がっこうぐらし!ー絶望、そして希望ー   作:三坂

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いよいよ大学校内の人間と接触に動きます。

一体どんな人がいるのか‥!!


そして!穏健派に新キャラが加わります!お楽しみに!


第三十八話 接触

Be kind, for everyone you meet is fighting a harder battle.

親切にしなさい。あなたが会う人はみんな、厳しい闘いをしているのだから。

 

Plato

プラトン

 

 

 

キャンピングカー車内 

 

 

 

雪「っとそんな感じかな‥」

日野「なるほど‥」

 

 

あれから戻ってきた雪達の報告を聞いて首を捻る日野、やはり物事はうまく行かないというのを改めて知らされてることになった。

 

 

胡桃「‥やっぱ状況が状況だからそうだよな‥。簡単にはいきそうにない‥」

風「それでも‥あとには引けないし‥。いくしかないよ‥」

慈「‥そうなんですが‥生徒を危険に晒すわけには行かないですし‥」

理琉「メンドクセぇから一気に制圧するっていうのはどうだ?」

小春「これだから戦闘狂は‥(呆れ)」 

由紀「ダメだよマーくん!こうゆうのは平和的に行かないと‥!」

理琉「アッハイ」ショボン

美紀「ですが、まだ相手が敵対するのかどうか決まったわけではないですし‥。やはり接触するのが妥当かと‥」

胡桃「だよなぁ‥‥。現実的にそれかしかないし‥」

悠里「それでも‥るーちゃんやみんなを危険な目に合わせるわけには行かないですし‥」

 

 

どうすればいいのか‥一同が首を捻りつつ考え込んでいると‥由紀がある方向に視線を向ける。

 

 

由紀「あれ?るーちゃんと太郎丸どうしたの?」

 

 

由紀の言葉につられて一同が視線を向けると瑠璃と太郎丸が車載されているラジオの前でなにかしていた。

 

 

瑠璃「太郎丸がラジオ指さしてたから弄ってるのだ〜」

 

 

そう言いつつ、周波数を回してナニやら調べている瑠璃。気になった一同も瑠璃と太郎丸の元へやってくる。  

 

 

圭「太郎丸が‥なにか感じたのかな?」

悠里「どうなんでしょう‥でも太郎丸がラジオに興味を示すことはないですし‥」

小春「気の所為なんじゃない‥「ねぇ!クラウンに乗ってた子たち!聞こえる?」!?」

 

 

みんなが不思議そうに見つつ話し合っていると、突然雑音しか聞こえなかったラジオから声が聞こえてくる。それに驚くように反応した小春、すると理琉が飛び出すようにラジオの前にゆき耳を済ませる。    

 

 

 

?「入口の奴らで悩んでるなら裏門に来て!待ってるから!」

美紀「‥これって‥!きっと大学内からですよ!」

日野「あぁ!間違いない!」

慈「‥と言っても‥罠の可能性も‥」

理琉「だが俺たちには他に道はない‥。いくしかないだろ‥!!」

雪「私も賛成ね、確かに罠だったらヤバいけど。行けるなら行ってみるべきよ‥♪」 

由紀「みんな行ってみようよ!直感だけどラジオ越しの人は優しいから!」

胡桃「由紀の直感ってこうゆうときはホント‥冴えるよな(汗)」

理琉「ヨシ!そうと決まれば行くか!」

 

 

こうして話が纏まった一同はそれぞれ車に乗車して、ラジオの主が待ってる裏門にむけて移動を開始するのであった。

 

 

圭「どんな人なんだろうね〜」

美紀「好戦的じゃないのを祈るばかりです‥」

日野「でも声を聞く感じだとそこまで悪くはなさそうだぞ」

美紀「と言っても‥会うまでは警戒したほうがいいかと‥」

 

 

美紀の提案に乗じて相手に見えないように銃を持ちつつ、3台は道を進んでゆき裏門のある道の交差点を曲がる。

 

 

日野「っと‥どうやらお迎えしてくれてるみたいだぜ」

 

 

そういった日野の視線には開いた状態の門の隣にこちらが来るのを待っている3人ほどの少女の姿が‥

 

 

慈「あれですね‥」

風「みた感じ敵対心はなさそうね。むしろフレンドリーって感じが(汗)」

悠里「でもとりあえず‥話してみるまでは気が抜けませんね‥」

由紀「そうかな〜?」

 

 

それぞれの車内で相手がどんな人間が盛り上がっている中3台は門を潜って大学の敷地内へと入る。それを確認すると3人の女性は門を閉める。

 

 

