パンデミックにより街が崩壊してしまった世界
日野達は生きるために行動を開始します!
ゾンビ化した人(先輩)に襲われそうになった胡桃だが反射的に近くにあったスコップで反撃、何とか事なきを得た‥。しかし、先輩がこうなってしまったことがショックだったのかパニックになりかけ、ひたすらスコップで先輩だったものを、既に動かなくなってしまっているのに刺し続けていた‥。
だが、見てられなかったのか由紀が胡桃に抱きスリスリした事で少し呆れながらも正気を取り戻すのであった‥。
ーそして‥その夜‥ー
先輩の遺体の片付けと掃除を終え
みんな眠りについていた‥一人だけ覗いて‥
「‥‥」
日野も寝ていたのだが、やはり寝付けなく目が覚めたため、スマホや持ってきたトランシーバーを使って情報収集をしていた‥
スマホのニュース速報には
ー東京都内で大規模暴動、都知事は政府に治安維持のため自衛隊派遣を要請ー
ー政府、国家緊急事態宣言を発令、各自衛隊お呼び、在日米軍にも出動要請ー
ー同日、総理大臣が緊急記者会見
外出はせず、外にいる人は可能な限り密集は避け、安全な場所に避難をー
ー地方への感染増加を抑えるため国土交通大臣は同日各高速道路、お呼び県同士をを結ぶ国道などの封鎖を発表ー
ー警視庁は銃隊などに出動を命令、それと同時に各警察に発砲による暴動制圧を許可ー
ー韓国では暴動が悪化、軍が対応中ー
ーイギリスではロックダウンを発令ー
ーNATO軍は事態収集が困難なトルコなどに軍を派遣ー
ーWHO世界保健機関は、世界で発生している事案について、パンデミックと認定
現在揃っている情報を発信へー
ー既にアフリカなどでは連絡が取れない地域が増加ー
やはり、このような出来事はここだけではなく世界中で起こっているということだ。
情報を見つつ眉をひそめる。
ーかなり不味いことになってきたな‥ー
画面を見つつ更に情報を漁っていると‥
「どうされましたか‥?」
後ろから声をかけられ振り向くとそこには若狭の姿が
「えっと‥君は確か‥」
「あっ自己紹介まだでしたね‥(汗
巡ヶ丘学院高校三年生の若狭悠里といいます。」
「悠里さんですか、私は日野といいます
年は二十歳ぐらいですかね、巡ヶ丘警察に勤務してました」
「よろしくお願いしますね‥♪日野さん」
簡単な挨拶を済ませ、本題に戻る。
「ところでそれは‥」
「情報収集さ、世界がどうなっているのか‥、生き残るための情報がないか、探ってるんだ。」
そういいつつ、スマホをいじっていると悠里が画面を横から覗く
「これから、どうなるんでしょうか‥」
彼女の目には不安を感じているのが見られた。
唐突にして発生したパンデミック‥、おそらく家族などを心配しているのだろう‥。
電話回線も既にパンク、繋がらない状態になっている。
というのも連絡関係の回線は既に使えないという‥
「正直俺もわからない‥、だが君達のことは俺が守ってやる‥、それが警察である宿命だ‥」
彼女の顔を見ずに、自身の決意を述べる日野
その様子を見て少し笑みを溢す悠里
「フフ‥、とてもお優しいですね‥♪」
「そうか?(汗」
「はい‥♪」
ー翌日ー
あのパンデミック発生から一夜が開け、屋上では日野達が今後の行動について話す。
「とりあえず今後の動きについて説明します。
まず3階を制圧、そこを活動拠点にします
ここでは食料も乏しいですし‥」
「そうですね、確か生徒会室に非常用食料があります。数はそこまではないですが多少なら」
日野の提案に補足を付け足す慈、それにうなずく三人
「それで制圧に行く人だが‥」
「私も行くぞ」
声がした方に視線を向けるとシャベルを持ちつつ手を上げる胡桃が‥
「自己紹介がまだだったな、私は恵飛須沢胡桃。ここの生徒だ」
「行きたいなら来ても構わないが‥
大丈夫なのか‥?昨夜の件があるし‥」
日野の質問に少し顔を下げて考え込むがすぐに顔をあげる。
「確かに‥あんたの言う通り、完全には癒えてない‥
だがこのままいる訳にもいないんだ‥。めぐねえや‥みんなを守りたい‥」
決意の意を述べる胡桃の真剣な眼差しを見つつ、口を開く。
「わかった、じゃあ頼もうかな。何しろ俺は近接戦はそこまで得意じゃない。君みたいな子がいれば助かるよ。」
「へへっ♪任せな」
満面の笑みを見せる胡桃を見て心配していた慈が安堵の表情を見せる。
「あっあの‥!」
「ん?」
先程から慈と一緒にいたケモミミ帽子を被った少女が声をあげる。
「私も自己紹介してませんでしたね‥えっと、丈槍由紀といいます‥」
「じゃあ私も改めて、若狭悠里といいます」
「日野裕也だ、よろしくな」
こうして一通り全員の自己紹介が終わり、行動に移すことにした。まず入口のロッカーをみんなでどかせ、扉向こうの様子をドア越しに確認する。
「奴らの声はしない‥、よし胡桃準備はいいな?」
「あぁ‥!バッチリだ!」
日野の声掛けにスコップを持ちつつ勢いよく答える胡桃
それを確認しつつ、慈達に振り向き
「では少し行ってきます、その間その子達は任せました。」
「わかりました‥、お二人とも気をつけてね」
「任せな♪りーねぇ」
「もう、佐倉先生でしょ?」
そんな一幕がありながらも、扉を開けて異常がないことを確認して階段を降り始める。先頭にMP5を構えた日野が、後ろを胡桃が警戒しつつ下に降りていくのであった‥