しているのを見ていると、只事じゃないことに気づき急いで射撃用意をするのであった。

 

ー地下1階ー

 

圭「今の音は‥」

 

当然地下にいた圭達も異変を感じ取っており、不思議そうに天井を見つめていた。

 

雪「‥なんか胸騒ぎするわ‥」

 

圭「‥私もです‥」

 

なにか嫌な予感を感じ取ったため、愛銃を持ちつつ、機械室から通路へ出ようとする。しかし‥

 

雪「危ない!」

 

圭「っ!?」

 

なにか気配を感じたのか、通路に出た瞬間圭を引っ張って咄嗟に扉が開いてる倉庫に滑り込む。直後、二人がいた場所を弾丸が通過する。

 

圭「どうしたんで‥」

 

雪菜「あら‥、あれを避けるなんてさすがね‥」

 

雪「その声‥、やっぱりあんたね‥」

 

聞こえてくる声を聞いて顔をしかめる雪、通過には軽機関銃を構えた雪菜の姿が

 

雪菜「こんにちは‥♪雪さん‥♪絶望を届けにいましましたわ‥♪」

 

軽機関銃を持ちつつ通過に仁王立ちしている雪菜は、悪笑みを浮かべ、まさにラスボス感を醸し出していた‥。

 

雪「この騒動‥あんたが命令したわね‥?」

 

雪菜「そうよ♪邪魔な奴らはすべて排除しないとね‥♪」

 

圭「待って!美紀は!みんなは!?」

 

雪菜「安心しなさい‥♪みんな仲良くあの世に行かせてあげるから‥♪」

 

圭「っ‥!?」

 

雪菜の恐ろしい発言に思わず顔を引きつってしまう圭、そんな圭を見つつ雪が口に出す。

 

雪「大丈夫‥、圭やみんなは私が守るから‥」

 

圭「雪さん‥‥」

 

そんな二人の会話を聞きつつ、さらに笑みを深くする。

 

雪菜「往生際が悪いわねぇ‥♪まあいいわ♪歯向かってるんだし‥苦痛を味あわせてあげる‥♪」

 

雪「それはこっちのセリフよ‥。今日こそ決着をつけましょう‥!」

 

こうして‥学園生活部の命運をかけた戦いが幕を開けたのであった。

 

 

 

 

 

 




抗えぬ強敵‥
まさに絶望という言葉がふさわしいでしょう‥
希望が絶望‥その先に待っているものとは‥
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