?「やあやあ〜、ここ以外の生存者がいたなんてね〜」

 

 

車を降りると眼鏡をかけた小柄な女性が手をフラフラと振りつつ近づいてくる。

 

 

日野「えっと‥あんたは?」

?「トーコ〜、相手が戸惑ってるよ〜?ちゃんと自己紹介しないと」

 

 

いきなりやってきてフレンドリーに話しかけてくる相手に戸惑いを隠せずいる一同、それを見かねてポニーテールの女性が眼鏡の子に突っ込みを入れる。

 

 

?「そうだった‥(汗)ごめんごめん。私は出口桐子。気軽にトーコって呼んで〜」

?「光里昌っていうの、アキって呼んでくれて構わないよ。んで、こっちにいる大人しい性格の子が喜来比嘉子。ヒカって呼んであげて」

?「よろしく‥‥」

 

 

相手の自己紹介が終わったあと、ここまで来たら名乗らないと失礼ということで学園生活部のメンバーも自己紹介を済ませる。

 

 

トーコ「ほへぇ〜‥驚いたよ‥まさか現役軍人と警察官がいるなんて‥」

小春「っと言っても今はそこら辺の一般人と変わりないけどね‥」

トーコ「いやいや〜、それでも戦闘経験豊富な人がこんなにいるんだからいいと思うよ〜?んで君達は学園生活部っていうのに所属してるの?」

由紀「うん!そうだよ♪」

慈「この状況下ですし‥なにか目的があったほうがいいかなって思って‥。私と悠里さんで考えたんです。」

アキ「うちらと似たようなもんだけどそっちのほうが目的は充実してそうだね〜」

日野「まっ目的がないとこんな状況下、やってられねぇからなぁ‥。それで‥あんたらはここの学生か?雰囲気的に」

トーコ「そうだよ〜。元は私達ここの生徒だったんだけど‥あの日の出来事を堺に大学を拠点に活動してるんだ」

雪「それなら一つ聞きたいんだけど‥、正門の近くをうろついてた奴らはあなた達の仲間?」

トーコ「あ〜‥」

 

 

ふと疑問に思った雪が入口にいた人たちのことについて尋ねる。するとさっきまでのほほんとしていたトーコの表情が変わる。どう返答したらいいのか迷っている感じのようだ。それを見かねたアキが代弁するかのように口を開く。

 

 

アキ「まあ‥元は同じ大学の人間なんだけど‥正確には仲間ではないかな‥」

胡桃「仲間じゃない?そりゃどうゆうことだよ」

トーコ「私達穏健派とアイツら武闘派はあんまり仲がよくないんだよね〜‥」

 

 

アキの助け舟に便乗する形で迷っていたトーコが再び話し始める。

 

 

慈「武闘派と穏健派‥?」

アキ「まあ簡単に言えば、戦闘ができるメンツがたくさんいるのが武闘派。んで私達みたいな非戦闘員の集まりが穏健派かな」

美紀「なるほど‥」

日野「聞くからに武闘派はあんまりいい感じじゃなさそうだな‥」

トーコ「ご名答〜‥、ここを守ってもらってるのにこんなことを言うのはなんだけど‥武闘派のほとんどの奴らは血の気が多くてね‥。でも最初の頃はそうでもしないと生きていけない‥。生存者だってどんどん減るし‥食料だって足りなかったから‥。アイツらが指揮し始めたんだ‥」

アキ「でもアイツらは使えない奴らはとことん切り捨てていく。‥たとえ、同じ武闘派の奴ら‥でもな」

雪「思ってた以上に酷い奴らね‥。こんな状況じゃなければとっ捕まえて牢屋にぶち込みたい気分だわ‥。」

風「‥やれやれ‥。大学生でそれってやばいわよ‥」

 

 

トーコとアキの話を聞くなりやれやれと頭を抱える風と雪。そんな二人を見つつ理琉が口を開く。

 

 

理琉「ったく‥相当なクソ野郎だな‥」

ヒカ「‥同感‥」

小春「‥でも、助けてもらってるからそんなことも口に出して言えないし‥。何より戦いになれば勝ち目がないから行動できない‥難しいよね‥」

美紀「流石名前が武闘ってだけありますね‥」

トーコ「ん〜‥そうなんだよねぇ‥。あっ!ここで立ち話もなんだし中に入りなよ〜。案内するから」

日野「いいのか‥?仮に部外者だし何より武闘派って奴らに見られたら‥」

トーコ「大丈夫大丈夫〜、別に仲が悪いからって対立してる訳じゃないから〜。そのへんはうまいこと付き合ってるよ〜」

圭「はっはぁ‥」

由紀「やったぁ~♪それじゃお邪魔しまするね〜」

 

 

こうして一同は大学の建物内(穏健派の縄張り)に入っていくのであった。しかしその様子を武闘派の縄張りの建物の窓から伺う人物の姿があったのであった‥。

 

 

?「ちっ‥アイツら‥変な虫入れやがって‥」

 

 

 

大学敷地内廊下にて

 

 

トーコ「‥なるほどね〜、君達は元々高校にいて訳あってここを目指して来たんだね。んでそこの風って人は旅の途中で合流したと」

日野「そうなるな」

アキ「けっこう大変だったでしょ〜?高校からここまでの道のり」

慈「まあ‥けっこう応えましたね(汗)」

トーコ「あ〜‥だよねぇ(汗)ところでさ、一つ聞きたいことがあるんだけど‥」

 

 

そう言ってトーコが向けた視線の先には由紀達が持っていたり背中にかけている銃の姿が‥

 

 

トーコ「明らかに一般人が持てないようなやつあるね‥(汗)それはどこで手に入れたの?」

慈「それはこれを見てもらったほうが良いかと」

 

 

そう言って慈がカバンから例の緊急避難マニュアルを取り出してトーコ達に渡す。

 

 

トーコ「なるほどねぇ‥だからこんないい武器を手に入れられたのか‥」

雪「そんなところね‥」

アキ「まさかここ以外にも地下区域があったなんて‥驚いたよ‥」

理琉「あァ、だがそこがとある理由で使えなくなったからそのマニュアルに書いてあったこの大学目指してやってきたんだ。」

トーコ「とある理由‥?」

理琉「‥ランダルの奴らが‥高校を襲撃してきたんだ」

アキ「なっ!?」

ヒカ「‥!!」

 

 

まさかの理琉の口から出てきた発言に思わず目を見開いて驚いた表情を浮かべるアキとヒカ、だがトーコは冷静に話を聞く。

 

 

トーコ「それはどうゆうこと?」

理琉「まっ‥何らからの理由でアイツらの裏を偶然見ちまってな‥。その情報を漏らさないようにするためだろうな‥。ランダルの配下にいる軍を送り込んで俺たち全員を始末しようとした」

胡桃「おまけに‥あいつらヘリとか導入してきて本格的に潰しにかかってきたからな‥」

トーコ「なるほどねぇ‥にしてもあんた達、よく生き残れたもんだよ」

雪「けっこうギリギリでしたけどね‥。最終的には何とか跳ね返せましたが‥」

日野「だが俺たちの始末に失敗した、さらに送り込んだ自社の軍が壊滅したとなれば‥俺たちは完全に要注意人物としてマークされただろうな‥、お前たちも気をつけたほうがいい‥」

アキ「わざわざ気を使ってくれてサンキュ‥、頭にはしっかり入れておくわ」

 

 

そんな話で少し重い雰囲気になりつつあったが一つの音がそれを打ち破る。

 

 

「グ〜!」

 

 

突如として響き渡るお腹の減る音、それに少し驚いて音がした方に視線を向ける一同。そこにはお腹を抑え苦笑いしている由紀の姿が‥

 

 

美紀「由紀先輩‥まさか(汗)」

由紀「重要なお話の最中だから‥静かにしてたんだけど‥つい出ちゃって‥」

胡桃「まあ、そういえば今日の朝は簡単にしか食べてないよな‥」

小春「確かに‥(汗)」

瑠璃「お腹減ったよ〜‥」

太郎丸「わふ〜‥」

 

 

由紀につられる形で、今日はあまり食べてないなということに気づく学園生活部。それをみたトーコがある提案を持ち出す。

 

 

トーコ「みんなお腹減ってるならせっかくだし食べながら雑談しない?」

悠里「いいのですか‥?そちらの貴重な食料なのに‥」

アキ「いいのいいの〜、せっかくの久しぶりの来訪者ななんだし♪」

トーコ「それに大変な思いしてここまで来てるんだからなにかしてあげないと失礼だしね〜」

圭「わざわざすみません‥(汗)」

トーコ「謝ることはないよ〜、っといっても作るのは私達じゃないけどね‥(汗)」

風「ん?それはどうゆうこと?」

 

 

トーコの引っかかるような発言を聞いてどうゆうことなのか質問する風。

 

 

トーコ「実はね〜、外部から来た人で君達が最初じゃないんだよ〜」

小春「ということは‥」

アキ「そう、君達より前にここにやってきた子がいてね〜。私達と一緒に過ごしてるのよ〜、年齢からして巡ヶ丘高校の生徒の子たちと同じくらいかな?学校は違うみたいだけど」

トーコ「そんで穏健派の中では唯一戦闘ができるタイプの子でね〜。おまけに料理とかもできるしなんでもできるからけっこう重宝してるんだ〜」

胡桃「まっ非戦闘員の穏健派からすればかなり強力な助っ人だろうな」

由紀「どんな子なんだろうね〜、楽しみだよ〜」

日野「ん〜‥話を聞く限り雪の上位互換かな?」

雪「ちょっとなによその言い方〜(ムスゥ)」

理琉「俺たちと同で高校生‥そんで戦闘が得意と‥‥

こりゃどんな子か楽しみだな‥」ニヤ

小春「安心しなさい、あんたみたいに戦闘狂ではないから」キッパリ

 

 

いろいろと話しながら歩いていると料理研究同好会と札がかけられたとあるサークル部屋にたどり着く。

 

 

トーコ「基本的にはここでご飯とか食べる感じかな、私達が使ってる部屋はプライベート用みたいな感じだし」

美紀「それはわかったんですが‥(汗)この料理研究同好会の隣にかけてある札はなんですか‥(汗)」

 

 

そう言って美紀が指さした先には料理研究同好会の札の隣に研究同好会と貼られていた。

 

 

アキ「あ〜、これはね〜。前は違うやつ貼ってたんだけど‥自堕落同好会って言うんだけど」

理琉「だいたい察したぜ‥(汗)」

トーコ「でも例の子が来てからは、少しでも変わらなきゃって。だから少しでも私達ができることを探してたらこれにたどり着いたたんだ〜」

雪「人間って一人がきっかけで変わるもんなんだね〜」

慈「その子が相当凄いか優秀ってことでしょうか‥」

 

 

一体どんな子なのか、想像を膨らませる学園生活部。その間トーコは入口の扉をノックして一声かける。

 

 

トーコ「さっき言ってた子達を連れてきたよ〜」

?「はあい〜♪今行きますね〜」

 

 

中から声が聞こえた少しあと、何やらガサガサ音が聴こえてた直後駆け足とともに扉が開き茶髪ショートで片側ツインテールの子が現れる。

 

 

?「あっ♪もしかして、その人達がトーコさんの言ってたやつですか〜」

トーコ「そうそう〜、あっせっかくだし自己紹介してあげなよ〜」

?「はっ‥!そうだった!」

 

見た目からして同い年か年下だろうか、しかしそれを感じさせない活発で明るい雰囲気に押される学園生活部。トーコが自己紹介を促すと思い出したかのように一同の前に立ち

 

 

?「はじめまして♪最強女子高生で元中華飯店万々歳の看板娘、由比鶴乃だよ♪よろしくね♪」

悠里「えっえぇ‥、お世話になります」

 

 

由紀並、いやそれ以上あるかような元気ぶりに戸惑いを隠せないものの、鶴乃が差し出した右手を学園生活部代表としてゆっくりと握り返す悠里であった。




新キャラ
由比鶴乃
登場アニメ:魔法少女まどかマギカ外伝 
性別:女性
身長:162cm
年齢:17歳(高校二年生)
体重:秘密
出身:神浜市
出身校:神浜市立大付属学校
趣味:中華料理を作ること
肩書:最強女子高生(中華飯店万々歳看板娘)
性格:明るくて活発、深く考えるのは苦手だが頭は比較的良く、学年トップの成績を取るほど勉強は得意。
使用武器:Beretta(ベレッタ)M9A1&90two
     鉄扇(扇子タイプの近接武器)
紹介プロフィール:出身は神浜市、だいたい親が引き継いでいる中華飯店万々歳の看板娘。買い出しにきていた巡ヶ丘で偶然パンデミックに遭遇、しばらくの間は放浪していたが聖イシドロス大学の穏健派のメンバーと出会ってからはここでお世話になっている。元々運動神経が良いこともあり、戦闘スキルは理琉にも引けを取らない。
ここに来るまでに見つけた2丁拳銃と扇子タイプの鉄扇の近接武器を愛用しゾンビや対人戦闘でも実力を発揮する。そして戦闘をする際はオレンジや白、黄色の模様が入った戦闘服を着用(お腹周りが出ているので危ないとみんなはいうが本人曰く「こっちのほうが動きやすい」とのこと)腰の後ろ側にリボンを付け、雰囲気的には中華料理店を漂わせている。
しかし頭は非常に賢く、学年成績は常にトップ。そのため、後に由紀達の勉強も教えることになる。更には料理も得意で主に中華料理を作っている。
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